永福一成のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
松本大洋作「竹光侍」(漫画)1~4巻の紹介である
竹光とは本身の刀を売ってしまったり、重くて刀を持つのを嫌がった侍が
竹を削ったものを刀身にし、刀のように見せかけ体裁を繕ったモノである
テレビで放映されている時代劇とは異なり
平和で切り合いの少なかった江戸時代には、よくある話であった
長屋に住む大工の息子「勘吉」が、その若いお侍をはじめて見たのは
正月の寒い朝のことであった。
長屋にある「かわや(トイレ)」は遠い
だいたいが長屋の奥、とっつきにあるので、そこまで外を歩いて行かねばならない
意を決して外へ出た「勘吉」の目に「狐の化け物」が見えた
あまりの恐怖に小便を垂らし座りこんでしも -
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どこまで信用できるか
このシリーズを楽しみにしています。
少し気になったことがあります。
パリ地下鉄・・・ロンドン地下鉄とされている文献を目にしたことがあります。
大正天皇について・・・諸説あり、いずれも病弱であったことは共通することと思われます。
今作に描かれている手を遠眼鏡に病床から庭を眺めるシーンが果たして大正天皇の実像に近いものだったのか・・・ -
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勉強にはなる
第二巻では東宮御学問所時代が舞台となっており、前半は各地への行啓やさまざまな課題を巡るエピソード、後半は皇太子の婚礼に向けた準備の様子が描かれています。登場人物とのやりとりやエピソードの仔細などの情景描写は作者の想いえがく「創作」の部分と読むべきでしょう。