ハーレクイン・ロマンス小説作品一覧
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-パーティの夜、王女アンは沈んでいた。父の容態が思わしくないのだ。彼女を優しくダンスに誘ったのは、首相の息子サム・ボールドウィン。今日もすばらしくハンサムだ。踊るうち涙ぐんでしまったアンは心の支えがほしくて、部屋まで送ってくれた彼と一夜を共にした。三カ月後、アンは妊娠の事実をサムに告げられず悩んでいた。サムが責任を感じてアンと結婚し、王室の一員になれば法律によって、彼の政治家になる夢は絶たれてしまう。それに、あの夜私は彼に嘘をついた……。けれど兄妹たちに諭され、ようやくアンは打ち明ける決意をした。「マスコミには、きみとぼくは友達だと思ってもらうしかないな」サムの答えは、アンのかすかな希望を打ち砕いた。■ミシェル・セルマーのロイヤル・ミニシリーズ〈愛の国モーガンアイル〉の関連作です。D-1450「恋を夢見る白雪姫」で幸せをつかんだルイーザの双子の姉アンが、想いを寄せる男性と夢の夜を過ごします。いつもは冷静なアンの灼熱の恋のゆくえは……?
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-ある夜、カーラは兄とその恋人アレグラとともに車で出かけるが、兄が事故を起こし二人は死亡、カーラだけが軽傷で助かってしまう。両親の死後、カーラは粗暴で金銭ずくの兄に虐げられてきた。兄は大富豪の娘アレグラの財産を狙い、時に私も巻き込んだけれど、二人がいなくなった今、すべてを忘れて故郷に帰ろう。そう決心し、仕事先に挨拶に行くと、一人の男性客に目がとまった。黒髪に浅黒い肌をした、なんて優雅な男性なのかしら。これまで恋人もいなかったけれど、ロンドン最後の夜に慰めがほしい。だがひとときの夢を見た翌朝、その男性エンツォは冷酷に告げた――自分はアレグラの兄で、復讐のために君を抱いたのだ、と。■生まれて初めて愛した男性は、よりにもよって彼女に復讐を企んでいた! 愛と憎しみの交錯するこの恋のゆくえは? 砂漠を舞台とするアビー・グリーンのストーリーは来月のハーレクイン・ロマンスから刊行予定です。こちらもお楽しみに!
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-アレックスは傷心の親友を連れて、女四人でラスベガスにやってきた。夢のような週末を過ごして、いやな現実を忘れるためだ。訪れたのは、宮殿のようにきらびやかなホテル〈マッケンドリック〉。滞在を楽しんでいたアレックスは、ふとしたはずみから、産気づいたコンシェルジュを助け、彼女の仕事までこなしてしまう。そのようすがホテルのオーナーのワイアットの目にとまり、社員が産休を取るあいだ、手伝ってくれないかと持ちかけられる。だめよ、そんなこと。二度と男にはお節介を焼かないと誓ったくせに。つい最近も、尽くすだけ尽くして肝心の恋に破れたばかりじゃないの。でも、困っている相手を見過ごせない性格は、もう走りはじめていた。まるで、ワイアット以外、目に入らないかのような勢いで。■親友四人がラスベガスで週末を――それは傷心を癒すための旅行。でも、彼女たちにはそれぞれすてきな出会いが待っていました。
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-★女は妙な生き物だ。男なんて愚かな生き物よ。男と女。それは永遠に理解し合えないもの?★ジェリ・ジョーンズ。二十八歳。独身。ひとり暮らし。男性を見る目は十歳のころから養ってきたが、いまだに心から理解できる男性には巡り合っていない。男なんてしょせん、理解不能の生き物なのよ---ジェリはいつしかあきらめムードになっていた。彼女こそ、まさにおれのタイプだ。フランク・シェブロッキは通りの向こうからやってくるジェリに向かって、にこやかな笑みを投げかけた。このおれのほほ笑みには、どんな女も腰砕けになる。彼女もきっとおれの腕の中に倒れこんで・・・・・・こなかった。自分に目もくれずに通り過ぎていったジェリをそれでもフランクは称賛のまなざしで見送った。
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-★真実の愛に目覚めたとき、夢は現実へと変わった……。★エマは心理学を専攻している大学院生だ。修士論文のテーマに“夢判断”を選んだものの、完成まであと一歩というところで、行きづまってしまった。被験者になってくれる男性が一人足りないのだ。彼女は、名うてのプレイボーイと評判のニックに頼むことにした。成功して暇を持てあまし、夢もよく覚えているという彼は、被験者にぴったりだと思われたが……。セッションを重ねるたび体が勝手に反応してしまう。エマは研究者としての自分に危うさを覚えた。興味があるのは彼の夢で、彼自身ではないはず。それなのになぜ、みだらな想像をかきたてられるのだろう?しかも、なぜ彼の見る夢はすべてセックスがらみなの?
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-★仕事を得るためなら、なんでもするわ。でも、いきなりキスしろですって?★リジーは妹の結婚式が執り行われている会場を見回した。村じゅうの人が集まって若いカップルを祝福しているように見える。だが、一人だけ例外がいた。背が高くて厳しい顔つきをした男性は、誰とも話さずほほ笑みもせず、よそよそしい態度で式を眺めている。あの人は誰だろう?そう思っていると、彼が近づき話しかけてきた。男性は、世界じゅうに支社を持つ大会社の社長タイ・ギブソンだった。二十年ほど前に故郷をあとにして以来、初めて戻ってきたらしい。タイが人を雇うつもりでいるとわかり、彼女は自分を売り込んだ。どんな仕事にせよ、働きたい。PRのコンサルタントとして独立したものの仕事はなく、クレジットカードの支払いがとどこおっているのだ。「わたしが適任だとあなたに納得させるには、どうすればいいの?」彼はすぐには答えず、すばらくしていった。「ぼくにキスをしたまえ」
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-★どんなことをしても結婚を阻止しろ---彼は父親の厳命を受けてスペインを発った。★カッサンドラはロンドン留学中のアントニオと知り合い、結婚を約束する。アントニオはスペインの旧家デ・モントーヤ家の次男だった。彼の父親は激怒し、結婚阻止のため長男エンリケをロンドンに送り込んだ。エンリケはカッサンドラを誘惑し、結婚直前にバージンを奪って、翌朝スペインに帰ってしまう。裏切られたカッサンドラは、結局、すべてを秘したまま、予定どおりに挙式した。疑うことを知らないアントニオと。しかし二人の生活は始まる前に終わりを告げた。ハネムーンへ出かける途中で事故に遭い、新郎が即死。なきがらさえも遠くスペインに連れ去られてしまう。カッサンドラはデ・モントーヤ家と一切の関わりを断った。十年後、一通の手紙がエンリケの目に触れさえしなければ、ずっとそのままのはずだった。
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-★恋に落ちたかどうかはすぐわかる。ハートのささやきに耳をすませばいい。★ぼくの人生には何かが欠けている。麻薬組織に潜入して傷を負った事件以来、カートはそんな思いに悩まされていた。捜査中、彼は愛してはいけない組織の女性を愛した。彼女の言葉を信じ、そして裏切られた。もう見かけだけの女性にだまされたりはしない。残されたのは銃の傷痕とからっぽのハートだけだ。ある日、カートはダナという美しい女性に出会う。ダナは管轄内で起きた強盗事件の証人だった。肩まで届くブロンドの髪に大きなブルーの瞳。謎めいた雰囲気とすがるようなまなざし。カートは矛盾する二つの思いに引き裂かれそうだった。二度とあの過ちを繰り返したくない。いや、ダナのすべてを自分のものにしたい・・・・・・。
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-★平民との結婚は、だめ! だめ!かくして王さまの恋は燃え上がった。★アドリア海に面した美しい王国モンロヴィア。ハンサムでお金持ち、おまけに知的なモーガン国王は、理想の結婚相手として女性たちのあこがれの的だった。お城の絵画の修復のためにアメリカから派遣されたスザーナも、有名な国王を一度は間近で見たいと思っていたが機会がない。ところが、ある日、溶剤にまみれて一心に作業していると、だれかがアトリエに入ってきて彼女の後ろに立った。「いつもそんな絵筆を使うのかい?」男の低い声が尋ねる。黙っていると、質問は次から次へと続いた。スザーナは苛立ちを抑えきれなくなった。「悪いけど、まわりをうろついて仕事の邪魔をしないでくれる?」「それが国王の特権なんでね」スザーナがあわてて振り向くと、モーガン国王が微笑んでいた。
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-★手の届かない人を愛してしまった。婚約者のいる一国の王を・・・・・・。★ヘンリーが行方不明!思いがけない知らせを受けて、ジェンセンは急遽、中近東のスマル王国へ飛んだ。兄ヘンリーは雑誌社の仕事で取材活動中、消息を絶ったらしい。それにしても、なんという暑さ。強烈な光と熱気で窒息しそうだ。こんな異国で手がかりもなく、どうやって捜せばいいのだろう。頼みにしているマイケル・ハサーンという、ヘンリーの大学時代の親友とも連絡が取れないのに。大使館でも、兄に関する情報は得られずじまいだ。途方に暮れ、ホテルの部屋に戻ると、突然、後ろから腕が伸びてきた。「暴れるな」口元を手で覆われ、はがいじめにされる。ジェンセンは男の手に噛みつき、必死になってもがいた。「私はマイケル・ハサーンだ。落ち着いてくれ」なんですって?いったいどういうつもりなの?
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-★男の前に突如、舞い降りた天使。彼女には隠された使命があった・・・・・・。★ヘイリーはおじけづきそうになる気持ちを必死に奮い立たせ、サム・ウイントンの屋敷の前に立っていた。果たしてこの計画がうまくいくのか、自信はまるでない。それでも彼に近づく絶好のチャンスに怯えてはいられなかった。著名な児童書作家であるサムは、新作の宣伝で各地を回る間の屋敷の留守番を探していた。ヘイリーはその職に応募し、とうとう面接までこぎつけたのだ。この仕事につきたい理由は別にある。亡き妹をもてあそび、裏切ったサムに対する復讐だ。ところが、門の向こうに現れた長身で黒髪の男性は、妹が言っていた野獣というより、中世の騎士のイメージに近かった。ヘイリーはなぜか急に、彼をだますことに迷いを覚えた。
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-★前の夫を殺したうえにボスと不倫を・・・・・・。私はなんてひどい中傷の的になっているの!★オリビアとネイサンは、お互いの過去をほとんど知らないまま、劇的な出会いから三週間後に結婚した。ところがある夜、ナイトクラブで二人はとんでもない中傷を耳にする。オリビアは最初の夫を殺し、そのあとすぐボスの愛人になったのだと。悪辣な噂を振りまいているのは、オリビアの雇い主の弟ヒューだった。ヒューは、かつてオリビアに言い寄って拒絶されたことを恨み、また、兄が仕事で成功を収めたことにお嫉妬していた。ネイサンはヒューを告訴しようというが、オリビアは反対する。彼女は前夫の死に対してある罪悪感にとらわれていた。絶対人に言えない罪の意識に・・・・・・。そんなオリビアに不信をいだいたネイサンは、不倫の噂は本当ではないのか、仕事もすぐに辞めろと迫ってきた。
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-勤め先の御曹司である聡文《さとふみ》と、密かに交際している葵衣《あおい》。しかし、運転手の娘である彼女との結婚を、彼の父親が許すはずがない……。愛に迷う葵衣の前に、ハンサムだが傲慢で、悪い噂の絶えない一樹《いつき》が現れて言い放った。「恋人を助けたかったら、俺と結婚しろ」強引な彼の態度に、猛烈に反発する葵衣だったが……。二人の男性の間で揺れる、切ない恋心。真実は、そして本心はどこにあるの? ドラマチックな展開の和製ロマンス小説!!
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-エラリーはうんざりし、嫌悪で気分が悪くなりそうだった。男爵の娘である彼女は、父親の遺した屋敷を宿に改装したが、この週末、大富豪ラレンツ・デ・ルカが滞在していた。だが、彼は恋人らしき連れの女性をいとも冷淡にあしらい、あろうことかエラリーにまで誘いをかけてきたのだ。まるで、かつて不貞をはたらき、女性を軽々しく扱った父みたいに。それでも父親を愛し続けた母親はみじめな生涯を送ることになった。だから、私は決して誰も愛さないと心に誓っている。ところが、その夜ラレンツと二人きりになったとき、彼が口にした言葉にエラリーの心は大きく揺れた。 人を愛することを知らなかった男女が出会い、一週間だけの恋人関係を楽しんだあと二人は……。愛の奥深さを知るせつないラブストーリーです。豪奢な雰囲気もお楽しみください。
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-★かかわりを避けてきたハンサムな男性と、一つ屋根の下で暮らすことになるなんて。★引退した大学教授ジョゼフの秘書として、ケイティは住みこみで彼の回想録を書く手伝いをしていた。だが、ジョゼフが心臓発作で入院することになり、彼の身を案じた名付け子のブルーノが屋敷に乗りこんでくる。権力と富と知性ばかりか容姿にも恵まれた青年実業家――ブルーノの存在は、これまでもケイティを萎縮させてきた。しかし数日がたつうちに、ケイティは彼のペースにも慣れ、意外にも彼との生活を楽しむようになっていた。そんなある日、ブルーノの恋人のイザベルが屋敷を訪れる。名付け親を安心させるため、ブルーノは彼女との結婚を考えているらしい。優雅であか抜けたイザベルを見て、ケイティはただ引け目を感じた。
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-★婚約者のふりをするだけなのだから、キスは禁止、もちろんその先も……。★パリの有名料理学校への留学から戻ってきたチェルシーは、親友からすばらしいキッチンのある住居を提供された。ただし、交換条件がひとつ。初恋の相手だった、親友の兄デイビッドの婚約者役をつとめること。ホテルの入口で、デイビッドは婚約者役の到着を待っていた。ぼくこそが副社長にふさわしい器だと印象づけるのに必要なのは、取締役の面々とその伴侶たちの厳しいチェックに耐えうる婚約者。まじめな優等生然とした彼女なら完璧だ。だが現れたのは、グラビアモデル並みにセクシーな赤いドレス姿の女性。これがあのチェルシー? デイビッドは仰天した。
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-没落した貴族の令嬢キャロラインは、女学校時代の友人に招かれ、スティープウッドにある屋敷へやってきた。旧友とまた楽しいおしゃべりができるわ――そんな軽い気持ちで訪れたキャロラインだったが、着いてみると友人には話し相手(コンパニオン)として使用人扱いされ、屋敷での日々は憂鬱そのものだった。そんなある日、気晴らしに華やかなドレスを身にまとい、散歩に出かけた彼女は、森で威厳に満ちた馬上の紳士を目にする。ひとり歩きを見咎められないように逃げ出すと、その男性にやすやすと捕らえられ、おもむろに唇を奪われた! 十九世紀初頭、女性が独りで生きていこうにも職業はごく限られていました。貴族の子弟の家庭教師か、未亡人のコンパニオンか……。本作のヒロインを待ち受けていたのは、後者の道でした。
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-家事代行会社に勤めるエリーは、休暇中の経営者から留守を任され、張り切っていた。ところが初日から、いきなり問題が起こった。世界的なホテルチェーンの代表であるマックから、住み込みの養育係(ナニー)兼メイドの派遣を依頼されたのだ。ナニーの派遣は業務にないが、顧客の彼を逃すわけにはいかない。エリーはみずからその仕事を引き受けることにした。だが、美術館のように美しいマックの屋敷には不可解なことばかり。妻の姿がなく、マックは肝心の子供たちの世話を任せようとしない。この屋敷では、いったい何が起こっているの……?やがてエリーは、子供たちの母親について驚くべきことを聞かされる。 ハネムーン中の友人から会社の留守を預かり、意気込むエリー。前作「ミリオネアの償い」(I-2166)にも登場した、“マジック”こと、エリーのにぎやかな恋の顛末をどうぞお楽しみください。
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-不慮の事故で最愛の夫と娘を亡くして四年、エレノアは、いつまでも思い出にばかり浸る生活から抜け出そうと、得意の家事の腕を生かして住み込みの家政婦の仕事を得た。派遣先はロンドン郊外の古い屋敷。主人のマークは海外出張が多く、留守がちだと聞いている。前任の家政婦から渡された鍵で、エレノアは人気のない屋敷に入った。そして、主人がいつ帰ってきても迎えられるように、部屋の片づけや料理の準備に忙しく働いた。なのに、まさか深夜に当のマークと顔を合わせるとは思わなかった。暗がりで寝室を間違えて……思わず目を覆いたくなる姿の彼と。
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-★しがないウエートレスの私に、大企業の社長秘書がつとまるのだろうか。★毎朝、店にやってくるすてきな男性に朝食を運ぶことが、ウエートレスのシャノンにとってなによりの楽しみだった。ところが、客との間のトラブルが原因で、彼女は店をくびになってしまう。これからの生活を考え途方にくれていると、憧れの男性が現れ、信じられない言葉を口にした。「僕のところで、秘書として働いてみないか?」彼の名はケイン・リンドレー、大企業の社長だという。行きつけの店のウエートレスを秘書にするなんて、いったいどういうつもりだろう?シャノンは警戒したが、誠実そうな彼の態度を見て申し出を受けることにした。ケインが求めているのは、”特別な秘書”であるとも知らずに。
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-★おまえは一生を狼として過ごすがよい!秘密を打ち明けしそのときは・・・・・・・★すべては、ほんの一瞬の出来事から始まった。十字軍遠征からの帰路、不思議な瓶の封を開けたロルフは、魔女の怒りにふれ、昼間は狼として生きることを余儀なくされる。折しも、オオカミの群れに襲われた貴婦人がロルフの夜だけのすみか、魔女の宮殿に助けを求めてきた。魔女は”愛の恵みによりて呪いが打ち砕けん”と言っていた。夫婦の契りを結べば、呪いも解けるはず。さて、どうしたものか・・・・・・。一方、気に染まない結婚を拒否したアンリーズは、城を追い出され、死ぬほど嫌いな修道院へ送られる運命にあった。だから、見知らぬ男に妻になれと言われても、拒否はできなかった。ここは何もかもが素晴らしく、女王のような暮らしが楽しめる。そして、夜ごと夫と過ごす、めくるめくような愛のひととき。けれども、彼は自分の素姓どころか、顔さえも隠そうとする。ああ、この喜びを教えてくれた夫の姿をしっかりと見たい!愛を知ったアンリーズに、もはや怖いものはなかった。
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-★これ以上何もきかないで。あなたが私の秘密を知れば、すべてが終わる。★リッキーは祖父の莫大な遺産をもとに世界中に援助を行う慈善団体の若き女性責任者だ。ある日、兄と従兄がそれって突然訪ねてきた。イギリスの貴族とばかり聞かされていた祖父が、実は”アルザスの吸血鬼”と異名を取るナチの戦犯だったという。南米パラグアイの奥地に、まだ生きているらしい。それを聞きリッキーは地獄に突き落とされ、苦悩の日々が始まった。そんな時、聖職者ジョーダンが援助を求めて現れた。組織的に抹殺されようとしている南米の原住民を救出するためだ。場所がパラグアイだと知って、リッキーは資金援助をし、秘密裏に祖父の捜索も依頼した。直感的にわかったのだ---こんなに強く、しかも信頼できる人間は彼をおいてほかにいない。初めて会ったその時から、彼女はジョーダンに激しく惹かれた。だが秘密は決して明かせない。知られたら、何もかもおしまいだ。
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-★すてきな家を紹介してあげる。代わりにあなたの心をもらうわ!★姉妹同然に育ったいとこを自殺未遂に追いやった男ジェド・キャノン。その男がロンドンで邸宅を探しているという。この情報を耳にしたとき、テイマーはこれで復讐ができると喜んだ。二流の不動産屋に勤めるテイマーは、必死に高級な物件を探し、上等なスーツに身を固めて、ジェドとの対決に向かった。彼については充分に下調べをしてあるから、手玉に取るのは簡単よ。資産家で、非情で、服を着替えるように女を替える銀色の瞳の男。ほかの女にはないクールさで決めて、必ず彼の気をひいてみせる。ところがジェドに会ったとたん、テイマーはそのパワーに圧倒された。そのうえ握手を求められて、一瞬脳裏に過去がよぎる。五年前のレイプ事件・・・・・・。負けない!ぜったいにジェドを落としてみせる。
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-★舞踏会に一緒に行ってと頼んだばかりに、彼は驚くべき取り引きを持ちかけてきた。★エレクトロニクス会社社長の個人秘書をしている友人に頼まれ、フローラは三カ月だけ彼女の代わりを務めることになった。世界一周旅行を夢見ている今、高い報酬はなんとも魅力的だ。問題は上司のマット・ダベンポート。わかままで気難しいやり手の実業家として知られる彼は、初日から暴君ぶりを発揮してフローラを閉口させるが、フローラは屈することなくハードスケジュールをこなしていく。奔放な態度、秘書らしくない服装とは裏側に、彼女は有能で、マットを驚かせた。ある晩、別れた恋人や友人たちと舞踏会に行く話をしていたとき、フローラは見えを張って、マットと恋人同士だと言ってしまう。彼女は勇気を奮って、舞踏会のパートナー役をマットに頼むが・・・・・・。
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-★私を、現実を知らない子供としか見てくれない。彼を愛するなんて、悲しくてつらいだけだ。★灼熱のカサブランカの空港に、青い目をした若い女性が降り立った。マドリン・ページ、二十歳。イギリスから着いたところだ。ロンドンで知り合ったハンサムなアメリカ人青年ブルックの紹介で、彼の叔母アマリアが、夫の伝記を書くのを手伝いに来たのだ。頼まれてマドリンを出迎えたのは、アラブ人の姿をした長身の男性だった。猛々しく鮮烈な迫力を発散する男の存在感に、彼女は一目で圧倒された。彼は砂漠のオアシスにある病院のフランス人医師、ビクター・トウレル。砂漠の住民の医療に命を捧げる人らしいが、マドリンを完全に子供扱いする。その後、マラケシュを中心に美しい砂漠の国でアマリアと行動をともにしながら、マドリンは優しいブルックのプロポーズに心を乱された。本心は、厳しく激しい砂漠の鷹のような医師ビクターに惹かれずにはいられない。ビクターにはいつも、妖艶な美女がしっかりと寄り添っているというのに。
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-★ふたりで過ごす夢のような南国の夜。思わずあなたの言葉を信じてしまいそう。★ミッシェルは母親からの電話に大きなショックを受けていた。母は滞在先のリゾートホテルで出会ったすてきな男性に頼まれ、彼のプロジェクトに投資するつもりだという。冗談じゃないわ!会ったばかりの男性に資金援助するなんて。未亡人となった母にバカンスをすすめたのはミッシェルだったが、まさか詐欺師に引っかかるとは予想もしていなかった。あわててホテルに駆けつけたミッシェルは、問題の男性ラッキー、そして自称”ラッキーの甥”ジョナサンを紹介された。しなやかな長身、浅黒く美しい顔、大胆なまなざし。いつもそういう男性を王子様だと思い込み、泣かされてきた彼女は本能的に彼を警戒し、詐欺の仲間だと決めつける。とにかくジョナサンの態度はどこか不自然だった。ミッシェルにつらく当たったり、突然誘惑してみたり。彼の本心はいったいどこにあるのだろう。
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-★欲しいのはお金じゃなくて彼の愛。でも彼はそのことに気づいてはくれない・・・・・。★「きみを妻にできたらどんなによかったか。でも、きみには出世を望む夫の妻として重要なものが欠けているんだ」ジェシカの恋人はそう言って大物実業家の娘と婚約してしまった。---つまり、お金ね。ジェシカは名家であるベニントン家の出身だったが、一族の没落とともにその財産もなくなっていた。恋人の残酷な仕打ちに打ちひしがれていたジェシカに、彼女のボス---キア・ソーンダーズが取引を持ちかけた。ある大企業との契約による利益をジェシカと折半にするかわりに、その契約を成功させるため、彼の婚約者として社交の場を取り仕切ってほしい、と。キアは会社のため、私はお金のためにお互いを必要としていた。でも、彼のサファイアブルーの瞳に宿る輝きに気づいたとき・・・・・・。
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-乗っていた飛行機が真冬のメキシコ湾に墜落したとき、名門ケンブル一族の令嬢ミアは死を覚悟した。奇跡的に九死に一生を得たものの、いわれなき嫌疑をかけられ、いまミアはメキシコで獄中生活を送っている。このままでは一生ここで暮らすことになってしまう。絶望の日々を送るミアを救いに来たのは、シャンハイ・ナイト――幼いころから憧れていた男性だった。
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-★出会えた幸運に感謝していたのに、最も会いたくない人だったなんて。★心臓移植のためのチャリティー・パーティーで、キャサリンは謎めいた男性にダンスを申し込まれた。グレイと名乗る彼は、新聞にも載るほどの有名建築家だった。間違いなく初対面のはずなのに、なぜか彼に自分のことを知られている気がしてならない。魅惑的な笑顔に惹かれる半面、不穏な胸騒ぎを覚えたキャサリンだったが、成り行きで彼の新居が完成するまで自宅の離れを貸すことになった。グレイが胸に秘めている、彼女に近づいた本当の目的も知らずに……。
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-ソフィが勤める病院に、脳腫瘍の摘出手術を請われてオランダ人医師レイク・ファン・ターク・テル・ヴェイスマ教授が招かれた。世の中はなんて狭いのかしら!石畳に靴のヒールがはさまって途方にくれているところを助けてくれた男性が彼だったのだ。ソフィは再会を嬉しく思ったが、教授は突然彼女のフラットを訪ねてきた。「君をドライブに誘いたいんだ。ひょんな出会いだったが、僕たちは友達になれると思ってね」いったいどういうこと? しかしソフィはわけもわからないまま教授の申し出を受けていた。
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-デザイナースクールに入る資金をつくるため、キャロラインはモデル事務所と契約した。ファッション業界のことも学べるんだわ。そう思うと胸が躍ったが、現実は厳しかった。デザイナーは二流、モデル料も半分は事務所の斡旋料と家賃に消え、貯金どころではない。ある日のショーのあと、招待客を接待していたキャロラインは下品なバイヤーに言い寄られ、その場を動けず困惑していた。「どうしたんだい? 今夜は僕とつき合う約束だっただろう」振り向くと、ショーの時彼女をじっと見つめていた男が立っていた。「夜のつき合いも仕事のうちだ。隠す必要はないさ」白馬の騎士が助けに来てくれたと思ったら、人を侮辱して!そこに留まるか男についていくかの選択を迫られた彼女は……。
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-偏屈な恋人と二年つき合ったあげくに振られた写真家のドミニクは、再び自由な自分を見つけて自信を取り戻すため、昔から憧れていた土地、ワイオミングへやってきた。カメラを携え、宿泊している牧場の敷地へ散歩に出かけたところ、太陽に照りつけられ、汗に光る男の背中を見つける。ドミニクは思わずシャッターを切り、そのセクシーさに息をのんだ。男は振り返ってドミニクの全身を眺めまわすと、にやりと笑った。「君も写真に撮りたくなるほどホットだよ」何かがドミニクの全身に音をたてて戻ってくる。男は続けた。「さて、ホットな二人としては、何をしようか?」■最高にセクシーで、熱いハートを持つチャンス三兄弟の登場です。ヴィッキー・L・トンプソンによる〈ラスト・チャンスへようこそ〉は、次男の獣医ニックとドミニクのロマンスで幕を開けます。3カ月連続で刊行いたしますので、どうぞご期待ください!
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-外科医のエリックは愕然とした。ERに運び込まれてきた、転んで脳震盪を起こしたというランジェリー姿の女性――それはかつて激しく愛し合ったデイジーだったのだ!
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-敏腕雑誌編集者のローレンは、故郷のニューオリンズに帰ってきた。街のセクシーなナイトライフを紹介する記事を書くためだったが、ツアーガイドをかって出てくれた元恋人に、甘い復讐を企てていた。
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-奔放なケリ・ヴェガスは、堅物の幼なじみ、ロディックと帰省中。突然、彼らの車の前に鹿が飛び出し、車は道を大きく外れてしまう。雪深い山道で立ち往生した二人は山小屋を見つけ、一夜を過ごすことになるが――。
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-デイジーはキャンプ場での料理人の求人に応募するため、ジェリコ・キングが運営する山荘を訪ねた。さすが裕福なキング家の人間だけあり、山荘は城と見紛うほど豪華だ。元軍人のジェリコは、デイジーの亡き弟が生前尊敬していた同僚。一年前に戦地で弟が死んだとき、ジェリコはデイジーに手紙をよこし、“僕にできることならなんでもする”と約束してくれたのだ。だがジェリコは、デイジーの華奢で女っぽい姿を目にするなり、山での生活には向いていないと決めつけて追い返そうとする。ジェリコをなんとかして説得しようと、デイジーは心に誓った。どうしても彼のそばにいたい、ひそかな理由があったから。■名家キング家の男たちを描く、モーリーン・チャイルドの人気ミニシリーズ〈キング家の花嫁〉の最新作をお届けします。
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-トーマスアイル国の王女ルイーザは、末っ子として両親やきょうだいから過保護に育てられたため、二十七歳にしてうぶで無邪気すぎるともっぱらの噂だ。そんなルイーザが、ある舞踏会の席で一人の男性に出会った。彼の名はギャレット・サザーランド。国内有数の裕福な実業家だ。常々、おとぎばなしのような恋を夢見ていたルイーザは、ギャレットを見た瞬間に運命を感じる。一方のギャレットも、ルイーザへの好意を隠そうともせず、純真すぎるプリンセスの恋は、向こう見ずに走りだした。この出会いが仕組まれたものだとは、夢にも思わぬまま。■ミシェル・セルマーのロイヤル・ミニシリーズ〈愛の国モーガンアイル〉の続編です。これまでの簡単なあらすじがついています。前向きで可愛らしいルイーザの恋をお楽しみください。
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-我ながら本当にどうかしている。見も知らぬ男性のヨットに乗って地球半周の航海に出るなんて。オーストラリアの港町で、カフェのシェフをしているジェニーは、店に来たヨットマンの誘いに応じた大胆な自分に驚いていた。南米のホーン岬を経由してヨーロッパへ戻る旅に、ラモンと名のる男性と二人で向かうことになったのだ。彼は地中海沿岸の小さな王国セフェウスへ帰るところで、シェフ兼クルーとして雇ったわたしに下心などないと言っている。それに、もしうまくいかなければ途中で船を降りればいいのよ……。ジェニーは港に停泊している優美なヨットに思いをはせた。そして父が子供のころ行ったことがあるというセフェウス王国にも。■ロイヤル・ロマンス三部作〈地中海の王冠〉を刊行し、好評だったマリオン・レノックス。彼女が地中海を舞台に、新たな王家の物語を書きました。戴冠式から舞踏会まで、魅惑の宮廷絵巻をご堪能ください。
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-イゾベラは十代のころ、人気モデルとして活躍していた。だが、ストレスの多い仕事に疲れはてて引退を決意した矢先、悲劇的な出来事が起こり、消えることのない傷を体に負った。それから十数年後の今、イゾベラはブリスベンにある研究室に勤務している。ぶかぶかの実験用白衣で体を隠し、不格好な眼鏡をかけて、女であることを捨てたような生活を送りながら。そんなある日、イゾベラはギリシア人の雇主――アレクサンダー・ザフィリデスと初めて顔を合わせた。そのうえ、魅力的な彼と楽園のような島に行くはめになり……。
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-一人で起業した家事代行会社がようやく軌道に乗り始め、リズはその朝、張り切って最初の顧客の家を訪れた。しかし、そこにいたのは腰にタオルを巻いただけの男性。なのに、リズが驚いたのは彼のそんな姿ではなかった。その男性こそ、リズが三年前に別れた夫、ケインだったのだ。二人は六年前に結婚したが、直後に起きた不幸な事故のせいで、彼は心を閉ざすようになり、リズは孤独に耐えかねて家を出た……。再会した今、リズは改めてケインへの思いを意識した。ひょっとしたら、彼とやり直せるかもしれない。でも、ケインともう一度向き合うためには、リズは彼にどうしても打ち明けなければならないことがあった。
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-妹の婚約お祝い会に出席したエミリーは、ばつの悪い時間を必死にやり過ごしていた。妹の結婚相手が、よりによって自分を棄てた恋人だなんて。どんなに冷静を装っても、心は屈辱に打ちのめされていた。と、そのとき、携帯電話が鳴った。新しい顧客で友人になったばかりのミスター・タリムだ!応答したエミリーの口から、思いがけず大胆な言葉が飛び出した。二十分後、エキゾチックで精悍な紳士の登場に、場内はざわめいた。エミリーはすぐさま彼の前まで行くと、その唇にキスをした。■妹に恋人を奪われたうえ、婚約者のいるシークに恋してしまった不運なヒロイン。ですが、思いもよらないハッピーエンドが彼女を待っていました。砂漠の王子様との情熱の恋をご堪能ください。
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-メグはカステルフィーノ伯爵邸の壮麗な庭園改築のデザイナーとして屋敷に住み込むためトスカーナを訪れる。だが豪奢な屋敷に着くと、出迎えたのは老伯爵ではなく、見覚えのある男性の不機嫌な顔だった。ジャンニ・ベリーニ! 数カ月前に偶然出会い、ひと目で惹かれたが、プレイボーイで有名な彼はメグに気を持たせただけで去っていった。その彼がどうしてこの屋敷に? しかも、明らかに迷惑そうだ。老伯爵が数日前に亡くなり、息子のジャンニが伯爵の称号を継いだが、庭園に興味のないジャンニは改築をとりやめるつもりだとメグは知る。それでも老伯爵との契約を主張するメグに、彼はあっさり折れた――メグとのひとときの情事を楽しむために。
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-ウィンダム子爵は無邪気なセリーナにすっかり魅了されて父親のリース卿のもとへ求婚しに行ったが、娘が心変わりしたという見え透いた理由で拒絶された。一方、セリーナは子爵からの求婚を心待ちにしていたところ、彼が堕落した放蕩者だと教えられ、別れるよう命じられる。代わりに父がすすめたのは、粗野で品のないヘイルクーム卿との結婚だった。あんないやらしい男に嫁ぐのだけはいや!セリーナは子爵への思慕をつのらせた。ウィンダムもまたリース卿への疑念が日に日にふくらんでいった。■「侯爵のお気に入り」に引き続き、スティープウッドを舞台に繰り広げられる恋物語をお届けします。十九世紀初頭の華やかなりし英国摂政期、放蕩者子爵と無垢な令嬢セリーナの恋のゆくえは……?
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-ヘレンは父の死後、母の親友の援助で社交界デビューした。清らかで美しいヘレンは注目の的。そして、マックスというハンサムで親切な貴族に心を奪われた。ところが、母の猛反対に遭う。公爵の息子と身分違いの結婚をして冷遇された過去を思うと、賛成できないというのだ。私の恋は報われないの?ヘレンは悩み、マックスへの想いを封じようとした。そんな折、劇場でヘレンは自分を見つめる上品な老紳士に気づいた。すると、なぜか母が動揺し……。■本作はPHS-11「王子様を夢見て」の関連作。前作と同じ婦人の援助で社交界デビューし、理想の男性に巡り会ったヒロインでしたが、相手が貴族だという理由で結婚は許されず……。
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-偶然ロリー・オーモンドの個展が開かれるのを知ったゾーイは、その展覧会に行ってみずにはいられなくなった。ロリーはかつての恋人……でもまさか、七年前に描かれた自分のヌードと対面するとは思わなかった。動揺を隠せないまま、逃げるように画廊をあとにすると、帰り道で一人の青年に声をかけられた。画廊で見かけた男だ!関わり合いになりたくなかったが、熱心さに負けて話を聞くと――その青年が思いを寄せる少女がロリーに夢中になっている、あなたはロリーをよく知っているはずだから、彼女に忠告して危険な恋から救い出してほしい、というのだ。
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-「きみはその曲をリック・デイカーのために書いたのか?」通りで次作のバラードを謳っていたタンジーは、その言葉に凍りついた。とうとう現れたわね、レオ・デイカー。リックの母親違いの兄。家出した十七歳のリックは、二カ月タンジーのフラットに居候したあと自分を見つけたいと出ていった。誰にも居場所は教えないでと言い残して。「弟のことで話がしたい。母親が……癌で、会いたがっているんだ」頬を打たれたようなショックだった。でもリックのことは言えない!お役には立てませんとその場は切り抜けたものの、タンジーは彼の端整な外見の下に潜む危険な野性を感じて不安だった。レオはどんな手を使っても弟の居場所を聞き出そうとするに違いない。そして彼女の恐れは、やがて現実となるのだった。
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-★ダンサーの私に、秘書になれですって?★シドニーで過ごす最後の夜、ダンサーのスターは友人に誘われ、地上五十階のビルの屋上で繰り広げられるパーティに参加していた。本当なら今頃、恋人とダンスカンパニーを立ち上げているはずだった。だが彼に裏切られ、資金のためにと使った全財産を失った。しかも根回しをされたので、新天地メルボルンにも仕事の当てはない。スターは半ばやけになって、一人シャンパンをあおっていた。だから、スーツ姿のゴージャスな男が声をかけてきたときも、そっけなく応じた。私はゲームをする気はない、と。「私が興味があるのは、メルボルンに仕事があるかということだけ」すると彼はセクシーに微笑んだ。「それなら僕の個人秘書になればいい」
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-ペトラは生まれて初めて訪れた母の祖国ズーランで悩んでいた。傲慢で欲深い祖父が、自分のビジネス・パートナーとペトラとの縁談を勝手に進めていることを知ってしまったのだ。かつて、ズーラン在任の外交官であったペトラの父と、遊牧民の血を引く母は祖父の反対を押し切って駆け落ちした。祖父は母を勘当しただけでは飽きたらず、今度はわたしをビジネスの道具として利用するつもりなんだわ!リゾートのビーチでかわされる女性たちの噂話を耳にして、ペトラは計画を思いつく。数時間後、彼女は圧倒的なオーラを放つ魅力的な男性に声をかけていた。■アラブの小国を舞台にエキゾチックな貴公子たちとのロマンスを描く『砂漠の恋人』。今月のヒロインは、祖父のずる賢い企みに反発して男性を誘惑しようとするペトラ。ところが、思わぬハプニングが……。
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-ジョシーは駆け出しのイベントプランナー。長くアシスタントを務めてきたイベント企画会社で三カ月前に共同経営者となり、新たな仕事への意欲に燃えていた。でもまさかアフリカまで来て結婚式を演出しようとは思わなかった。いくら人気サッカー選手とその花嫁にふさわしい式のためとはいえ、ロンドンからスタッフや機材をすべて飛行機で運ばなければならない。それに式場となるサファリリゾートのツリーハウスで隣り合わせた男。彼は一体何者? シャワーから出たところに声をかけてくるなんて。しかも新郎新婦のブライダルスイート用の部屋に居座ってしまっている。あの危険なまなざしと唇は、誘惑を仕掛けてくるようで気になるけれど、ここはスイート用の部屋を確保することを第一に考えなくては……。■ミニシリーズ〈すりかわったエンジェル〉が好評だったリズ・フィールディング。今月はかつて「すみれ色のウエディング」(I-1986)に登場した、ジョシーのその後の物語をお贈りします。
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-オライアン・デリカリス――ライアンは貧しい家に生まれたが、努力の末に会社を興して億万長者となった。今は生まれ故郷のギリシアで政治家になるべく選挙戦を戦っている。しかし対立候補に支持率で水をあけられ、よき家庭人であることを有権者にアピールする必要に迫られていた。■リビーは不安に怯えながらアテネにある最先端のビルを訪れた。五年前に親に勘当されてまで結婚したものの、三カ月で別居に至った夫、ライアンに正式な離婚を求めるためだ。最上階のオフィスで再会した夫に書類を取りだして見せるやいなや、リビーは冷酷な言葉を浴びせかけられ……。
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-★もう騎士には近づかない。彼を呪いの犠牲者にしないために。★エロイーズに近づく騎士は呪われる。そう噂されていた。彼女はこれまで二度婚約したが、二度とも婚約者が亡くなり、義兄に強いられて結婚すると、その夫までが馬上槍試合で命を落とした。彼女は夫の死に、騎士のサー・オーウェンが関係しているのではないかと疑っていた。かつてエロイーズに求婚しながら、何も言わずに姿を消した男性だ。城で再会した彼には、相変わらず魅惑的な雰囲気があった。でも、呪いをこれ以上広めないため、わたしはもう、騎士に近づいてはいけないわ。
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-★愛している。彼だけを。でもこのプロポーズを受けることはできないの。★スカーレットは数年前に亡くなった姉の息子を引き取り、順調だったキャリアもなげうって面倒を見てきた。保育士の仕事は決して楽しくはないけれど、今や生きがいである甥とずっと一緒にいられるのはありがたい。ある日、勤めている保育園の記念行事が行われ、スピーチをしていた老婦人が発作を起こして倒れてしまう。連絡を受けてやってきた老婦人の息子を見て、彼女は息をのんだ。何度も雑誌で見かけたことのある、有名なプレイボーイ!実際に目のあたりにすると、このうえなくセクシーですてきだわ。ため息をつき、スカーレットはうっとりと彼を見つめた。数日後、思いもよらぬ事実を知らされることなど想像もできなかった。
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-上司との恋で心に傷を負い、職場を去ることになったアストリッド。社内恋愛だけは金輪際するものかとかたく胸に誓うも、社長アシスタントとして採用された新しい職場で、早くもその決意は崩れそうになる。ボスのヘンリーは、十年ほど前に活躍していた元ラグビー選手で、当時アストリッドが夢中になった相手だったのだ。いくら憧れの人がボスでも、好きになってはだめよ!アストリッドは何度となく、そう自分に言い聞かせた。ところがある日、ヘンリーと二人きりになった際に、いきなり激しく唇を奪われてしまい……。
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-客室乗務員のティファニー・ニコルズは恋人と別れたばかり。結婚まで考えていたのに、彼が求めていたのは体だけだったのだ。しかし、つねに彼女の幸せを願っているおばとの電話で、恋人と別れたとはどうしても言いだせず、つい、近々結婚することになった、と口走ってしまう。おばは大喜びし、相手の名前をしつこく訊いてきた。さっき意地悪く叱られた、有能だが厳しいパイロットが頭に浮かぶ。ティファニーは思わず言った。「ベン・マックスウェル機長よ」数日後、はからずもそのことが機長本人の耳に入ってしまい……。
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-ウィーンを舞台に活躍する美貌のオペラ歌手ソフィーは十三歳で父の借金のかたに売られて以来、歌を支えに生きてきた。彼女にご執心のロシア皇帝らの誘惑も、どうにかかわしている。スパイ活動のためウィーンにやってきたレオ卿も彼女のすばらしい歌声と魅力の虜になった一人だった。放蕩者で鳴らすハンサムな彼にソフィーはたちまち心惹かれたものの、愛人契約を持ちかけられると、弄ばれるのが怖くてはねつけた。諦めきれないレオは、彼女を仲間のスパイにできないものかと考える。そんな折、ソフィーはロシア皇帝に歌を披露するため部屋に呼ばれ、もはや誘惑に屈するほかない状況に陥ってしまい……。■本作は「仮面舞踏会は公爵と」の関連作品で、ヒーローは前作ヒーロー、コールダー公爵の弟。同じくスパイで放蕩者のレオ卿と麗しき歌姫との波瀾に満ちたスリリングな恋の行方は……?
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-デイジーは、叔父が経営する小さな遊園地の整備士だ。年代ものの回転木馬やゴンドラ、蒸気機関車など、幼いころから慣れ親しんだ古い遊具と毎日格闘している。心から愛する仕事のため、小さな体はいつも煤だらけだ。ある日、遊園地の経営を助けるため、敏腕コンサルタントがやってきた。フィリックス・ギズボーンと名乗る彼は、若く、すらりとした長身で、スーツを完璧に着こなすその姿に、デイジーの胸は熱くなる。でも、彼みたいな人がわたしに目を向けてくれるはずがないわ。デイジーは必死でそう自分に言い聞かせるが、思いがけず、フィリックスからディナーに誘われて……。■ハーレクイン・ロマンスでも活躍中の、ケイト・ハーディの新作をお届けします。フィリックスからディナーに誘われたデイジー。彼はあくまでもビジネスだと言いますが……。固く閉じていたデイジーの心がしだいに花開いていく過程を、お楽しみください。
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-あこがれのイタリアの海、白い砂浜、さんさんと降り注ぐ太陽の光。しかし、せっかくの休暇に、リサはすっかり退屈していた。そのとき悲鳴が聞こえ、救急科医の本能から駆けつけてみると、少年が一人、岩場から落ちて意識を失っていた。病院まで付き添ったリサは、そこで同じ救急科医のマッテオと出会う。あまいマスクのイタリア男そのものの彼に積極的に迫られても、一人で旅するはめになった理由を思い出して、リサはおびえた。かつて永遠に続くと思っていた幸せは、もろくも崩れ去ってしまった。理想の男性なんて、世界のどこにもいないのよ。もう二度と、誰かを愛したりしないようにしなくては……。■イタリア人男性との恋――優しくて親切なのだけれど、はたしてどこまで本気なのか……。でも、この作品の場合はちょっと違っていました。ジョージー・メトカーフが描く、海辺で始まるドラマティックな恋をお楽しみください。
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-イヴは、インターネットの恋人紹介サイトを熱心に見ていた。恋人がいないせいで肩身の狭い思いをするのはもうこりごり。今までの五人の相手とのデートは退屈でたまらなかったけれど、友人の結婚式には絶対みんなが驚くような恋人を連れて参列したい。と、一枚の写真に視線が釘付けになった。輝く青い目、端整な顔……。■待ち合わせたバーに現れた美女を見て、ブライスは目をみはった。これが、あの引っ込み思案の本の虫だったイヴなのか。八年ぶりに連絡してきた彼女の言う“取り引き”とはいったい……?イヴが唇を開いた。「一カ月だけ私のデート相手になってほしいの」
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-★ときめきが欲しいと願うのは、そんなにいけないことですか?★アイリーンは不安にさいなまれていた。親の期待に応えるためとはいえ、愛も喜びも感じない相手と、このまま婚約していいの?安定がいちばん大切だと言われても、情熱とは何かさえ知らずに、生涯暮らしていくなんて。これが逃れられないさだめなら、自由なうちに一度だけ、熱く激しいスリルを味わってみたい。そう、ずっと夢見てきた奔放な一夜を。ついにアイリーンは自制心をかなぐり捨てて、あやうい冒険へと踏み出した。
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-上司からくだされた辞令に、ホリーはすっかり気落ちしていた。上司の弟、ジェフが会社経営を手伝うことになったため、しばらくそのアシスタントを務めろと命じられたのだ。ジェフといえば、ものすごくハンサムで魅力的だけれど、牧場経営を好んで田舎に暮らす、風変わりな人。根っからシティ・ガールのホリーとは馬が合うはずもなく、実際働きはじめてからも、正反対の二人は衝突を繰り返した。そんなある日、話があると、ホリーは彼に呼び出される。何事かといぶかっていると、ジェフはとんでもないことを言い出した。「ぼくの妻になってくれないか、一年だけでいいから」■D-1427「午前零時にさめる夢」の関連作品をお届けします。ヒーローは、前作のヒーローの双子の弟、ジェフ。自由を愛する彼の恋物語を、どうぞお楽しみください。
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-パーディタは心臓の具合が悪い父親に代わり、金策のためにロンドンの街を走りまわっていた。経営する会社が財政上の危機に瀕していたのだ。しかし、融資してくれそうな取引先はなかなか見つからない。そんなある日、パーディタは思いがけない人物を目撃した。三年前、カリフォルニアで結婚してすぐに破局を迎えた男性――ジャレッド・デンジャーフィールドだ。陰気な笑みを浮かべたジャレッドの顔を見たとたん、パーディタはやみくもに駆けだし、その場から逃げた。ほどなく彼が有望な融資先の重役として現れるとも知らずに。
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-エラは日々制作に励む、若きガラス工芸家。海辺の屋敷の離れを借りて、ひとり静かに暮らしている。ある夜、日課の散歩をしている途中で見知らぬ男性と出会った。闇の中で顔ははっきりと見えないが、エラはなぜか興味をそそられた。話しているうちに、彼が祖母から屋敷を相続したハリドだとわかった。翌日、母家に呼び出されたエラは、初めて明るい中で彼を見る。これほど美しい男性は見たことがない。でも、その顔の右側は……。ひどい火傷の跡で肌が引きつれていた。衝撃を受けるエラに、ハリドは追い討ちをかけるように言い放った。「この屋敷は売りに出す。さっさと出ていってもらおうか」■魅惑の砂漠のヒーローが、もし双子だったら……。ミニシリーズ〈砂漠の絆〉でバーバラ・マクマーンが描くのは、ひと味違ったシークたちの物語です。ぜひお楽しみください。
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-富豪の夫との愛のない結婚生活に悩むララのもとに、十代のときに愛し合った相手リックが突然訪ねてきた。今や世界的な写真提供ビジネスで成功しているリックは、ララと夫の写った写真を偶然見かけたという。そこに明らかな虐待のしるしを見てとり、初恋の女性ララのために駆けつけてきたのだった。リックの助けを借りて、ララは夫の監視の厳しい家から逃げ出し、そのままセスナ機で奥地に飛ぶ。そこはリックにとって、苦い思い出のある土地だった。執拗な夫の追跡から逃れられるのかしら? ララの心は震えた。
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-★水辺の隠れ家で重ねた二人きりの時間。それは甘美なまでの夢? それとも……。★アケイラはFBI捜査官。偶然訪れたホテルで、喉をかき切られて殺されている女性を発見した。現場となった部屋に入ろうとしたとき、背後に男の気配を感じる。この部屋に泊まっていた男、クロード・ラフィットに違いない。アケイラは容疑者を確保しようと銃を構えて振り返った。ところが、逆に人質にとられて男の逃亡を許してしまうことに!今、アケイラは車のトランクの中で、激しい揺れに耐えていた。押しこめられたときには、思いがけない男の優しさにとまどった。その触れ方はアケイラに忘れたはずの情熱を思い出させた。ああ、彼はいったい、私をどうするつもりなの?
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-★何が嘘で何が真実か、彼は何者なのか。その答えをどうしても知りたかった。★プラスキ家の五人姉妹の末娘マルヤは開業医を目指す研修医。勤務を終えた帰り道、車の前に飛び出してきた男をはねてしまった。しかも男は何者かに撃たれてすでに傷を負っている。なぜか病院には行きたくないと言い張る彼をマルヤは危険を顧みず自宅に連れ帰って手当てした。たしかに危険な香りのする男……でもその瞳は犯罪者には見えない。彼はケイン・ドランと名乗っただけで姿を消したが、一週間後、二人は思わぬ場所で再会した。マルヤが勤務する病院に用務員としてケインが雇われたのだ。それでもマルヤにとって彼は相変わらず謎の男のままだった。
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-あるパーティに出席したキャットには心待ちにしている人がいた。アメリカでも有数の実業家キャレブが来ることになっているのだ。キャットがいま執筆しているハリウッドの結婚物語で、彼の父ルシアンが大女優を妻にした話をとりあげようとしていた。消息が知れないルシアンと話すには、息子に頼むしかない。だがキャレブはいっこうに姿を現さず、長いこと待つあいだに、彼女は慣れないアルコールがたたって気を失ってしまった……。翌朝、男性の声にうながされ見知らぬベッドで目覚めたとき、キャットの目に、キャレブの余裕の笑みが飛びこんできた!
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-父の死後、田舎暮らしをせざるを得なくなったスザンナはある日、ハンサムだが短気な貴族の乗った馬車にひかれそうになる。ぷりぷりしながら家に帰ると、夢のような知らせが待っていた。援助するのでロンドンで社交シーズンを楽しまないかという手紙が、母の友人から届いたのだ。母は私の結婚による経済的安定を願っている。母を喜ばせたい。でも……狂おしいほど情熱的な恋に身も心も捧げてみたい――そんな夢を捨てきれないままスザンナは馬車に乗って、ロンドンへ。待っていたのは社交シーズンに集う大勢の煌びやかな装いの貴族たち。その中には、あの短気な貴族の男性の姿もあった。■幸運にも社交界デビューを果たしたヒロイン。豪華なドレスに身を包み舞踏会へ夜会へと繰り出します。夢の王子様は見つかるのでしょうか。
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-三カ月ほど前、悲劇は起こった。ライサンの幼なじみノエルの両親が、飛行機事故で亡くなったのだ。たった一人残されたノエルの悲しみようは、見るにしのびなかった。どうにかして慰めようとしたライサンだが、まさかノエルが急に二人の結婚話を進めるとは思ってみなかった。自分でもよくわからないうちに、ノエルと婚約していた。家族ぐるみで昔から親しくしてきたので、ライサンの家族は大喜びだ。彼女はどうにも落ち着かず、思い立って休暇を取った。そしてたった一度、父の仕事の関係で会ったことのある男性、ダンテ・ビベロスの住む遠い国へと、一人旅立った。ノエルのことは本当に大好きなのに、いったいわたしは何をしようとしているの?
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-十八歳の時の自動車事故はいまだにサラの心に傷跡を残している。故郷では人目を避けてきた彼女にとって今回の姉の結婚式は、初めて誇らしい思いで帰郷できる機会になるはずだった。婚約者のルパートとともに列席する予定だったのだ。ところが今朝、彼の家を訪れると、ベッドに彼の昔の恋人がいた。ショックを受けたサラは家を飛び出し、故郷へと向かう列車に乗った。そこで偶然、幼なじみのロードリと再会する。沈んでいる様子を心配したロードリに促されるままサラは、事故のこと、ルパートとの出会い、今朝の出来事を話しはじめた。そのおかげで面倒なことになってしまうとは思いもよらずに。
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-アナは、セブとの思い出すべてをリセットする旅に出た。運命的な出会い、バルコニーの熱い一夜、ジブラルタルでの結婚式……その夜知った彼の裏切り。アナの結婚生活は一週間で幕を閉じたが、苦しみは終わらなかった。思いがけず妊娠し、そして流産したのだ。たった一人ですべてを乗り越えた一年後、アナは離婚届をセブに送りつけ、アフリカへと旅立った。灼熱の太陽とサバンナが、アナをいきいきと甦らせる。夢中でシャッターを切るファインダーの中に一人の男の背中が映り、アナは微笑んだ。素敵な男性に反応するなんて、元気になった証拠ね。だが振り返った男の顔を見て、アナは愕然とした。セブ――!
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-フィオナは浮き足立っていた。大富豪で今をときめく景観デザイナー、ブレント・マッケイのもとで働くことが決まったのだ!アーティストのような仕事は不安定だからと反対している両親もこれで認めてくれるかもしれない。引き締まった肉体をもつハンサムなブレントは私生活を世間にいっさい明かさない謎めいた人物として有名だが、フィオナは初めて会ったときから通じ合うものを感じた。彼を知れば知るほど惹かれていくのに、“女性と愛し愛される関係はありえない”――それが彼の信念だった。
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-美貌の英国人令嬢クリスタは、舞踏会で、強引だが魅力的なアラブの王子アーメドと出逢う。英国貴族の母を持つ彼は、またの名をマークといった。一目あった瞬間から恋に落ち、チュニスに向かう船上で結ばれる二人。しかし船は海賊の急襲を受け、クリスタはひとり囚われの身に。ある夜、奴隷として移送中の彼女のもとに一つの影が忍びよる。彼こそは謎に包まれたシーク“砂漠の鷹”。そしてその正体は…。愛と官能の歴史ロマンス。
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-ルル・ハミルトンはある医療財団の出版記念の会見に招かれ、著者カイル・マンローを紹介されて驚いた。今朝、ネパールから一年半ぶりに帰国したばかりのその医師は、さきほど重い荷物に困っていた彼女を助けてくれた色男だったのだ。カイルはルルが何者かを知ると、次作の執筆の手伝いを頼んできた。十年前、海外医療の先駆者だったルルの母はウガンダで命を落としたが、当時新米だったカイルは、その下で働いていたらしい。彼に協力すれば、数週間のあいだ二人きりで過ごすことになる。まばゆい笑みとあふれる魅力にときめきを感じて、ルルは怖くなった。いずれ旅立つカイルに恋をすれば、傷つくことがわかっていたから……。■不在がちな医師の母のもと、寂しい思いをして育ったヒロインは世界中を飛び回るヒーローに惹かれてしまいます。期待の新星ニーナ・ハリントンが送る、涙を誘う感動作です。
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-世界各地に飛んで医療活動をおこなう“★空飛ぶ病院/ジエツト・ホスピタル/”。外科医のカサンドラは、あらゆる国で人々を救うその組織に参加した。この医療チームが医師として新たな人生を踏み出す第一歩になる。カサンドラは希望に燃えて、マドリッド空港で仲間を待っていた。でも、まさかチームのリーダーが、よく知るあの男とは思わなかった。ヴィダル――十三年間、私の家族を利用しつづけ、逃げ出した男。恵まれない家庭で育った彼を、父が引き取り、医師にまでしたのに、ある日、カサンドラの前から姿を消した、彼女のヒーロー……。いいえ、今は高額な美容整形で大儲けをしている卑劣な冷血漢!その彼がなぜここに? 不意にカサンドラの胸に、十六歳のときの、忘れられないパーティの夜の出来事がよみがえった。■ディザイアでも人気のオリヴィア・ゲイツ。イマージュでは彼女の医療現場を描いたロマンスをお届けしています。
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-アダム・バナーマンから結婚を申し込まれたとき、シエナは有頂天になって受け入れた。ところがアダムは自分の事業を大きくすることしか頭になく、結婚生活は悲惨なものになってしまう。毎晩遅くまで働き、話もろくに聞いてくれない彼に絶望し、ついにシエナは家を飛びだしたのだった。それから五年後、シエナはテムズ川沿いの高級住宅地を訪れた。大成功をおさめて億万長者となったアダムは、この一角にある豪華アパートメントに住んでいるという。シエナは勇気を出して彼に会い、ある秘密を打ち明けるが……。
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-シカゴ警察の刑事、リックが消えた。ジョージ-はきのうのデートを思い出していた。お互い、最後の一線を超えることをやっとのことでこらえた、そんなキスをしたのに。わたしに何も言わないで消えてしまうなんて!リックの行方を追い始めたジョージ-は、彼がかかわっていた麻薬取引事件の裏に、不穏な影を見始める。黒魔術、魔女、そして……。ジョージ-の心が騒いだ。リックを捜し出し、助けなければ。今度こそ、彼と愛し合うために。■ジュリー・E・リートが新たにジュリー・リートとして、久々の新作をお届けいたします。シカゴからニューヨークを舞台に、魔女や悪魔たちが暗躍するホットでスリリングな物語です。
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-ギルとハリエットは、戦闘地帯の医療チームに属する医師と看護師夫妻。ともに命がけの仕事をし、夜は愛し合う――そんな毎日にギルは満足していた。だが、妻のハリエットは違った。ハリエットは子供を欲しがり、ギルは必要ないと言い張った。一年の別居後、二人は同じチームで仕事を再開した。ハリエットは以前と変わらない様子だった。少なくともギルにはそう見えた。ところがある朝、突然彼女は夫に離婚届を突きつけたのだ。それも、ギルと激しく愛し合ったすぐあとに。
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-天才ピアニストと言われるアビーは疑問を感じていた。これまでピアノにすべてを捧げてきた私は、恋をしたこともない。このまま男性を知らず、バージンで生涯を終えるのかしら。そんなある夜、アビーは演奏中に見知らぬ男性に目が釘付けになり、バーで偶然再会した彼に誘われるまま相手の部屋に行く。リュックと名乗った男性は、多くを語らずに彼女をベッドに誘ったが、そのままいつのまにか眠ってしまったアビーを置いて姿を消した。しょせん私は女性としての魅力すら持ち合わせていないのだ。だが絶望し、ピアニストとしてのキャリアも捨てた彼女の前に、半年後、突然リュックが現れた。
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-やはり最初から話ができすぎだった。シェリーはすばらしい仕事にようやく就いたばかりなのに、叔父からの電話を受けたとたん、わき起こる疑念にさいなまれた。大企業の最高幹部のアシスタントのポストに空きができそうだと、叔父はどこからか内部情報をつかんで、シェリーに勧めた。失業中だった彼女はこの話に飛びつき、最高財務責任者トムのアシスタントにみごと採用されたのだった。しかもシェリーは面接で会ったトムにひと目で惹かれてしまい、彼の下で働ける喜びに胸を躍らせていたのだが……。いったい叔父とトムの間で、過去に何があったのだろう?★人気シリーズ「都合のいい結婚」で、日本の読者にもすっかりおなじみになったクリスティン・リマー。今作は豪腕ビジネスマンとアシスタントの物語をお届けします。シカゴを拠点に、出張でめぐるサンフランシスコや京都のようすもお楽しみください。★
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-知人に誘われ、小島で週末を過ごすことにしたジュリーは、島に向かうボートでトラヴィスという男性と一緒になった。彼はどうやら島の持ち主の息子らしいのだが、態度や言葉はひどくそっけなく、謎めいていた。さらにトラヴィスは、自分の訪問を家族に秘密にしているらしい。島に到着して案内されたのは、中世の城を模したような大邸宅。この週末は思いがけないものになりそうだわ、とジュリーは思った。いったい、この富豪一族にどんな事情があるのだろう?だが、そのときジュリーはまだ気づいていなかった。この島で彼女の運命を一変させる出来事が起こることに。
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-ある朝、いつものように自室で目覚めたリンジーは、信じられない光景をまのあたりにする。同じベッドに下着姿のジャレッド・クレンショー、その向こうには鬼の形相で二人をにらむ両家の父親がいた。私が頭痛で眠っている間に、いったい何が起きたの? ジャレッドにきいても、わからないの一点張りだ。厳しいしつけに従って純潔を守ってきたというのに、一夜にして疑わしい身となり、リンジーの自尊心は傷ついた。さらに、彼女の父が衝撃の言葉を言い放った。「責任を取って、すぐに娘と結婚してもらう」■“初恋の物語”――今まで知らなかった喜び、そして痛み。愛に目覚めたばかりのヒロインが紡ぐ、ナイーブな初恋の物語です。
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-いま、ニーナの人生はどん底にあった。父の死後、上流階級の華やかな暮らしを失い、自立を目指して就職したがリストラに遭い、やっと得た職は、高級リゾートのウエイトレスだった。ある日、くたくたの体をひきずるようにビーチを散歩していると、朽ち木に足をとられて転び、ニーナは頭を打って気絶してしまう。波にさらわれそうになっていた彼女を助けてくれたのは、ガブリエル・スティールという名のたくましい男性だった。昔ニーナが好きだった、兄の親友と同じ名前……。朦朧とする頭でそんなことを思っていると、大波が二人を襲った。■お金持ちで優しいガブリエルにニーナは惹かれますが、リゾートの客だと思いこんでいる彼に、じつはウエイトレスだと言い出せません。いっぽうガブリエルも、昔ニーナという女性を知っていたようで……。複雑な運命が絡まり合う、ドラマティックな展開をお楽しみください。
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-オフィスに現れたブランド社の社長ノアを、フェイスはにらみつけた。フェイスの一族とブランド家は、数百年にわたりいがみ合う因縁の仲だ。そしていま、革製品を扱うブランド社は、フェイスの祖父の革製造店を買収しようとしているのだ。交渉役を務めるフェイスは、祖父の愛する店を守るため、話にいっさい耳を貸そうとせず、冷たくノアを追い払った。だが数日後、ノアはとんでもない反撃に打ってでた。店の宣伝のためにとフェイスがオークションに参加したところ、彼女と過ごす一夜が、二万五千ドルもの大金で落札されたのだ。落札者として舞台に上がったのは、ノア・ブランドその人だった。■サラ・オーウィグが、運命に翻弄される男女の恋を描きます。
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-景観設計士のシーリアは、元恋人サリムが住む砂漠の国へと赴いた。まさかサリムから仕事を依頼されるとは、夢にも思わなかった。彼と出会ったのは、ともにアメリカの大学にいたころ。やがて愛し合い、身も心も捧げたシーリアに、彼は無情なほど一方的に別れを告げ、国へ帰っていったのだ。その後、四年前に偶然ビジネスの場で顔を合わせ、再燃した情熱に身を委ねたが、またもあっさり捨てられた。それでもシーリアがこの地を訪れたのには、ある理由があった。ずっと言えずにいた秘密を、サリムに明かさなくてはいけない。再会した一夜に子供を身ごもり、そして密かに産んだことを。
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-イギリスで生まれ、気難しい両親に厳しく育てられたミシェルは、両親が相次いで亡くなったのを機に、イタリアへ渡った。初めての自由な生活の第一歩として、彼女はトスカーナの豪奢な別荘で家政婦として働くことを決める。ある時、別荘に来賓として美術商のアレッサンドロが滞在することになり、ミシェルはいつも以上に万全の態勢を整えて出迎えようとした。だが、予想外のアクシデントが起こり、二人の出会いは最悪のものとなってしまった。いったいどうしたら挽回できるの? これから一週間、二人きりで過ごさなければならないというのに……。■美しいトスカーナの別荘で過ごす夢のような日々――C・ホリスが描く、しっとりと情感豊かなロマンスをお楽しみください。
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-ルーシーは憂鬱な気分で中東の国ビリャルへ向かっていた。四年前、ラグビーのイングランド代表チームの理学療法士として働いていた彼女は、スター選手のハリドと恋に落ちた。ところがある日突然、ハリドは理由も告げぬままルーシーを捨てて、故郷であるビリャルへ帰国してしまった――重要な真実を聞くこともなく。今回のチームの遠征先がビリャルだと聞いて、ルーシーは決めた。やはり、ハリドには本当のことを話さなければならない。だが、ビリャルの空港で彼女を出迎えたのは、かつて愛した男性とは似ても似つかない、冷酷なシークだった。■王家を取り巻くロマンスを得意とするK・ヒューイットの最新作です! 中東の小国のシークと恋に落ちたルーシー。再会の喜びもつかのま、予想もしていなかった展開に巻きこまれ……。
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-このままでは犯人が逃げてしまう!カレンは殺人犯とおぼしき怪しげな男を追ってホテルを飛び出し、愛車を駆って尾行を開始した。だがその途中、スピード違反で捕まってしまう。「自分が何をしたかわかっているの?」憤りのあまり、カレンは相手の刑事をにらみつけた。ジャックと名乗るその長身の刑事は、事情を説明しても信じず、反抗的なカレンを警戒してボディチェックをおこなう始末だ。恥ずかしさに耐えかね、赤面するカレンに、彼は氷のように冷たい表情を保ったまま言った。「動くな」★本格的なサスペンスを得意とするB・J・ダニエルズの作品をお届けします。深まる謎とスピーディーな展開、そしてホットなラブシーンは読み応え充分! 読み手の推理の裏をつく意外な結末をお楽しみに。★
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-「妹の純潔を奪ったからには、責任をとって結婚してもらおう」身分を偽ってメキシコ国境に潜入し、麻薬捜査をするコーディは、友人アルフォンソ・ラミレスの激しい口調におののいた。アルフォンソにはひどく可愛がっている20歳の妹がいる。そのカリーナがコーディの命が狙われていると偶然にも知り、夜中に知らせに来てくれたのを、アルフォンソが誤解したのだ。実際は指一本触れるどころか、敵に襲撃されて窮地にいたのに。世間知らずで純真無垢なカリーナはとても美しい娘だが、正体すら明かせないこの僕が、結婚などできるわけないだろう!
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-ジェイドはギリシアの島で独りきりのバカンスを楽しんでいた。タブロイド紙の記者という職に疑問を感じて悩む日々だったが、リフレッシュするために、こののどかで美しい楽園に来たのだ。それなのに軽薄な旅行者の男たちにつきまとわれ困っていると、圧倒的な存在感をもつ浅黒い肌の男性に助けられる。その顔には見覚えがあった。前日に外で食事をしていたとき、刺すような鋭い眼差しでこちらを見ていた危険な香りのする男。他人を言葉で組み敷くのに慣れた口調で送っていくと言われ、ジェイドは反感を抱きつつも、思わず従ってしまうが……。
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-保育士のデイジーは平凡な娘だが、園児たちには人気がある。あるとき園で食中毒が発生し、保育園は閉鎖されてしまった。しかし、彼女は園児の母親に望まれて、やんちゃな双子の乳母の職を得る。食中毒騒ぎの時に病院で出会った医師セイムア。彼は双子の叔父で、子供たちを訪ねてきては彼女に何かと話しかけてくる。男性と交際の経験のないデイジーは困惑するばかりで、すてきな人だと心の中では憧れを抱きながらも反発するのだった。子供たちの父親の転勤で一家と一緒にオランダに移り住んだデイジーは、セイムア医師が訪ねてくるのを淡い期待を胸に心待ちしていた。ある日外出から戻ると彼の声が聞こえ、デイジーの胸は高鳴った。だが、セイムア医師は息をのむほど美しい人と一緒だった……。
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-アリックス・クルターは、両親と妹とともに平凡な毎日を送っていた。そんな彼女の家にある日、今世紀最大のスターといわれる女優ビアンカ・レートンがやってきた。ビアンカと母が姉妹だったなんて、アリックスには初耳だった。「言う必要などないと思ったのよ。住む世界が違うんですもの」と母は言うが、そんなことってあるだろうか。しかもビアンカの来訪に、すっかりふさぎ込んでしまった母――。あれから二年、なんの音沙汰もなかったビアンカから、アリックスに秘書になってほしいと言ってきた。彼女は母の気持ちを思ってためらったが、結局それを引き受けた。■サラ・クレイヴンの「偽りの結婚」は現在、ハーレクイン文庫より好評発売中です。こちらもどうぞお見逃しなく。
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-ルーシーは、内気だけれど腕のいいシェフとして、高級スキーリゾートのロッジを切り盛りしていた。今日は男性ばかりのお金持ちのご一行が到着予定だが、名簿に一人、匿名の人物がいる。しかもボディガードつきだ。よほど高い地位にある人なのね……要求が高すぎなければいいけれど。一抹の不安を感じながらも、ルーシーはディナーの用意に勤しんだ。その夜。あろうことか、ルーシーは大失態を演じた。一人の客と目を合わせた瞬間、料理を床にぶちまけてしまったのだ!黒髪に浅黒い肌の男性が、王のごとき威厳をたたえた目で睨んでいる。ああ、彼が匿名の人物だ。わたしはきっとくびにされてしまう……。■なんとか汚名返上しようと必死のルーシーを見つめ、謎の客は何か別のことを考えているようです。熱くセクシーなロマンスで人気のスーザン・スティーヴンスが描く、砂漠のシンデレラストーリーです。
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-突然の事故で親友を失ったネイトは、親友の妹ジョーダンと親しく過ごすようになる。だが、ジョーダンへの思いが日ごとにつのり、彼女の子供たちに懐かれれば懐かれるほど、ネイトの心の内には言いしれぬ罪悪感が膨らんでいった。
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-レベッカはウエディングプランナー。仕事は一流と評判だが、そんな彼女でも、わがままな花嫁メラニーの依頼には困憊させられどおしだ。そんななか、新郎の介添人を紹介され、彼女はさらなる混乱に陥った。それは、元恋人ライアンだった!
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-一九四九年、五月。一人の若者がウィンターズ家を訪れた。彼の名はジャック・マーフィ。戦死した兄の戦友だという彼をひと目見て、クレア・ウィンターズは恋に落ちた。だが、二人の間にはどうしても超えられない壁が立ちはだかって……。
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-ターリアは父が創業した高級宝石店を手伝っているが、店はここ数年、業績悪化の一途をたどっていた。破産を免れる方法はただ一つ――店に興味を持っているという前途有望な企業〈バンテージ〉に売却することだ。その〈バンテージ〉から面会の申し出があり、早速出向いた彼女は、案内された部屋で待つ男性を見て自分の目を疑った。タノス・サワキス! 前日、知人の画廊で見かけ、ひと目で惹かれた。だが、国際的な企業グループのトップである彼は、明らかにターリアに軽蔑のまなざしを向けたのだ。その彼がどうして今ここに? 訝る彼女はタノスの次の言葉を聞いて身を震わせた。「君に復讐できる日をずっと心待ちにしていたよ」■初めて会うタノスから、復讐を宣言されたターリア。理由もわからずにとまどいながらも、タノスに惹かれる自分を抑えられず……。シャンテル・ショーが情熱的に描く復讐劇です。
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-スポーツキャスターのアラーナは、ある日試合後のパーティーで、著名な億万長者からインタビュアーに指名されたと知らされる。困惑しながら本人と顔を合わせたとたん、胸がざわめいた。彼は、ついさきほどスタジアムで誘ってきたパスカル・レヴェック。圧倒的な魅力に屈するのが怖くて、すげなく断ったのに……。一方、すぐにインタビューを手配したパスカルは興味深い話を耳にした。なんでも、アラーナは国民的人気のサッカー選手と華々しく結婚したのち、夫を捨ててぼろぼろにした、有名な悪女だというのだ。だが、目の前にいるアラーナは清楚で貞淑そのもの。本当の姿を暴きだし、彼女をものにしてみせる。パスカルは狙いを定めた。■昨年日本デビューし、瞬く間に人気作家の仲間入りを果たしたアビー・グリーン。今作では、傷つくことを恐れるヒロインの心の壁を、ヒーローが一途な愛で打ち砕こうとします。最後のヒロインの行動に胸を打たれる感動作です。
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-苦学生のシャノンは、あろうことか舞踏会に参加し、ナボタビア国皇太子マルコと踊っていた。しかも、マルコの婚約者イリアナ王女として。彼女は行方不明の王女の替え玉役を、多額の報酬で引き受けたのだ。正体がばれたら大変なことになる。身の縮む思いのシャノンに向かって、マルコは率直に尋ねた。君が異性関係にだらしなく、ギャンブル好きだという噂は本当なのか、と。だが、代役にすぎないシャノンに、返事ができるはずもなかった。
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-政治的思惑で定められたガース王子との結婚。ティアナは婚約を解消しようと、彼の住む城へやってきた。ところが城の警備体制はひどくお粗末で、おまけに敷地内には赤ん坊が置き去りにされて泣いている。ティアナは仕方なく子供を連れて城内に向かったが、誰もその子の素性を知らないようだ。おそらくプレイボーイと評判のガースが、どこかでもうけた庶子に違いない。名を問われたティアナは思わず告げていた。自分は赤ん坊のナニー子守だと。■好評刊行中のロイヤルロマンス四部作『失われた王冠』。三作目はガース王子が主人公。本来ならなんの障害もなく結ばれるはずの二人が、周りの思惑ですれ違い……。来月の最終話は、いよいよマルコ皇太子の登場です。
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-二十二歳の夏、それがカリナの最後の自由時間だった。王女である彼女は、もうじき結婚する運命にある。愛してもいない相手に嫁ぐ前に、すてきな恋をしてみたい。カリナの願いは、かなえられたかに思えた。若くたくましいジャック・サンティニが、警備主任として屋敷に雇われたのだ。セクシーなボディガードと過ごすうち、心を惹かれたカリナは決心した。ジャックにキスのレッスンをしてもらおう、と。それがどんなに危険な行為か、無垢な彼女は知る由もなかった。
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