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「マイケル・グラツィアーノ」の「意識はなぜ生まれたか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「マイケル・グラツィアーノ」の「意識はなぜ生まれたか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
物質に過ぎない脳からどうやって主観的な体験である意識が生まれるのかというハードプロブレムをそのまま解くのではなく、なぜ人はそもそもハードプロブレムがあると思ってしまうのかを説明するアプローチを取る。
ハードプロブレムは存在しないと主張するダニエル・デネットと同じ立場だ。
我々は外界の情報をすべて平等に扱うのではなく、その重要度に応じて優先づけを行なっている。そのプロセスは注意と呼ばれる。注意は制御を要する。制御を行うためには、注意を描写する内的モデルが必要になる。それを注意スキーマと呼ぶ。
注意スキーマは、物理的なプロセスをそのまま描写するのではなく、ある種の単純化されたリアルな非物質的特質を
Posted by ブクログ
原題
Rethinking Consciousness : A Scientific Theory of Subjective Experience
(意識再考 主観的体験の一科学理論)
原著2019
プリンストン大 神経科学・心理学教授
■7章 さまざまな意識理論と注意スキーマ理論
○意識の錯覚説
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中心にあるアイデアは、わたしたちが実際には意識など持っていないというもの。主観的な特質である意識体験そのものがない。その代わり、私たちが自分に意識があると「思う」のは、脳が生み出す錯覚なのだという。
注意スキーマ理論も、ある種の錯覚説になる。
この理論では、意識の得体の知れ