平田オリザのレビュー一覧
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仕事柄の興味もあって読み始めた。でも実は平田オリザさんの演劇を観たことがない(笑)。まあその分、この本が自分にとって面白いかどうかという点で読めたけど。。。 前半ちょっとかったるかったけど、中盤から終盤は面白かった。しかしこの本の色分けで言うと現代演劇というのが僕は多分あまり好きではないような気がするので、職業的な関心がなかったら面白いと言えるかどうかは微妙かも。
ただ、演出ってなんなの?演技ってなんなの?という疑問を、全くもったいぶらずに、全く先入観なしで、平易に語ろうという姿勢は好感。とっても公平で冷静で謙虚であろうとする意志が感じられて、それは恐らく編集姿勢も含めて後味の良い読書でした。 -
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副題に演劇ワークショップのすすめとある。 平田オリザと連行(れんぎょう)の共著。どちらも劇作家、演出家です。 題名からも推察できるように、この本では”コミュニケーション能力が仕事に役立つというノンキな時代ではなくなり、コミュニケーション能力が高くないと仕事にならない時代になっている”と述べています。 そのためには、コミュニケーションの集積である演劇という力を仕事に生かして、コミュニケーション能力の向上を図ろうというもの。 劇作家であるだけに、演劇ワークショップの具体例が戯曲で掲載されています。また研修などで使えるゲーム感覚のワークも紹介されています1。 実際、これらを読んでみたが、正直しろうとだけで始めるのはちょっと難しいような感想を抱きました。 しかし、単純に個人のコミュニケーション能力を取り上げるだけでなく、コミュニケーション環境という考え方に左右されることが述べられていてこれには合点がいきました。 それは特別に弁が立つわけでなくとも、その人がいると仕事が回るというような潤滑油になる人がいる事に、人の振りを見て気付くという効果があることです。 海外の経営学の学士コースでは実業界で活躍するためにはプレゼンテーションで演技力が必要とされるために演劇形式の授業が必須に近いとか。 結局のところ、仕事とはチーム力に違いないわけで何か一緒の作業をするためには、バラバラな感じ方、”お互いの差異を擦り合わせていく”ことに他ならない。それは決して空気を読むといったことではないという主張には納得でした。
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ネタバレ[ 内容 ]
ほんとうのコミュニケーション力とは、その場の空気を読む力などではなく、お互いの差異を摺り合わせる能力のことだ。
その力を根本から訓練する「演劇ワークショップ」の理論と理念を、現代演劇の旗手平田オリザが平易に語る。
そして全国的にも珍しい「プロ劇団」の代表である蓮行が、そのプロセスをドラマチックに開陳する。
さらに、世界中から注目を集めているフィンランドの教育メソッドにも演劇が取り入れられているといった興味深い事例や、「あくび卵発声」などの具体的なノウハウも満載。
[ 目次 ]
第1章 コミュニケーション力と演劇
第2章 K社を変えた劇的セミナー
第3章 仕事に役立つ演劇力
第4章 これが演劇ワークショップだ
第5章 海外における演劇教育
第6章 あなたにもできる演劇ワークショップ
終章 これからの演劇の役割
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
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劇作家として活躍するオリザさんが十六歳の頃、高校を休学して1年余りアメリカ→ヨーロッパと旅した記録。友達との手紙のやりとりがいい。『深夜急行』に並ぶ紀行本の名作といってもいいと思う。
世界一周の予定をいとも簡単に、アメリカ→ヨーロッパ内巡回に変更してしまう柔軟さ、ヘタに旅の答えを出していないことが、かえって柔らかな強さを感じさせる。「栴檀は双葉より芳し」といったところか。旅の答えを出さなかったからか、オリザさんは今に至るまでずっと旅の途中なのだそう(文庫版あとがきより)。
ちなみに、読んだものは文庫化にあたり改題されたものだけど、もとのタイトルが奮ってる。『十六歳のオリザの未だかつてためしのない勇気が到達した最後の点と、到達しえた極限とを明らかにして、上々の首尾にいたった世界一周自転車旅行の冒険をしるす本』というのだ。 -
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[ 内容 ]
優秀な俳優の条件とは。
演出家はなぜ必要なのか。
演劇的な感動をどう起こすか。
芝居づくりの基本が誰でもわかる画期的な入門書。
[ 目次 ]
序章 演技とは何か?演出とは何か?
第1章 イメージを共有する
第2章 意識を分散する
第3章 コンテクストを摺り合わせる
第4章 観客の想像力を誘導する
第5章 実験を繰り返す
第6章 演出とは何か?
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
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私は
人が生きることそのものが
ある意味で「演劇」だと考えています。
配役から脚本から、演出から監督まですべてを自分が決めて演じていく演劇だと。
もしかしたら、その点では平田オリザさんと同じ方向を向いているのかもしれません。
素敵なコトバを紹介します。
「・・・・
演劇は、一生をかけるに値する、すばらしい仕事ですが、
しかしそれは、
身体や精神を病んでまでやるほどのことではない。
その一歩手前で踏みとどまれるかどうかに、
君たちの成功の鍵があります」
そうなんです。
人生は、
自分が演じかつ演出する、その2つのミカタを持っていることがとても大事なのです。
ぐんとのめりこみ、パッと全体を見通すバランス力が必要なのです。
自分だけが演じるドラマではなく、そのドラマを観る自分がいること。
一人何役もこなすドラマなのです。
また、平田さんはこういっています。
「・・・・おそらく、
すぐれた演出家ほど、
構成のチカラと、それを実践する演技指導の2つのバランス感覚を
しっかりと持っているのです。・・・」
そうなのです。
人生の中にある仕事もまた、
この演出家のように
構成し届けるべき人にその作品の「何たるか?」を届けると同時に、
その構成に沿ってその作品を仲間と「どう創るのか?」を考え行動する2つのミカタが必要なのです。
題材は、演劇に関することですが、
人とともに何かしらのカタチを創り上げることについて
考え方とその手法を手にする新しい視点からのヒントを得ることが出来るのではないでしょうか?
わかりやすく面白い一冊です。 -
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急に演劇的なワークショップができるようになるわけではありませんが、
(たぶん)
演劇がグループをチームにするそのわけや
具体的な事例をリアリティーを持って体感できる一冊。
ワークショップでは、
「これってなんのため?」なんて感じるワークがあったりしますが、
その目的がわかって、すっきりします。
また、やっぱり「コミュニケーション力って何?」と思う。
それは、
コミュニケーションスキルを効果的に使うことではなく、、
心地よい関係を作るためのエネルギーを正しく使うことなんだなぁ~ということがわかります。
そこに誰にでも万能なやり方があるのではなく、
その人にしかないやり方がそのチームごとにあるのだなぁ~とわかる。 -
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[ 内容 ]
日本再生のカギは芸術文化立国をめざすところにある!
著者は人気劇作家・演出家として日本各地をまわり、また芸術文化行政について活発に発言する論客として知られる。
精神の健康、経済再生、教育等の面から、日本人に今、いかに芸術が必要か、文化予算はどう使われるべきかを、体験とデータをもとに緻密に論証する。
真に実効性ある芸術文化政策を提言する画期的なヴィジョンの書。
これは芸術の観点から考えた構造改革だ。
[ 目次 ]
序章 芸術の公共性とは何か
第1章 地域における芸術文化行政
第2章 経済的側面から見た芸術文化行政
第3章 教育と芸術文化行政
第4章 文化権の確立
第5章 文化行政の未来
終章 芸術の未来
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
芸術に対して理解のない日本において、芸術の重要性を声高に叫んでいる本です。
私も感じてはいましたが、実際最前線で活動している方の意見がききたくて読んでみました。
「芸術」だから美術や音楽を想像していたんですが、「演劇」からのアプローチで、新鮮でした。
ただ、アートマネジメントを理解してたらもっと面白かったんだろうなとは思います。
あと、あとがきにも書いてらっしゃいますがあくまで平田さんの個人的意見です。
だからこそ正直ベースで語れていてそれが入ってきやすかったです。
普段から芸術はもっと公共性を持つべきだと思っていらっしゃる方にはおススメです。 -
Posted by ブクログ
高校の演劇部を舞台にした青春小説。
劇作家・演出家である平田オリザ氏の小説。
全然難しい話ではないのに、なんだかちょこちょこ読み進めにくいかんじがありました。
元々小説家ではないからなのかな?
なんか独特なかんじ。
悦子が以前いたS高の話とか、ユッコが不機嫌なことが多い理由とか、もっと掘り下げ晴れるのかと思っていたら、言及されないままお話が終わってしまった。
でも県大会の場面はとっても好き。
特にさおりが舞台を見ながら「この時間がずっと続けばいいのに」と思う場面は、こちらの胸もジーンとしてしまった。
ももクロ主演の映画も見てみたいなぁ。