永福一成のレビュー一覧

  • 昭和天皇物語 1

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    旦那が読んでいて私も読んでみた。
    昭和天皇の幼少期からを描いた漫画。1巻は養育係の足立タカとの関係、明治天皇の崩御、そして、東郷平八郎を総裁とした高輪東宮御学問所でどのような教育を受けたか、その始まりまで。多くの知識や力のある大人たちが殿下を世界のどこにでても恥じることのないよう高い教養を身に着けさせていくか、苦悩している様子は興味深い。
    歴史は得意ではないけど、これは面白いしわかりやすく私でもはまりそう。集めたい漫画になりそう。

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    2018年09月20日
  • 昭和天皇物語 2

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    第一次世界大戦や米騒動、2巻最終話のヒキによる世界情勢も気になることながら、とにかく山縣有朋がうざい。
    彼本人には、彼なりの正論があるのでしょうが。
    「あの男はダメだ。あの男の興味は権力と金欲」という貞明皇后の言葉がど真ん中で刺さります。

    「官憲の栄職や権力のためでなく、人が幸せに暮らせる世を創り、そして守るため剣をとって戦った。それを忘れてしまっては山縣さん、維新志士はただの成り上がり者ですよ」
    とはるろ剣第二幕の台詞。山縣さん忘れちゃってますな。

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    2018年07月30日
  • 昭和天皇物語 2

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    歴史上のレジェンドが登場しつつ、まだまだ平和といえる時代。戦争に突入するのが怖い、が、反面、これからの展開を期待。

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    2018年07月01日
  • 月をさすゆび 1

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    麻雀のイメージが残る筆者ですが。
    最近は文芸作品をモチーフにしていらっしゃるみたいです。
    画力は20年以上も前から圧倒的でしたが。

    何故かいつも麻雀しているような・・・
    流石にないでしょうが・・・
    油断は禁物です。

    きっと四人で卓を囲んでいるような・・・予感がする・・

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    2018年06月14日
  • 竹光侍 1

    購入済み

    面白かったです

    全体の感想です。

    この人の、他の真似でない個性的な絵が好きなのですが、少し念入りに描かれすぎて暑苦しい(ゴチャゴチャしている)と感じる事もあります。しかし今回は日本の時代物のせいか、筆で描いたような勢いのある線でシンプルに描かれていて、すっきりと無駄のない感じです。
    遠近法を狂わせたような部屋の描き方、ピカソのような顔の輪郭からはみ出した目なども、斬新でありながら奇をてらった感じはなく、勢いにまかせて描けば自然にこうなるといった感じでとても良いです。

    物語は王道のパターンですが、犬猫の会話や刀の幽霊などが面白いし、悪役が動物を愛したりして単なる悪者でない所にも奥行きが出ていると思

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    2018年05月06日
  • 昭和天皇物語 2

    購入済み

    面白い。

    軍部独裁に走る前の日本は面白い。しかしだな、昭和帝が聡明であったなどというようなシーンはついぞ見たことがない。現実にはすっとぼけた池沼のイメージしかない。フィクションとして割り切って見ることをオススメする。

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    2018年04月16日
  • 昭和天皇物語 1

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    敗戦直後のマッカーサーとの会見での昭和天皇の戦争責任に関する御言葉は別のドキュメンタリーで知っていたが、如何様にして「昭和天皇」という人物が生まれたか、明治大正の少年時代から大胆な解釈から物語が始まる。

    「大元帥」として「象徴」として、また「人間」としてどのように生きたか最後まで見届けたい。

    昭和が終わった1989年、そして平成が終わろうとしている2018年を生きている身として。

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    2018年02月01日
  • 昭和天皇物語 1

    購入済み

    意外と知られてない昭和天皇

    まさかマンガで読めるとは。

    昭和天皇といえば、私(35歳)世代なら、崩御のシャッター街とかアニメの延期のイメージしかない。でも親世代が持つ、親愛と敬愛は忘れられない。

    この歳になり、色々と書籍を読み天皇を知り、改めて昭和、特に終戦の歴史を知れば天皇という存在の大きさに驚く。

    まだ一巻は幼少期だけれど、このあとには摂政の経緯、即位、そして開戦が待っている。さまざまな思想やイデオロギーで幾らでも描かれる昭和天皇。この作者がどの様な切り口で描くかは分からないけど、それでも伏線はしっかりと積み上げている。

    今上天皇の生前退位、女性(女系)天皇、女性宮家など、まさに国民と天皇の関係を問われる時代

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    2017年12月04日
  • 昭和天皇物語 1

    購入済み

    凛々しい陛下とか分かってない。

    もっとすっとぼけた風貌だったろ。
    あの何考えてるか分からない雰囲気が逆に得体の知れなさにつながって神格化に拍車がかかっていたのに・・・

    まあそれでも内容は読ませるので、楽しみな作品と言っておこうか。

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    2017年11月27日
  • 昭和天皇物語 1

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    昭和天皇の生涯を描く。
    物語のは、明治天皇崩御から始まります。平成の今と違って現人神だった天皇家という存在で、どんな幼少期を過ごしたのか。周囲の人間は、どんな風に接してきたのか。それが昭和天皇に、与えた影響とは。

    とりあえず、即位してからの物語が楽しみです。太平洋戦争は避けて通れないですからね。どうして、戦争になってしまったのか。その時、何を思っていたのかです。

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    2017年11月19日
  • 月をさすゆび 4

    購入済み

    仏教について

    仏教の教えも面白かったしれんあいも、、、
    出てくる人が個性的で良かったなぁ〜

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    2017年06月10日
  • 竹光侍 1

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    松本大洋初の原作物、時代劇。
    原作者は松本大洋のアシスタンスをしていた事もあってか、氏の作風をよく分かっている印象。
    松本大洋が繰り返し描いてきたテーマがこの作品にも流れています。
    闇と光、迫りくる狂気、主人公は人間でいられるのか!?
    漫画表現冴え渡る時代劇、刮目せよ!

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    2015年09月09日
  • 竹光侍 8

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    あー終わっちゃった…
    最後読んだら感動でビリビリきました
    宗さんの気持ちとかいろいろ考えてたら涙でてきた

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    2014年08月16日
  • 竹光侍 1

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    8巻まで読んだ。能瀬宗一郎の気が漂い、空気が流れ静と破のある漫画だった。能瀬宗一郎のつり目の表情が、クールに見えちゃう。これって完全に、引き込まれてるよね。

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    2013年05月02日
  • 竹光侍 1

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    松本大洋のマンガで塗り絵したい。
    宗一郎は静脈は透けてなくて白くて所々赤い細かい血管が走ってて冷たくてこりっとした手をしている(筈)

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    2013年02月17日
  • 竹光侍 6

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    三男に生まれ、お家も継げず、かと言って槍の腕一つで名を成す場もなく、醜男で、恐らく金勘定が絡まないと男色の相手も得られず、神輿大三朗は閉じ込められた世界で生きるしかない中、木久地に挑んで潔く命を散らした様はあっぱれだ。それを見届けた中元の源次が、普段このバカ殿みたいな主人に振り回され、見目が良いからと馬鹿馬鹿しい衣装を着せられ、町内を連れ回され、大三朗の目の保養のためになるのが仕事みたいな自分の身を嘆いたりもしたが、最後、「いよっ、大三朗、日本一っ!」と彼の空を飛ぶ首を見上げて叫んだ彼の、どうしようもないけれど愛おしい主人へのはなむけの言葉が泣けた…大三朗の、源次への純愛に見えるんだよなぁ…自

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    2017年01月28日
  • 竹光侍 2

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    これは普通の漫画を描くGペンとかで描かれているんだろうか…イメージは竹を割り箸みたいに加工した木切れの先を色んな角度や太さに尖らせて描いている様に見える。
    神輿大三朗と源次の関係性が切ないんだよねぇ…男色家で三男坊で醜男でさぁ、源次は根っからの女好きのノンケでさぁ、強要出来ないのに傍に置いておきたいとか、大三朗がせめて美男子だったらさぁ、他の事は運命変えられなくてもさぁ、って切なくなるんだよ。源次もさぁ、見目麗しさで雇われているようなもんで、ノンケだから大三朗の趣味嗜好に理解があるわけじゃないし、派手な服着せられていやいややってるし、心の中で毒づいてるし、給金がいいのでこうやってるんだろうけど

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    2012年08月10日
  • 竹光侍 8

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    ストーリー、絵、キャラクター、あらゆる点でツボ過ぎる。
    ページのすみずみまで配慮が行き届き、かつそれをあざとく感じさせないユーモアと脱力感がスバラシイ。
    読み終わった時の、満ち足りた、すがすがしい気持ちをまた何度も味わいたくなるに違いない、そんなマンガです。

    登場人物すべてが魅力的で、その中でもさらに際立つ主人公宗一郎のキャラクター。
    子どもたちの表情の豊かさと、人の生活に溶け込む動物たちのさりげない存在感。
    ストーリーは軽快で、深くて、面白い。

    宗一郎と矢場の看板娘お勝、二人のシーンが好き。
    大人の女性たちにこそ、この情感を味わってほしい気がします。

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    2011年11月21日
  • 竹光侍 1

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    絵はキュビズム?上手い。

    話はピンポン、花男、ナンバーファイブとかと一緒で
    天才が悩む話。(原作ありだけど)

    だからやっぱり、周りの凡才どもが、とても愛らしく
    とても良作。

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    2011年08月15日
  • 竹光侍 1

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    これはすごいマンガだ、と驚きました。
    ひとこまひとこまの絵に感じる、徹底したこだわりとセンスのよさ。筆ペンで描かれた世界には、力強さと温かさと繊細さが心地よく同居している。
    なんというか、一般的なマンガの絵とはちょっと違う領域に属しているような。…うーん、見れば見るほどすごいなあ。

    ある日、江戸の長屋に住みついた、キツネ顔の浪人、瀬能宗一郎。
    実は凄腕の剣客なのだが、腰に差しているのは竹光。
    飄々として間の抜けたような不思議な人柄と、その奥に潜む剣客としての禍々しいほどの性(さが)。
    隣家の少年、勘吉との交流を描きつつ、何やら事件に巻き込まれそうな流れで1巻は終わる。
    絵だけじゃなくてストー

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    2011年07月21日