永福一成のレビュー一覧

  • 竹光侍 8

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    これは、すごい!と思わず唸らされました。絵のタッチ、そして対決のシーン、場面が切り替わる、主人公が持つ暗黒な部分が浮き出てくる感触…全てが漫画という範疇を超えた作品。帯に「松本大洋大団円を描く」と書かれているように清々しい幕が下りました。対照するのは「バガボンド」と思います。活殺の真実に迫ったのが「バガボンド」なら(武道家や武術家の共感を得られるという意味で)竹光侍はその身体的な感覚をしっかりと表現しているように思います。時に日本画が流れていくようであり、怪談を聴いているようであり、墨絵を目の前に翳されたよう、そして流れる風や雲が本当に流れるよう。

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    2011年07月03日
  • 竹光侍 8

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    巧いんだか、ヘタなんだか解らないような絵だと感じがちだが…
    漫画と認識するより、絵画、またはアートっと認識した方が正解かもしれん。
    古い漫画を知っている人には「劇画タッチ」っと言った方が解り易いと思う。

    なにせ絵が動くように感じる。
    原作者は別な人だが、実に見事なほど松本大洋は自分らしさを出している。

    主人公の「瀬能宗一郎」は、浮世離れした侍
    同じ長屋に住む大工の息子「勘吉」など、子供等に好かれている。
    ってことは、悪い人だとは思えんのだが…
    だがフっと見せる一面には、何か人知の及ばざる物にとり憑かれている様も見受けられる
    それに彼は滅法剣の腕が立つ、それに伴い心も強い。

    人は自分の弱さ

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    2011年03月08日
  • 竹光侍 8

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    隅々まで楽しく美しい絵で楽しませてくれたこの本も、ついに最終巻。宗さんがお勝さんを置いていっちゃった時には、本気で抗議したくなりましたが、でもほんとに大円団だあー。最後のページの「完」が、昔の大映映画みたいでいい!

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    2012年01月15日
  • 竹光侍 1

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    私、松本作品の中でこの漫画の主人公である、
    瀬能 宗一郎が一番好きであります。

    今までの松本作品を見ていると、
    親近感が湧き、
    「好き」という感じがなかったのですが、
    この作品の瀬能に関しては一種の「憧れ」があります。

    雲のような人というか。
    大人な純粋さというか。

    真っ白ではないけれども、
    限りなく白に近い色のような人です。

    こんな人になりたいなあ、と私は思うのです。

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    2010年07月04日
  • 竹光侍 8

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    ストーリーに関して、激しい起伏というのはないけれど、この画には毎回やられっぱなしだった。もうちょっと読んでいたかった。。。

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    2010年06月14日
  • 竹光侍 1

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    松本大洋、初めて読みましたが、絵がスゴイ。漫画というよりアート。 絵だけでも見る価値ありですが、話の雰囲気もいい。先が楽しみです。

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    2010年05月22日
  • 竹光侍 8

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    圧巻。漫画は絵に引っ張られ、吹き出しもあまり目を通さず読んでしまう事がありますが、「竹光侍」は、最後まで、ヒトコマヒトコマじっくり目で読んで、文字も読んで、読みました。そうしないと、作品に失礼な気がしてました。大団円の8巻、刀を振るって人の命を奪う殺生に対して、相反する精神性で在る二人の対峙は、音の無い、静寂の世界でした。漫画は沢山読みますが、この漫画を読んで良かった、なんか、お話の内容云々ではなく、幸せな気分になった、大切な一冊になりました。
    二人の死闘の間に、木久地の顔がどくろのように見えてくるのは、彼が死へ向かっている暗示なのか…凄いの一言しかない。

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    2012年08月14日
  • 竹光侍 8

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    大好きな作品の最終巻と言うことで、心して読みました。読んでいるだけで、こんなに血なまぐささを感じるとは思わなかったです。最近出逢った作品の中では、ダントツで面白かったです。

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    2010年05月02日
  • 竹光侍 1

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    松本大洋作品は「ピンポン」に続き2作目なんだが、
    作品にあったタッチを、自分のタッチの根っこを残しながら
    表現できるなんて凄い才能だなぁ。
    まるで版画の様に見える絵もあり。
    何より、宗一郎と勘吉のコンビが微笑ましく…
    早く全巻揃えよう!!!

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    2010年01月13日
  • 竹光侍 4

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    待ってましたの4巻。
    初めてこのコミックをみつけた時は、なんで松本大洋が?
    と思ったものでしたが、読み始めてから、
    きっとずっとこういうのが書きたかったんだなーと感じました。

    浦沢直樹が「モンスター」のような作品を描きたかったけれど
    その前に「YAWARA!」と「HAPPY!」を描かざるを得なかったように
    作家というのは自分が描きたい作品を作るまで
    カンタンにはいかない部分があるように思います。
    特に巷でよくいわれるように漫画家は編集者の意見が大きいらしいですしね。

    オットはいつも「松本大洋絵がめちゃうま!」っていうんですけど
    これまでとは絵柄もかなり違い、江戸の雰囲気にとてもあっています

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    2009年10月29日
  • 竹光侍 1

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    松本 大洋の世界を始めてしりました。
    怪しい雰囲気だけど軽快な展開
    面白いですね この雰囲気のなかで、時々緊迫が走るのは
    凄い表現力だと思う

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    2009年10月04日
  • 竹光侍 4

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    この巻でようやく
    過去が明らかになってきた

    文化庁メディア芸術祭で生原稿見て以来集めてる
    本当に好きな本

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    2009年10月04日
  • 竹光侍 2

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    1巻も良かったが、2巻はもっと良い!
    主人公の瀬能宗一郎がかっこいい。電波なのに、かわいいのに、格好いい。
    ユルイ雰囲気のなかにキリッと緊張感がある。

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    2009年10月04日
  • 竹光侍 1

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    大洋さんは天才です。この作品は今までの画風と一転、日本画調になっております。(GOGOモンスターのガンツみたいな)今までにない、ジャパニーズアートコミックスを!

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    2009年10月04日
  • 竹光侍 1

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    しばらく離れていたけれど、やっぱりこの人はすごい。…面白かった。すごくすごく。読んでて気持ちがいい。

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    2009年10月04日
  • 竹光侍 1

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    新境地というだけあるすばらしい作品。
    描線も装丁も何もかもうつくしい。
    本文は全て墨に画用紙で描かれているとのお話です。天才はやっぱり天才!

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    2009年10月04日
  • 竹光侍 1

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    松本大洋最新刊。原作付き。画面が「妖魅変成夜話」(岡野玲子)のようですが、わかりやすいストーリーがあって読みやすいです。内に籠るわかりにくいストーリーでなくていいな。

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    2009年10月04日
  • 昭和天皇物語 7

    購入済み

    鈴木貫太郎 登場

    踊り場にたとえられたレビュアーがいらっしゃいますが、いい得て妙です。
    静かな巻ではあるものの、鈴木貫太郎、永田鉄山といった、キーピープルが登場。
    鈴木貫太郎といえば、ポツダム宣言受諾の際、阿吽の呼吸で絶妙なタイミングで昭和天皇に、強硬派の目の前で戦争を終わらせる決定的な一言を口にさせた、戦中最後にして最後の江戸時代生まれの総理大臣です。
    おくさんは、本編最初から登場した昭和天皇の養育係タカであり、その縁もあって、昭和天皇直々に侍従長就任を頼まれてその座につき、酸いも甘いもともに昭和天皇と分けて、2.26事件では九死に一生を得(そのときのタカの機転がすごい!残念ながら本編ではちゃんと描写されない

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    2025年12月31日
  • 昭和天皇物語 8

    購入済み

    統帥権干犯問題!

    この巻で、例の「統帥権干犯問題」が出てきます。歴史にIFはありませんが、結果論的にいうと、この時に天皇ご自身が「それは統帥権干犯問題ではない、むしろ近代国家として(この時代にはシビリアンコントロールなんて言葉、あるはずないとは思いますが)健全な姿だ」と一言言っていれば、軍部の暴走はある程度抑えられたと、よく歴史論では議論されます(まあそれでも、ルーズベルトが日本を窮状に追い込んで起こさせた、大東亜戦争は止められなかったでしょうが)。注目すべきは、犬養毅と、そして鳩山一郎が、議員であるにもかかわらず、この問題で浜口内閣を吊し上げている点です。犬飼は皮肉にも擁護した海軍将校に銃殺され、鳩山一郎も、

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    2025年12月31日
  • 昭和天皇物語 6

    購入済み

    皇太子と妃の微笑ましい恋愛

    物語の途中の挿話として、当時摂政にして皇太子だった昭和天皇と、香淳皇后(当時はまだ良子様)が、宮殿のなかで所構わず手を繋いで歩くのが顰蹙を買った・・・という微笑ましい話が出てきます。この部分は、おそらく実話かと思います。皇太子でいらした令和天皇が、雅子さまをみそめられて、最初雅子さまの方がバリバリのキャリアウーマンらしく、乗る気でない様子でいらしたのに、途中からちゃんと恋愛が始まった感じが報道され始め、めでたく婚約まで漕ぎ着けられたことが思い起こされました。その時に、まだご存命の、昭和天皇を直接ご存じの関係者がいらっしゃる中で、天皇という、いろいろな意味で不可侵な領域に漫画で踏み込むには、相当

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    2025年12月31日