無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
馳星周さんとの出会いは少年と犬でした。
海霧。男、女、老犬、そして愛と死。
帯を見た時にやんわりとぼんやりと話の展開を想像して購入しましたが、物凄い速度で北海道を舞台にした物語に引き込まれました。
ヤクザがらみの割にその辺りの攻めは少し甘かったものの(そこではない)状況、心情、情景はとてもリアルに伝わってきました。動物病院の木幡の所でジリの具合を診てもらい、そこを離れるまでの場面では心拍数が上がって休み休み読んでいました。
ジリの存在は大樹にとって人間が変わるほどの存在であり、霧子もまた生きている間に愛すると言うことを知る。
今回の物語では犬でしたが、動物は人間に愛することを教えてくれる大切な存在なのだと改めて感じました。
ラストは涙を堪えられず心拍数を無視して読み切りました。
「人は死ぬ。必ず死ぬ。時に呆気なく死ぬ。」
誰でも必ず死ぬ、でも決して呆気なくではなかった。
大樹のジリと霧子への愛が心に染み入ってきた素晴らしい作品でした。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。