SF(国内)作品一覧
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 とある実験で男が飛ばされた先は荒涼とした大地。そこで出会った「人」を名乗るロボットは、男よりも未来の世界の人類だった。そして二人はさらに未来の人類と出会い……。2012年制作。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 戦場で撃墜され、搭乗者保護の凍結から目覚めてみれば千年後。機内に閉じ込められた元兵士の前に現れた少女は、彼を出してあげると申し出て……。2014年制作。
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3.5「20XX年○月△日19時頃、夏の宵闇垂れ込めるS市K町4丁目の通りで多数の住民が暗色の奔流を目撃した」――3年前、会社から帰宅途中の吉田大輔氏(30代、妻と男子ひとり)は、降りた駅から自宅玄関までのあいだで一瞬にして19329人となった。全員が寸分違わぬ吉田大輔氏その人である。瞬く間に報道され様々な考察がなされるが、もちろん原因は分からず対処のしようもない。200~600人ずつに分けて吉田大輔氏が収容された先は計6県の人里離れた廃病院、廃旅館など。隔離された環境下で果たして吉田大輔氏たちは……。応募総数464作から大森望、日下三蔵、山本弘ら3選考委員全員が絶賛し選出した、稀代のスラップスティック思弁SF。第7回創元SF短編賞受賞作。/イラスト=藤原遼
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 仲良し女子中学生三人組が高校受験の帰り道、謎の地球外生命体(?)と出会うちょっとだけSFなお話。2011年制作。
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-東京から甲府へ帰る電車の中で遭遇した奇妙な男。酒と金と女をエサに、彼に懇願され途中下車した私は、人里離れた山奥の彼の家にたどり着く。そこで私を快く迎え入れてくれた男と、その娘。しかし美しい娘の頬には髭が、そしてお尻には尻尾が!? 狸に化かされていると知りつつも、気づかぬふりをして一夜を過ごした私に、狸親子はあるお願いをするのだが…。狸に化かされる話といえば、どこか滑稽でほのぼのしている…と思われたなら大間違い。鬼才・飯野文彦が、そんな風に物語を終わらせるわけがない! 奇想天外、毒にまみれた展開に思わず中毒となるか!?
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-戦争は覚悟を要求する。女性型女性サイズ戦艦が宇宙を飛ぶ、SF小説シリーズ『プリンセス・プラスティック』外伝! 第1幕 全長890メートル、戦闘質量20万トンの宇宙重空母〈ホーネット〉がいままさに沈もうとしている。米宇宙軍第12艦隊駆逐艦〈ミッチャー〉艦長・シャーロット中佐は、〈ホーネット〉のクルーに通信で退艦を促す。撃ってきた“敵”は、どこにも見当たらない。漂う艦艇の破片や、艦艇クルーだった人間の破片。眼前に陰惨な光景が広がる──。 (初出:『月刊群雛』2014年07月号) 第2幕 時は戦闘前に遡る。火星へ向かう途中、米宇宙軍第12艦隊駆逐艦〈ミッチャー〉艦長・シャーロット中佐は、何度も訓練を行った。少しでもこの駆逐艦を、クルーとともに生き残らせるために。たとえクルーに嫌われようとも。入港直前、非常事態通報が。事実上、人類滅亡のトリガーが引かれたとの知らせだった。 (初出:『月刊群雛』2014年08月号) 表紙イラスト: ソメイヨシノ(『月刊群雛』2014年02月号表紙イラスト担当)
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-少し不思議(S・F)な小説を集めた短編集。 不思議な世界を、アーティスト・いけぶん氏のイラストと共に! とある秘密を抱えた双子の姉妹・アミとエミ。 ある朝、エミが「毎日を記念日にして祝おう」を言い出して……。 表題作「エブリデイ・アニバーサリー」を含む、少し不思議(S・F)小説5編を収録。 〈収録作〉 「エブリデイ・アニバーサリー」(『別冊群雛』1周年記念号収録作再録) 「僕の彼女はマトリョーシカ」 「『水濡れ厳禁』だらけ」 「姉妹が食するビスケットの小宇宙」 「第2ボタン・リバース」(『卒業』収録作再録) ---------------- ※一般的な文庫本換算:100ページ(39字×15行計算)
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-スラップスティック系SFコメディ小説シリーズ、ここに開幕! 第1話 ヴェニスンの商店 ある日、大宇宙を旅する恒星間貿易船の船長キャプテン・ハックは、銀河系辺境にある田舎惑星の小さな交易都市ヴェニスンの情報商店から緊急の注文を受け、出航を遅らせた。どうやら留学中の王星テンピリア第三王子の身に何か起こったらしい。これは金の匂いがする。 (初出:『月刊群雛』2015年02月号) 第2話 ガッデンの箱娘 地球に留学中のテンピリア星第三王子アントがいつものようにバイト先の紅葉商店に出勤すると、店長の代わりに同僚のジェシカがいた。客はいつものように少なく、ありふれた日常のはずだったが、何かがおかしい。違和感の原因を探りはじめたアントは店内で宇宙中を転々としてきた謎の物体「ガッデンの箱」を発見する。 (初出:『月刊群雛』2015年04月号) 表紙イラスト:ソメイヨシノ(『月刊群雛』2014年02月号表紙イラスト担当) 以降、毎月続刊発売予定!
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-不思議な親子のカタチと不思議なアイドルのカタチ。ふぁんしい&ろまんちっくSF短編集! コユキキミ『ハハとムスメ』 しょせん家族は同居人。ハハとムスメは同居人。そこまで切り離して考えれば親子関係楽になりませんか? 親子の数があれば、その数だけ親子の形があっていい。でも、この親子の形は……? ほぼ実話です。えっ? (初出:『月刊群雛』2015年02月号) ※セルフパブリッシング版『ハハとムスメ』全4話の、第1話にあたります 神楽坂らせん『あいどる・とーく』 あり得ないぐらい可愛く、かっこよく、ティーンの憧れ、メディアにひっぱりだこのアイドル。女の子ならだれだってなりたいもの。でも、そんなアイドルの裏側には、決して知られてはいけない秘密の闇が。 (初出:『月刊群雛』2015年09月号) ※セルフパブリッシング版『あいどる・とーく』も配信中 表紙イラスト:しんいち (『月刊群雛』2014年07月号表紙イラスト担当)
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5.0【あらすじ】 若狭へ帰省する列車で、私は高野山に籍を置く旅の僧と道連れになった。 僧が常宿としている香取屋の床の中、夜が更けるまで寝ることのできない私が、諸国を修行で巡り歩いた中でのおもしろい話をして欲しいと請うと、彼は若い時分に飛騨の山越えをした時の不思議な物語を聞かせてくれた。 ある理由から、敢えて人通りの絶えて久しい旧道へと踏み入った僧が、命からがら辿りついた山奥の一軒家に見たのは、白痴と思われる若者と、都でも珍しい妖艶な美女の姿だった。 女から受けたもてなしの嬉しさと、彼女の境遇への同情から心乱れ、眠れないまま空が白むのを待ち焦がれていた僧は、板戸一枚に隔てられた外で、さまざまな獣のようなものがうごめく気配をはっきりと感じたのである。
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-【概略】: 虚実ない交ぜ。ストレス解消。目からうろこ。 ショートショート63話。 1話10秒から7分ほどで読めます。 総文字数:約5万。 【目次】: 【会社】蛙の子は蛙/そ、そんな理不尽な/山村の子/密室にて/アルバイトの思い出/ふわふわ/赴任先で/日課/朝の出来事/送別会で/セクハラ考/飼い犬/新築祝い/部長の秘密/知らぬは亭主ばかりなり/工場/廃墟/宴会/こらえたこらえた/岡目八目 【娯楽】ひょ~いひょい/パン喰い競争/タイムショック!/グルメ/ゲーム/豪邸ごっこ/マイカー/砂風呂/オノマトペであそぼう1/花火大会/オノマトペであそぼう2/公式/最強三ツ星グルメ料理/喫茶店 【旅】どこかのスーパー/空の旅/およげメダカくん/渡り/バス旅行/電車 【人】古風なやつ/交差点で/視点~朝の食卓から/逆立ち男/警官の鑑(かがみ)/優作さん、再び/ぐるぐる男/だじゃれいずよ、永遠に/彼女のこと1/彼女のこと2/かすれ男/応対/川流れ/お守り/ぼくんちピチピチ/〇〇裂け女~しょうもない話/年賀状/モテオ/狂人~救いのない話/血圧測定器/吸水症/大隈田博士は正気か?/年末風景
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5.0天才科学者である気の強い姉に、なにかにつけて振りまわされる「ぼく」。大学4年生だった夏に日本でおこなわれた「あの実験」から3年、「ぼく」はまたしても姉に呼び出された。向かった先は宇宙空間――ラグランジュポイントL2に浮かぶ国際研究施設。姉はそこで、宇宙論に関するある途轍もない実験を準備していた……。ゲスト選考委員・瀬名秀明が「(日本SFの歴史を)次の50年に受け渡す傑作」と驚嘆した、新時代の理論派ハードSF。応募総数461作から大森望・日下三蔵・瀬名秀明が選出した、第5回創元SF短編賞受賞作(門田充宏「風牙」と同時受賞)。イラスト=鷲尾直広*本電子書籍は、『ミステリーズ! vol.66』(2014年8月初版発行)に掲載の「ランドスケープと夏の定理」を電子書籍化したものです。同名の書籍(『ランドスケープと夏の定理』 創元日本SF叢書版 2018年8月初版発行)の電子書籍版ではございませんので、ご注意ください。
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4.5インタープリタとは、顧客の心から抽出した記憶データを“翻訳”し、他者に理解可能なよう立体的に再構築する技能者である。今回、若き女性インタープリタ・珊瑚が受けた仕事は前例のないものだった。“潜行”する先は、彼女自身の会社の社長。しかも先立って送り込まれたインタープリタは、3人たてつづけに社長の記憶の中で正体不明の存在に襲撃され、病院送りとなっていた。社長の記憶世界で何が起こっているのか。豊かな情緒性と卓越した娯楽性を評価され、応募総数461作から大森望・日下三蔵・瀬名秀明が選出した期待の新人作品。第5回創元SF短編賞受賞作(高島雄哉「ランドスケープと夏の定理」と同時受賞)。*本電子書籍は、『さよならの儀式 年刊日本SF傑作選』(2014年6月初版発行)に掲載の「風牙」を電子書籍化したものです。同名の書籍(『風牙』 創元日本SF叢書版 2018年10月初版発行)の電子書籍版ではございませんので、ご注意ください。
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-区長の娘であることにコンプレックスを抱いていたナツミは、中学校の入学式の朝、中央池で泳いでいるケンと出会う。 色んなことが気に入らない、現実感の乏しい毎日。そんなナツミを待ち受ける運命は? そしてケンが探している“星”とは? 近未来都市を舞台に揺れ動く、少年少女たちを描いた物語。 【著者】 晴海まどか 千葉県育ち東京都在住の文章クリエイター。七年強、テクニカルライターとして会社勤めをし、その後フリーに。2014年3月、ライブドアブログ・Impress QuickBooks主催「ライトなラノベコンテスト」で、「明日が雨でも晴れでも」が特別賞受賞。 公式サイト「白兎ワークス」 http://whiterabbitworks.wordpress.com/
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4.1舞台はどことも知れぬ惑星。数百メートルの巨大な鉄柱に支えられた小さな甲板。そこに“会社”が建っている。語り手は日々、そこで異様な有機生命体を素材に商品を手作りする。雇用主である社長は“人間”と呼ばれる不定形の大型生物だ。甲板上と、それを取り巻く泥土の海だけが語り手の世界であり、そして日々の勤めは平穏ではない。はるか泥土の海を渡って襲い来る“外回り営業”との戦い、脳裏にフラッシュバックする、自分のものかどうか分からぬ記憶……。そしてこの惑星自体が、最終的に何かを生み出すために存在したのだった。奇怪な造語に構築された、誰も見たことのない世界を構築するSFセンス! 応募総数594作から大森望・日下三蔵・堀晃が選出した大型新人。作者自筆のイラストを付す。第2回創元SF短編賞受賞作。選評・電子書籍版特典画像をダウンロードできるID・パスワード付き。(本電子書籍は、『年刊日本SF傑作選 結晶銀河』(創元SF文庫版 2011年7月初版発行)に掲載の、受賞作短編である「皆勤の徒」を電子書籍化したものです。同名の書籍(『皆勤の徒』 創元日本SF叢書版 2013年8月初版発行)及び、『結晶銀河』全ての電子書籍版ではございませんので、ご注意ください。)
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5.0舞台は「北の街」にある古い大学。語り手の女子アトリと同じ生物学研究室に通う、幼馴染みの男子学生イカルが、一心不乱に奇妙な実験をはじめた。イカルはそれを、「亡くなった心の師を追悼する実験だ」と言い張るのだが……。少しだけ浮世離れした、しかしあくまでも日常的な空間――夏休みの閑散とした大学で、人知れずおこなわなわれた秘密の実験と、予想だにしなかったその顛末とは? 理科系のセンスに満ちた、期待のアイデア派新人が登場! 応募総数612作から大森望・日下三蔵・山田正紀が選出した、第1回創元SF短編賞受賞作。選評付き。(本電子書籍は、『年刊日本SF傑作選 量子回廊』(創元SF文庫版 2010年7月初版発行)に掲載の、受賞作短編である「あがり」を電子書籍化したものです。同名の書籍(『あがり』 創元日本SF叢書版 2011年9月初版発行、創元SF文庫版 2013年10月初版発行)及び、『量子回廊』全ての電子書籍版ではございませんので、ご注意ください。)
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2.0アメリカにトランプ大統領が誕生して以来、「いま読むべき作品」「現実がSFに近づいた」と改めて注目を浴びている作品。 ときは冷戦時代。ベトナム戦争以降のアメリカは国外問題への関心を急速に失いつつあった。「輝けるアメリカ」「美しいアメリカ」というスローガンを掲げて当選した大統領は、国内問題には熱心だが、対外政策はどこか投げやり。 そんなとき、アメリカは突然、出現した「壁」に囲まれ、外部との交通、通信が一切、遮断されてしまう。 しかし、なぜか大規模なパニックは発生せず、「アメリカは生きつづけるだろう」と語る大統領のもと、アメリカ国民は意外に落ち着いていた。 「どう考えたって・・・・・・これはおかしい」 アメリカ国内に閉じ込められた日本人ライターは、そんな状況を不審に感じて調査を始める。 「アメリカは、“外”の世界に、ひどくいやな形で傷つき、萎縮(シュリンク)しはじめた。そいつは認めるだろ? 今の大統領は、その方向をさらに強め、妙な具合にカーブさせた。彼は“幸福な新天地時代”のアメリカのノスタルジイに訴え、そこからの再出発を考えているみたいだった」 「たしかにアメリカにとっては、“すてきな孤立”だ」 そして男がたどりついた真相とは・・・・・・。 1982年に文春文庫から発売された短編集『アメリカの壁』から、表題作「アメリカの壁」だけを取り出し、電子書籍オリジナルとして発売!
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-2018年6月、大阪は地震に見舞われた。7月に西日本豪雨と猛暑と台風12号、8月9月に台風20号、21号。だが私の周囲では、地震も水害もほとんど被害がなかった。マンション理事の私は、そのたびごとに自転車で見回りに出るが……。関西地方を連続して襲った夏の天災を素材に、実際に日々自転車で散策している著者が、日記風に物語る。第1回日本SF大賞受賞作家の大阪SF。※本電子書籍は、『Genesis 一万年の午後』(東京創元社 2018年12月21日初版発行)に収録の「10月2日を過ぎても」のみを電子書籍化したものです。『Genesis 一万年の午後』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
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-深宇宙から地球へ飛来した、錯乱した意識生命体。彼らが憑依した人間は怪物的な能力を授かり、人類を殺戮しはじめた。殲滅を託されたのは、身体を機械化した合衆国陸軍のウォーボーグ部隊。応戦に苦慮するなか、やはり意識生命体が憑依した8歳の少女が現れ、驚くべき戦闘能力を発揮した。最初の敵を倒し、部隊に合流した少女だったが、ある日姿を消した。新たな敵が現れたのだ――岩手県に。第6回創元SF短編賞受賞後第一作。※本電子書籍は、『Genesis 一万年の午後』(東京創元社 2018年12月21日初版発行)に収録の「草原のサンタ・ムエルテ」のみを電子書籍化したものです。『Genesis 一万年の午後』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
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-最近、わたしの周りで生首が落ちるようになった。落ちた生首はいちど視界に入るとすぐ消えてしまい、ほかのひとには見えない。やがて自分の意思で自在に生首を落とすことができるようになるが、ある日を境にその能力が消えてしまう。喪失感でいっぱいになったわたしは生首を取り戻すため試行錯誤を繰り返す。『母になる、石の礫で』の著者が紡ぐ幻想SF。※本電子書籍は、『Genesis 一万年の午後』(東京創元社 2018年12月21日初版発行)に収録の「生首」のみを電子書籍化したものです。『Genesis 一万年の午後』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
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-AIの進歩が人間の仕事を奪う「技術的失業」が社会を席巻するなか、ついにぼくも職を失ってしまった。すでに実施されているベーシックインカムの給付金だけでは暮らしていけない。人間にしかできない仕事は……と考えて探し当てたのは、高額報酬の、新薬の治験アルバイトだった。採用されたぼくはクライアントのもとへ向かうが。『あがり』の松崎有理が贈る青春SF。※本電子書籍は、『Genesis 一万年の午後』(東京創元社 2018年12月21日初版発行)に収録の「イヴの末裔たちの明日」のみを電子書籍化したものです。『Genesis 一万年の午後』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
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-人間に代わって〈夜種〉と呼ばれるヴァンパイアたちがこの世の覇者となった時代。絶滅寸前まで数の減った人間たちは希少種として崇められ、〈王族〉の身分を与えられ大切に保護されていた。ある日、街を牛耳るギャングの幹部である夜種の青年のもとに、雲の上の存在であるはずの人間の少女が飛び込んでくる。『眠り王子と幻書の乙女』の著者が挑むダークファンタジイ。※本電子書籍は、『Genesis 一万年の午後』(東京創元社 2018年12月21日初版発行)に収録の「ブラッド・ナイト・ノワール」のみを電子書籍化したものです。『Genesis 一万年の午後』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
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-旅人・友也(ゆうや)は、軌道エレベーターが聳える小さな島国を訪れ、この天に延びる塔を見はるかす〈ホテル・アースポート〉に投泊する。かつては観光客で賑わったこの国も、テロで入国者が激減し、ホテルの運営も今は若い娘ひとり、その日の宿泊者は彼を含めて五人だけ。その夜も、島を吹き渡る風が、巨大エレベーターを轟々と鳴らし……そして密室殺人が発生した。『盤上の夜』の著者・宮内悠介の新機軸。※本電子書籍は、『Genesis 一万年の午後』(東京創元社 2018年12月21日初版発行)に収録の「ホテル・アースポート」のみを電子書籍化したものです。『Genesis 一万年の午後』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
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-自然現象のように“怪獣が降ってくる”現象が頻発するようになった日本。人々の間では出現した怪獣を持ち上げる競技が流行していた。プロの選手は管理された怪獣を用いる公式競技やショウリフティングで活躍し、そうでない者は街中に降りてきた個体を保護局が来る前に持ち上げる“野良プレイ”を楽しんでいた。しかし、怪獣たちがどこから来るのか、何のためにやってくるのかはいまだ解明されていない。第1回創元SF短編賞佳作・林芙美子賞受賞作家が贈る“怪獣”SF。※本電子書籍は、『Genesis 一万年の午後』(東京創元社 2018年12月21日初版発行)に収録の「ビースト・ストランディング」のみを電子書籍化したものです。『Genesis 一万年の午後』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
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-人類がとうに絶滅した未来。広大な宇宙では、かつて人の手でつくられたロボット――マ・フたちが、人間の残した〈聖典(ドキュメント)〉にしたがって惑星調査をつづけていた。姿形がすべて同じにデザインされたマ・フたちは、〈聖典〉を何より大切にし、「特別はつくらない」をモットーに穏やかな日々を送っていた。しかしあるとき、彼らの間に生じた小さな「特別」が、長い長いあいだ保たれてきたこれまでの世界を変えることになる。第8回創元SF短編賞受賞後第一作。※本電子書籍は、『Genesis 一万年の午後』(東京創元社 2018年12月21日初版発行)に収録の「一万年の午後」のみを電子書籍化したものです。『Genesis 一万年の午後』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
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-とにかく社長が出てきてくれないことにはなあ……おれたち社員はどうなるんだ?北野勇作(『かめくん』で第22回日本SF大賞受賞)のペーソスあふれるショートショート。SF界屈指の翻訳者/書評家・大森望の責任編集でお届けするオリジナル日本SFアンソロジー『NOVA1』(全11編)の分冊版。「社員たち」(解説:大森望)に併せて、「序」(大森望)収録。【作品冒頭】 敵の攻撃によって地中深く沈んでしまった会社を残された同僚たちといっしょに掘りはじめてもう半年近くになるのだが、あてにしていた失業保険がなかなか出ないこともあって、いよいよ貯金が心細くなってきた。そのせいなのかどうなのか帰宅すると、ねえ今日はどうだったの、どんな感じなのよ、などと妻がしつこく尋ねてくる。
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-漫画原作シナリオライター・猪原賽による、未公開マンガの原作シナリオ集を上巻/下巻2分冊にしました。 上下巻共に、シナリオを元にマンガ家がどのようなネームを作成するか、それぞれの企画で作画予定だったマンガ家・横島一のネームも全編収録。マンガ原作シナリオの書き方と、それに対する実際のネーム作画例を見比べる事も出来ます。マンガ家志望者、漫画原作志望者必見の「漫画の原作の書き方」、それに対する「ネームの描き方」の例を提示する、漫画原作に特化したシナリオ集です。 【上巻収録作品】 『スターダッシュ★アルマクロー』 神奈川のとある街を舞台にしたヤンキーの闘争と思われた事件が、実は宇宙人の星間戦争の代理闘争だった――という設定のSFバトル。 『V/Arts』 B級映画をモチーフとした武器バトルコミック。スマートフォンやソーシャルゲームといった要素を盛り込んだ近未来バトルを描くSFファンタジー。
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-印刷会社に勤めるソラは、恋人のリンと適当につきあいながら、無気力な日々を過ごしていた。そんな彼が非凡な才能を見せたのが、夢の中で夢だと気がつく明晰夢を見ることだった。 ある日ソラは、明晰夢でゼロと名乗る美少女と出会う。そして彼女が地球と二千万光年離れたエリュシオンという惑星から、夢の世界を通じて地球にやってきたことを知る。その目的は、予言された救世主を地球で探すことだった。 エリュシオンでは、恐るべき陰謀が進行していた。超能力者の犯行だと思われるおぞましい未解決の事件が続出していた。それは闇の超能力者集団が、能力を持たない人々を惑星から排除して隷属させるためであった。 だがエリュシオンの創成期から地底世界を築いていた民族が、五千二百年前になされた予言書の封印を解くことで、その陰謀を阻止しようとしていた。残る一つの封印を解くためには、五千二百年前に鍛えられた7本の剣と、その守り手を見つける必要があった。最後の封印が解除されることで、救世主となる地球の人物の名前が明らかにされる。 そんな地底民族と関わりを持つ、ティーグレと祖父のキャッスル、そしてゼロたちが地上で立ち上がった。7本の剣とその守り手を見つけ出し、さらに地球の救世主との仲介役となる人物を探すことにした。そこで夢の侵入に関する特殊能力を持つゼロが、明晰夢でソラに接触することになった。 仲介役となることを決意したソラは、エリュシオンを訪問する。だが未知の惑星の美しさと、進んだ科学技術に感動したのは束の間だった。やがて想像を絶する恐るべき事態に巻き込まれていく。 7本の剣の守り手は見つかるのか? ガイアの救世主とは誰なのか? 闇の超能力者集団を操る謎の少年の正体は? ティーグレとソラに関わる驚くべき秘密とは? これらの謎が3部作を通して語られていく。この第1部は、そんな彼らの出会いを描いた物語である。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 春風の妖精、太陽の妖精、樹木の妖精、雪の妖精……。四季折々の妖精が見守る深くて切ない愛の物語四篇。 ほとんどの人間は、死の間際では意識を失い、「最期の想い」を伝えられず天に召されます。妖精たちは、天に召された方々を連れてきて、「残された方」に「最期の想い」を伝えさせます。もしかしたら、あなたのもとへも、「あなたが大切に想っていた方の幻影」と妖精が現れ、「最期の想い」を伝えに来るかもしれません。(「あとがき」より)
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 洞窟を抜けると、そこは未来だった――。 1機の寸動の人間型ロボットに導かれて、未来を救う冒険が始まる!! 「わかった。僕に何ができるかわからないけど、僕が西暦2750年の戦闘を防ぐことで、西暦2050年や西暦2750年の人類を救うことができるのであれば、西暦2750年に行くよ。きっとそれが僕に与えられた『使命』なんだね」(本文より)
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 争いのない世界を目指して――。 僕は、ペガサスの霧に包まれた荷馬車に乗って、不思議な少女イズミと地球を旅だった。 壮大なスケールで描かれる本格SF小説。 まことしやかに言い伝えられている噂があった。 「銀河系の中心には、人と人とが思いやり、幸せを分かち合いながら暮らせる星がある。その星にたどり着くには、いつ現れるかわからない、2頭のペガサスに引かれた『荷馬車』に乗ればよい」と。
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4.4【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 小学生向けに描かれた『ドラえもん』を学年別に厳選!各学年2話分を特別に収録した、お試し増量版です。 まんが『ドラえもん』を“本来の姿”に戻した、初めての「学年別ベストセレクション」。 作者の藤子・F・不二雄先生が、読者の成長の段階に合わせ、人生にとって大切な知識や知恵を込めて表現してきた名作を、子どもたちはもちろん、『ドラえもん』を読んで大人になった親の世代や、学校の先生方にも再発見していただけるシリーズです。 『ドラえもん』は、小学生にとって、まんがの形を取った“総合的な学習”であり、本書はいわば、『ドラえもん』という“もう一つの教科”の教科書とも言えます。 もちろん、漫画としての純粋な「面白さ」においても選りすぐり、子どもたちの一生の友となれる、ベスト・オブ・ベストの6冊ともなっています。初めてのまんが入門としても最適です!
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2.0電子書籍だからできた、カラーイラストをふんだんに使用した贅沢なつくりのSFビジュアル小説が登場。物語の主人公はニコニコ動画などで人気の美少女キャラクター「シーエ」(キャラクター原案:Deino)。さらに『囚人と紙飛行機』をはじめとする作品で「悲恋」に定評のある「猫ロ眠@囚人P」氏を迎え、絶滅に抗する「ヒト」の斜陽を描いた、壮大な物語を構築していきます。【STORY】果てが存在するのかどうかさえも不確かな超巨大建造物「間隙鋼外殻(クロムシェル)」。幼少時に両親を亡くした少女、シーエ・エレメチアもまた、この「間隙鋼外殻」内の巨大な集落「街(ネブル)」で暮らしている有機生命体のヒトリだった。シーエは両親の悲願であった夢の大地「アルマ(天蘢未)」への移住を果たすべく、「夬衣守(えぐも)換装士」を目指して相棒のエムジや親友のミカイヌらとともに、厳しくも愉しい学園生活を送っていた。無限にして夢幻の空間「アルマ」。電子汚染を引き起こす殺戮機械「無機思考体」。機械でありながらヒトの心を持つ機械「救世主」……。すべての欠片(ピース)が接触するとき、物語は――稼働する!
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4.0【通常書籍版全304ページ中182ページまでを収録したお試し版を無料配信します。冒頭に作品やシリーズについての解説も収録しています。ぜひこの機会にお楽しみください】 過去は変わらないはずだった――。1992年夏、未来から来たという保彦と出会った中学2年の美雪は、旧校舎崩壊事故から彼を救うため10年後へ跳んだ。2002年夏、作家となった美雪はその経験を元に小説を上梓する。彼と過ごした夏、時を超える薬、突然の別れ……。しかしタイムリープ当日になっても10年前の自分は現れない。不審に思い調べるなかで、美雪は記憶と現実の違いに気づき……。SF史上最悪のパラドックスを描く第1作
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-こちらは既にkindleから出版している『跳躍の彼方』の一巻から二巻までを一冊にまとめ、少しお求め安くしたものになっています。 主人公である柊勝は、大学で並行世界の研究を行っている。そんなある日、勝は自分の意思とは無関係に、別の場所に瞬間移動してしまうという不可解な現象に見舞われる。最初はパニックに陥り、自分の身に何が起こっているのか分からず混乱してしまう勝だったが、しかし、同僚である一条恵の助けを借りて、徐々に勝は自分の瞬間移動能力を受け入れ、制御できるようになっていく。と、そんなとき、勝のもとに謎の男が現れる。彼も勝同様瞬間移動ができるようであり、更に他にも様々な力―――一見すると、超能力のようにも見える力が行使できるようだった。彼は勝たちが暮らす世界とは全くべつの並行世界から勝たちの世界へやってきたと語り、自分たちの組織のために協力しろと勝たちに迫るのだったが―――。 果たして男の目的は何なのか!? そして何故勝は急に不可思議な力が使えるようになったのか!? 『跳躍の彼方』特別編、第一弾!!