地底旅行

地底旅行

1,155円 (税込)

5pt

謎の暗号文を苦心のすえ解読したリーデンブロック教授と甥の助手アクセル。二人は寡黙なガイド、ハンスとともに地球の中心へと旅に出た。そしてそこで三人が目にしたものは……。地底世界を驚異的な想像力で自在に活写し、常識的な感覚を揺さぶる究極のSF小説を圧倒的な臨場感あふれる新訳で贈る。(『VOYAGE AU CENTRE DE LA TERRE』改題)

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地底旅行 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「どちらに?」
    「私は地球の中心を指差した」
    「地下室に?」
    「いや、もっと下だ」
    どんな時代のどんな場所に行くことも出来るし、人間の想像力ってすごいと、この小説を読んで改めて感じた。
    本の中には地底世界さながら、果てしない世界が広がっているから、読書は一生ごとの楽しみになると思う。

    0
    2021年08月27日

    Posted by ブクログ

    専門知識がないと楽しめないのかな、と思いながら読んだけど、全然そんなこともなく。
    ファンタジーだと思えばスラスラ読める。
    冒険にありがちの危機的状況が何度か起こって、退屈させないストーリー。

    0
    2020年04月02日

    Posted by ブクログ

    秀逸で分かりやすく面白い。

    物語としても素晴らしく、翻訳も本当に素晴らしい。


    ただ語学的にただしく訳しただけでは作品にならない。音符通りに正確に弾いただけでは音楽にならないのと同様に、という言葉に痺れた。

    そこに、翻訳の「美学」を感じる。



    物語に登場する博士に対して、不安や恐怖からそん

    0
    2018年11月25日

    Posted by ブクログ

    2018年30冊目。

    小学生の頃、ヴェルヌの『海底二万里』を渡されて、ほとんど読まずに放棄していたことを思い出す。
    これだけ想像力が刺激され、未知の世界にワクワクできるヴェルヌの作品を逃していたことを後悔。
    『地底旅行』は、大人になって読んでも心踊る、素晴らしい本だった。

    危険な地底への旅に邁進

    0
    2018年07月08日

    Posted by ブクログ

    地層を遡ることで過去への知見は広がります。
    地底旅行は、地層を遡ることで過去を体感することになります。
    高度な科学技術などは現れませんが、古生物学・地質学等に焦点を当てた風変りなSF小説と言えるでしょう。
    科学は絶対であるとしていた教授が、間もなく理論などどうでも良いとする様が、変化を許容する科学と

    0
    2016年10月21日

    Posted by ブクログ

    ヴェルヌ恐るべし。
    読みやすく、またヴェルヌらしく見せ場もきちんと用意されている。とにかく科学的知見の造詣が深い。
    解説には科学、哲学、宗教学にも影響を与えると書いてあり、なんだかヴェルヌが途轍もない人間として書かれてる。しかし本編でプレートテクトニクス論を思わせる箇所があり、もしかしたら彼は大陸移

    0
    2015年02月23日

    Posted by ブクログ

    p.482
    「あたりまえじゃ! 人間は心臓が鼓動を打つかぎり、肉体を動かすことができるかぎり、希望を失ってはならん。絶望に身をゆだねてはならん。わしはそう思うぞ」

    0
    2014年07月25日

    Posted by ブクログ

    出口治明さんの本に紹介されていて読んだけれど、科学的知識がふんだんに詰まった小説でとても面白かった。解説とセットで読むことでこの小説の醍醐味を理解できたような気がした。もともとSF小説はあまり好きではなかったけれど、科学知識の延長だと捉えられるようになったことで、ほかのSF作品にも興味をもてそうな気

    0
    2023年06月20日

    Posted by ブクログ

    久々の再読。やっぱり面白かった&読みやすかった。

    地底に広がるセンス・オブ・ワンダー。このイマジネーションに驚きつつも、すべてにそれなりの科学的説明をつけているジュール・ヴェルヌの知的能力の高さに感心します。

    変人のリーデンブロック教授に振り回される常識人のアクセル少年という安定した話型をベース

    0
    2014年10月25日

    Posted by ブクログ

    空想科学小説とは」…巻末にある解説が面白い。

    現代の地球科学の定説から見ると、ヴェルヌのこの小説は荒唐無稽すぎてちょっと引いてしまうかもしれない。

    でも冒険物語として読むと、「映画」ではインディ・ジョーンズシリーズもハムナプトラシリーズも、古くはロマンシングストーンシリーズだって「ありえない」が

    0
    2023年02月07日

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