岡本裕一朗のレビュー一覧
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パノプティコン、フーコー シノプティコン SNS、チューリングテスト AI、US全雇用の47%がITにより代替されるリスク、ラッダイトの誤謬、ニックボストロム「スーパーインテリジェンス 道行き、危険、戦略」”いつか私達が一般知性において人間の脳を凌駕する機械の脳をつくるならば、その時はこの新しいスーバーインテリジェンスは極めて強大になるだろう。そしてゴリラの運命が今、ゴリラ自身というよりも、私達人間にいっそう依存しているように、人間の運命も機械のスーパーインテリジェンスに依存することになるだろう”
ポスト・ヒューマン、トロッコ問題 道徳ピル -
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ポストモダンの哲学がその勢いをずいぶんと昔に削がれた後にもまだ「哲学者」がいるのか、いるのであればそういう人たちはどういう問題意識をもっているのか、ということに興味を持って読み始めた。
ヘーゲルの有名な言葉「ミネルバの梟は黄昏とともに飛び立つ」をひいて、哲学とは「自分の生きている時代を概念的に把握する」ものだと著者は定義する。その問題意識は、かつて「哲学者」が抱いていたそれとは時代認識が違っているからこそ当然にして異なっている。そのために著者は、
①哲学は現在、私たちに何を解明しているのか?
②IT革命は、私たちに何をもたらすのか?
③バイオテクノロジーは、私たちをどこに導くか?
④資本主義 -
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思想史とは言いつつも実際には構造主義以降の哲学のダイジェスト。フランス思想界の中心人物に絞った解説であるため概要を眺めることができる。
構造主義は元々、民俗学や心理学の説明のための道具であったが、「構造」の意味合いが変わり、さらにそれを使うこと事態が目的化したことが分かりにくさの原因であるように感じた。つまり、説明したいことに合わせて道具を選ぶのではなく、道具(構造主義)を使いたいがために説明したい事柄を変質させてしまっているということである。構造主義の創始者ともいえるレヴィ=ストロースですらそうなのだから、フォロワーがそのような事をするのは当然と言えるだろう。
思想史として俯瞰した -
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[ 内容 ]
臓器売買、代理母…ヒトは「パンツをはいたモノ」になり、やがて「使い捨て」られるのか?
人間のモノ化(物質化・単一化)、「モノ・サピエンス化」がはじまったのは、広義にとらえれば人類の誕生とともに、少し限定すれば近代以降と考えられる。
本書では、それをポストモダンの時代以降と想定。
一九七〇年代から八〇年代にかけて、ポストモダンは世界的に大流行したが、この時代に「モノ・サピエンス化」が本格的にはじまったとする。
さらにこの傾向に拍車がかかったのは、なんといっても九〇年代から。
本書のテーマは「九〇年代以降の人間の状況」であり、このテーマに、さまざまな現象を通して迫っていく。
[ 目 -
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第1章:コピーからオリジナルは生まれる?
コピーの要素を含まないオリジナルなど無い。
第2章:n個の性、n個の人格?
社会的アイデンティティ、個人的アイデンティティ、自己アイデンティティ。
第3章:監視される生き方?
「多数者が少数者を見る」ことによって、多数者は少数者に管理される。
第4章:自然は文化?
生物種としての人間を批判することによる問題の曖昧化。牧歌的自然崇拝。
第5章:人間をつくり変える?
人間、クローン、遺伝子組み換え、サイボーグ、アンドロイド。
第6章:あなたの心が見たい!
他人の心は推測の域を出ない。
第7章:コミュニケーションはいかにして可能か?
コミュニケーション行為、