馳星周の作品一覧
「馳星周」の「少年と犬」「長恨歌 不夜城完結編」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「馳星周」の「少年と犬」「長恨歌 不夜城完結編」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
横浜市立大学文理学部卒。1996年『不夜城』でデビュー。『夜光虫』、『M』、『生誕祭』など数多くの作品を手がける。『不夜城』で第15回日本冒険小説協会大賞日本部門大賞、第18回吉川英治文学新人賞を受賞。映画化もされている。『漂流街』、『M』も映画化されている。
小説・文芸
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Posted by ブクログ
馳星周さんとの出会いは少年と犬でした。
海霧。男、女、老犬、そして愛と死。
帯を見た時にやんわりとぼんやりと話の展開を想像して購入しましたが、物凄い速度で北海道を舞台にした物語に引き込まれました。
ヤクザがらみの割にその辺りの攻めは少し甘かったものの(そこではない)状況、心情、情景はとてもリアルに伝わってきました。動物病院の木幡の所でジリの具合を診てもらい、そこを離れるまでの場面では心拍数が上がって休み休み読んでいました。
ジリの存在は大樹にとって人間が変わるほどの存在であり、霧子もまた生きている間に愛すると言うことを知る。
今回の物語では犬でしたが、動物は人間に愛することを教えてくれる大切な存在なのだと改めて感じました。
ラストは涙を堪えられず心拍数を無視して読み切りました。
「人は死ぬ。必ず死ぬ。時に呆気なく死ぬ。」
誰でも必ず死ぬ、でも決して呆気なくではなかった。
大樹のジリと霧子への愛が心に染み入ってきた素晴らしい作品でした。
Posted by ブクログ
ステゴ産駒の中から、オルフェでもゴルシでもなくナカヤマフェスタを選ぶのが良い。
ナカヤマフェスタの気性難をしっかり引き継いだカムナビと、競馬界の中で一線級になれず燻っている人々が、カムナビに凱旋門賞を獲らせるという同じ夢に向かう中で熱い気持ちを取り戻し人生を変えて行く。
レースの描写が細やかで、頭の中で映像が浮かんでくるよう。
結末も良かった。作中のカムナビの癖の強さがもうカムナビならこの結末しかないよねと納得させてくれる。読後感は爽やか。
馳星周の競馬を題材にした小説の黄金旅程、飛越、ロストインザターフと読んだけど、個人的にフェスタが1番好き。
ぜひカムナビ産駒の続編を書いてほしい。