馳星周の作品一覧
「馳星周」の「フェスタ」「煉獄の使徒」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「馳星周」の「フェスタ」「煉獄の使徒」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
横浜市立大学文理学部卒。1996年『不夜城』でデビュー。『夜光虫』、『M』、『生誕祭』など数多くの作品を手がける。『不夜城』で第15回日本冒険小説協会大賞日本部門大賞、第18回吉川英治文学新人賞を受賞。映画化もされている。『漂流街』、『M』も映画化されている。
Posted by ブクログ
途中は長いなと感じたけど、読者に媚びない書き方が私は好きだったし読みやすい、感情移入しやすかった。自然なカキカタなのに、ドキドキハラハラした。
人間の前面に出てしまう欲望。でも、誰もが持つ奥底にある優しさ。身勝手さ、愛情。
終わりも淡々と終わっていって当たり前のことだと言わんばかりの淡々ぶりだった。
犬は人より寿命が短いというけれど、決してそうは言い切れないなと感じさせられた。そして、運命ははなから決まっている、と。ただ、何かの縁で、後押しでそれは変わることができるのだということも言っているような気がした。
とにかく、動物、犬の力はすごい。
Posted by ブクログ
【魂の旅路】馳星周『少年と犬』
震災から始まった、一匹の犬と人々の救済の物語
温もり ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
刹那さ ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
命、つなかり ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
ほろりと涙 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
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1. 旅の始まり:主をなくした犬、彼の彷徨
東日本大震災。
多くのものを失った東北の地から、一匹の犬の物語は始まります。馳星周さんの直木賞受賞作『少年と犬』の主人公は、名前も持たない一匹の「彼」。最愛の主を亡くした彼は、何かに導かれるかのように故郷を離れ、野良犬として生きる道を選びます。
物語は、この犬が東北を皮切りに、富山、福井、滋賀、島根、そして遠く離れ