海霧 ―ジリ―

海霧 ―ジリ―

小説・文芸
2,310円 (税込)

11pt

海産物の密漁は、暴力団の重要なシノギのひとつになっている。中でも、北海道で穫れる檜山産の干し海鼠は重宝がられ、法外な高値で取引されていた。アルコール漬けだった実母の急死で故郷の白老を飛び出し、函館まで流れ着いた青年・神野大樹は、岡村興業の若頭補佐・宮嶋が仕切る海鼠の密漁で稼いでいる。大樹とふたりきりで暮らすボーダーコリーの老犬・ジリは、その見張り役を務めていた。ジリが体調を崩したことをきっかけに、犬好きのホステス・霧子と距離を縮める大樹。しかし彼女は、宮嶋の情婦でもあった……。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川書店単行本
  • タイトル
    :
    海霧 ―ジリ―
  • タイトルID
    :
    20183370
  • 電子版発売日
    :
    2026年06月02日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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海霧 ―ジリ― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    馳星周さんとの出会いは少年と犬でした。
    海霧。男、女、老犬、そして愛と死。
    帯を見た時にやんわりとぼんやりと話の展開を想像して購入しましたが、物凄い速度で北海道を舞台にした物語に引き込まれました。
    ヤクザがらみの割にその辺りの攻めは少し甘かったものの(そこではない)状況、心情、情景はとてもリアルに伝わってきました。動物病院の木幡の所でジリの具合を診てもらい、そこを離れるまでの場面では心拍数が上がって休み休み読んでいました。
    ジリの存在は大樹にとって人間が変わるほどの存在であり、霧子もまた生きている間に愛すると言うことを知る。
    今回の物語では犬でしたが、動物は人間に愛することを教えてくれる大切な存在なのだと改めて感じました。
    ラストは涙を堪えられず心拍数を無視して読み切りました。
    「人は死ぬ。必ず死ぬ。時に呆気なく死ぬ。」
    誰でも必ず死ぬ、でも決して呆気なくではなかった。
    大樹のジリと霧子への愛が心に染み入ってきた素晴らしい作品でした。

    0
    2026年09月21日

    Posted by ブクログ

    二人と一匹の逃避行。大樹とジリの深い絆から、ジリの存在感が際立つ。爽やかなラストは期待してなかったけれど、切ないね。幸せになる未来が想像出来なくて、幸せな描写がある度、その先を考えちゃって辛かった。ラストの続きは描かれていないけれど、残された方も順風満帆にはいかないでしょう。作田さんの木彫りのエゾオオカミは完成するのかな。霧子のその後も気になる。後日談ぜひ読みたい!

    0
    2026年07月26日

    Posted by ブクログ

    ひょんなことからやくざに追われる羽目になった大樹と霧子、そして老犬海霧(ジリ)。一匹と二人のハッピーエンドを願って読み進めたが…。幸薄い人生を生きあきらめの境地でいた彼は心を温めてくれた霧子と老犬ジリも看取られ幸せだったのだろう。

    0
    2026年07月16日

    Posted by ブクログ

    上手い。題材やストーリの好悪はあっても、巧みな表現力を駆使した美しく情景が思い浮かぶ文章を読んでいるだけで、精神が癒される。馳作品も本当にハズレがなく、好みが分かれる題材はあっても新作が出れば読んでみたくなる作家の1人。

    0
    2026年07月13日

    Posted by ブクログ

    北海道を舞台にしたロードノベル
    主人公 大樹と愛犬ジリの絆が強くて泣ける!
    「人は死ぬ。必ず死ぬ。時に呆気なく死ぬ。」このフレーズが何度も出てくる
    途中から登場する、胡散臭いオヤジ作田が大樹にかける言葉「時間じゃねぇんだ。どんだけ時間かけたってダチにはなれねえやつらがいる。会った瞬間から気が合うやつもいる。そういうこったろ?」 いい奴だな、作田!

    0
    2026年06月20日

    Posted by ブクログ

    馳星周作の犬が関わる小説は良い。
    ヤクザの女だった霧子と愛犬ジリと共にヤクザから追われる大樹。
    老犬の衰えと、広域に大樹たちを追うヤクザからの逃避行は、緊張を余儀なくされ、安楽な状況も直ぐに緊張ある逃避に駆り立てられてしまう。
    読む手が止めらないれない小説だった。

    0
    2026年06月20日

    Posted by ブクログ

    大大大好きな馳星周の新作。
    ここしばらくは、競馬作品が続きうんざりしていたところ、待望の犯罪小説。
    老犬、北海道、愛する女、ヤクザに追われる旅、友・・・・・
    大雑把に言うと、読みながら結末が想像されてしまう・・・・のだが・・・・・、
    そこは、お構いなく・・・・、涙、ナミダ、なみだ・・・・
    充分に楽しませて頂きました。満足デス。

    0
    2026年06月04日

    Posted by ブクログ

    途中で止まれなくて一気に読み終わった。なんか、映画やドラマになってる映像が頭に浮かぶ小説だった。
    人は死ぬ。絶対に死ぬ。時に呆気なく死ぬ。
    確かに生きてるものはそうだ。当たり前のそのことが、普段はどうしても忘れてしまう。人間は幸せな時も、不幸な時も、それがずっと続くような錯覚をする生き物な気がする。
    動物は今目の前のこの瞬間瞬間を生きてる。それを真似できる自信はないけど、大切なのは過ぎた過去でも、この先のいつかでもなく、今この時なんだ。と時々自分に思い出させながら今を、今の自分の気持ちや今、周りにいる優しい存在を大切にしようと思った。

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    海霧の大樹を慕う健気な姿が胸を打った。
    うちの10才になるねこを今まで以上に愛おしく大切にしようと思った。

    0
    2026年09月08日

    Posted by ブクログ

    ヤクザを殺してしまった女性と逃避行を続ける、ハードボイルドな漢。こんな人生はごめんだが、こんな漢になってみたい。

    0
    2026年07月30日

海霧 ―ジリ― の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川書店単行本
  • タイトル
    :
    海霧 ―ジリ―
  • タイトルID
    :
    20183370
  • 電子版発売日
    :
    2026年06月02日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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