祈る作品一覧

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  • なぜ日本人はご先祖様に祈るのか ドイツ人禅僧が見たフシギな死生観
    3.3
    日本人の死に対する考えは不思議だ。生と死を厳密に分けず、つながっている感覚を持ち、死者への親近感や依存度が高い。その一方で「死は穢れ」という概念があり、葬儀後の「清め塩」や数字の「4」を避ける習慣がある。また、戦時中の神風特攻隊は、武士道が謳う死の美学を身をもって貫き敵国を驚かせた。元キリスト教徒のドイツ人禅僧が、日本と欧米社会を中心に比較しながら、曖昧な日本人の死生観と理想の死について考察する。
  • 夏の奥津城
    -
    ……会津地方の或る旧家の壊滅…… たまたま地方の一旧家に生れて、年ふるままに人となり、しまいには天の定め、その命を召しあげ、遺された者ら、只ひたぶるに祈る。さて、祈る者びとも、かわるがわる、とき到りて同じ定めに就き、今度は逆に祈られる。一人また一人と、生れては死ぬ。死ぬとわかっていながら、生れてみれば嬉しいことも、辛いこともあろう。それもこれもが、いずれ等しく、ひとときの光芒放つ間もはかなく、果ては闇に消えゆくものの。かつてさんざめいた日々の生活、古い家屋敷、周囲をとり巻く山に川に、野に畑に、昔の俤すでに無く、ただ言葉だけがむなしく宙へ舞う。祈るべし、命あるかぎり祈るべし。神々の、この世に在りし証を温めながら祈る。 【目次】 【第1部・夏の奥津城】 (序)兄弟/籠る日々/雷( いかづち) /病を得て/大寒の朝/奥津城/渦/天壌無窮/  招魂/神々の集い/(跋)祈り 【第2部・譚草拾遺】  愚神祭/蘇生/独身/ジェイムズ・ジョイスへの旅路/イタリア叙事喜劇
  • なのにそのとき
    -
    1巻550円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 29篇収録の北原悠子詩集。 いつの頃からか、すべての思いを手放し、心静かに待っていると、求めていた言葉が遥かな高みから私のもとに降りてくるようになりました。  送り届けられた言葉を書き写すこと――詩を書くとはそういうことなのだと分かった時から、いつメッセージが降ろされてもいいように、日々魂を耕すことが私の大切な仕事になりました。  そうして生まれた作品たちは、私に自分をみつめ、人生を肯定し、人を愛しそして祈ることを教えてくれました。(著者、あとがきより抜粋)
  • 日本女性2人詩集(2) 白石かずこと水崎野里子 おばさんから子どもたちへ 贈る言の葉
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本詩集の目的は以下の通りである。 (1)世界中の子どもたちに愛されるような詩を選んで編集する。 (2)日本の「赤い鳥」で北原白秋や西条八十が試みた、やさしい日本語、音読に耐える日本語と英語の創作。このラインは、本シリーズの第一版として示された新川和江と水崎野里子2人詩集を、新たに白石かずこと水崎野里子の2人詩集として引き継ぐ. (3)第一版に次いで、童話詩の文学性と芸術性を、白石かずこと水崎野里子の2名それぞれの個性のうちに探求する。 (4)アメリカのビート詩人たちの詩の音声朗読とパーフォーマンス(多元アート)の活動を1970年代の日本詩人より引き継ぎ、再び受容する。 (5)日本から発信の詩の国際性を、今日の総合的な世界状況の中で<日本性・ドラマティック性・地域性>と捉える。 (6)アメリカの黒人文学、ジャズ・芸術を新たに今日の世界状況の中で確認する。 (7)従って人種差別・人権侵害など、世界的に平和を脅かす状況への抗議を含む。 (8)人間としての女性のやさしさを、詩の中枢に据え、再確認する。 (9)世界的な平和と人間のつながりの回復をアートとして声を高め、求める。 (10)子どもという存在を小さき者と捉え、彼らの人権と自由と平和を祈る、等。 以上を要旨・核心とする。
  • 日本の歳事としきたりを楽しむ 茶の湯の宗匠が教える和暮らしの手引き
    -
    日本では古来より、四季折々にさまざまな歳事が行われてきました。新年を祝う正月行事の数々、お花見や蛍狩、災厄除けを祈る祇園祭、収穫を感謝する秋祭り、師走の訪れを告げるまねき上げ等々。日本人は、生活に歳事を散りばめることで、暮らしにめりはりをつけ、心豊かに楽しんできたのです。歳事やしきたりをたどっていくと、日本の四季の美しさ、それを捉える日本人の感性の細やかさにあらためて気づかされます。現代では生活のありようが変わり、歳事やそれにまつわるしきたりは、馴染みの薄いものになりつつありますが、茶の湯には日本文化をあらわす魅力的な行事やしきたりが脈々と受け継がれています。本書は、茶の湯の宗匠である著者が、歳事としきたりに込められた本来の意味と楽しみかたを、やさしく語ります。現在のわたしたちの暮らしにも生きる、知恵や工夫が詰まった一冊です。

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  • 日本霊異記
    -
    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 雷をつかまえる男,「美女と白米と金をくれ」と観音に祈る男など,不思議な男女が登場するわが国初の仏教説話集の口語全訳。生命力と魅力にあふれ,『今昔物語集』などの先駆をなす。

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  • noicomi君の世界からわたしが消えても。1巻
    -
    1~5巻110円 (税込)
    高校生の葉月は、幼なじみの奏汰に片想いしている。しかし、奏汰は双子の姉・美月の恋人で、葉月は自分の気持ちを押し殺し、2人を応援していた。しかし、ある日、美月と奏汰は事故に遭い、美月は亡くなり、奏汰は昏睡状態に陥ってしまう。葉月は美月に託された月の形のペンダントを胸に、奏汰の回復を祈る。その後、奏汰は目覚めるが、美月以外の記憶を失っていて、葉月を“美月”と呼んだ。葉月は、奏汰のために美月のフリをすることを決めたけど、想像以上に苦しくて――。(この作品は電子コミック誌noicomi Vol.05に収録されています。重複購入にご注意ください)
  • 白れん
    -
    1巻990円 (税込)
    白れんや 世界平和を 祈るよに 約三年という長きに渡り世界を震撼させ、当たり前だった日常を奪ったコロナや、世界を巻き込み、未だ終わりの見えないロシアのウクライナ侵攻。激変する時代のなか、故郷や平和への思いを詠んだ30句と心にじんわり染み入る草花の絵。四季の移ろいを感じながら、人生観、生命観を表現した俳画集。「春光や 皆に等しく 注がれん」。
  • 破婚の条件 溺愛の理由
    3.4
    貧乏貴族のティアは、借金返済のために侯爵家に嫁いだ。戦地にいる軍人の夫と顔を合わせないままの結婚だ。彼の無事を祈る毎日を送っていたのに、一年半後、ようやく戻ってきた夫ルシアーノは屋敷の玄関で顔を合わせるなり「妻とは認めない」とティアに宣告した。しかし、離婚が成立するまでは、貴族の体面のためにも仲の良い夫婦のふりをしなければならず──。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
  • 初女お母さんの愛の贈りもの おむすびに祈りをこめて
    5.0
    人のこころを解きほぐし、生きる力を与えるおいしい食事を、そっと差し出したい――。 そう願った佐藤初女さんが主宰した青森・岩木山麓の「森のイスキア」には、悩みや迷いを抱えた人が数多く訪れ、心のこもった手料理を一緒に食べて、生きる力を取り戻していった。 「初女さんのようなおむすびをつくりたい」という多くの人々に請われて各地で講演やおむすび講習会を開き、食の大切さを伝えていた初女さんが、料理のし方や心遣いを丁寧にわかりやすく語り尽くしたエッセイ。 食材を「いのち」ととらえ、いのちがささやく物語に耳を澄ませた著者ならではの“発見”が詰まった一冊。 おむすび、かぼちゃの煮物、ほうれん草のおひたし、ポテトサラダ、煮豆、りんごのコンポートなど、料理の作り方も多数紹介。 〈解説〉若松英輔 〈目次〉 1章 おむすびに心を尽くして/2章 いのちをいただく料理/3章 お母さんの手が伝えるもの/4章 病む人の心に寄り添うとき/5章 料理をすることが祈ること
  • 早く終わる恋、長ーく続く恋 1<振られ気分でロケンローバージョン>
    -
    早く終わる、短命の恋ばかりを繰り返してしまうのには、『それなりの理由』がある。 けれど、世の男性は基本的に皆、優しいから、その理由を伏せてあなたの前から静かに去っていく。 ――それでいいの? バイセクシャルで、男女両方を“オトコのハート”で愛せるという春乃れぃが、『同性』として付き合っている友人・知人男性にリサーチ。 あなたの知らない「男心」が明らかに! 短期間で終わる恋から、卒業したいと心から祈る人へ。今している恋を長く続けたい人へ。 飽きない・飽きさせない恋、長引く恋のコツを伝授します!

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  • BALI
    -
    1巻440円 (税込)
    2010年から2012年の3年間、バリ島ウブドを中心に撮影した。撮り始めると、その奥深さに感銘をうける、限りなく美しい島である。バリ・ヒンズーの神々、人々の祈り。ウブド村の水田を歩くと、あちこちに稲の神、デウィ・スリの祠があり、村人は供物を捧げ豊作を祈る。忘れていた何かを思い出させてくれる風景がある。
  • BIRTHDAY SONGS
    完結
    4.0
    一年でいちばん大切な日、そんな日だからあなたとずっと一緒にいたい──。誕生日の幸せを祈るオムニバスストーリー
  • 人はいつか死ぬのだから 小さな「気づき」は人生の恵み
    4.0
    この世に生まれ出た人間に、必ず訪れる「死」。人は誰でもそのことを知っているはずなのに、ほとんどの人は、「まだ大丈夫」「自分にはまだ来ない」と思って生きているのではないでしょうか。しかし、コロナ禍のいま、まだ元気だった人のあっけない死や自死のニュースを耳にして、誰もが死を身近に感じたはずです。本書は、悩みを抱えた人からの相談や特に死が近づいた人の看取りとその家族の心に寄り添い、祈ることに長年、力を注いできた聖心会シスターが、「生きているあいだに、本当に大切にすべきことは何か」を、これまでの貴重な体験をもとに語ったものです。死ぬときになって後悔しないように、思い込みから閉ざしていた心を開くこと、当たり前と思っていたことのかけがえのなさに気づくこと、いま生かされていることに感謝することなどに思い至らせてくれます。何気ない毎日をもっと幸せに生きられる秘訣を教えてくれる、人生の必読書です。
  • 卑弥呼狂乱
    -
    ヒミコ(卑弥呼)は神に祈ることで旱(ひでり)には雨を、戦には勝利をもたらしてきた。まだ少女でも一族の女王である誇りを全身に漲らせて育つ。あれから20年、男を惹く美貌も妖しさを加えた。それなのに、近頃、神霊に見放されたか、何のお告げも降りない。周囲の眼は尊敬から軽蔑に変わっていく……(表題作) 直木賞作家が資料を駆使し、現代人の呼吸に調和させた会心の作品群。
  • 100歳の幸せなひとり暮らし~穏やかな心と健康を保つ100のヒント~
    -
    「どんなときでも“ありがとうございます”と感謝」「折にふれ“世界人類が平和でありますように”と祈る」「物騒なテレビは観ない」「体にガスを溜めない」「相手は変わらない、自分が変わる」……。渋沢栄一の孫娘でエッセイスト、100歳の今もひとり暮らしを続ける著者直伝の、年をとるほど明るく元気になる生き方。
  • ひらひら
    完結
    3.5
    美しく勝ち気な太夫・朱音(あかね)には、意のままにならぬ恋などないはずだった……。【宿世(すくせ)の糸】里に残した幼い妹。書き送るのは優しい嘘。祈るのはただ、その子の幸せ……。【夢鏡】引込新造の翡翠は夢に見る。いつの日も、楼主(あなた)のそばにいることを……。【翡翠の鳥】この夏もまた華やかに、玉菊灯籠が飾られる。やりきれない胸の内など構いもせずに……。【花灯籠】表題2編に『陽炎 稲妻 水の月』の2編を併せた、艶やかで哀しくいとおしい、吉原花魁恋草紙――!!
  • 美を見極める力~古美術に学ぶ~
    4.2
    目利きになる――いまブームの日本美術。最良の入門書にして「特異な美」の深みへといざなう一冊。/小林秀雄は著書の中で、「骨董はいじるものである。美術は鑑賞するものである」と書いた。この「いじる」、つまり「使う」ということが、日本美術の大きな特徴だと僕は思う。茶碗は、お抹茶を飲むための道具であり、仏像は、手を合わせて祈る対象なのである。
  • ファイア・フロム・オーシャン
    -
    それは東芝崩壊から始まった! 圧倒的なリアリティによる日中衝突! 誰もが想定し得なかったスケールの 現代の国家間全面戦争が始まる! ――この戦慄のシナリオが、   現実にならないことを祈る。
  • 蹴って、踏みにじって、虐げて。
    2.0
    1~5巻220円 (税込)
    麗香は、人気女性ブランドのチーフデザイナー。激しい気性で周囲をビビらせる彼女の前に、小学生時代、さんざんいじめた同級生・綾瀬が上司として現れる。両親が離婚したために苗字が変わり、容姿も当時とは別人のように変貌を遂げた麗香は、綾瀬に自分の正体がバレないことを祈るが…。女王様気質のいじめっ子・麗香に異様な関心を寄せるイケメン上司の真の目的とは!? 「僕をこんな男にした責任を取ってもらうからね」。

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  • 草原の勇者 フェンネル大陸 真勇伝1
    3.9
    国王の悪政が人を石に変える呪いを呼び、民衆が死の恐怖にあえぐ国リムナンテス。旅の途中の少女フェンと、テオ、サチは誘拐されるが如く強制的に傭兵として雇われ、混乱した国を正す革命の戦いに身を置くが、その敵は思いも寄らぬ者たちであった! 祖国を追われた元王女フェンの新たな物語「フェンネル大陸 真勇伝」開幕!
  • 【電子版限定特典付き】フェンリルに転生したはずがどう見ても柴犬 1柴犬(最強)になった俺、もふもふされながら神へと成り上がる
    -
    ブラック企業で酷使される青年タロウ。ある日タロウは、トラックに轢かれそうになった狼っぽい生き物を助けて命を落とす。 そして異世界に来たタロウが女神から与えられたのは、最強の聖なる狼《フェンリル》に転生し、神へと成り上がる権利だった。 しかし、気まぐれわがまま女神のせいでタロウは中身は《フェンリル》、外見は《柴犬》のおもしろ生物(ただし最強)へと変えられてしまう。そして送り込まれた先は、神狼フェンリルを救国の使いと信じて祈る、けなげな王女のもとだった。 本当に俺は強いのか? 半信半疑で王女と旅に出たタロウ(柴犬)だが、冒険するうちに彼の真の実力が明らかになっていく――。最強ワンコが、噛んだ相手のスキルを奪いながら無双する! ノンストレスもふもふファンタジー!!
  • 不快な夕闇
    3.5
    オランダの酪農家一家に育った10歳のヤスは、クリスマスの晩餐用に殺されるかもしれない自分のウサギの代わりに兄が死にますようにと神に祈る。その祈りが現実となった時、不穏な空想の闇がヤスを襲う。史上最年少でのブッカー国際賞受賞作。解説/鴻巣友季子
  • 福音のこだま
    -
    人々、特に悩み苦しむ人、社会の隅に追いやられた人、顧みられない人、悲しむ人のよき理解者、指導者として、独自の霊性を培っているカトリックの森一弘司教の聖書の黙想書。生活に密着した内容で、親しみながら読み進むことができる。聖書の登場人物によりそいながら、第一部はあわれみの神秘、第二部は罪の神秘、第三部は愛の神秘と題し、イエスをとおして神とのかかわりが深まっていく。第四部の祈りの神秘では、福音書の中に見られるイエスの祈る姿をとおして、祈りの意味や祈りの方法についてわかりやすく記しているので、ここから読み始めるのもよいだろう。本書をとおして、イエスや聖書を親しく感じるようになるだろう。

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  • 夫君殺しの女狐は幸せを祈る
    -
    第8回カクヨムWeb小説コンテスト特別賞 受賞作。 立て続けに三人の夫を亡くした33歳の未亡人、香淑(こうしゅく)にはある呼び名があった。 ――『夫君殺しの女狐』。そう噂される彼女は、両親に疎まれ、実家の屋敷で死んだように日々を送っていた。そんな香淑のもとに突然、四度目の縁談が舞い込む。相手は10歳も年下の、富裕な名家の青年・榮晋(えいしん)。婚礼の場で初めて出逢った榮晋は、思わず息をするのも忘れるような美貌の青年だったが、彼には仄暗い呪われた宿命があった――。 「お前を娶ったのは――わたしを殺してもらうためだ」 今度こそ幸せに添い遂げたいと切に願う香淑は、秘密を抱える榮晋に寄り添うが、そんな香淑自身にもある秘密があり……。 傷だらけな二人の結婚生活の行く末とは――。 互いに絶望を知る二人の想いが重なり合う、中華風あやかし婚姻譚。
  • ブンダバー! AuSF.B
    完結
    -
    全1巻712円 (税込)
    時代は大東亜戦争が勃発する昭和16年(1941年)。謎の軍人・三菱中尉が二人の部下と萌えキャラ秘密兵器・七式丁型軽戦車(通称ななちゃん)を引き連れて大暴れ!! 頭脳明晰にして射撃の名手である三菱が世界の戦場に出没する目的とは何か!? 全編にわたってエキセントリックなコメディと往時の兵器を緻密に描写した大迫力の戦闘シーンが展開される。世界平和を祈る善良なる市民に贈る全4作品収録(+描き下ろしショート)。
  • プロジェクトX 挑戦者たち ジャパンパワー、飛翔 エベレストへ 熱き一四〇〇日日本女子登山隊の闘い
    5.0
    標高8848M、世界最高峰エベレスト。昭和50年5月16日、女性だけの登山隊がエベレスト登頂に成功した。世界初の快挙を成し遂げたのは、主婦やOL、教師など15人の日本人女性チームだった。 登山隊のメンバーたちがエベレストに夢を抱き始めたのは昭和45年。植村直己がエベレスト登頂に成功した年だった。 しかし女性だけの海外遠征に社会の目は厳しかった。「女性だけでは絶対に無理」「主婦は家庭を守るべき」と言われ続けた。組織作りから資金集めに至るまで、3年に及ぶ準備期間は苦難の連続だった。 更にエベレストでは過酷な自然が待っていた。厳しい寒さ。高山病。突然の雪崩。命の危険に脅かされながらも、女性たちは夢を諦めず登山続行を決断する。メンバーの情熱を支えていたのは、故郷で成功を祈る家族や仲間達の存在だった。 家庭や仕事を抱え、母として女性として様々な問題に直面しながらも、自分たちの夢を叶えようとしたエベレスト隊の1400日のドラマを描く。

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  • 星と花はなにを祈る? 1巻
    -
    ほのぼのとしていながら、どこか凛とした雰囲気が漂う、高校生の幼馴染カップル、かれなと真鳳(まほ)。 誰もが憧れるような、そしてかつて自分が経験した甘酸っぱい大切な思い出に触れているかのような、恋する二人の透明感溢れる日々を描いたラブストーリー。 ※作家個人で公開していたWeb漫画作品を電子書籍版として配信。※本商品は過去に他出版社から発行されていた商品になります。収録内容に変更はありませんので、重複購入にご注意ください。
  • 星に祈る おいち不思議がたり
    4.0
    「おいちは江戸の女性ですが、今に繋がる生き方を貫いています」――あさのあつこ 現代女性にも通じる悩みを抱える主人公を思わず応援したくなる人気時代小説最新刊。父のような医者になりたいと願う娘おいちに、絶好の機会が訪れる。女性の医者を育てるための医塾が開かれるというのだ。おいちは、希望に胸を膨らませ、夢への第一歩を踏み出そうとする。そんななか、深川で謎の連続失踪事件が起きる。忽然と姿を消した四人に、共通点は見出せなかった。不可解な事件が気になるおいちの許に、岡っ引の仙五朗が思いがけない情報を携えてやって来る。この世に思いを残して死んだ人の姿を見ることができるおいちは、事件を解決に導くことができるのか。一方、心を寄せ合う新吉との関係も、新たな局面を迎える。仕事も家庭も持ちたいという娘の密かな願いは、叶えられるのか。人気の青春「時代」ミステリー第五弾!
  • 星に祈る おいち不思議がたり
    3.6
    1巻1,600円 (税込)
    おいちの人生に急展開!? 父のような医者になりたいと願うおいちに、絶好の機会が訪れる。女の医者を育てるための医塾が開かれるというのだ。希望に胸を膨らませ、夢の実現に向けての一歩を踏み出したおいち。そんななか、深川で立て続けに、謎の行方不明事件が起きる。忽然と姿を消した四人に、共通点は何一つ見つからない――。事件のことが気にかかるおいちの許に、岡っ引の仙五朗が思いがけない情報を携えてやって来る。この世に思いを残して死んだ人の姿を見ることができるおいちは、仙五朗と力を合わせ、事件を解決に導くことができるのか。一方、心を寄せ合う新吉との関係も、新たな局面を迎える。おいちは、幸せをつかみ取れるのか。人気の「おいち不思議がたり」シリーズ第五弾!
  • ほんとうに生きるということ
    5.0
    「共に助け合って生きる」世界に生きていこうと歩み出すことによって、私たち一人ひとりの身に「ほんとうの人間」になっていく人生が始まる。「人間で在ることの課題」に応えられた親鸞聖人の教えと共に、「浄土真宗」に基づく「真宗教育」とは何かを語る。 巻末には真宗大谷派学校連合会加盟校一覧表とマップを掲載。 目次 ■浄土から始まる人生 ■人間の不安、おそれ ■満たされない欲求 ■お釈迦さまが目覚めた真理-もともとはじめからそうなのだ- ■共に助け合って生きる ■人間は居場所を失うと生きることができない ■地獄-独りぼっちの世界- ■人間の根源的欲求 ■人間で在ることの課題 ■現実の私たちの姿 ■欲望する自我 ■後世を祈る ■煩悩がさまたげにならない道 ■受け止められるということ ■根も絡むような深い交わり ■真宗教育とは-ほんとうに生きるということ-
  • ぼくらが死神に祈る日
    4.7
    “教会跡地の神様”って知ってる? 大切なものを差し出して祈るの――。 突然の事故で姉を失った高校生の田越作楽。悲しみにくれる葬儀の日、それと出会う。 「契約すれば死者をも蘇らせる」 “神様”の正体は、人の寿命を対価に願いを叶える“死神”だった。 余命4ヶ月。寿命のほとんどを差し出し姉を取り戻した作楽だが、その世界はやがて歪み始める。 かつての面影を失った姉。嘲笑う死神。苦悩の果て、ある決断をした作楽に、人生最後の日が訪れる――。 松村涼哉も激賞! 第27回電撃小説大賞で応募総数4,355作品から《選考委員奨励賞》に選ばれた青春ホラー。
  • ぼっちーズ
    4.0
    空を自由に飛びたいわけじゃない。僕が望むのは、普通の人のまわりに、当たり前にあるべきもの。漢字二文字で、世界の在り方を大きく変えてしまうもの。 友達。 僕はそれが、欲しい。 僕は独りぼっちだ。僕は祈る。どうか届け。奇跡よ、降臨せよ。すべてはあの忌まわしき楽園、秘密基地から抜け出す為に。
  • BORDER66 1
    完結
    4.0
    南極での実験中に突如発生した謎の大地震。幾は父と共にその脅威に巻き込まれてしまう。家族の無事を祈る諒と母だが、大地震の後の世界は変容を遂げ、未曽有の洪水が発生し…。現代に警鐘を鳴らす黙示録が今開かれる――。
  • マザー・テレサ 愛と祈りのことば
    4.6
    その生涯を、神への信仰と貧者の救済に捧げたマザー・テレサ。宗教、民族、社会的地位を超えて差し伸べられた手には、どんな思いが込められていたのだろうか? 本書は、マザーが様々な活動の中で、共働者やシスターに語った言葉やエピソードを編んだ語録集。生前親交があり、自らもシスターである渡辺和子氏が、マザーの気持ちに忠実に、わかりやすく翻訳している。「愛は、この世で最も偉大な贈り物なのです」「救われるためには、神さまを愛すること。そして何よりもまず祈ること」「親切にしすぎて間違いを犯すことの方が、親切に無関係に奇跡を行うことより、好きです」「死を迎える時に、愛されたと感じながらこの世を去ることができるためなら、何でもしたいと思っています」など、神との深い一致を実践する中で語られた思いの数々と、その魂の軌跡をたどり、愛の真理を説く。世界中が悼んだ逝去から3年。改めて、本当の豊かさとは何かを考えさせられる一書。
  • マザー・テレサの思い
    -
    マザーテレサの思いで満ちた言葉を集めた、小さな本。愛、希望、平和、祈りについて語るマザーの言葉は、私たちの心に大きな慰めを与えてくれます。ポケットの中に、カバンの中に、この本をいつも入れてお持ちください。必要な時にすぐ開いて祈ることができます。マザーの言葉は、わたしの想いを祈りに変えてくれます。
  • 魔女の教科書 ──ソロのウイッカン編
    4.0
    クリエイティブなウイッカンであるために 本書は、全世界で20万部以上を売り上げた、ソロのウイッカンとしての生き方の手引書です。 カヴンのメンバーなら、ウイッカに関する知識を深める際に、指導者から教えてもらったり、サークルに出席して学習できたり、他のウイッカンの体験を共有したりすることができます。しかし、ソロのウイッカンにはこのような機会がありません。 ソロのウイッカンがクリエイティブであるためには、独学で挑戦しなければなりません。そのためには4つのツールを使う必要があります。それは、「学ぶ」「考える」「祈る」「試してみる」で、これらのツールによって、ソロのウイッカンでも、効果的にウイッカの知識や理解を深めることができます。 本書の第1部では、ソロのウイッカンにとって重要なトピックを取り上げています。 第2部には、毎日の祈り、供物と感謝の儀式、効果的な祈りや魔術の手引を集めました。第3部では、自分自身のウイッカの宗派を作るのに役立つシステムを提案しています。 ウイッカは、興味を持った人なら誰でも始めることができます。ウイッカの信仰と実践の基本を学んだら、次のステップはそれに従って生きていくことです。そして、ウイッカには唯一の正しい方法というものはないので、今まで見逃されてきた、新しい信仰の形を発見できるかもしれません。 1人ひとりが自分の完璧な道を見つけるために、探求の旅に出ましょう。
  • ママのおなかは宇宙とつながっている
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 コトネちゃんは、やさしい子。不思議な子。素直な子。おいしいご飯をつくってくれて、おかあさんありがとう。野菜を作ってくれたお百姓さんありがとう。お肉になってくれた牛さん豚さんありがとう。素直な感謝の気持で、いっぱい、いっぱい手と手を合わせて過ごしています。人や動物を思いやるやさしい気持ち、ニガテなことも一生懸命頑張ること、誰かのために祈ること、そして、命のつながり、生きることの意味……、子どもたちに伝えたい大切なことがつまった一冊。
  • 迷えるウクライナ 宗教をめぐるロシアとのもう一つの戦い
    -
    ウクライナとロシアの歴史は複雑である。 両国は千年以上にわたってキリスト教の一派である東方正教という信仰を共有してきた。 ソ連崩壊後、ウクライナは独立国となったが、 宗教の世界では依然としてロシア正教会の管轄下にあった。 2022年のウクライナ侵攻後、ウクライナでは正教会の独立を求める動きが激しくなり、 ロシアとのつながりを維持しようとする親露派との間で混乱が起きている。 戦争が終結したとしても、独立派と親露派の激しい対立は、 ウクライナを分断させるものにもなりかねない。 なぜロシア正教会はウクライナの正教会の独立を認めないのか。 ロシア正教会の背後にいるプーチンが固執する「ロシア世界」とはなにか。 いま、ウクライナで何が起きているのか。ウクライナの正教会はどこに向かうのか。 本書ではウクライナとロシアの絡み合った関係を、 キリスト教東方正教を立脚点として解説している。 同時に西洋のキリスト教とは異なる東方正教会の教えや 東方正教会全体の歴史をも概観することで、 コンスタンティノープルvsロシアという対立軸のような、 日本の報道だけでは知りえない世界の新たなとらえ方を提示する。 著者は正教徒にして、現代ウクライナの公共宗教を専門とする 高橋沙奈美・九州大学大学院人間環境学研究院講師。 状況が刻々と変わるなか、今、ウクライナの宗教界で起きていることを、 平和への祈りを込めてリアルタイムで描き出した日本では初めてとなる報告である。 はじめに 第一章 東スラヴにおける東方教会の歴史と特徴 第二章 「未来より不確かな過去」―ロシアとウクライナの正教会の歴史 第三章 神の死、祖国の死―ソ連体制下のウクライナの正教会 第四章 ロシア正教会と「ロシア世界」の文明観 第五章 ウクライナの正教会 終章 割れた洗礼盤 あとがき―記憶すること、祈ること
  • マンガで読む名作 聖書~福音書の世界~
    完結
    3.5
    全1巻712円 (税込)
    「汝の敵を愛せよ。迫害する者のために祈るのだ――」 神の導きにより降誕したイエスは、その教えと奇跡によって、次第に民衆から崇拝されるようになる。しかし、その名声に危機感を感じた支配層は、イエスへの敵対心を強めていくのであった…。 人類の文化や思想に多大な影響を及ぼしてきた『聖書』。その中核を成す四つの福音書を元に、「受胎告知」「イエス誕生」から「最後の晩餐」「復活」まで、イエス・キリストの壮絶な生涯を描く。巻末にはキリスト教がよくわかる解説記事収録。
  • 三浦綾子 電子全集 小さな一歩から
    値引きあり
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    幸せとは何か、人のためとはどういうことか。やさしく誠実に語りかけるエッセイ集。 「どんなに忙しくても、1日に10分の時間を誰かのために割くことはできないか。電話でもいい、葉書でもいい、その人のために祈るだけでもいい。要は小さな一歩から始め得るのではなかろうか」。 日々のさまざまな出来事や人との出会い、自然の姿から、幸せの意味を考える、誠実でやさしいエッセイ集。 「三浦綾子電子全集」付録として、夫・三浦光世氏による結婚後すぐの様子を記したエッセイ「九畳ひと間の幸せ」を収録!
  • 三浦光世 電子選集 愛と光と生きること ~妻・三浦綾子と歩んだ40年~
    値引きあり
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    三浦光世が愛媛・松山と北海道・函館で行なった2回の講演をまとめた講演録。<祈り>と<妻・綾子>がテーマとなっている。 三浦光世が2004年11月に愛媛・松山で行なった講演と、1988年6月に北海道・函館で行った2回の講演をまとめた講演録。 2部構成となっており、第1部は「愛と光と生きること」で<『塩狩峠』が生まれたきっかけ><綾子の歩みを振り返って><本当の愛を知るために>などで構成され、第2部は「祈ることを教えてください」で<「赦し」について><妻綾子との出会い><「絶えず祈りなさい」>などで構成されている。数多くの講演会から選ばれた珠玉の2編である。
  • 「ミシン」それは宝物
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 鈴の音童話シリーズ。平和を祈る三部作の物語です。
  • 水辺のたくましい葦のように 次代のとこしえの平和を願う
    -
    「八十代であるけれども……来年、そして将来を想像、創造することを忘れまい!! 過ぎし日の回顧、懐古に浸ることなく、新たな日々の構築に向かって歩み続けたいと思う。」(まえがきより)長年、社会教育、司法調停に携わった者ならではの、紡ぎ出された言葉の数々。考え、祈る──その願いは一つ。平和と共存と自然との共生。その叫び、祈りに耳を傾けてください。
  • 密愛調書
    4.0
    キャリア監察官の見城志人と捜査一課の問題児にしてエース・鳴海廉は秘密の恋人同士。監察中でさえ不埒を働く恋人に手を焼きつつも、鳴海の懐の広さと捜査への真摯さを知った今、見城はくすぐったいような充実感を覚えていた。新たな事件へ向かう鳴海の無事を祈る見城だったが、そこへ兄・敬人が外交先より帰国する。久方ぶりの再会を喜んだのも束の間、敬人に鳴海との逢瀬を見られてしまい…。度重なる圧力に行き詰まる捜査、血を吐くような兄の想い。恋情だけでは済まされないと知ってなお、見城と鳴海が選択した答えとは――。
  • MUSIC WORLD バイオリン姫と魔法のシンフォニー
    -
    むかしむかし音楽で会話をする4つの国がありました。弦楽器の国「ゲンガク国」、管楽器の国「カンガク国」、鍵盤楽器の国「ケンバンガク国」、打楽器の国「ダガク国」。4つの国はそれぞれの文化をつくり、平和にくらしていたのですが、あるときカンガク国のトランペット国王とクラリネット姫が、ケンバン国にさらわれてしまい──!? 平和を祈る著者が描く、壮大な物語。
  • みんなで戦争 銃後美談と動員のフォークロア
    4.0
    1巻3,520円 (税込)
    満洲事変から日中戦争へと続く戦時下の日常=銃後では、プロパガンダを意図した美談が様々な団体によって作られ、新聞や雑誌は「愛国の物語」にあふれていた。 万歳三唱のなか出征する兵士、残された子を養う隣人、納豆を売って献金する子ども、夫の戦死を誇る妻、戦地の兵士を「お兄様」と呼び武運を祈る少女――。 赤誠・献身・愛国・義心など、銃後美談にこびりつく戦意高揚や動員の言葉を慎重にはぎ取り、戦時下に漂う「空気」を示す記録・資料として美談を読み替える。そして、銃後美談から、総力戦下の矛盾や人々の困難、善意という暴力、戦争のリアリティーを浮き彫りにする。
  • 明治ロマネスク~吸血姫と帝国軍人の純愛~
    1.0
    長松花連は人間と吸血鬼の間に生まれた娘で、美しい銀糸の髪と青い目を持つ美女だ。しかしながらその秘密を隠すあまり、学校にも行かず、人前に出ることを避けている。人間になりたい――神社に参拝し、祈る日々。そんな花連は帝国海軍に属する西伏見伯爵家の嫡男、康成と出会う。凛々しい康成に一目惚れをするが、自分は吸血鬼。人を愛してはならない。そう思うのに惹かれ求める気持ちを止められず、純潔を捧げてしまう。伯爵家の離れで囲われることなった花連。だが康成には家同士が決めた婚約者がいた。耐える日々。日陰の存在でもいいと愛を選び、康成が求めるままに体を与えるが、嫉妬と金に狂った婚約者とその父が企てた下衆な計画に落ち、絶体絶命に。そこに康成が助けに駆けつけるのだが――明治を舞台にした愛と波乱の異種愛。
  • 目からウロコ 詩編で祈る
    5.0
    旧約聖書の中にある「詩編」には、150編の詩が納められています。怒りの詩、嘆きの詩、痛悔の詩、感謝の詩、信頼の詩、希望の詩。「詩編」には、人間のあらゆる場面、あらゆる感情からほとばしり出る言葉が書かれています。来住神父は、神と人との関係を、図を用いて説明しながら、古(いにしえ)の人々が、神との対話である祈りとして書いた詩編が、今のわたしの心をも表現していることに気づかせてくれます。「自分では言い現すことのできない思いを、詩編の言葉に乗せれば、神へと向かって飛んでいくことができる」。最後に、詩編で祈る「教会の祈り」についても説明しています。豊かな「詩編」の世界を体験してください。

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  • モノクロの夏に帰る
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    海の向こうでは、戦争で毎日人が死んでいる。 でも遠くない将来日本からは、戦争を経験した人がいなくなる。 まだ若い僕たちは、この事実とどう向き合えばいいのだろう。 「僕は祖父の戦争体験を捏造したことがある」 戦時中のモノクロ写真をカラーにして掲載した『時をかける色彩』という写真集が刊行された。祖父母ですら戦争を知らない二十代の書店員がそれを店頭に並べたことで、やがて世界が変わり始める。保健室登校の中学生、ワーカホリックのテレビマン、アメリカから来た少年と、福島で生まれ育った高校生。遠い昔の話のはずだった「戦争」を近くに感じたとき、彼らの心は少しずつ動き出す。 平和を祈る気持ちが、小さな奇跡を呼ぶ。 読み終えたとき、少しだけ世界が優しく見える感動の青春小説。
  • 野球の神様に祈る
    -
    1巻220円 (税込)
    日本の男子プロ野球界に唯一人の女性コーチが居る。彼女は金やステータスなど自分の為だけにする野球ではなく、チームや仲間やファンの為にする野球を説く。元は女子プロ野球の名選手だったが引退後米国へ留学してコーチ学を学び大リーグのコーチになった後、日本の大監督に招かれて男子プロ野球チームのコーチに就いた。だが、禍福は表裏一体、最愛の夫が心臓病を患って・・・野球の神様に手を合わせて祈るヒロインのさきがけ物語である
  • 約束の詩 -治まらぬ鼓動- Promised poetry: Never forgettable love
    -
    1巻1,430円 (税込)
    〔本文より〕 初めて会って以来一途に思い続け、一時も由布子のことが心から離れなかった…。 〈男子みんなが憧れているあの高嶺の花の由布子が、あのお姫様が、何と、この自分を本当に思っていてくれている。ああ、こんな幸せ、本当にあるのだろうか? 夢ではないだろうか?〉 足が地から浮き上がり、のぼせ上がって有頂天に…。自分のために世界がある…。もう何も怖いものは無い。何でも出来るような不思議な力が湧いてくる。…美しいヒロインを恋人に持つ映画の主人公になったような気分でもある。 どんな言葉を使っても表現し尽くせない心情。決して大袈裟ではない。 こんな満ち足りた幸せが訪れ…高揚する気分になれることも人生にはあるものなのだ…しかも教室で…授業中に…こんな気持ちになれるなんて…学校へ行くのがこれほど楽しいとは…。 晶彦は生まれて初めて、天にも舞い上がるような幸せ感に包まれた。そして、いつまでもこんな気持ちでいられたら…と、祈る思いである。 (中略) 恋うひとに 思われている 幸夢心 (中略) 駅に近付いて、晶彦はハッと一人の女子学生の姿に心を奪われ、視線が彼女を追った。その姿はうららかな陽光を浴びて、人混みとともに駅の中へと消えて行った。晶彦は視線を逸らさず、ただその場に佇んでいた。 出張のことで頭がいっぱいで、一時潜んでいた由布子の存在が、ひょっこり晶彦の心に戻って来た。あの笑顔、明るい声、仕草、そして、教室での彼女など、数々のシーンが、次々と輝き始め、あの至福のステージが蘇ってきたのである。 「どうなさったのですか」 肩を叩く優しい女性の声が聞こえた。 「いえ、何も」 そう応えたものの、同じ所に佇んだまま思いの外、時間は経過していて、目は涙で潤んでいた。最高に幸せな思い出は、最高の辛さにも変わるのである。 いつしか新幹線の窓際のシートに座っていた。晶彦は顔を窓の方を向けている。涙が溢れ出て止まらない。晶彦はまだ、あの至福のステージの中にいた。由布子は咲き始めた花のように、瑞々しいまま微笑んでいる。しかし現実の晶彦の側に、彼女はいないのだ。 髪がたや 似た後ろ影 心を突き        なお治まらぬ 鼓動… と、まで詠んだ。しかし、後が定まらない。 悲しくて、切なくて、そして、儚く、空しい思いが入り乱れ、愛しさが止めどなく込み上げてきて、渦を巻いているのである。
  • 躍動する中世ヨーロッパ-近代社会を克服するためのヒント
    -
    【書籍説明】 人間の営みには、昼と夜とがあります。昼に活動して夜は睡眠をとります。 どちらか一方がなかったら、人間は活動できません。睡眠タイムはエネルギーを貯める時間です。 内臓も頭脳も休むことでエネルギーを蓄えているのです。 歴史もそうです。エジプトやローマのようなまぶしい古代文明と、便利な近代文明は人類の晴れ舞台です。 そしてこの二大文明をつないだのが中世でした。中世は偉大なる「貯めの時代」なのです。 歴史家たちに暗黒時代と言われてきた中世ですが、実態はまったく異なります。 働くことの喜び、農業技術や日用品の品質保証、商人のダイナミックな活動は中世に育まれたのです。 そして何より大事な「精神の排泄」を扱う「祈る人」がゆりかごから墓場まで心を支えてくれました。 なればこそ、中世は千年も続いたのです。現代にも新しい中世が芽生えています。どの章からでも中世に入れます。 本物の転換期を体験してみてください。 【目次】 第1章 中世ヨーロッパの成り立ち 古代の終焉 同心円支配 祈るひと 戦うひと はたらくひと 第2章 中世の農村 村の中心は教会 森に生きる 一所懸命 ゆりかごから墓場まで 誠実の義務 第3章 中世の都市 帝国自由都市 職人の品質保証、商人の底力 信仰と日常のはざまで 中世のユダヤ人 第4章 黄昏の中世 救済の後継 揺れる教会 ペスト禍 合理主義の鼓動 第5章 よみがえる中世 メディコポリス 自然栽培 小さくまとまる 成長という強迫観念 貯めの時代 【著者紹介】 田島 裕司(タジマユウジ) 歴史系ブロガー。ブログ「歴史家とっきぃの振り返れば未来」管理人。 日本史世界史の垣根を超えた深い考察に定評がある。 コミュニティサービス「教えて!goo」では専門家として意見を連載したほか、歴史系ムックでコメンテーターとして活躍。 著作に『老子に学ぶ人生攻略論』、『西の都の物語』等。
  • 優雅なる監禁
    3.5
    歯科医として働くクリスチャン、聖。 勤務先の医院長は、大学時代から仲の良い双子の兄弟……スマートで優しい慎一郎、大柄で明るい健一郎だ。 ある日、彼らのプロポーズを断った聖は、中庭の“音楽室”に監禁されてしまう。 双子は本性を現わし、陵辱はエスカレート。 身も心も壊された聖は、神に祈るのをやめ、ある復讐に踏みきる――「私、健ちゃんと慎ちゃん、どちらかと結婚したいわ」。 第二部からの怒濤の復讐劇に、ご用心。
  • 夕映え 新装版
    値引きあり
    -
    江戸の本所で「福助」という縄暖簾の見世を営む女将のおあきと弘蔵夫婦。心配の種は、武士に憧れ、職の落ち着かない息子、良助のことだった…。ついに、良助は上野の彰義隊の一員として上野の戦に加わるという。無事を祈るおあきたちだったが……。幕末の世、市井に生きる人情と人生を描いた長編時代小説が新装版にて登場!
  • 雪を待つ八月
    3.7
    「他に好きな人ができた」という年下の恋人・雪道の告白で、二年にわたる同棲生活が終わろうとしている。彼が出ていく日まであと一カ月。恋のはかなさを嘆き、彼が好きになった人を想像する優美は、八月の空に雪が降るような奇跡が起こることを祈る--。世界中で一番近くて遠い二人の切ないけれど暖かい恋物語。
  • よみがえる時
    -
    フランス・ナンシー市に住む六十七歳のソフィーは、45年前の日本人の立山(たてやま)恭助(きょうすけ)との思い出に生きている。当時、立山は金沢市・ナンシー市姉妹都市提携の準備のために、日本の金沢市から派遣された陶芸作家であり、ソフィーはナンシー派美術館の受付嬢であった。二人はその時恋に落ちたのであった。3年後ナンシーを訪問した立山はソフィーが結婚して仕事をやめたことを知らされた。  45年後、孫のフランソワーズは偶然にも友人のミッシェルと一緒に金沢に短期留学で来ることになった。3週間の研修の間に、2人の学生は金沢と伝統工芸の魅力に触れて大きく成長する。研修も終わりに近づいた頃、フランソワーズはRitsuzanという名前の有名な陶芸家のことを聞く。そして、立山がRitsuzanかもしれないという可能性を確かめるためにホームステイ先の夫妻に連れられて卯辰山の陶芸工房を訪れる。そこにいたのはまさしく45年前に祖母のソフィーに九谷焼の皿を残して去った立山だったのである。立山はフランソワーズがソフィーの孫娘であることを知って思わず強い抱擁を禁じ得なかった。  研修を終えてナンシーに戻った孫娘から立山の消息を聞いたソフィーは、立山との間の娘セシールをクリスチャンとの子どもとして育てたのが、自分の小さな誤解から生じたことを初めて知るのであった。  独身を貫いていた立山は、矢も盾もたまらずソフィーに再会するためにナンシーに向かう。彼はそこでソフィーと再会し、セシールと初めての対面を果たし、育ての親クリスチャンの遺影に祈ることができた。  立山はソフィーの幸せな家族に接することができたことで満足して金沢に帰る。そこには気難しい立山が唯一人弟子と許した亡き妻の姪のハナが待っていた。
  • 読むだけで人生観が変わる 「やべー」宇宙の話
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 フォロワー19万人超(2019年11月時点)、ツイッター「気になる宇宙」運営者による、宇宙科学の最新ネタが1冊に! 2019年7月25日には、東京などあとかたもなくすべて吹き飛んでしまうような威力をもつ、小惑星が地球のすぐ近くを通過していたことが分かり、話題となりました。 しかもその小惑星の正確な軌道がわかったのは、地球をかすめる、わずか数時間前! 人間ができることといえば、自分の住んでいるところに落ちてこないことを必死に祈るだけ、 いつ地球上の大都市が吹き飛んでしまうかわからない状況にわたしたちは暮らしているのです。 本書では、そうした思わず「やべー」と口走ってしまうような、ちょっとこわくて面白い宇宙の話を56個集めました。 また、noteで反響を呼んだ、「宇宙で死んだ犬の話」を加筆修正して収録。 本書を読めば、とんでもない宇宙の中の地球で生きる、私たちのちっぽけさと奇跡を感じずにはいられないはず!
  • ヨーロッパ スピリチュアル街道を行く!
    値引きあり
    3.0
    1巻599円 (税込)
    本書は、イギリスでの居住経験を持つイラストレーターが、ヨーロッパ各地の「スピリチュアルスポット」と呼ばれる場所をめぐった旅行記です。 登場するのは、「ルルドの泉」「不思議のメダイ聖堂」「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」など、 多くの信者や巡礼者、また観光客であふれる名所だけではありません。 一見スピリチュアルスポットとは関係ないように思われる場所、たとえば「アウシュヴィッツ強制収容所」など、負の遺産もあります。 自分と深く対峙した著者ならではの、癒しと祈りに満ちたコミック。どうぞお楽しみください。 *目次より Chapter1 聖母の出現と泉が奇跡を呼ぶ聖地 ルルドの泉 Chapter2 小さなメダイが大きな癒しに 不思議のメダイ聖堂 Chapter3 病を癒す美しい湧水 聖ウィンフリッドの泉 Chapter4 心癒す「再生」の共同体 フィンドホーン Chapter5 日本の信仰とケルトの世界を重ねて ケルトと伝説の国探訪 Chapter6 鎮魂と平和を祈り誓う場所 アウシュヴィッツ強制収容所 Chapter7 国を守る奇跡の黒い聖母 ヤスナ・グラ修道院 Chapter8 日英の和解への手綱となる場所 コヒマ・ミュージアム Chapter9 欧州に残る哀しみと平和の場 戦史を遺し和平を祈る地へ Chapter10 黒い聖母巡りと自己に向き合う旅 サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路
  • 立憲君主 昭和天皇 (下巻)
    -
    緊迫の下巻は、開戦・戦後篇! 今般の「譲位」にまで続く 天皇と国民の固い絆。 昭和天皇が生きた時代ほど、国民との絆が試された時はなかった。 まもなく迎える「新帝」との絆を、より確かなものとするために。 《壮年期は時代の波に翻弄され、軍部の暴走に悩み、後半生は先の大戦を十字架として背負い続けた。その生涯は、激動の一言ではとても言い尽くせない。ただ、昭和天皇は崩御の直前まで、国民と国家の将来を固く信じていた。》(本文より) 【第三部】平和のため君主はどう動いたか 第八章 泥沼の日中戦争 第九章 欧州の戦雲と三国同盟 第十章 開戦前夜 第十一章 太平洋の死闘 第十二章 占領下の戦い 第十三章 国民とともに 終章 永遠の昭和 《慣例上、天皇が御前会議で発言することはない。しかし、この日は違った。…… よもの海 みなはらからと 思ふ世に なと波風の たちさわくらむ 日露戦争の開始直前に明治天皇がつくった、平和を祈る御製である。立憲君主として、政府と統帥部の一致した決定をくつがえすことができない昭和天皇は、開戦回避の意思を、この和歌に込めたのだ。…… 御前会議から庁舎に戻った陸相の東条英機が、大声を震わせた。 「聖慮は平和にあらせられるゾ」》(本文より)
  • リバーサルゲーム【単行本版】1巻
    2.3
    1巻715円 (税込)
    そこは地獄だった。君が現れるまでは―…世俗からの遮断を意図し孤島に建設された聖稜学園。そこにはランキング上位者(ファースト)の命令に下位者(ルーザー)は逆らえない特殊な階級制度が存在した。生徒をランク付けする低俗な制度を軽蔑する黒塚銀河はもっとも多くの生徒が属する中位者(ミドル)で目立たぬように学園生活を送っていたが 些細なきっかけで最上位(キング)に君臨する財閥の御曹司・世良流斗によってルーザーに降格させられてしまう。ゲーム感覚で手下を使って追いまわし屈辱的な行為を強いてくる世良。味方のいない自分に手を差し伸べてくれたのは転校生の天崎乃亜ただ一人。そんな乃亜の優しさに救われる銀河だったが……「今日は皆でマワしてみる?」ある夜、キングの命令で教会に追い詰められた銀河は赤い月に祈る。もう一度やり直したい、と。翌朝、目を覚ました銀河の制服はミドルの頃に戻っていた……。階級制度に支配された学園で繰り広げられるバイオレンスとタイムリープ。狩る側と狩られる側。その立ち位置が逆転するとしたら―…!?◆収録内容◆本編1~5話◆
  • リバーサルゲーム【分冊版】(1)
    -
    1~6巻165円 (税込)
    そこは地獄だった。君が現れるまでは―…世俗からの遮断を意図し孤島に建設された聖稜学園。そこにはランキング上位者(ファースト)の命令に下位者(ルーザー)は逆らえない特殊な階級制度が存在した。生徒をランク付けする低俗な制度を軽蔑する黒塚銀河はもっとも多くの生徒が属する中位者(ミドル)で目立たぬように学園生活を送っていたが 些細なきっかけで最上位(キング)に君臨する財閥の御曹司・世良流斗によってルーザーに降格させられてしまう。ゲーム感覚で手下を使って追いまわし屈辱的な行為を強いてくる世良。味方のいない自分に手を差し伸べてくれたのは転校生の天崎乃亜ただ一人。そんな乃亜の優しさに救われる銀河だったが……「今日は皆でマワしてみる?」ある夜、キングの命令で教会に追い詰められた銀河は赤い月に祈る。もう一度やり直したい、と。翌朝、目を覚ました銀河の制服はミドルの頃に戻っていた……。階級制度に支配された学園で繰り広げられるバイオレンスとタイムリープ。狩る側と狩られる側。その立ち位置が逆転するとしたら―…!?
  • 旅行マスターMr.タンのチベット・ドライブ紀行
    -
    Mr.タンの写真集+旅行記第9弾はチベット! 今回の旅のルートは、ダルツェンド(康定)、ニャクチュ(雅江)、リタン(理塘)、バタン(巴塘)などを経由するG318国道の川蔵線。Mr.タンと4人の若き旅のパートナー、5人チームのマイカーでのチベット・ドライブ旅。 「中国で一番美しい景観大道」とも称えられているG318国道。五体投地(両手・両ひざ・額を地面に投げ伏して神に祈る行為)で道路の上を少しずつ進みながら「神山(カイラス山)」を目指すチベット人の親子。吐蕃王国建国以前にチベットにあった部族国家・シャンシュンの高度に発達した文化は、チベットの根幹であり、チベットの隅々にまで浸透した。そして、チベットで最も美しい建築物と言えば、やはり寺院だろう。寺院は村の最も高い場所にある。見渡すと、高い空に雲が薄くたなびき、はるか遠くの山々の頂にはまだ雪が積もっている。それが、寺院の赤褐色、タンチュン・ツォの青と組み合わさり、完璧な天然の絵画を描き出していた。 本書では、チベットの壮大な山々や氷河、草原や湖沼などの景勝地を美しい写真と共に紹介し、また、数千年の年月をかけて築かれてきた独特の文化と信仰の深さについても詳しく解説。さらに、人気の観光スポットや、現地の民族との交流など、読むだけでチベットに関するより深い理解と楽しみが得られる一冊。
  • 令和川柳選書 言の葉で人生は輝く
    -
    1巻880円 (税込)
    令和初の日本を代表する第一線作家、200名超による川柳叢書。これからの川柳界を背負っていく若手実力作家から、常に手本としてあるべき川柳家の姿を示す重鎮まで錚々たる顔ぶれが並ぶ。本シリーズをひもとくことで、現代川柳のトレンドを知ることが出来る。 森羅万象がテーマとなり、「人間を詠む」短詩型文芸と呼ばれる川柳は、作者の人間像を浮き彫りにする。3章を基本とするシンプルな構成だからこそ、より作家ごとの個性が際立つ。 発祥から260余年、気の遠くなるほど長い年月をかけて熟成された川柳。その歴史の継承の瞬間を、あなたも一読者として目撃、そして体験することが出来る。 47都道府県のうち熊本を代表する川柳作家・北村あじさいのベスト作品集! 万歳の歓喜日の出の中にいる 無になって受けた風には乗ってみる 祈るしかなかったという愛がある 迷うからそう何回も聞かないで 意地通すほどのプライド捨てました
  • 和歌で読み解く天皇と国民の歴史
    -
    天皇は国民をどう見ていたのか。そして国民は天皇をどう見ていたのか。 国民と共に歩む歴代天皇を支えた「天皇家の二つの家訓」があった。 宮崎正弘氏(評論家)が推薦する通史で見る「天皇と国民の関係」 [内容より] ◎なぜ織田信長は天皇を滅ぼさなかったのか ◎親子でもないのに「お父さん」と呼ばれた応神天皇 ◎国家と国民のために神に祈る天皇 ◎国防の任務を誇る防人の歌 ◎突然、民を思う御製が出現した『新古今集』 ◎金と権力が無くても天皇が真の統治者 ◎天皇は国のためなら戦う王 ◎孝明天皇は世界平和を願っていた ◎福沢諭吉の尊王論 ◎特攻隊員たちは昭和天皇をどう見たか ◎令和の若者たちの「天皇観の保守的転回」 [章だて] プロローグ 序章 天皇家の二つの家訓 I 権力を持った天皇の天皇意識 第一章 飛鳥時代まで 第二章 奈良時代 第三章 平安時代 II 権力を持たない天皇の天皇意識 第四章 鎌倉・室町時代 第五章 皇統の危機を救った二つの家訓 第六章 江戸時代 第七章 孝明天皇の「攘夷」は国民のため III 国民と共にある天皇と国民の意識 第八章 明治時代 第九章 大正時代 第十章 昭和時代 第十一章 戦後に分裂した天皇意識……敬愛と侮蔑 第十二章 平成時代 エピローグ
  • わが家は三畳の倉庫から
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平和を祈る三部作(衣・食・住)の「住」 戦争はすべてを無にしてしまいます。いや無を通り越してはてしないマイナスをのこすのです。不幸中の幸いで命があっても、焼け跡にたたずみ夜露をしのぶ作業からの第一歩です。生き残った家族の悪戦苦闘、それでも「わが家」という夢を追いかける恵まれた人々のお話です。
  • wonder wonderful 君がくれた世界
    4.7
    自分を変えた出会い、覚えていますか? 大人の異世界トリップファンタジー『wonder wonderful』待望のスピンオフ。 それぞれの大切な出会いを描く短編集。 ルカナート13歳の初恋 …… 「信じるならば君の心を」 シルヴィアナとライオスの恋 ……「何度でも」 ラシュ、シーリー、ヨーサム、三人の出会い …… 「さても楽しき」 コカゲとルカナート花祭り最終日の夜 …… 「だからひそやかに祈るよ」

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