永福一成のレビュー一覧
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文句無し
読んでて緊迫感も伝わるし、実に良い作品である。
激動の大正末期と裕仁親王の周囲の人たちの言動も、恐らくは記録にほぼ忠実ではないかと思われる。
益々、これからの展開に期待したい。 -
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二つの記念碑
最初の一巻は期間限定の無料のを読みましたが、
結果としては当たり前のように既刊まで一気買い。
大正天皇・昭和天皇のそれぞれの皇太子時代での巡幸の記念碑が母校にあり、
尚且つ、昭和天皇の時代の宮内庁長官が母校の出身者でもあるので、それなりに歴史も知ってますが
昭和天皇の時代に生まれ生きてる者としては興味が沸かない筈の無い作品。
若い人にも"昭和"を体験してもらいたいと思う。 -
購入済み
象徴天皇として生きた天皇明仁
ひたすら日本国の象徴として生きた天皇明仁の半生をつづったこの本はその精神をどれだけ理解しているか分からない若い皇族たちに読んでもらうべきじゃないかと思う。皇族は国民のために存在しているんだと自覚出来るだろう。
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Posted by ブクログ
能條純一『昭和天皇物語 1』小学館。
現代の劇画作家の中でもトップの作画力を持つ能條純一が非常に難しく、デリケートなテーマに挑んだことに驚いた。天皇をはじめ、登場人物が見せる現代の日本人が忘れつつある誇り高く高潔で、極めて真っ直ぐな生き方が眩しい。
谷口ジローの傑作『坊っちゃんの時代』にも似た雰囲気で、明示、大正を舞台に天皇と関わる人びとが生き生きと描かれる。
昭和という日本が敗戦から復活を遂げた輝かしい時代が終わり、迎えた平成という時代は一瞬の幻、虚業と狂気にまみれた非常に危うい時代だったと思う。時代の移り変わりと共に天皇をはじめとする皇室も少しずつ変化を遂げてきたように思う。次に迎え