鈴木光作品一覧
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5.0同日の同時刻に苦悶と驚愕の表情を残して死亡した4人の少年少女。雑誌記者の浅川は姪の死に不審を抱き、調査を始めた。そしていま、浅川は1本のビデオテープを手にしている。少年たちは、これを見た1週間後に死亡している。浅川は、震える手でビデオデッキにテープを送り込む。期待と恐怖に顔を歪めながら。画面に光が入る。静かに再生が始まった――映画「リング」の原作であり、ブームの先駆けとなったカルト小説シリーズが合本となって登場。予測できない展開、組み上げられた理論。ホラーの枠を越えたエンターテインメントの傑作。※本書は「リング」「らせん」「ループ」「バースデイ」の4冊を合わせた合本版です。
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-「空に浮かぶ棺」、「レモンハート」、「SADAKO」、リングシリーズの外伝短編をコミカライズ収録!
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4.2『七つのカップ 現代ホラー小説傑作集』と対をなす傑作ホラー短編8選。大都会の暗い水の不気味さを描く鈴木光司の「浮遊する水」。ある商家の崩壊を 陰惨に語る宮部みゆきの時代怪談「影牢」。美しく幻想的な恐怖を描く小池真理子の不気味な地下室が舞台の「山荘奇譚」。記憶の不確かさと蠱惑的世界を 描いた綾辻行人の「バースデー・プレゼント」など、ホラー界の実力派作家によるオールタイムベスト! 解説・朝宮運河 【収録作】鈴木光司「浮遊する水」(『仄暗い水の底から』角川ホラー文庫 坂東眞砂子「猿祈願」(『屍の聲』集英社文庫 宮部みゆき「影牢」(『あやし』 三津田信三「集まった四人」(『怪談のテープ起こし』集英社文庫 小池真理子「山荘奇譚」(『異形のものたち』角川ホラー文庫 綾辻行人「バースデー・プレゼント」(『眼球綺譚』角川文庫 加門七海「迷(まよ)い子」(『美しい家』光文社文庫 有栖川有栖「赤い月、廃駅の上に」(『赤い月、廃駅の上に』
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4.3「物質である脳から、なぜ非物質的な意識が生まれるのか?」 名だたる学者が挑んできたこの難問に、プリンストン大学で神経科学ラボを率いる著者が、まったく新しい「答え」を提示する。ときに哲学や文学の文脈で語られる意識の謎にメカニカルな視点から迫った本書は、意識の進化的起源から私たちの心の仕組み、さらには人工意識をつくる試みまで、意識研究の最前線を描き切る。 ユニークな工学的アプローチで脳が心を生むメカニズムに迫った、神経科学の第一人者による衝撃の論考。
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は,リコーのスナップシューター,GRシリーズの新機種「GR III」の全機能を解説した解説書です。操作と撮影方法の基本から,多彩な撮影機能・エフェクト機能の詳細まで,プロが撮影した作例をもとにていねいに解説。この一冊があれば,GR IIIの性能を引き出した美しい写真が撮れます! また,便利な専用アプリを使った活用方法やプロお勧めのカスタマイズ方法なども解説。ハンディサイズなので,撮影のお供に鞄に入れて持ち出せば,いざというときにも安心です!
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※PDF版をご希望の方は Gihyo Digital Publishing (https://gihyo.jp/dp/ebook/2022/978-4-297-13075-6)も合わせてご覧ください。 本書は,リコーのスナップシューター「GR III」「GR IIIx」の全機能を解説した解説書です。操作と撮影方法の基本から,多彩な撮影機能・エフェクト機能の詳細まで,プロが撮影した作例をもとにていねいに解説。この一冊があれば,GR III/GR IIIxの性能を引き出した美しい写真が撮れます! また,GR III発売後にファームウェアアップデートで追加された新機能もしっかり解説。便利な専用アプリを使った活用方法やプロお勧めのカスタマイズ方法なども解説しています。ハンディサイズなので,撮影のお供に鞄に入れて持ち出せば,いざというときにも安心です!
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3.3<リング>シリーズは、「貞子」の名とともに、世界中に日本ホラーの底深さを知らしめた。「心地よい恐怖に浸るうちに怪異な闇に呑み込まれてゆく極上のミステリーに酔い痴れました」と稲川淳二氏が絶賛する18話は、25年に及ぶ自身の航海経験を中心に、海の仲間や知人友人から聞いたもの。海の底知れぬ魅力と、海をめぐる無限の恐怖が入り混じる。「怖い、怪しい、身も凍る―」海をめぐる本当にあった全18のエピソード。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【本電子書籍は固定レイアウトのため7インチ以上の端末での利用を推奨しております。文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。ご購入前に、無料サンプルにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください】 職場でも自宅でもフル活用!エクセルのことならこの1冊でオールOK! 本書は、Excel2010の基本操作から裏技テクニックまでを完全解説する、初級者~中級者向けの総合解説書です。機能リファレンスとしても、学習書としても使える構成のため、機能の詳細を知りたい場合も、使い方を学びたい場合も本書を読めばすべてわかります。さらに、サンプルは「名簿」「家計簿」「スケジュール帳」「請求書」「帳票」といった実用頻度の高いファイルのため、そのまま利用することもできます。まさしくExcel2010ユーザーのためのパーフェクトな1冊です!! サンプルファイルは、本書の記載にそってダウンロードしてください。テンプレートとしてそのままご利用いただけます。 ※本電子書籍は同名出版物を底本とし作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。 ※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。 ※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。
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3.91993年4月の創刊以来、わが国のホラー・エンターテインメントとともに歩んできた無二の文庫レーベル、角川ホラー文庫。その膨大な遺産の中から、時代を超えて読み継がれる名作を厳選収録したベストセレクションが登場。大学助教授の〈私〉が病院で知り合った美しい女性、由尹。ミステリアスな雰囲気をたたえた彼女は、自分の体は呪われていると告げる。ともに暮らし始めた二人だが、やがて悲劇的な事件に見舞われて……。ミステリとホラーの巨匠・綾辻行人90年代初頭に執筆した傑作「再生」をはじめ、『リング』の鈴木光司が東京湾のクルーズ船を舞台に戦慄の一夜を描いた「夢の島クルーズ」、故・今邑彩が角川ホラー文庫のために書き下ろした不穏な物件ホラー「鳥の巣」、の第72回日本推理作家協会賞に輝いた澤村伊智の学園ホラー「学校は死の匂い」など、バラエティ豊かに、ホラージャンルの面白さと可能性を示す全8編。最高にして最恐、これが日本のホラー小説だ。ホラー評論家・ライターの朝宮運河セレクション。 収録作は以下の通り。 綾辻行人 「再生」(『亀裂』、『眼球綺譚』) 鈴木光司 「夢の島クルーズ」(『仄暗い水の底から』) 井上雅彦 「よけいなものが」(『怪奇幻想短編集 異形博覧会』) 福澤徹三 「五月の陥穽」(『怪談歳時記 12か月の悪夢』) 今邑彩 「鳥の巣」(『惨劇で祝う五つの記念日 かなわぬ想い』) 岩井志麻子「依って件の如し」(『ぼっけえ、きょうてえ』) 小池真理子 「ゾフィーの手袋」(『異形のものたち』) 澤村伊智 「学校は死の匂い」(『などらきの首』)
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-心理カウンセラーの茉優のもとに、ひとりの記憶障害の少女が入院してくる。やがてその少女は、 一週間前に公営団地で起きた放火事件の犯人・祖父江が人知れず生み育てていた子供であることが判明。 少女と真摯に向き合う茉優だったが、次第に彼女のまわりで奇妙な出来事が起こり始める――。 一方、WEBマーケティング会社に勤める祐介の薦めで動画クリエイターとなった、茉優の弟・和真は アクセス数の獲得に焦るあまり、心霊動画を撮ろうとその火災跡に忍び込むが、動画をアップしたのちに消息を絶ってしまう。 茉優は拡散された動画を探し出し、再生してみると、和真の背後に長い髪の女が立っていて……。
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-東京の病院で臨床心理士として働く茉優は、24歳。 ある日、その病院に少女がはこびこまれてきた。 ひとことも話さない彼女には、 どうやら、恐ろしい過去があるらしく……。 さらに、茉優のたった一人の家族である、弟の和真は、 インターネットに謎の動画を投稿したあと、 とつぜん姿を消してしまう。 どうやら、その「動画」から 恐ろしい呪いが広まっていたようで―― ついに、茉優にも危険がせまってきた!!! 【撮ったら、死ぬ―――。】 話題映画のノベライズが、角川つばさ文庫に登場! ※映画とは、一部内容が異なります。【小学中級から ★★】
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3.3日本で一二を争う最新治療が望める総合医療センターに、秋川茉優(あきかわまゆ)が臨床心理士として来たのは半年前のことだ。その病院に、記憶を失っていた少女が運び込まれたことから、怖ろしい物語が始まる。茉優の弟・和真(かずま)は自分の動画配信チャンネル『ファンタステイック・カズマ』を持っている。伸び悩む再生回数を増やそうと、最近放火事件がおき、多くの死者を出した団地に潜入。心霊動画の撮影を試みるのだが……。その後の和真、焼身自殺した女性と謎の少女の関係。鳥の啼く夜に次々と死んでいく人たち。二十年以上も前の貞子の呪いが復活したのか――。映画で語られなかった背景や登場人物たちのエピソード満載の充実のノベライズ。 ※本作品は映画「貞子」ノベライズです。映画本編とは一部内容が異なります。
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3.5苦しむことなく、この世とおさらばしたい――。 死を渇望して樹海に溶け込む人間たちと、彼らとともに運命という名の濁流に巻き込まれていく人びとを描いた6つの連作短篇集。 「それぞれの短編に、長編一本分の着想が詰まっています」――鈴木光司 富士の裾野に広がる樹海で自殺を遂げた原田正吾。 自殺をしようと入った樹海で原田の死体を見つけた井口輝子。 原田も井口も幼児期からの親からの虐待によって性格を歪められて、大人になってから虐待の連鎖に苦しんでいた。 ヤクザからの暴行により、瀕死の重傷を負ったまま車のトランクに入れられ樹海へ運ばれていく細田剛。 不倫スキャンダルから転落人生に陥り、難病に冒された元女優の篠沢遠子。 失業し、家族には見放され、引きこもりの長男の突然死から失踪したホームレスの矢掛弘。 樹海に入る人間も、入らない人間も、生まれ落ちたその瞬間から不幸の連鎖に巻き込まれ、因果応報の報いを受けていく。 虐待、借金、失業、薬物中毒……。 救いようのない人生を生きなければならなかった人間たちの生と死を描いた6つの連作短篇集。 解説・朝宮運河
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-出よ、丹田。 いま、「ハラの人」が待望されている! 丹田に中心を据えて姿勢を調え、丹田を充実させて息を調え、丹田に気を鎮めて心を調える。それが人間の秘められた可能性が、花となり実となって実現されることに繋がるのである。心身の健康を向上させ、よりよい人生を送ることができるのである。
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 最強クイズ番組「東大王」の超難問クイズが1冊に! 難しすぎて面白すぎて超話題! 史上最強のクイズ番組「東大王」唯一の公式本! 解くだけで頭が良くなる、あっと驚くひらめきクイズ&役立つ雑学満載の知識クイズを選りすぐりで掲載! さらに、水上颯、伊沢拓司、鶴崎修功、鈴木光の4人からなる東大王チームの素顔も完全公開。 収録裏側完全密着&楽屋に初潜入! 超ロングインタビューで、東大に入る秘けつ、番組ウラ話、将来の夢までを語りつくします! 東大王チーム4人が考案した書籍オリジナルクイズも掲載!
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5.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 最強クイズ番組「東大王」の難問クイズ&東大王メンバーの魅力が1冊に! 難しすぎて面白すぎて超話題! 史上最強のクイズ番組「東大王」(TBS系)の公式本、待望の第2弾登場! 解くだけで頭が良くなる!? 頭が柔らかくなるひらめきクイズ&役立つ雑学満載の知識クイズをぎっしり掲載。 ”知力の壁”東大王チーム4人が考案した書籍オリジナルクイズも! さらに、賢くてカッコ良くて可愛い、最強東大王チーム4名(水上颯、伊沢拓司、鶴崎修功、鈴木光)の魅力に完全密着! 第1弾で大好評だった番組収録密着&楽屋潜入のほか、「東大王」大激戦の名場面を振り返りながらの超ロング副音声座談会で、「東大王」への思いをたっぷり語りつくします! 仲良しグラビア&4人による”自撮り”ショットも!
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-ヒロくんのおとなりに引っ越してきたのは、ちょっとだけ他とは違った女の子貞子ちゃん。タイヤ付きの井戸に乗って追いかけてくる貞子ちゃんからは、もう誰も逃れられない!? 『貞子3D』禁断のギャグコミック化!
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2.0『リング』『らせん』の恐怖が再び! トイレで読むホラー小説 水気の多い閉ざされた空間は、怖い話の舞台に合う。 狭い空間に籠った怨念が、水という媒体によって熟成され、伝播されやすくなるからだ。古井戸ほど怪談の舞台にうってつけのものはないのだが、近ごろはめったにこれを見ない。 古井戸ほどではないにしても、似たような条件を兼ね備えた空間は、いたるところにある。 そう、トイレだ。 映画化され、社会現象を起こした『リング』の著者・鈴木光司が贈る、最高に怖いホラー短編小説! 15点の挿し絵とともに、日本語版・英語版を同時収録。 本書を読めば、あなたはもう夜中にトイレに行くことは出来ない……。 ●鈴木光司(すずき・こうじ) 1957年、静岡県浜松市生まれ。慶応義塾大学文学部仏文科卒。1990年、『楽園』が日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞して作家デビュー。『リング』『らせん』『ループ』『バースディ』のシリーズが計800万部のベストセラーとなり、ハリウッドで映画化される。著作は世界20ヵ国語に翻訳され、欧米を中心に積極的に講演活動を行う。高校教師であった妻に代わり、二人の娘を育て上げた経験から、政府の諮問機関「少子化への対応を促進する国民会議」委員をつとめる。
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3.7エルトゥールル号遭難に着想を得た海洋小説。 和歌山県串本町のダイビングショップでガイドとして働く高畑水輝。そのもとを偶然訪れたトルコ人青年ギュスカン。彼の目的はいまから125年前、祖先ムスタファを乗せた軍艦「エルトゥールル号」の遭難現場に潜り、「あるもの」を捜すことにあった。バディとして潜る水輝が一瞬目を離した隙に突然視界から消えたギュスカン・・・。1世紀の時を経て、日本とトルコの時空を超えて絡み合うふたりの宿命。それは偶然なのか、必然なのか。1890年に起きた「エルトゥールル号遭難事故」に着想を得て、書き下ろした生命の根源を問う渾身の長編海洋小説。待望の文庫化。「生と死が交錯するスリリングな物語」 (朝宮運河氏「解説」より) <エルトゥールル号の遭難事故とは> 1890年9月、オスマン帝国の親善訪日使節団を乗せた軍艦「エルトゥールル号」は帰国の途中、和歌山県串本沖で台風に遭遇、遭難し、500名を超える犠牲者を出した。この未曾有の大惨事の中、地元住民たちの献身的な救助活動により、69名の乗組員が奇跡的に母国トルコに生還した。
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-巨大都市の欲望を呑み尽くす圧倒的な「水たまり」東京湾。あらゆる残骸の埋立地で起こるホラー・・・。他、1編収録。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東大生も美大生もハマる 難しすぎる折紙の世界へようこそ! 世界が注目する究極の遊びを体感しよう。 日本が世界に誇る「折紙」の世界は、こんなにも深かったのか!? 東大折紙サークルORISTのメンバーが手がけた超高難度の折紙に あなたも挑戦してみませんか? 思考力・集中力がつく超絶娯楽が、今、話題です! 人気番組「東大王」出演 鈴木光さん絶賛! こういった複雑なものを紙1枚で折れるのって、本当にすごい。 親子でも楽しめそうですし、私もチャレンジしてみたいです。 ★折筋だけを見て作品をつくる「展開図折り」の体験版付き
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 ※この商品は固定レイアウトで作成されております。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 最強の東大クイズ王 伊沢拓司がまとめた、 知力、知識といった脳力を身につけ「東大脳」に近づける無敵のクイズ本 最強の東大クイズ王 伊沢拓司とその仲間であるquizknockがまとめた、 思考力、知力、知識を楽しみながら本気で鍛え、 「東大脳」に近づくことができるクイズドリル。 「既存のクイズ本よりも圧倒的なボリュームの300問以上掲載」 「小学生から大人まで楽しめる」 「思考力・知力を鍛えるトレーニングになる」 「クイズや謎を解く楽しさと知識欲を満たす」 「ひとに話したくなる話題や雑学がどんどん身につく」をコンセプトに、 取り組みやすくかつ役立つ内容。 東大生正解率も設問ごとに参考数値として表示。 クイズを解きながら東大生とバトルできるのも魅力。 第1章 ライバルに差がつく問題 第2章 クイズ番組に出る問題 第3章 知っておきたい博識 第4章 クイズ王に一直線な問題 伊沢拓司が初めて語る、自分がクイズ王になれた最大の理由インタビュー 伊沢 拓司(いざわたくし):日本のクイズプレイヤー。YouTuber。 東京大学経済学部卒。現在は、東京大学農学部大学院所属。 中学時代より開成学園クイズ研究部に所属。 開成高校在学中に日本テレビの第30回・第31回『全国高等学校クイズ選手権』を個人としては初めて連覇。 現在はWEBメディアQuizKnock編集長をつとめつつ、 クイズ番組「東大王」(TBS系にて放送中)にて水上颯、鶴崎修功、鈴木光との4人からなる東大王チームとして出演し、 子どもから大人まで幅広い層の支持を集めている。 Quizknock(くいずのっく):伊沢拓司が編集長をつとめる「身の回りのモノ・コトをクイズで理解する」をコンセプトとした東京大学発の知的メディア。 数々のクイズプレーヤーが所属し、話題のニュースやお役立ち情報、マニアックなテーマまで、幅広い情報をクイズ形式にて届け、人気を博している。
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-昭和30年代初頭に人気を博した少女漫画『もも子探偵長』が、雑誌連載から55年を経て、初の単行本化! 『もも子探偵長』は、「りぼん」(集英社)で1958~59年の2年にわたり連載され、少女探偵漫画の名作として、今なお多くの漫画読者から支持されています。漫画評論家の故・米沢嘉博氏からも絶賛され、長らく単行本化が望まれていました。全24話+読み切り2本を上・下巻で刊行。 ▼ストーリー紹介 お話は、もも子、キジ子、ワン子の仲良し3人組「りぼんたんていだん」が、鬼、海坊主、河童、狼少年などのモンスターや怪人が登場する怪奇事件に遭遇し、聡明な推理と勇気あふれる行動力で、胸のすく解決をおこなうサスペンス活劇です。 鈴木光明の描くハートをあしらった帽子やミニスカート、胸元を飾るりぼん等のファッションは、時代を超越したモダンさにあふれ、凛々しくてキュートな美少女キャラは、今なお多くの読者から支持されています。
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3.6鈴木光司が娘に伝える初の「野人力」箴言集。 勝手に水を流すトイレに怒り、娘には婚前旅行を勧める。浪費家の彼氏を褒め、世のマニュアルに腹を立てる。かと思えば会ったこともない娘の友人の恋愛相談に乗る。こんな世間の常識を逸脱した父に、28歳の長女が長年の疑問をぶつけてみたら? そこには、現代社会をサバイヴするための「生きる原理」=「野人力」があった! 『リング』などのベストセラー作家で元祖イクメン・鈴木光司が初めて世に出す箴言&哲学書は人生という荒海を航海し続けなければならないすべての親、若者のための羅針盤。 「生真面目な男は、あまり仕事ができない。不真面目な男には、仕事を任せられない。最も頼りになるのは真面目な野人である」 「意思の自由はない」と認識した時から、真の自由への道が始まる」 「親が子に与えるべきは、舗装された道ではなく、道なき道を乗り越えて進むアビリティである」などなど、娘ふたりを育てた元祖イクメン作家の鈴木光司が長女の質問に応える箴言&解説集。
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4.0「みなさんの家庭教師になったつもりでこの本を書きました」 TV出演多数の東大生・鈴木光による初の著書! 東大入試、司法試験予備試験を突破した、 夢や目標を叶えるための効率的な学びのメソッドを詰め込みました。 定期テスト、入試、資格試験…すべてに使える勉強の“基本”をこの1冊で網羅! ★ファン必見! 写真はすべて撮りおろしのフルカラー口絵16ページつき★ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【目次】 ・はじめに ・序章 探る 勉強目標・計画を立ててみよう ・第1章 知る 問題を解くための「考え方」を身につけて勉強を始めよう ・第2章 憶える 知識を自分のものにしよう ・第3章 整える 勉強を続けられる環境をつくろう ・第4章 正す 結果を振り返ってやり方を修正してみよう ・第5章 突破する 科目別の攻略法 ・終章 さまざまな学ぶ場 ・おわりに …ほか、特別コラムも収録! 【電子特典:書籍未収録撮りおろしアザーカットデータ&直筆メッセージ付き】
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3.6はるか昔のモンゴル砂漠、南太平洋に浮かぶ島、アリゾナの地底湖……男女の愛の邂逅を描く、3つの壮大な物語。時空を越えたファンタジーノベル大賞にして、著者デビュー作。
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5.0高山竜司の変死に疑問を抱いた解剖医・安藤は、調べを進めるうちに「呪いのビデオテープ」の存在と、未知のウイルスの脅威を知ることに…。
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4.0見た者は1週間後に、必ず死を迎えるという「呪いのビデオテープ」。その恐怖を生み出した山村貞子の出生の秘密が明かされる!
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-――掲載ページより「巻頭の言葉」―― アマチュア精神、在野精神を標榜する本誌が、どのように受けとめられるのか、評価されるのか、創刊にあたっては、若干の不安があった。もとより、アカデミズム、ジャーナリズムからの評価は期待していない。問題は、この本を手にし、購入し、閲覧していただいた方々の御感想である。売れゆきはソコソコだが、読者カードの返送が異例に多い、それも、好意的な評価が多いという書肆からの連絡であった。やはり、こういった性格の雑誌に、一定の支持層があったのである。創刊第二号であるが、創刊号以上に内容を充実させえたと一同自負している。引き続き、御支援をお願いいたします。なお、創刊号でも強調させていただいたが、本誌の誌面は、会員外にも開かれている。本誌の趣旨に賛同される読者諸氏の投稿((入会)を、重ねて呼びかけたいと思う。 ー九九五年八月二◯日 関東歴史民俗学研究会 礫川全次 汚職論[贈収賄の民俗心意]◎田村勇/古代の入墨と民俗(2)[付:南島とアイヌの入墨]◎畠山篤/賤種流離譚(2)◎谷万平/島社会に潜む幻影(1)[神津島に残る「二十五日様」]◎鈴木光志/母、飯尾ヒロのサンカ回想[自筆記録と聞き書き]◎飯尾恭之/井口乗海論◎礫川全次/マーシャル諸島殺人事件の謎◎長島次郎/吉本隆明『共同幻想論』批判(2)◎青木茂雄/近代事件・犯罪総合年表(1)◎編者・半田直/資料編
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-――掲載ページより「巻頭の言葉」―― マイナーな研究会が作るマイナーな雑誌である。しかし、こうした雑誌だからこそ発表できる研究もあるに違いない、と信じていたのである。今回の飯尾恭之さんの研究など、まさにそうした研究の一つであろう。東京オリンピック以降に「サンカ」と接触したという記録を、これまで誰が残していただろうか。「サンカ」と呼ばれる人々は、三角寛一人に「情報」提供し、そのあと忽然として姿を消していた。しかし、飯尾さんは、何と、ー九八◯年代になって「サンカ」の一人 (ご本人は「サンカ」を自称していない)と接触し、聞き取りをおこなった。「ウメアイ」も実測された。まことに貴重な記録であり、研究である。本会がこうした研究とめぐりあうことができたのも、こうした雑誌を発行していたからこそ、というものである。うれしい限りである。ようやく創刊三号である。まだまだ不十分な点が気になる。引き続き読者諸氏のご支援、ご入会をお願いしたいと思う。 ー九九六年一月五日 関束歴史民俗学研究会 礫川全次 島の文献を漁る[私の古書遍歴1]◎鈴木光志 /尾張サンカの研究[廻遊竹細工師「オタカラシュウ」の面談・聞き書き・検証調査]◎飯尾恭之/喜田貞吉と“賤民の歴史民俗学”[ニッポン民俗学外史]◎礫川全次/菊池山哉小伝◎田中紀子/白山神巡脚考◎谷村俊介/島社会に潜む幻影(2)[病魔に怯えた島民たち]◎鈴木光志/水戸黄門偽善者説[歴史民俗学COMIC MYSTERY]◎清水おさむ+清水ひろ子/「人柱」の民俗伝承◎田村勇/吉本隆明『共同幻想論』批判(3)◎青木茂雄/「須賀川市内の祈祷師宅における多数殺人事件」傍聴記録◎半田直/近代事件・犯罪総合年表(2)◎編者・半田直/資料編
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-――掲載ページより「巻頭の言葉」―― ー九九◯年に四名で発足した関東歴史民俗学研究会ですが、機関誌『歴史民俗学』発刊を機に会員が増え始め、最近は全国各地から論文やお便りが届くようになりました。うれしい限りです。特に本年にはいってからは、愛知、大阪方面の会員が元気です。そうしたこともありまして、本年四月十三日、春季研究報告会の席上で、「関東歴史民俗学研究会」を「歴史民俗学研究会」と改称したらどうか、という話が出ました。一同、これといった異議なく、会の改称が承認されました。今後、「歴史民俗学研究会」を名乗ることになりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。また、これを機会に、改めて全国の皆様に御入会をお誘い申し上げたく存じます。第四号は、これまで以上に力作を集めることができたと自負します。閲読いただいた上、御意見、御感想など、いただければさいわいです。 一九九六年四月一五日 歴史民俗学研究会 礫川 全次 鳥瞰図の魅力[私の古書遍歴2]◎鈴木光志/尾張サンカの研究(2)[廻遊竹細工師「オタカラシュウ」の面談・聞き書き・検証調査]◎飯尾恭之/喜田貞吉と特殊部落研究号[ニッポン民俗学外史2]◎礫川全次/島社会に潜む幻影(3)[『七島日記・図絵』を見取る]◎鈴木光志/菊池山哉小伝(2)◎田中紀子/古本屋通い三〇年[私の古書遍歴3]◎礫川全次/天竜川流域のシシウチ神事[シシウチ神事にみる死と再生]◎吉村睦志/良弁伝説と水の信仰◎田村勇/西国巡礼行者「尼サンド」について(1)◎玉城幸男+小林義孝/君知るや満洲国の民俗博物館を(特)[満洲国国立中央博物館民俗展示場のドキュメント抄]◎犬塚康博/吉本隆明『共同幻想論』批判(4)◎青木茂雄/資料篇 解説◎礫川全次
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-――掲載ページより「巻頭の言葉」―― 必要があって、大正期から昭和初年あたりの雑誌を調べている。『人類学雑誌』、『民族と歴史』、『郷土研究』、『民族』、『民俗学」、『旅と伝説』、『土俗と伝説』、『犯罪科学』等々。どの雑誌も、非常におもしろく、これらの雑誌がその個性を競うように共存していた時代に、羨望の念を覚えるのである。これらの雑誌には、だいたい次のような共通性がある。 (1) 学問的な水準が高いにもかかわらず、一般の読者の興味関心にも対応できる通俗性も兼ね備えている。 (2) 多分野にわたる、様々なタイプの研究者が執筆している。 (3) 誌面が、読者にも開かれており、雑報、紙上問答等の欄からも、興味深い情報が得られる。 さて、今日の学術界、出版界を見てみよう。こうした特色を備えた雑誌が、果してどれだけあるだろうか。どうしてこのように日本の知的世界は貧弱になってしまったのか。『歴史民俗学』という雑誌が、(1)~(3)の特色を備えているという自信は、まだない。しかし、その方向性を目指しているという意思は表明しておきたいと思う。冒頭にあげたような雑誌を範としつつ、編集に励みたいと思う。 礫川 全次 高値安定の学術書[私の古書遍歴4]◎鈴木光志/オセタ=三十三度行者についての書簡◎赤松啓介/尾張サンカの研究(3)[廻遊竹細工師「オタカラシュウ」の面談・聞き書き・検証調査]◎飯尾恭之/福沢諭吉と下級武士のエートス[ニッポン民俗学外史3]◎礫川全次/島社会に潜む幻影(4)[『七島日記・図絵』を見取る(二)]◎鈴木光志/菊池山哉小伝(3)◎田中紀子/一石五輪塔は何を語るのか[―書を持ち、墓地を巡ろう―(上)]◎横田明+西山昌孝+小林義孝/古書店通いの魅力[私の古書遍歴5]◎青木茂雄/団左衛門支配の伝承をもつゾウリオモテ作り◎田村 勇/西国巡礼行者「尼サンド」について(2)◎玉城幸男+小林義孝/シシウチ神事と柴祭り[シシウチ神事にみる死と再生]◎吉村睦志/君知るや満洲国の民俗博物館を(監)[藤山一雄の民俗博物館論]◎犬塚康博/魏志倭人伝の示す身分階層について◎西江雄児/「表彰録」のなかの女性像◎尾崎光弘/熊野とダイヤモンド[八十歳の反骨ジャーナリスト]◎礫川全次/吉本隆明『共同幻想論』批判(5完)◎青木茂雄/資料篇 解説◎礫川全次
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-――掲載ページより「巻頭言」―― 前号の巻頭言で、大正から昭和初期にかけて出ていた雑誌とからめて、本誌のめざすところを述べてみた。これを読んでいただいての反応かどうかはわからないが、ある読者(高名な精神科医、執筆家)から次のようなお便りをいただいた。 「『旅と伝説』のよみがえりかな、となつかしく思いました。私の少年時代には、こういう雑誌がちらほら残っていました。昔は民俗学も人類学も大学の教科でなく、試験もなかったため、みんなが勝手なことをいっていました。それでおもしろかったのだと思います。昭和の初期は悪い時代だというのが定説らしいですが、独創的、野人的で、おもしろいことをいう人がいました。昔を思うこと切です。」 うれしいお便りであった。今日の「知的情況」の中で本誌の果し得る役割について、若干の自信が得られたような気がしたことであった。なお、鈴木光志氏の「私の古井遍歴 8」も、御ー読いただければと思う。 礫川 全次 男装の怪盗[フォークロア:点描]◎鈴木光志 /銀座・夜店の古本屋[私の古書遍歴]◎越智信義/尾張サンカの研究(4)[回遊竹細工師「オタカラシュウ」の面談・聞き書き・検証調査]◎飯尾恭之/福沢諭吉の異色作『かたわ娘』[ニッポン民俗学外史4]◎礫川全次/鯨は神だった◎下村巳六/菊池山哉小伝(4)◎田中紀子/西国巡礼行者「尼サンド」について(3)◎玉城幸男+小林義孝/幕末期におけるある非人部落の生活と風俗[玄海部落の場合]◎松浦国弘/江戸の人々と「六地蔵石灯篭」[浅草寺「六地蔵石灯篭」考余録]◎武井利通/私の古書遍歴◎鈴木光志/しゃぐじ神信仰覚え書き(1)◎吉村睦志/一石五輪塔は何を語るのか(下)◎横田明+西山昌孝+小林義孝/弥生時代の鉄製工具を用いた石器製作[技術革新か、あるいは消滅していく技術の輝きか]◎栗田 薫/全戸に配布された「岬町の歴史」◎小林義孝/山上の道◎伊藤貞樹/私の古書遍歴◎塩崎幸雄/一人の機知、万人の智恵。ことわざの性質について◎ウォルフガングー・ミーダー著・武田勝昭訳/資料篇 解説◎礫川全次
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-――掲載ページより「巻頭言」―― 会員に限らず、在野の研究者に研究発表の場を提供しようというのが、創刊当初からの本誌の方針である。最近は、会員の紹介による入稿のみならず、未知の研究者からも多くの投稿をいただくようになった。まことに喜ばしい限りである。今後、季刊体制に移行するにあたって、この場で改めて、論文の御投稿を呼びかけたいと思う。次に、論文集としての本誌の方針を列挙しておきたい。 (1) 本誌は、歴史学、民俗学、考古学、歴史民俗学に関わる、清新にして有益な論文を募りたい。 (2) いわゆるアカデミズム的な発想で投稿論文を審査したり、掲載の可否を決定したりすることを本誌はしない。 (3) 投稿者の業績、人脈、思想信条等は、採用の可否とは関わりがない。 (4) 原則として、枚数に制限を設けない (ただし、必要に応じて分載、連載扱いとすることがある)。 (5) 掲載料の徴収、掲載誌の割当て等はしない。 なかなか評価してもらえないので、内輪の者が言ってしまうのだが、今どきこういう雑誌というのも珍しいのではないかと思う。よろしく御支援をお顧いする次第である。 礫川 全次 尾張サンカの研究(5)[廻遊竹細工師「オタカラシュウ」の面談・聞き書き・検証調査]◎飯尾恭之/沖縄の古代結縄文字考◎田中紀子/異色の在野史家・八切止夫[ニッポン民俗学外史木]◎礫川全次/僧侶原天隨の部落改善事業◎松浦国弘/島社会に潜む幻影(6)[志神津島の葬儀]◎鈴木光/行基と観音伝説(1◎田村 勇/しゃぐじ神信仰覚え書き(2)[しゃぐじ神信仰の伝播と展開]◎吉村睦志/屑拾いは物を生かす立派な仕事[名古屋報徳少年団時代の思い出を聞く]◎中島久恵/葬送儀礼における銭貨(1)[分析の方法ならびに古代墳墓と皇朝銭]◎小林義孝/奇なる呪物〈千人針〉(雑記)◎加藤良治/西国巡礼行者「尼サンド」について(4)◎玉城幸男・小林義孝/竃と火と女性◎狩野敏次/抵抗こそが人生だ[木村亨自伝]◎木村 亨〈聞き手 礫川全次〉/女と櫛[フォークロア:点描]◎鈴木光志/巻頭言◎礫川全次/六十六部廻國行者[文献ガイド2]◎松田與平 納経請取帳 小林義孝/和本の楽しみ[私の古書遍歴9]◎鈴木光志/未顕の真実・日本回教史[私の古書遍歴10]◎塩崎幸雄/探偵小説とカストリ雑誌[私の古書遍歴11]◎末永昭二
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-――掲載ページより「巻頭言」―― やはり、雑誌というのは難しい。前回の巻頭言で、あれだけ真剣に投稿を呼びかけたのだから、少しは未知の読者からの投稿が増えるかと期侍したが、今回に限っては全くのゼロであった。あいかわらず、少数の常連メンバーとその紹介者によって、本誌は維持されているのである。どうしたら本誌への論文投稿が増えるのか。深刻な課題である。そこで、今回の研究合宿(一九九七年八月)では、現状の分析や今後の対策のための議論に相当の時間を割いた。 ◯収録論文がカタすぎて、投稿しようという読者も二の足を踏んでいるのではないか。 ◯雑誌が余りに怪し気で、投稿の対象と思われていないのではないか。 ◯雑誌や会の性格がはっきりしないので、読者が講読以上の関わりを避けているのではないか。 その他、様々な分折が出されたが、一同指摘に肯くばかりで(?)、具体的な対策という所までは話が発展しなかった。しかし、引き続き読者に投稿を呼びかけつつ、会員の創意工夫で、開かれた雑誌、親しみやすい雑誌、雑誌らしい雑誌を目指してゆこうということでは意見が一致した。今後も一層の御支援をお願いしたい。最後に、しつこいようだが、読者の皆様には、ぜひぜひ投稿を試みていただきたいと思う。 ー九九七、八、一五 礫川全次 尾張サンカの研究(6)[廻遊竹細工師「オタカラシュウ」の面談・聞き書き・検証調査]◎飯尾恭之/「幻の艪」とその断章◎田村 勇/前科者・加藤清之助の生涯[救世軍から社会事業家へ]◎松浦国弘/沖縄の古代結縄文字考(2)◎田中紀子/福士幸次郎と『原日本考』[ニッポン民俗学外史金]◎礫川全次/シベリアにおける煙草の消費[伝統とその発生]◎S・A・ヴァレーリェヴィチ 枡本 哲訳/しゃぐじ神信仰覚え書き(3)[しゃぐじ神信仰と道祖神信仰]◎吉村睦志/光明真言と葬送儀礼◎横田 明・小林義孝/モノになる動物のからだ(1)◎中島久恵/空襲下の流言(迷信)[爆弾よけ]◎加藤良治/抵抗こそが人生だ(3)[木村亨自伝]◎木村 亨〈聞き手 礫川全次〉/竃と境界[クド・ホド・ホトを中心に]◎狩野敏次/二宮金次郎伝説の誕生(1)[物語の原像1]◎青木茂雄/追悼 下村巳六さん「カラスからオウムまで」◎下村巳六〈聞き手 礫川全次〉/上野不忍池の競馬場[フォークロア:点描]鈴木光志/金華山で鹿を食べる[私の採訪遍歴1]◎田村 勇/儒教社会のホームドラマ[韓国映画批評1]◎青木茂雄/橋本犀之助『近江高天原の研究』[珍書発掘1]◎礫川全次/菓子商業
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-――掲載ページより「巻頭言」―― 先日、某大学主催の考古学講座に参加してみた。定員三◯◯名ほどの教室がほぼ満員、参加者はいずれも講師の話に耳を傾け、熱心にメモを採っていた。参加者の年齢層はほとんど六◯代。こうした中年層が、今日の考古学ブームを支えているという事実を確認した。こういった人々の知識欲、研究意欲を、何とか本研究会、あるいは本誌に結集することができないものか。そのことが頭から離れず、せっかくの講師のお話は、あまり印象に残らなかった。さて、本会は本年四月、名古屋で第一回研究大会を開催する。在野の小さな研究会の主催であるが、既に愛知を中心とする 有力な地域研究団体の御支援を数多く得ている。もちろん「公開」の研究会である。内容については、「案内」ページを御覧いただきたいが、「歴史、民族、考古学」に関わる、清新にして、有益な情報、視点を提供しようという気持ちで、着々と準備を進めている。これまで、雑誌を通してのみ、本会あるいは本誌執筆者に接してこられた読者の方々も、この際ぜひ大会に参加され、交流を深めていただきたいと思う。とりあえず一日だけの会であるが、報告、シンポジウム、懇親会等、色々な形で研究・交流の機会を作ってゆきたいと思う。関係書籍の割引販売もおこなう予定である。年令、関心分野・研究分野の如何にかかわらず、御参会いただければと思う。 ー九九八年一月一◯日 礫川 全次 尾張サンカの研究(7)[総論][回遊竹細工師「オタカラシュウ」面談・聞き書き・検証調査]◎飯尾恭之/古代釉研究二〇年[日本の古代釉の起源を求めて]◎吉村睦志/沖縄の古代結縄文字考(3)◎田中紀子/宍戸儀一と古代鉄文化の研究[ニッポン民俗外史(7)]◎礫川全次/宍戸儀一遺稿「福士幸次郎」◎宍戸儀一〈解説=礫川全次〉/行基と観音伝説(2)◎田村 勇/車 善七◎宇田川文海〈解説=松浦国弘〉/三十三度行者がもたらしたもの◎小林義孝/モノになる動物のからだ(2)◎中島久恵/土器における聖性の顕現[聖なる土器の史的意義]◎京嶋 覚/もう一つの空襲があった◎加藤良治/抵抗こそが人生だ(4)◎木村亨〈聞き手:礫川全次〉/二宮金次郎伝説の誕生(2)◎青木茂雄/昭和30年代の武蔵野の民家[フォークロア:点描]◎礫川全次/追悼 鈴木志さんのこと◎礫川全次/鈴木光志の想い出◎鈴木載子/寺を替えること[古文書を読む1]◎鈴木光志/農聖 石川理紀之助の生涯(上)[歴史人物評伝1]◎田中紀子/伊豆と奄美と下北と[私の採訪遍歴2]◎田村 勇/不条理と受難[韓国映画批評2]◎青木茂雄/特集ジャーナル社編『デマの功罪』[珍書発掘3]◎礫川全次
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-「歴史民俗学に見る日常性の向こう側」をテーマに名古屋で開催された、第1回歴史民俗学研究会・全国大会の報告特集号。 大会を振り返って◎礫川全次/開会の挨拶◎田村 勇/基調講演・歴史の死角と民俗学の盲点[人柱をめぐって]◎礫川全次/研究発表・幻のサンカを考える◎飯尾恭之/研究発表・最新資料から見た邪馬台国時代の村と集団◎丸山竜平/研究発表・「歴史民俗学」からみた“あの世への思い”◎小林義孝/シンポジウム・「歴史民俗学」にみる日常性の向こう側◎丸山竜平+田村 勇+礫川全次+飯尾恭之+小林義孝〈司会:桜井隆司〉沖縄の古代結縄文字考(4)◎田中紀子/行基と観音伝説(3)◎田村 勇/日本人女性と外国人男性の関係の歴史◎竹下修子[らしゃめんとオンリーの比較から]/竃と地形◎狩野敏次/[フォークロア:点描]ガーナのベンツ型棺桶◎礫川全次/[歴史人物評伝2]農聖 石川理紀之助の生涯(下)◎田中紀子/[古文書を読む2]接待に奔走したある名主◎鈴木光志/[雑学の冒険1]香具師の知恵◎飯尾恭之/[雑学の冒険2]猪垣(西三河山村における野獣とのたたかい)◎鳥山将平/[雑学の冒険3]歴史の空白(軍隊の実状は)◎及川郁郎/[珍書発掘5]後藤興善『民俗学入門』◎礫川全次/[私の採訪遍歴3]天の岩屋のある沖縄の島(伊平屋島)◎田村 勇
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-【対談】サンカ学の現在 対談・サンカ学の現在[サンカ学の現状と課題をめぐって]◎佐伯 修×飯尾恭之〈司会:礫川全次〉/丙の年の人の故に焼き失わず[『日本霊異記』の考古学・墳墓篇]◎小林義孝/内鮮婚姻[社会的・法的背景を中心に]竹下修子/戦争の史実をほりおこす[敗戦前後の名古屋聯隊区司令部]◎加藤良治/沖縄の古代結縄文字考(5)◎田中紀子/モノになる動物のからだ(3)◎中島久恵/穂積陳重の食人俗研究[ニッポン民俗学外史8]◎礫川全次/報徳結社の国家構想(1)◎青木茂雄/しゃぐじ神信仰覚え書き(4)[田楽・神楽歌に見るしゃぐじ神]吉村睦志/抵抗こそが人生だ(5)[木村亨自伝]◎木村 亨〈聞き手:礫川全次〉/双体道祖神像の西限[中馬の道と奥三河の信仰民俗]◎鳥山将平[歴史民俗学の眼]日本のジプシー“サンカ”◎礫川全次/[珍書発掘6]寺石正路『食人風俗志』◎吉岡郁夫/[珍書発掘7]林信二郎『生きているコヨミ』◎礫川全次/[雑学の冒険4]これが人間か(かいま見た収容所群島)◎及川郁郎/[韓国映画評3]土俗と近代◎青木茂雄/[私の採訪遍歴4]猿の頭の蒸焼き(下北半島)◎田村 勇/[古文書を読む3]弟子入り志願◎鈴木光志/[歴史人物評伝3]農聖 石川理紀之助の生涯(余録)◎田中紀子