一穂ミチの作品一覧
「一穂ミチ」の「イエスかノーか半分か《コミック版》」「ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours~ 完全版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「一穂ミチ」の「イエスかノーか半分か《コミック版》」「ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours~ 完全版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
2008年『雪よ、林檎の香のごとく』でデビュー。『雪よ林檎の香のごとく』などを手がける。
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Posted by ブクログ
帯に「一穂ミチの最高傑作。」と書いてあってファンとしては「おいおい、そんなわけないだろう、他にもいい作品いっぱいありますけど?」と思ったけど、たしかに、収録作品七篇全てエッジが効いていて面白かった。
以下、収録作品タイトル
違う羽の鳥
ロマンス
燐光
特別縁故者
祝福の歌
さざなみドライブ
わたしの春
どれも素晴らしくて好きだし、この並びも好き。ネタバレになるから言わないけど。
あえて一つ触れるなら「燐光」。『砂嵐に星屑』でも思ったんだけど、一穂ミチは「死んだ人が化けて出るというのは強い恨みや心残りがあるというよりも、ひょんなきっかけや些細なことが気になる場合なのでは」と考えていると思う。前に読んだ誰の何の小説だったか忘れたけど「人は案外、戸棚に隠した饅頭どうなったかな」というようなことが現世に繋ぎ止められる理由になったりするというお話があって、妙に納得したことを覚えている。一穂ミチの幽霊観もそんな感じなのではないかな。
どれもこれもとても良くて、短いのに熱量がすごいので、休み休み読むのがいいと思いますぞ。
Posted by ブクログ
もっと有栖川さんを読んでから…そう思ってずっと楽しみに温めていた一冊。
気付けば33作品読んでたので、そろそろいいかなと解禁。
■夕木春央『有栖川有栖嫌いの謎』
タイトルがすごい。勇気がすごい。引きつける力がすごい。途中でやめられない。
「なぜ有栖川有栖をそこまで嫌うのか?」が気になって気になって、一気読みで止まらなかった。そしてセリフが強烈すぎて何度も笑った。夕木さんってこういう作品も書くんだ。
「三部作」と「蓮野シリーズ」の作風の違いにも驚いたけど、この作品でまた違うテイストに驚く。まだまだ引き出しがたくさんありそう。
そして、これはさすがに有栖川さん怒ってないかなと心配したけど大丈夫そう笑。
優しい有栖川さんだから、こういう自由な作品も書けるんだろうな。
■青崎有吾『縄・綱・ロープ』
途中で何度か青崎さんの作品だということを忘れてしまった。アリスと火村の性格も、セリフも文体も展開も、すべて見事に完コピされていて楽しかった。
■一穂ミチ『クローズド・クローズ』
普段の火村とアリスなら言わないようなことを言っているのが新鮮だった。
女子高に少し戸惑っている感じも面白い。
火村ワールドに一穂さんの個性が出ていて、それもまた良かった。
■阿津川辰海『山伏地蔵坊の狼狽』
火村でも学生アリスでもない、マイナー?な山伏地蔵坊の安楽椅子探偵を使うところがさすが。『ブラジル蝶の謎』も出てきてニヤリ。
最後にそれぞれの作品を有栖川さんがどう読んだのか、その感想まで読めるのが嬉しい。
有栖川さんが楽しんで面白がっていて、それを読んでまた温かい気持ちになった。
最高な企画。またこんな企画があったら嬉しい。ここに出てきた未読の作品も読みたくなった。
Posted by ブクログ
もうすっかり一穂ミチさんのBL小説の虜になってしまった。
本作はケンカップル具合と軽快な心理描写がとても心地よく、何より二人の出会いから距離の近づき方、些細なすれ違いや嫉妬や喧嘩…などなど好きが随所に散りばめられていて、終始萌えまくりでした。恋愛だけでなくお仕事ものとして読んでも最高。
「ふったらどしゃぶり」は泣ける要素多めで切なくエモい雰囲気だったのに対し、こちらはラブコメみが強く思わず声に出して笑ってしまう描写も多々あり。一穂さんのギャグセンス高いなあ、と感心させられます。タイトルもおしゃれで大好きです。
心の中で人の粗探しして毒ばかり吐いている計のことを、冒頭はあんまり好きじゃないかな、とまで思っていたのに、気づけば愛おしくて仕方なくて、めっっちゃ大好きなタイプの受けだった!!
そういえば私こういう口の悪いツンデレ受け大好きなんだ…そこへよしよし甘やかしてくれる包容力高めのちょいSクリエーター職攻め様ときたらもう!好きにならないわけがないんですよ…
このカップル、二人とも男としての魅力が高すぎる。
「ザ・ニュース」初OA日の本番直前、トイレに駆け込んで潮と通話するシーンは胸がぎゅんぎゅんした。アクセント辞書にパラパラ漫画みたいに似顔絵が描いてあって、……知ってたのかよ。のところでうわあああああっと天を仰いで悶えてしまった。展開が神。
後半に出てくる皆川も、当て馬ではあるんだけど良いキャラしてて、程よいスパイスになってくれているのが最高でした。
続編もたくさん出ているみたいなので近いうちに読みたい。