伊坂幸太郎の作品一覧
「伊坂幸太郎」の「さよならジャバウォック」「死神」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「伊坂幸太郎」の「さよならジャバウォック」「死神」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
東北大学法学部卒。2000年『オーデュボンの祈り』でデビュー。同作で第5回新潮ミステリー倶楽部賞の受賞をはじめ、代表作『アヒルと鴨のコインロッカー』、『死神の精度』、『ゴールデンスランバー』で賞を受賞している。
Posted by ブクログ
「春が二階から落ちてきた」という冒頭の一文は、最初はとても情緒的な比喩表現だと思って読んでいた。しかし物語が進むにつれて、それが文字通り、弟の春が物理的に落ちてきた出来事だったと分かり、強い印象を残す。
それでも春という存在は、泉にとって「冬のあとに突然やってくる春」のようでもあり、比喩としても非常に美しい。物理的な出来事と心情的な意味の両方が重なり合って描かれているのが印象的だった。
放火魔を追う展開や、街中のグラフィティを消して回る描写など、少しアンダーグラウンドな世界が垣間見える一方で、日本のどこかに実際にあってもおかしくない物語だとも感じた。
映画のキャッチコピーである「家族の愛
Posted by ブクログ
暴言を繰り返していた夫。妻の量子はある日、ついに暴力を振るってきた夫を正当防衛のために殺してしまう。そこへ、最近、久しぶりに再会した大学時代の後輩、桂凍朗が訪ねてきて、事件は意外な方向へ進んでいく。
「なぜ、そんな名前をつけたの?」と言いたくなるような相変わらずのネーミングセンス。
『不思議の国のアリス』は子どもの頃、読んだことがあるけど『鏡の国のアリス』は読んだことがなく、ジャバウォックという言葉すら知らなかった。学校司書なのに恥ずかしい…。
そして毎回、伊坂作品はよくわからんなーと思いながら読んでいくと突然、刺さる言葉が出てくる。今回も「他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられ