詩集・俳句作品一覧

非表示の作品があります

  • 与謝蕪村300年の風景
    -
    1巻438円 (税込)
    与謝蕪村は、江戸時代中期の日本の俳人、画家である。 2015年は、与謝蕪村生誕300年。 「伊藤若冲と与謝蕪村 生誕三百年 同い年の天才絵師」が、 美術館で開かれていた。 現代においても古びることのない蕪村の魅力は、 時を越えて十分に通用するものがある。 一人でも多くの方に蕪村の俳句を知っていただきたい。 ■ あらすじ 2015年は、与謝蕪村生誕300年にあたる。 淀川のほとり都島区毛馬町に、蕪村公園があるが、 石碑と石造りの30石舟が置かれているだけの寂しい公園だ。 蕪村は、俳聖芭蕉と比較されることが多い。 さみだれを集めて早し最上川(芭蕉) さみだれや大河を前に家二軒(蕪村) 確かに、芭蕉は、写実的な俳諧の基礎をきづいた天才といえる。 その芭蕉を尊崇して、奥の細道への旅をしたり、 師巴人(はじん)を通して芭蕉の俳諧精神を勉強して、 その精神を自分のものとした蕪村の作品は、まるで絵画のように、 細かな情景までが眼前に浮かぶのである。 一般の評価は、蕪村を芭蕉よりも低くみているようだが、 それは蕪村の出生の秘密にあるのではないか。 また、蕪村は、奥の細道への旅を中心とした多くの絵画を残しており、 それらは、国宝や重要文化財に指定されている。 蕪村は、自然風景や花鳥風月を詠んだだけでなく、艶っぽい句も詠んでいる。 もも尻の光りけふとき蛍哉 これは、祇園の芸者小糸との別れのうたといわれる。 また、蕪村は、望郷の詩人であった。その魂のうめき声である望郷の念が結実したのは、 「春風馬堤曲」であり、教科書にもとりあげられている。 春風や堤長うして家遠し 春情まなび得たり浪花風流(なにわぶり) ■目次 ・まえがき ・毛馬のひと ・旅のひと ・京のひと ・これぞ蕪村の句 ・艶のひと ・馬堤のひと ・蕪村の魂 ・おわりに ■著者 みのごさく 岐阜県出身、大蔵省(財務省)勤務ののち、大阪証券金融(日本証券金融)社長、 日本万博記念協会理事長、日本電産役員、を経て、現在大阪信用金庫役員、 神戸ゴマルゴ顧問、自然総研顧問、大阪電気通信大学客員教授などをつとめる。 主な著作、「炎のバンカー」、「なにわの風雲児」、「アフリカ物語」、 「帷(とばり)」、「日本のシンドラー 杉原千畝の半生~ナチスからユダヤ人を6000人救った男~」などがある。
  • 吉野弘詩集
    4.7
    結婚式の祝辞としてよく引かれる「祝婚歌」、いのちの営みに静謐で温かい眼差しを投げかける「I was born」、現代における「受難」の意味を、心のやさしさに凝視める「夕焼け」‒‒‒‒。穏やかな語り口の、深い愛情に満ちた、鮮やかな抒情の音をひびかせる、吉野弘(1926―2014)のエッセンス。(解説=小池昌代・谷川俊太郎)

    試し読み

    フォロー
  • 吉原の江戸川柳はおもしろい
    4.5
    吉原を舞台に、男と女が色とカネをめぐって繰り広げる人間喜劇! 川柳作家の細かすぎる観察眼といじわるな表現に、思わず「バカだなぁ」とつぶやいてしまう一冊。落語ファン必読!
  • 吉本隆明詩集
    3.0
    1巻1,221円 (税込)
    吉本隆明(1924-2012)は,戦後を代表する思想家であるが,詩と批評,文学と思想の統一を,詩の言葉で自立させた詩人でもある.『固有時との対話』『転位のための十篇』は,戦後詩の画期となった.四〇年代の初期詩篇から九〇年代の最終段階までの半世紀に及ぶ全詩業から精選する.「評論」1篇を併せて収載.

    試し読み

    フォロー
  • 吉本隆明初期詩集
    4.5
    東京下町の少年時代、山形米沢の高工時代――「巡礼歌」「エリアンの手記と詩」など習作期の詩作と第1詩集「固有時との対話」第2詩集「転位のための十篇」を収める。敗戦後の混乱した社会に同化できない精神の違和と葛藤を示し、彷徨する自己の生存をかけた高い緊張度により支えられる自選初期詩集54篇。
  • 夜なかのかぜがあそんでる
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 きみをみているぼくがぼくをみているきみじゃないか。いやぼくをみているきみがきみをみているぼくじゃないか。「ことば遊びの授業」の第一人者による詩集。ことばの繰り返しで綴られた、心地よい作品が満載。 (本書は2006/5/1にてらいんくより刊行された書籍を電子化したものです)
  • よなかのしまうまバス
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「よなかの しまうまバス」 よなかのまちの バス通り/くるまも ひとも ねむるころ/しまうまバスが はしりだす おうだんほどうが たちあがり/しまうまバスに 大へんしん/しましまもようの ゆめのバス つきあかりのなか かけながら/こどもは ただで のれますよ/声をかけてはくれたけど よなかのまちの バス通り/こどもはみんな ねむってて/のっていたのは かぜばかり
  • 余白のある日々
    -
    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 哀しいほど心に染みる。 SNS動画総再生回数300万回突破! その歌声に癒される人続出!今一番注目されているシンガー伊礼亮、初の著書! 「生きづらいと感じる世の中があるのは  きっと自分に夢があるからだ。」 将来の夢、あの人への恋、自分の居場所…… 無駄なものも無駄じゃないと思えて、 本当の自分がきっと見つかる、82のメッセージ。 それは、日々ある不必要なものが必要なものを作り上げているような感覚。 余白のある日々を作れるように。 【もくじ】 第一章 夢 第二章 恋 第三章 街 第四章 生 【著者プロフィール】 伊礼 亮(いれい・りょう) 1995年東京都生まれのシンガー。高校時代にバンドやネット上で音楽活動を開始。2015年1月にrairu名義で1st Album『ballad』を発売。2015年末には全曲オリジナルのMini Album『Traverse』を自主制作し、2016年10月に本名伊礼亮名義でアルバム『アイトヒト』を発売しメジャーデビュー。月一ワンマンライブ「Cafe/Bar伊礼」を開催するほか、ツイキャスなどのWEB生放送も行っている。また、ピアニストmiroとのユニット「ソラノオト」としてもライブやイベント出演など活動中。 公式ブログ:https://lineblog.me/ryo_irei/ Twitter:@rai_ryo6 Instagram:@rai_ryo6
  • 読まずに死ねない世界の名詩50編
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ニーチェ、ゲーテ、ランボー、シェイクスピア、ダンテ、ボードレール……世界的な哲学者、詩人、文学者が遺した珠玉の詩50編を、21世紀に生きる私たちにストレートに届くことばで編訳。収録された詩は、動乱の時代を生き、歓喜も絶望も味わった偉人たちそれぞれの思索の結晶だ。読めば知性と感性が刺激され、じわじわ心に沁み込んでくる。わかりやすい解説つき。カバー、本文カットは人気イラストレーター・マツオヒロミが抒情的に彩る、永久保存版。編訳者あとがきより―――この詩集に、一点ずつ、編まれている作品は、つくられた時代を超えて、わたしたちに語りかけてくるものばかりです。傷ついた心を癒してくれるもの。絶望している魂を鼓舞し、生きる希望をあたえてくれるもの。人間へのかぎりなく深い愛にみちているもの。真理をストレートにつたえてくれるもの。自然を愛し、地球を愛し、宇宙を愛し、すべての生命を高らかに賛美しているもの。神に向かって敬虔な祈りをささげているもの。人生への深い洞察にみちているもの。恋愛の歓びと悲しみをうたいあげているもの。ここには、「もっと強く生きなければ!」と、わたしたちに、力強いメッセージを届けてくれる素晴らしい詩がならべられていて、とりあえずは、「希望の詩」「恋愛の詩」「宇宙の詩」と、三章に分かれていますが、どのページから鑑賞してもよく、そのときの気が向くままに、ページをめくっていただければと願っています。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできません。
  • 「詠む」からはじめる ときめく短歌入門
    4.6
    かが屋・加賀翔氏、推薦! 「隣の席からノートを見せてくれているような距離感。横から教えてくれる入門書は他になく、手元にあるだけでとてもワクワクする。」 「1分で短歌解説」でSNS人気上昇中! 短歌のおみそちゃんが短歌ワールドをご案内。 いま、SNSを中心に「短歌が好き」、もしくは「短歌がちょっと気になっている」という人が増えています。それは、自分のいまの気持ちを表現したい、共感してほしい、と思ったとき。短歌はそれを受け止めてくれる存在だから。 でも、詠んでみたいとは思いつつも、「語彙力がないから」と諦めてしまったたり、「どう詠めばいいのかわからない」と二の足を踏んでしまう……そんな経験はございませんか? じつは、それはまったくの誤解なんです! 本書では、きょうから短歌をつくれるようになるためのテクニックをわかりやすくご紹介します。 ・楽しく詠むための8つのポイント ・ときには嘘をつくことも大事 ・名人・名作はなにがすごいの? ・意外と身近に開催している歌会 ……など、すぐに上達したい短歌初心者必見の秘訣が満載です。 さらに、読者のみなさまから募集した短歌を著者が添削するコーナーや、短歌の詠み方を実践できるドリルコーナーも用意しました。 これから短歌の世界へ足を踏み入れたいと考えている人にとってまさに必携の一冊です! 【目次】 Lesson 1 短歌の8個の基本ポイントを知ろう! 短歌と俳句ってどう違うの?/「感動」よりも「面白かったこと」を詠む/短歌は「情景と心情」のバランスが命 ……など Lesson2 実際に短歌を作ってみよう! 「感動」よりも「面白かったこと」を詠む/感情は「そのまま」表現しない/しっくりこないときの推敲チェックポイント ……など Lesson3 自分の短歌を人に見てもらおう 自分の短歌を世に出す第一歩・「公募」……など Lesson4 現代短歌を知ろう! おすすめ歌人とおすすめ本 リズムから見る現代短歌/現代短歌の旗手たち8人……など
  • よりみち日和
    -
    1巻528円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 道から逸れたり、迷ったとき、普段見えなかったものが見えはじめ、気付けなかったことに気付けるようになります。惰性の生活からの解放、常識からのひと休み。とても不安で怖いけれど、またとない成長のチャンスです。背負ってきた重い殻を脱ぎ捨てて、大空に向かって思いっきり羽ばたいてください。 (「あとがき」より)

    試し読み

    フォロー
  • 夜の歌
    -
    1巻1,100円 (税込)
    人生に苦難はつきものです。 苦難のない人生など、存在しないのではないでしょうか。 しかしながら、苦難があるからこそ、人生といえるのかもしれません。 しかるに、苦難と向き合うことに意味があり、そこにあるいは、活路があるのではないでしょうか。 本書は著者が苦難と向き合う過程で詠んだ俳句・川柳などを収めた小品集です。 作品と解説がセットになっております。 タイトル「夜の歌」は、敬愛する作曲家グスタフ・マーラーの交響曲から拝借しました。 「夜」を苦難の比喩として、また「歌」をそこに差す光明の比喩として用いています。 夜を越えるのは骨が折れますが、かすかでもせめて歌が聞こえれば、気の持ち方はかなり違ってくるでしょう。 本書が夜に立ち向かう方にとり、何かの一助となれば、これほどの喜びはございません。
  • 夜の水平線
    -
    1巻1,100円 (税込)
    ◆ふらんす堂電子書籍1000円シリーズ ◆第三句集 日々の暮しのなか、ささやかだけれど心に留めておきたいものがあります。 それらを俳句にしてきました。 (あとがきより) ◆作品紹介 思ひ出すために集まる春炬燵 二の腕のつめたさ母の日なりけり 梅雨寒し造花いくつも蕾持ち 近づいてくる秋の蚊のわらひごゑ 金盥ぐわんと水をこぼし冬 鎌倉の立子の空を初音かな 黙考の大金蠅は打ち難し 麻服をくしやくしやにして初対面 鴉呼ぶ鴉のことばクリスマス あたたかやカステラを割る手のかたち
  • 夜の分布図
    -
    1巻261円 (税込)
    発端はあなたが理解できない言語をつかいはじめたこと。 そうして鳥のように窓からいなくなって、 羽は濡れるものではない、と、 叫びながら途方に暮れた。 22歳で現代詩手帖賞を受賞し、第10回中原中也賞、歴程新鋭賞などを受賞した気鋭の詩人、三角みづ紀による初の電子詩集。全篇書き下ろしである30の詩から描き出される、あなたがいなくなった一夜の詩という物語は、奇妙であり、劇的であり、わたしたちのありふれた物語--。 ■CONTENTS 1、眠りの手前/2、乱立する会話/3、片道切符/4、ふりかえる/5、こわいはなし/6、わらう種/7、水面/8、正しい音楽/9、しあわせだった/10、めかくし/11、最上の椅子/12、帰路/13、西と東/14、泣いた/15、日食/16、ながい嵐/17、沈黙/18、その、夢/19、呪文/20、眠りの最中/21、羊水/22、めまい/23、ドアは木製だった/24、かがみあわせ/25、白い指/26、砂地/27、鳴った/28、並ぶ/29、眠りの最後/30、溶けるように
  • 夜のミッキー・マウス
    3.8
    詩人はいつも宇宙に恋をしている。作者にも予想がつかないしかたで生れてきた言葉が、光を放つ。「夜のミッキー・マウス」「朝のドナルド・ダック」「詩に吠えかかるプルートー」そして「百三歳になったアトム」。ミッキー・マウスもドナルド・ダックもプルートーもアトムも、時空を超えて存在している。文庫版のための書下ろしの詩「闇の豊かさ」も収録。現代を代表する詩人の彩り豊かな30篇。

    試し読み

    フォロー
  • 【4冊 合本版】高浜虚子 俳論集
    -
    『俳句の作りよう』ホトトギス、ひいては今日の俳句界発展の礎となった、俳句実作入門の名著。 『俳句とはどんなものか』俳句にまつわる基本的な問題を、初心者に向けて丁寧に詳述した理論書。 『俳句はかく解しかく味わう』芭蕉・子規ほか46人200句あまりを鑑賞し、言葉に即して虚心に読み解く。 『進むべき俳句の道』計32名のホトトギス俳人たちの雑詠評を通し、ユニークな人物評と俳論を堪能できる名随筆。 ※本電子書籍は『俳句の作りよう』『俳句とはどんなものか』『俳句はかく解しかく味わう』『進むべき俳句の道』を1冊にまとめた合本版です。
  • 読んで楽しむ百人一首
    -
    日本で一番親しまれている古典「百人一首」。「どら焼」「竜田揚げ」「小倉餡」……これらの食べ物は、百人一首の歌が由来。角度を変えて眺めてみれば、まだまだ新しい発見があることを明らかにする。
  • らいてうの姿、ちひろの想い
    -
    四季、愛、平和への共鳴。平塚らいてう、いわさきちひろ、出会いの句画集。母として、女性として、一途な思いを胸に、活動し、生き抜いた平塚らいてうといわさきちひろ。俳句と画の出会いによって、はじめて紡がれたふたりの素顔、静かに、鮮やかに奏で始めます。
  • 落語の人、春風亭一之輔
    4.0
    めったに人を褒めないことで知られた人間国宝・柳家小三治をして「久々の本物」と言わしめた落語家、春風亭一之輔。21人抜きの抜擢真打であり、『笑点』の人気者でもある彼は落語界の若きエースだ。インタビューの果てに浮かび上がったものとは――存在そのものが「落語」な芸人に迫ったノンフィクション。
  • 落雷はすべてキス
    4.1
    1巻1,430円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 読む人の世界の美しさのきっかけになりたい――。webマガジン「yom yom」掲載詩を中心に、「最果タヒ書店」のグッズ、雑誌、SNS発表作品を加えた44編を収録。詩の映画化、個展、作詞、街とのコラボレーションなど、ジャンルを超え続ける詩人が、言葉にならない思いを紡ぎ、未知の感覚を呼びさます最新詩集。 ※このコンテンツは固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • ラフォルグ抄
    -
    19世紀末フランスの夭折詩人ラフォルグ。象徴派が勃興する中、近代の倦怠を知的な抒情とした天才が遺した散文集『伝説的な道徳劇』は、若き日をヨーロッパで過ごした吉田健一にとって「前世か何かで自分が書いたことをそれまで忘れていた感じだった」と語らしめ、耽読して止まなかった魂の邂逅の書であった。同じく遺作の詩集『最後の詩』と共に名訳で贈る。
  • Love letter ~kyohmo ii kumoto~
    値引きあり
    -
    1巻99円 (税込)
    詩集を彩るのは32枚もの美しい風景写真。それは、言葉のないラブレター。見たことのない景色、心が震えるような感動。知らなかった世界を見せてくれた愛する人に伝えたい想いが本書にちりばめられている。「風景を切り取った美しい写真/あなたから届く文字のないラブレター/シャッターを切るその瞬間/言の葉に表せぬ愛を伝えている/素晴らしい世界を教えてくれた/あなたへ」(「ラブレター」より)
  • ランゲージ・ダンス
    -
    1巻1,870円 (税込)
    ◆第一句集シリーズ/I 一本の虹できるまで踏むミシン 定型を守りつつ、口語を主体に、文語あり、切れ字あり、ですます調ありと、表現の実験をしているようでもある。 (序・福本弘明) ◆自選十句 肉桂玉ふふむふふふふ春の山 チューリップ合わない靴をはいている 鳥雲に波はおだやかなのだろう 六月を青いインクに浸すかな 夏木立足を曲げたりのばしたり くちびるは潮騒の味立葵 ほうせんか出ていくことになりました 長き夜の気になる距離にある背中 成仏はさだかではないきのこ飯 風花やとべないはずはないのだが
  • ランボオ詩集
    -
    ランボオ(1854―1891)と中原中也(1907―1937)。早熟早世の二人の詩人の個性がぶつかり合って生まれた〈化合物〉とも言うべき訳詩集。中也は自らの詩人としての嗅覚を頼りにランボオの詩を読み解き、いわば無手勝流に見事な〈中也節〉で訳し上げてみせた。本書は小林秀雄訳『地獄の季節』と好一対をなす。(解説=宇佐美斉)

    試し読み

    フォロー
  • ランボー詩集
    -
    描きようのないものを描き、刹那に永遠の輝きをあたえた早熟な天才少年の詩の全貌を示す訳詩集。「第一詩集」「イリュミナシオン 」「拾遺」「解説」「年譜」からなり、ランボーの韻文詩のほとんどを収めている。長年、これらに親しんだ詩人金子光晴の苦心の訳でおくる。

    試し読み

    フォロー
  • ランボー全詩集
    3.7
    史上、最もラディカルな詩群を残して砂漠へ去り、いまだ燦然と不吉な光を放つアルチュール・ランボーの新訳全詩集。生を賭したランボーの「新しい言語」が鮮烈な日本語でよみがえる。
  • ランボーの手紙
    -
    「地獄の季節」破棄説の真相、アラビアヘの逃亡、ブリュッセル事件の前夜など、その時々に書かれた手紙は、ランボーの文学思想と人となりを垣間見るまたとない資料を提供している。

    試し読み

    フォロー
  • リスボンの窓
    -
    1巻1,100円 (税込)
    ◆ふらんす堂電子書籍1000円シリーズ ◆第十三句集 ころがしておけ冬瓜とこのオレと 七〇歳で大学を退職した私は、時折、リスボンの靴屋の裏へ行き、気ままに過ごしてきた。その気ままな気分がもしかしたらこの句集にあるかも。リスボンの空は今日も青い。 (あとがきより) ◆作者のある日の自選十句 柿くえばパウル・クレーと友だちに 水ぬるむカバにはカバが寄り添って ついさっきホタルブクロを出た人か しっぽまで赤くて人参身がもたん ねじ花が最寄りの駅という日和 あんパンと連れ立つ秋の奈良あたり ころがってアリストテレスと冬瓜と 桜咲くくすんと蝶がうんこして リスボンの靴屋の窓かヒヤシンス 緑陰で大工さんとか呼ばれたい
  • Reflect On Myself
    -
    1巻704円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ウェルビーイングを実現する、新しい詩集のある生活。 日常を感性豊かに切り取った写真とともに送る、等身大の言葉たち。晴れやかな青春、未来への希望、立ちはだかる現実への諦念、自己の模索。 今の自分を映し心に寄り添う言葉が、きっと見つかる――。 自分自身の眼で見えないものにこそ、自分にとっての答えがある。 その答えは人と違くたっていい。大事なことはあなたがどう在るべきか。 だからまずは、自分と向き合ってみませんか? その為に私はあなたの鏡になりたい。 そしたらきっと、自分の周りから世界は変わっていくから。

    試し読み

    フォロー
  • 流星の人
    4.1
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【写真詩集】流星の人よ、こんにちは。私はこれからあなただけにわかる言葉で話します。美しいもの、はかないもの、愛しいものを見つめる、詩人の目。散文と写真で構成されたハートフルな一冊。
  • 流星の予感
    -
    マイナビブックスブログ「日々が紙から飛びだして」に連載された16作品を収録した歌集。短歌だけでなく、旋頭歌、長歌、仏足石歌体、回文、都々逸、新体詩、俳句、連歌、漢詩といった、10の詩型を駆使した言葉あそびのおもしろさを是非ともお楽しみください。巻末にはそれら詩型の解説も収録しています。 【目次】 第一週/第二週/第三週/第四週/第五週/第六週/第七週/第八週/第九週/第十週/第十一週/第十二週/第十三週/第十四週/第十五週/第十六週/作中で登場した詩型の解説/あとがき
  • 柳太の川柳漫歩帖
    値引きあり
    -
    1巻99円 (税込)
    長く作品作りに親しんできた著者が、時事ネタから人生の悲喜交々まで、軽やかに詠いあげる。「笑わない客に泣いてる初前座」、「いつものといつもの顔がいつも言い」などどこか笑える一句や、「ゆうすげは想いを秘めて朝に散り」、「回想の川に映りし遠花火」などの味わい深い一句を含んだ川柳260句のほか、短歌7首、詩10編を収録。新たな日常を乗り越える作品集。
  • 良寛
    値引きあり
    -
    その生涯と歌の世界から良寛の心に迫った名著!良寛の本質は「詩人」である。天与の才に恵まれ、生涯に多くの和歌や漢詩を残した。その歌境を解すれば、良寛の清貧の哲学と豊かな心ばえが見えてくる。現代人が見失なってしまったものが見えてくる。―昭和を代表する歌人の一人吉野秀雄が渾身の力を注いで書き上げた良寛の「歌と生涯」。 (※本書は2001/7/1に発売し、2022/2/28に電子化をいたしました)
  • 良寛和尚歌集
    4.0
    日本仏教史上の傑出した宗教者・良寛(1758-1831)は,漢詩,和歌,書で,自由無碍に境涯を表した.その歌は,日本人の心をとらえ,讃嘆されて来た.近世を代表する歌人である.良寛研究の礎を作った相馬御風(1883-1950)の評釈で,良寛歌を味わう(解説=鈴木健一・復本一郎)

    試し読み

    フォロー
  • 良寛歌集
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「雪の夜にねざめて聞けば雁がねも天つみ空をなづみつつゆく」良寛の歌は、人間即歌である。その人その心即ち歌である―。歌人・吉野秀雄が、敬愛する良寛の歌境を鮮やかに説き明かしつつ、細心かつ懇切な校註を加えて編んだ「良寛歌集」決定版の復刊。1267首を収める。(「BOOK」データベースより) 目次 解説 良寛調について 良寛の歌の発足・個性・推敲について 発足 個性 推敲 良寛と万葉集との関係について 本集の成立ちについて 諸本の校合 古歌との対比 配列の順序 語句歌意の解釈 内容の多化と鈍化 余言 参考文献 凡例 本文 短歌 春 夏 秋 冬 雑 旋頭歌 雑体歌 長歌 (※本書は1992/10/1に発売し、2021/12/30に電子化をいたしました)
  • 良寛こころのうた : 良寛詩歌三百六十五日
    5.0
    1~3巻1,078円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 純真、清心、温和、高雅-しみじみと味わう良寛さまのうた。
  • 梁塵秘抄
    4.0
    遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけん――平安時代末に大流行した「今様」を時の帝王・後白河院が編纂した『梁塵秘抄』。目新しく派手な魅力をもつがゆえに今様と呼ばれた歌謡は、貴賎を問わず大流行した。その主な担い手は社会の底辺を生きる女性芸能者であったが、今様の魅力に取りつかれた院は、周囲に眉を顰められながらも、遊女や傀儡女を召しては習い、狂おしいまでの熱中ぶりであったという。本書には、みずみずしく時にユーモラス、また時に悲惨でさえある、『梁塵秘抄』の生き生きとした今様から代表歌を収録。懇切な解説によってその世界が現代によみがえる。
  • 梁塵秘抄
    3.5
    歌の練習に明け暮れ、声を嗄らし喉を潰すこと、三度。サブ・カルチャーが台頭した中世、聖俗一体の歌謡のエネルギーが、日本の第77代天皇でもあった後白河法皇を熱狂させた。画期的新訳による中世流行歌100選!「わたしは バカな 女です」「マリーのひとりごと」「わが子ゆえの嘆き」「も一度 抱いて」など。日本古典の現代語訳を一新! 歌謡曲のルーツはここにある。
  • リルケ詩集
    3.0
    ◉あなたのお護りとなる詩がきっとある。──近代詩の巨人リルケの不朽の名作たちを、伝説の名訳で。 ◉リルケの全作品から詩人・文学者片山敏彦が選んで編んだベストセレクションに、共感に満ちた若松英輔の長編解説を付し、美麗な装丁で復刊。 **********  日常の中で飢えている 貧しい言葉たちを  目立たない言葉たちを ほんとうに私は愛する。  私の祝祭の中からいろいろな光彩を取り出して、私は彼らに贈ろう。  そうすると彼らは微笑して おもむろに晴れやかになる。  ────「日常の中で飢えている言葉」より  * * *  「時の無いひろい第二の生活」、時刻とは異なるもう一つの「時」に司られた世界、そこを生きることができるのは詩人だけではない。  詩人の言葉を読む者にも道は照らし出されているのである。  ────若松英輔(解説より) **********
  • リンウッド・テラスの心霊フィルム 大槻ケンヂ詩集
    4.1
    「誰も詩など聞いてはないし」/この世界がみな作り物なら/港につながれたサーカス団の/あの船に乗って/流れてゆこう/パノラマ島へ帰ろう ――「パノラマ島へ帰る」より。血色の憧憬が生んだ、グロテスクなまでに美しい言葉の破片。各界から絶賛を浴びた大槻ケンヂ戦慄の処女詩集。
  • るすばんカレー
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 結婚して、子育てをしているうちに、子どもが大好きな事に気付き、通信講座で保育士の資格を取り、保育園で四年間、アルバイトをしました。その後、薬剤師の免許を活かして、パートを続けて一〇年以上になりますが、仕事をしながら、そばには詩を書く楽しみがあります。―あとがきより抜粋―
  • ルバイヤート
    -
    過去を思わず未来を怖れず、ただ「この一瞬を愉しめ」と哲学的刹那主義を強調し、生きることの嗟嘆や懐疑、苦悶、望み、憧れを、平明な言葉・流麗な文体で歌った四行詩の数々。十一世紀ペルシアの科学者オマル・ハイヤームのこれらの詩は、形式の簡潔な美しさと内容の豊かさからペルシア詩の最も美しい作品として広く愛読されている。

    試し読み

    フォロー
  • 縷々として
    5.0
    1巻550円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 折にふれ書きとめておいた言葉たち 或いはバラバラに散らばっていた感情を 一つの方向に収斂してみた すべては個人の事であるのに少しの共感が 欲しくなったのはただの私のわがままなのか ただの欲深さなのか判然としないままに……。
  • 古来風躰抄 第一巻
    -
    1~98巻10,010~26,180円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 藤原俊成・定家・為家の3代が、相次いで勅撰和歌集の撰者となって以来「歌の家」として存続してきた冷泉家。その御文庫に、800年にわたって襲蔵されてきた貴重な典籍・古文書を、精巧な影印で複製。王朝の文化を21世紀に伝える画期的出版。

    試し読み

    フォロー
  • 零度
    -
    1巻1,358円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 生命を謳歌しようとする身体とはうらはらに、薄氷のような脆さと繊細さをもつ“暗黒の心”の明滅を綴った詩集。 感覚的に生み出された一つひとつの言葉は、氷の結晶のような繊細さと水のような透明感を感じさせる。ときに動脈のように激しく流れ、またあるときは氷のように動きをとめてしまう感情。複雑な時代に生きる現代人の激しく揺れ動く心情を描ききる。 一つひとつの詩で感情の断片を切り取りながら、1冊全体で大きな一つの詩へと収斂されてゆく作品。

    試し読み

    フォロー
  • 令和四年 越後の風景
    -
    1巻1,320円 (税込)
    令和4年の越後の風景を切り口にした、大学の同期2人による往復書簡。俳句とそれに対する近況と講評。 北九州・小倉育ちの伊藤肇氏は新潟に居を移して30有余年。「第二の故郷」である新潟の四季や人の営みの「いま」を、鋭い感性で優しく切り取り、17音字の世界を鮮やかに描き上げ、それを月ごとに大学の同期に送る。友人で元朝日新聞の記者である藤原郁男氏は、その季節の定期便を心待ちにし、近況と1句ずつに講評を付して返信する。本書は令和4年の越後の風景を切り口にした2人の書簡であり、読む者を幸せな気持ちで包む。ちょうど伊藤氏の金婚と喜寿にあたることを記念して出版したこの本は、幾重もの幸せが重なる。 出版/喜怒哀楽書房 【目次】 目次 伊藤氏句集出版に寄せて 藤原郁男 正月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神無月 霜月 師走 あとがき 【著者】 伊藤肇 昭和21年9月生まれ(76歳) 北九州市小倉出身 昭和 40年福岡県立小倉高校卒 昭和45年佐賀大学経済学部卒業 同年伊藤忠商事入社 新潟での仕事が縁で新潟に定住することに 藤原郁男 昭和20年大分県生まれ(77歳) 昭和 39年大分県立国東高校卒 昭和45年朝日新聞入社
  • レモンの車輪
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 この詩集「レモンの車輪」をお読みくださった方は、私の詩の素材のほとんどが、物、あるいは動物になっていることにお気付きになられたと思います。日々の生活の中で、色々な物を見つめているうちに、その物の気持ちになって考えることのおもしろさを知り、そうすることによって、不思議に自分をも見つめられるように感じられるからです。時には、どんなに丁寧に見ていても、その物の気持ちになりきれないことがあります。そういう時のことを後で考えてみますと、それは私の一方的な見方を変えようとしなかったところにあるような気がします。人は、相手の気持ちになって考えることが苦手です。ところが相手の気持ちになるということは、逆に自分を見つめ直してみることなのではないかと思えるのです。―あとがきより抜粋―
  • 恋愛アラカルト
    -
    1巻261円 (税込)
    恋にはいろいろなカタチがあり、それは時に楽しく、時に切なく、また苦しいものです。そんな恋のカタチと気持ちを言葉にしたら21編の詩となり、花束となりました。第1回マイナビeBookコンテスト入選作品。
  • 恋愛あるある川柳101選
    -
    1巻209円 (税込)
    ピーク時は、年間500回以上もの合コンをセッティングした“合コンプランナー”が詠み上げる、101句の川柳。 合コンに参加したり、グループでカラオケデートしたり、意中の男性からのメールを待ったり…。そんな、恋愛をしたい、恋愛に至る前後の女性たちの心理を中心に、「あるある」ネタを川柳として詠みました。笑い飛ばして読むもよし、教訓として噛みしめるもよし。男性読者にしたって、30代女性がどんな心境でいるのかを知ることができる、貴重な機会だと思いますよ! ■著者プロフィール 1977年東京都生まれ。恵まれた食生活のため、幼少期、青年期は高肥満児で過ごし、彼氏はもちろんできず、漫画家になりたい、根暗な時代を過ごす。体重は最大時80kgまで増え続け、18歳の時に知り合ったデブ専の彼氏と20歳で結婚。21歳で長男を出産し専業主婦になるが、26歳で離婚。離婚後は一人息子を育てるため、手に職を持つことと「美しい女性になること」を両立させるため、エステサロンに就職。独自の手法のリンパマッサージにより、3年間で30kg以上のダイエットに成功。しかし、もっと違う形で自分を輝かせたいと思い立ち、合コンをセッティングしてマッチングする合コンサークル「カリテクラブ」を設立。合コンプランナーとなる。多いときは年間500回以上の合コンをこなし、これまでの合コン総開催回数は3000回以上。2008年9月、「女の子の気持ちを元気にさせる」使命を感じて、品川にエステサロン「サロンドマシェリ」をオープン。現在はエステサロンと合コンプランナーの、二足のわらじで精力的に活動。テレビ、雑誌などメディアにも出演多数。
  • 恋愛詩集
    3.7
    出会い、片恋、成就、激情、エロス、裏切り、別れ、追慕……。古今東西の詩人は、愛の諸相をいかにうたってきたのか。詩人・小池昌代独自の鑑賞眼で厳選された39篇が、どこかに置き忘れた感情を呼び覚ます。恋愛中の人はもちろん、そうでない人、ふだん詩になじみのない人にこそ読んでほしいアンソロジー。詩人略歴付き。
  • 恋愛名歌集
    -
    歌こそは、日本語が構成し得る最上の韻文である。日本語の特質である柔軟かつ自由な不定則韻を踏み、微妙な音楽を構成する。真の韻律的な詩的陶酔を欲するならば、伝統の和歌を読む外はない。――近代の虚無をくぐった郷愁の詩人・朔太郎が、万葉集、古今集、六代歌集、新古今集から、主として恋愛歌をとりあげ、その浪漫的抒情のなかに日本詩の美しさを発見し、新しく解説した名著。
  • 連歌とは何か
    3.0
    中世人がもっとも愛した文芸の全貌。創作しつつ味わい、味わいつつ創作する、機知と友愛のアート。二条良基・一条兼良・宗祗ら天才の仕事を軸に、能・茶・花をしのぐほどの人気を誇りながら、近代とともに忘れられた文芸の全歴史をたどる。[本書の内容]●長連歌の世界●連歌会の空間●式目の世界●「水無瀬三吟百韻」を読む●連歌七賢●天才宗祗とその弟子たち●安定と停滞 (講談社選書メチエ)
  • ろくでなし
    値引きあり
    -
    1巻330円 (税込)
    好きでなったのではないバツイチや  いろんな意味でどん底にあった当時  なんとかして世に出たいともがき  推敲に推敲を重ねて出した歌俳集  この推敲の過程で猫持的短歌が誕生した  朝日カルチャーセンターから自費出版した私家版  神戸のジュンク堂書店が十五冊並べてくれたら  一ヶ月で完売した  手応えを感じたが世の反応は冷たかった  駄菓子菓子  この本で司馬遼太郎先生や多田道太郎先生などに認められる  短歌は安田純生先生の「白珠」  俳句は後藤比奈夫先生の「諷詠」  に所属していたころの作品  わたしの手元には一冊しかない  初の電子書籍化
  • 六甲
    -
    1巻1,100円 (税込)
    面識はないけれど、似ているらしい私の祖母が詠んだ歌集。 父の母が子を愛する短歌を詠んだすばらしい事実を形にのこしたいと思います。
  • 路傍の木々  俳句集
    -
    1巻1,672円 (税込)
    七十歳からの挑戦──人生の先で見つけた、もう一つの“頂” 世の中、真似るのが難しい洗練された、独創的な、奥深い俳句の天下である。しかし考えてみれば、江戸中期から明治の俳句最盛期と現代を比較すれば、ずいぶん環境が変わった。我々は人工物に取り囲まれている。詩情溢れた環境は探さねば、ない。そこに本物の俳句は生まれるのだろうか? そう思いながら私はこの作品を書き上げた。一種の開き直りかもしれないけど。 (本文より)

    試し読み

    フォロー
  • ロルカ詩集
    -
    ガルシーア・ロルカはスペイン、アンダルシーア生まれの詩人、戯曲家。アンダルシーアはロルカにとって、尽きない霊感の泉だった。1936年に勃発した「内乱」の渦中に倒れたが、「現代の吟遊詩人」と言われ、その音楽的な詩文はまず本人によって朗読され、のちに活字となった。この詩集では代表的な2大詩集「歌集」と「ジプシー歌集」はもちろん、初期から死の直前までに詠われた詩を集成している。選者小海氏による詳細な「解説」は必読である。
  • ローマの丘より 水崎野里子 世界の旅
    -
    1巻550円 (税込)
    私はかなり頻繁に海外交流や旅に出かけます。日本国内も含みます。趣味でもありますが、いろいろな方々とお話できる幸運な人間の一人であるとも思います。特に、新しいグループとの出会いもあり、2018年九月末から2019年にかけて私はかなり国内と海外への旅に出かけました。 いささかのその私の幸運と見聞を皆さまと分かち合いたいと思いました。ブックウエイさまのご企画もあり、以前に出かけた外国への旅や最近の日本国内の旅の見聞や感動・得た土地の知識・経験が、ここに一冊の詩集としてまとまることになりました。世界の国への旅が国別に分かれたユニークな構成です。 みなさまもご一緒に、日本・アジアも含めた世界への旅に参加してくだされば光栄です。旅と放浪は日本の詩歌における一つの伝統、羇旅(きりょ)という定型ジャンルでもあります。 最後になりますが、本詩集を読んでくださる皆様、本詩集の刊行を了承いただき、企画・編集にご協力いただいたブックウエイ出版さまに繰り返し御礼、感謝申し上げます。
  • LONESOME隼人 獄中からの手紙
    3.5
    無期囚としてカリフォルニアで収監されて二十八年余り。「朝日歌壇」の常連として知られる歌人 が父母への思慕、故郷への憧憬、刑務所内の生々しい日々を短歌とエッセイで綴る獄中記。
  • LONESOME隼人 ローンサム・ハヤト
    4.0
    若くして渡米し、84年、殺人罪で終身刑の判決を受け、以来カリフォルニアの刑務所に服役中の郷隼人氏。望郷の思いを短歌に託し、「朝日歌壇」の常連となり「天声人語」で話題となった獄中の歌人の、初めての歌文集。
  • 和歌史 なぜ千年を越えて続いたか
    3.7
    人々は、万葉集の時代から言葉と人による網目のような縁をつくり、あるときには「本歌取り」を通して時代をこえた会話をし、一時代にはグループを作って時代ごとの言葉の塊を形成してきた。本書では、和歌の縦の歴史を追いながら、言葉と言葉によってできた網のようなつながりを解き明かす。表現の背後にある観念を析出し、系譜化する。和歌研究の地平をひらく画期的な書!
  • 和歌で楽しむ源氏物語 女はいかに生きたのか
    -
    光源氏と女たちが交わした愛の和歌には、登場人物の「ほんとうの声」が隠されているのではないか。歌人である著者が、そのストーリーほど知られていない『源氏物語』の和歌から女たちの「心の奥底の真実」を追う。
  • 「和歌所」の鎌倉時代 勅撰集はいかに編纂され、なぜ続いたか
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    500年以上続いた未曾有の国家事業ーー勅撰和歌集 天皇の命を受けて編纂された歌集ーー勅撰和歌集は、乱世のなか500年以上にわたって生み出されてきた。古今和歌集をはじめ、初期の勅撰集に注目が集まりがちだが、勅撰和歌集が権威を持つようになったのは鎌倉時代以降のことである。しかし、それぞれの勅撰集がいかに編纂されたかは意外なほど知られていない。本書では鎌倉時代の勅撰集がいかに編纂されたかを、新史料も交えてつぶさに描き出す。それによって見えてくるのは、単なる文学史を超えた、和歌と政治の相互補完関係という中世という時代の特質である。 【内容】 はじめに 序章  和歌所とその源流 第一章 開闔・源家長と歌人たち―新古今和歌集 第二章 撰者の日常―新勅撰和歌集 第三章 創られる伝統―続後撰和歌集 第四章 東西の交渉と新しい試み―続古今和歌集 第五章 和歌所を支える門弟―続拾遺和歌集 第六章 打聞と二条家和歌所―永仁勅撰企画・新後撰和歌集 第七章 おそろしの集―玉葉和歌集 第八章 法皇の長歌―続千載和歌集 第九章 倒幕前夜の歌壇―続後拾遺和歌集
  • 和歌文学の基礎知識
    -
    1巻1,672円 (税込)
    ヤマトタケルから良寛まで、よりすぐりの和歌を楽しみながら、歌の発生、修辞技法や歌の社会的役割、工芸の世界をはじめ日本文化全体におよぶ和歌の影響などを解説。和歌がどんどん身近になる! ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • わが人生を花束にして
    値引きあり
    -
    1巻99円 (税込)
    詩という文学に遭遇した10代から、80代になる現在までの長い日々にわたって綴られた、人生を横断するかのような珠玉の詩集。自分自身の心の奥の揺らぎ、愛への戸惑い、暮らしの中のふとした棘、親を介護することの意味など、さまざまな事象に真摯に向き合い、生きていく中で変わっていく心の風景、煌めく心の襞を鮮やかに描出している。本書には59編の詩を収録。
  • 鷲か太陽か?
    5.0
    ノーベル賞詩人オクタビオ・パス(1914-98)がパリに暮らした一九四〇年代後半に創作した散文詩と,イメージとリズムの法則に支配された,夢のような味わいをもつ短篇.シュルレアリスムの正統的・批判的継承者として知られる巨匠による,研ぎ澄まされた詩的直観が鮮烈な印象を残す初期の代表作.一九五一年刊.

    試し読み

    フォロー
  • 忘れられた俳人 河東碧梧桐
    4.0
    虚子と並び近代俳句を拓いた二代俳人、碧梧桐。子規亡き後、俳句革新を推し進めるべく一念発起、ひとり全国行脚「三千里」の旅に発つ。その歩きっぷりに惚れ込んだ詩人・正津勉が歴史に埋もれた巨人の足跡を丹念に辿り直し、独自の語り口で現代によみがえらせる。ときに過激なまでに潔くありながら、人生は七転八倒。碧梧桐の魅力を存分に味わえる初の評伝。"
  • 私の衆讃歌
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 詩人、随筆家、翻訳家、また、クラシック音楽への造詣も深い著者は、山や自然を描いた詩や散文の秀品を多く残した。 本書は、散文集である。 【目次より】 音楽 バッハをめぐって(一) バッハをめぐって(二) 冬の或る日 『ベートーヴェンの生涯』 今と昔 ブクステフーデ 森の歌 合唱と私 自然 甲斐路の春 浅間山麓の一日 美ヶ原の秋 武蔵野の鳥 知多半島の一角 思い出の山の花たち 山にゆかりの先輩 道二題 図鑑について 先人と友人 デュアメルのかたみ デュアメルの追悼 カロッサの教訓 若き日の友の姿 交友抄 わが師わが友 祝詞に代えて 清閑記 一詩人の告白 道にて 詩人の朝 近況 たしなみの美 わが愛誦の詩(一) わが愛誦の詩(二) ふるさとの一角 山小屋からの電話 その頃の孫 雑草 『思索する心』 新しい印章 たまたまの余暇 私の一冊の本 旅の宿 高村光太郎 大いなる損失 あの手のイメージ ふたたびの春 高村さんとの旅 初めて見たアトリエ 晩秋の午後の夢想 片思いの頃 智恵子さんの思い出(一) 智恵子さんの思い出(二) 後記 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 私の好きなこの一句
    -
    1巻2,860円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 作者限定なしで現役俳人が最も好む俳句作品は?2位は?投票によるランキングを発表。併せて現役俳人の鑑賞文を掲載。
  • わたしが救われた たった一言
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ローソン、イマつぶに寄せられた みんなの「たった一言」が本になりました! HYメンバーの「一言」も掲載! 本書の企画は、全国のみなさんに元気を与えたいということを目的として、フジテレビ1924、ローソン、HYがコラボレーションするプロジェクトが発足し、フジテレビドラマ『東京リトルラブ』の放映がスタートしたことから始まりました。 ドラマを観ていただくだけではなく、視聴者の方々にも何か気軽に参加していただけないだろうか。そんな思いから、ドラマの主題歌であるHYの「たった一言」にちなみ、「あなたが救われた”たった一言”」を、フジテレビジョンつぶやきサービス“イマつぶ”、ローソン、HYのサイトで大募集したところ、驚くほどたくさんの「一言」が集まったのです。 このたくさんのすばらしい「一言」たちをかたちにするべく、HYの「たった一言」を収録したCD『ACHI SOUND』のジャケットに、お寄せいただいたみなさんの「一言」を掲載したり、全国のローソンの店頭で、レシートに、「一言」を印刷して配ったりしていくうちに、 もっともっと多くの方々に伝えたいという思いから、こうして1冊の本としてまとめることになりました。 落ち込んだとき、ページをひらけば、かならず元気をもらえる言葉があるはずです。 (「はじめに」より)
  • 私自身
    -
    36歳で「謎の死」をとげる詩人が、29歳と35歳の二回にわけて書き遺した唯一の自伝。詩的なものへの反撥、三度の逮捕歴、ロシア未来派の誕生、あの大きなルバーシカ、戦争と革命、後年詩人に災いをなす「転向」のことなどが断章式に語られる。未来派マニフェスト「社会の趣味を殴る」も全文収録。
  • わたしたちの登る丘
    4.0
    2021年1月、バイデン大統領就任式で朗誦された一篇の詩。 アメリカの、世界の分断を癒し、ともに立ち上がろうというメッセージをうたいあげ、全世界に感動を与えたわずか21歳の桂冠詩人こそが、アマンダ・ゴーマンでした。 シングルマザーに育てられ、幼い頃には言語障害にも悩まされました。今でさえも黒人であることで差別を受けるといいます。そんな生い立ちから米国議会図書館の支援で世に認められ、全米青年詩人賞を受賞して時代を代表する詩人となった彼女が、団結の象徴として書き下ろした圧倒的な「うた」。それが本作『わたしたちの登る丘』です。 この『The Hill We Climb』のみを収録した単行本は、米国で初版100万部を刷り、各国で版権の争奪戦に。雑誌『文學界』に掲載された、鴻巣友季子さん渾身の訳業も大きな話題を呼びました。 そしてこのたび、満を持して日本版を改めて文庫として刊行します。英文と対照できる対訳形式も掲載。鴻巣さんによる背景解説、そして日本版だけのスペシャル企画として芥川賞作家、柴崎友香さんと鴻巣さんの解説対談を収録します。さらに、大坂なおみさんも特別コメントを寄せてくれました。 就任式以降も、スーパーボウルでのスピーチ、『VOGUE』誌のカバーに登場、「Met Gala」では大坂なおみ、ビリー・アイリッシュらと登場、と「Z世代」を代表するスーパーセレブに駆け上っている彼女。 現代を代表することばの紡ぎ手であり、多様性を象徴する存在である彼女の「うた」を堪能してください。英語学習のテキストとしてもおすすめです。
  • 私と遊んで
    -
    詩集「指差すことができない」(青土社刊)で第19回「中原中也賞」に選ばれた大崎清夏初の電子詩集。今回はマイナビブックスブログ「日々が紙から飛びだして」で冬から春にかけて連載された作品に、書き下ろしなどを加えた全15編を収録。「雪」「啓蟄」「海」……。普通の言葉が読みやすく心地いい作品です。季節を感じながらお楽しみください。 【目次】天地創造の日は雨だった/地図/二十四節気なんて知らない/雪の映画祭/挨拶/春の師匠/特別な日/たのしいデモ行進/我ら装う/ベッドと朝食/聞く係り/アルプ/私は私に/沼津の少年愛/アンヘリート/あとがき
  • 私の詩
    値引きあり
    -
    1巻99円 (税込)
    言葉に限りがあるならば、人はそれを大切に使うだろう。そうしたならば、その先に綺麗な花の道が開けるだろう、そんな思いで紡いだ詩集。「○寂しさや悲しみから逃げず、すべてを受けいれていくことができたなら、必ずその先には、大きな私が立っている。」「○空から降る雪を見上げると、何だか宇宙に吸い込まれそう。真っ白な雪が宇宙のかけらなら、少しの間、宇宙旅行を楽しもう。」
  • わたしの嫌いな桃源郷
    NEW
    -
    1巻1,760円 (税込)
    不完全なぼくらの、完全な世界へのわるぐち。 ─────志磨遼平(ドレスコーズ) 『花は泡、そこにいたって会いたいよ』の初谷むい、待望の第二歌集。 【収録歌より】 それはたとえば、百年育てて咲く花を信じられるかみたいな話? そばにいるだけがすべてじゃないぜ月は光るだけがすべてじゃないぜ もちもちの愛 もちもちの逃避行 どこまでを希望と呼ぶのだろう 風が強い、でも諦めないフリスビー楽しい 祈りぐせのあった頃 爪切りを貸したら爪と爪が混ざる爪切りの中 永く 生きてね 【目次】 ★ あたしたちは花器として ghost like boyfriend 待ち受けは花畑だった ベイビー、夜に光源。 祈りぐせ 金剛の国 五月の関心ごと プールサイド/落鱗 わたしが歌うかなり真剣なGod knows... ★★ ちるちるみちる ゆざめの季節 芝浜 墓あらしの夜 コール・ミー 終末概論 それからのわたしたちのその途方もなさ 千年後 わたもふ 光の光たる ★★★ わたしの嫌いな桃源郷 【著者】 初谷むい 1996年生まれ、札幌市在住。第一歌集『花は泡、そこにいたって会いたいよ』(書肆侃侃房、2018年)。
  • わたしの子どもたちへ
    -
    1巻1,056円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 有名とならず、しかし全国で静かに歌われ続けている歌。それはこれらの歌を、人が人に次々と口伝えしているからだ。

    試し読み

    フォロー
  • わたしの好きな季語
    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    96の季語から広がる、懐かしくて不思議で、ときに切ない俳句的日常。 俳人でもある著者による初めての「季語」にまつわるエッセー集。散歩道で出会った椿事、庭木に集う鳥や虫の生態、旬の食材でやる晩酌の楽しみ、ほろ苦い人づきあいの思い出、ちょっとホラーな幻想的体験など、色彩豊かな川上弘美ワールドを満喫しながら、季語の奥深さを体感できる96篇。名句の紹介も。 「蛙の目借時」「小鳥網」「牛祭」「木の葉髪」「東コート」。それまで見たことも聞いたこともなかった奇妙な言葉が歳時記には載っていて、まるで宝箱を掘り出したトレジャーハンターの気分になったものでした。(中略)それまで、ガラスケースの中のアンティークのように眺めてきたいくつもの季語を、自分の俳句にはじめて使ってみた時の気持ちは、今でもよく覚えています。百年も二百年も前につくられた繊細な細工の首飾りを、そっと自分の首にかけてみたような、どきどきする心地でした(本文より)。 ●春  日永/海苔/北窓開く/絵踏/田螺/雪間/春の風邪/ものの芽/わかめ/針供養/すかんぽ/目刺/朝寝/木蓮/飯蛸/馬刀/躑躅/落とし角/春菊/入学/花/春愁 ●夏  薄暑/鯉幟/そらまめ/豆飯/競馬/アカシアの花/新茶/てんとう虫/更衣/鯖/黴/こうもり/ががんぼ/蚯蚓/業平忌/木耳/李/半夏生/団扇/雷鳥/夏館/漆掻/雷/青鬼灯  ●秋  天の川/西瓜/枝豆/水引の花/生姜/残暑/つくつくぼうし/燈籠/墓参/瓢/月/良夜/朝顔の種/新米/案山子/鈴虫/夜長妻/濁酒/柿/秋の空/蟷螂/小鳥/きのこ狩/文化の日/花野 ●冬  時雨/神の留守/落葉/大根/切干/たくわん/銀杏落葉/冬鷗/河豚/枯枝/ストーブ/炬燵/冬羽織/おでん/鳰/蠟梅/つらら/探梅/春隣 ●新年 飾/去年今年/歌留多/福寿草/初鴉/七草
  • 私の戦旅歌
    4.0
    昭和14年、騎兵として中国山西省に出動した若き兵士は、果てしない黄土高原の風景、生死を一瞬に分かつ戦の実状と兵士の死生観、帰還しなかった軍馬達への哀惜を歌に詠んだ。旅嚢の底に秘め辛々持ち帰った手帖に記された歌に回想を加えた本書には、戦争体験者の真情と詩心が溢れ返っている。
  • わたしの橘曙覧論と平成独楽吟
    -
    1巻660円 (税込)
    福井に生きた幕末の歌人、橘曙覧が「たのしみは~とき」の形で詠んだ「独楽吟」。福井市では、貧しさの中にあっても心豊かに生きていた橘曙覧の世界に学び、生活の中で感じた身近な楽しみを詠んだ歌を「平成独楽吟」として募集しています。NHK福井放送局で開かれた地元研究者による「市民講座」5回分と第1回「平成独楽吟」の入賞、入選作を掲載。市民講座は曙覧の人柄や生き方、松平春嶽との人間関係などをテーマに語りの文体で採録したもので橘曙覧を深く知ることができます。20年前に福井県内ベストセラーとなった同名書籍(平成8年発行)をリフロー型電子書籍として復刻。
  • 私の俳句入門
    値引きあり
    4.0
    季語と向き合い、おそるおそる句会に挑み、歳時記を友に歩んで10年余。日常の風景を一句に仕上げる工夫や上達法は、言葉を生業とするエッセイストならではの発想で、まねしたくなるものばかり。季語力を鍛える句会の醍醐味、経験から得た投句や選句のコツもお伝えします。「味わっても味わいきれない、奥深い趣味と出会えてから、私は年齢を重ねることがあんまり怖くなくなりました」一生ものの趣味へ誘う等身大の俳句入門。 【目次より】 はじめに 第一章 季語は頼りになる味方  季語があるから俳句ができない?/覚えなくていい/歳時記が手元にあれば/ふとしたシーンが俳句になる/季語の他に入れるもの/古くさい決まり事?/そもそも季語とは 第二章 こんなに豊かな季語の世界  季語の「本意」を知る/入れ替えてみてわかること/ムードを変える力/置くのではなく、働かせる/「響き合う」ということ/経験を超えて/これも季語だとは!/詠み尽くされることはない 第三章 季語力を鍛える句会  句会は怖い?/「兼題」「席題」「吟行」/場数を踏むと力が抜ける/参加すれば早く伸びる/スリルが快感/読み手の想像に委ねる/「詠む」と「読む」は両輪/投句はぶれろ、選句はぶれるな/自分に合った句会を探す 第四章 「あるある俳句」と「褒められ俳句」  句会は道場/「あるある俳句」/「褒められ俳句」 第五章 歳時記は一生の友  一年目の句と今の句/自我を手放す/俳句と禅/言葉に出す、形にする/初心に返る/迷ったら戻る場所/エッセイと俳句と/歳時記は一生の友 おわりに 文庫版あとがき 俳句の門は開いている
  • わたしの芭蕉
    3.0
    「芭蕉は美しい日本語の世界に遊ぶ楽しみを私に教えてくれた」。 そう語る加賀乙彦氏は、作家として日本語の表現を、いかに豊かに、簡潔に、美しく磨いてゆくかに砕心してきた。 長編作家・加賀乙彦氏が魅了された日本語の美を体現しているのが、 十七文字という短い表現法の芭蕉であることが興味深い。 芭蕉の句の、散文の美しさはどのようにしてもたらされたのか。 それを三部からなる構成で、具体的にたどってゆく。 第一部では、決定句に至るまでの推敲の跡をたどることで、美しい日本語の探求として俳句の世界を豊かにした事実を示す。 第二部では、推敲よりも、深い愛着の心で自然や人事と交わる芭蕉の姿を見る。 第三部では、芭蕉の人生行路に注目しつつ、俳句をちりばめた紀行や、豊かな俳味を持つ俳文の世界を味わう。 本書は世間に数多ある芭蕉の研究書とは趣旨を異にするものである。 加賀乙彦氏が夢中になって読んだ芭蕉の自然を愛でる感性と、美しく奥深い日本語の使い方、 その感動を伝え分かち合いたいという気持ちから書かれたものである。
  • わたしの本はすぐに終る 吉本隆明詩集
    -
    戦後思想界の巨人・吉本隆明の本質は詩人だった。 吉本はまず私家版の詩集『固有時との対話』(1952年)、同じく私家版詩集『転位のための十篇』(1953年)で、まず詩人として歩みはじめる。その後、武井昭夫との共著『文学者の戦争責任』(1956年)に収められる戦前の左翼文学者の「転向」問題を扱う評論を発表しはじめることで、文壇や論壇でも知られるようになっていく。 その後も吉本隆明は文芸評論家や思想家としての仕事と並行して詩の創作をつづけ、抒情、論理、抽象、追憶、喜怒哀楽…読むものを惹きつけてやまぬ、まさに豊穣というほかない世界を作り上げたのだった。 本書は、著者自撰の『吉本隆明全集撰 1 全詩撰』(1986年)の後半部分(前半は文芸文庫既刊『吉本隆明初期詩集』に収録)を占める「定本詩集4」「定本詩集5」「新詩集」「新詩集以後」という1950年代半ばから80年代まで書き継がれた詩作群、70年代~80年代の雑誌連載をもとにした『記号の森の伝説歌』『言葉からの触手』という2冊の著作、90年代に雑誌掲載された「十七歳」と「わたしの本はすぐに終る」という2篇の詩で構成される。 講談社文芸文庫既刊の『吉本隆明初期詩集』と併せ、吉本隆明による詩の世界を集大成するものとなっている。
  • 私の万葉集 四
    3.0
    『私の万葉集』第四巻。ここでは、大岡信が「万葉集」巻十三から十六までを取り上げる。特に力を入れている巻十六は歌数こそ少ないものの、その多様性と知的興味を誘う魅力溢れた刺激的巻である。正岡子規もこの巻十六について書いているように、「滑稽的美」を感じる特異かつ最も重要な一巻である。
  • 私の万葉集 五
    3.0
    大岡信が、六年間に亘って「万葉集」に立ち向かった『私の万葉集』の最終巻。巻十七から二十。この第五巻は「歌日記」が中心であり、万葉最末期の歌 移り行く 時見るごとに 心痛く 昔の人し 思ほゆるかも 大伴家持天平時代の人間を生き生きと伝える、大岡信渾身の、実作者による日本美起源の鑑賞、完結。
  • 私の万葉集 一
    3.0
    限りなく尊くまた懐かしく面白い万葉の歌。 詩歌の実作者が書いた『万葉集』の鑑賞。 8世紀後半に成立した『万葉集』は、きわめて難解である一方、我々の心に残る多くの親しまれた歌がある。 その膨大な数の歌を、巻一から巻二十まで通読した大岡信の鑑賞に、日本の美学の起源をみる。 『万葉集』を、現代人が味わい楽しむ「生きた」歌集にするために、現代詩人が挑む。
  • 私の万葉集 三
    3.0
    大岡信の『私の万葉集』第三巻(全五巻)。 ひさかたの 天の香具山 この夕  霞たなびく 春立つらしも   人麻呂のゆったりとした万葉人の息吹を伝えたい。著者の思いは、愛情深く、平易な文体で現代につなげていく。「万葉集」巻八から十二までを、たとえば恋の歌、それは、日本人の永遠に通ずる心の古典として……。
  • 私の万葉集 全五冊合本版
    値引きあり
    -
    限りなく尊くまた懐かしく面白い万葉の歌。 詩歌の実作者が書いた『万葉集巻』巻一から巻二十までの鑑賞。 8世紀後半に成立した『万葉集』は、きわめて難解である一方、我々の心に残る多くの親しまれた歌がある。 その膨大な数の歌を、通読した大岡信の鑑賞に、日本の美学の起源をみる。 『万葉集』を、現代人が味わい楽しむ「生きた」歌集にするために、現代詩人が挑む。
  • 私の万葉集 二
    3.0
    巻二の補遺及び、巻五から巻七までを取り上げる。巻五は、『万葉集』全二十巻の中でも特異であり、大伴旅人と山上憶良の二人に尽きるといっても過言ではなく、しかも、濃密かつ心に残る和歌の抒情の魅力が詰まった巻として有名。『万葉集』の面白さを存分に感じる一冊。
  • わたしの胸の夕ぞらに―吉田定一愛の詩集 (中学生から読む愛の詩集)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中学生から読む愛の詩集。 少年詩壇の頂点に立つ作者の、愛をうたう31編の書き下ろし詩集。 (※本書は2005/4/1に発売し、2022/3/10に電子化をいたしました)
  • 私の胸は小さすぎる 恋愛詩ベスト96
    3.0
    「あたりまえみたいな顔をして/ふたりで旅する話をしている/明日のくるのがなんだか不思議だ/どうして一緒にいるんだろう/愛だなんててれくさい──」(『歌の本』所収「どうして一緒にいるんだろう」より)。処女作から60年以上、想像力の高みを拓き、今も現代詩をリードする世界的詩人の著者。彼の全詩作品より、愛と恋の宇宙を感じる95の恋愛詩を厳選。新作1編を加えた貴重なベストセレクション。
  • 私の目
    -
    1巻220円 (税込)
    ここに書かれている詩は、誰かになにかを伝えようとして書かれたものではなく、作者の内にある悲しみや喪失感を、削ぎ落とした美しい言葉で表現したい、ただそれだけの思いで書かれたものだ。
  • わたしは名前がない。あなたはだれ? エミリー・ディキンスン詩集
    4.5
    「薄明の窓辺に置かれた言葉のジュエリー。エミリーの詩は読むたびに新しく誕生する。」――谷川俊太郎(帯のことば) 英文の構造が変則的で、それゆえ訳すことが難しいといわれるエミリー・ディキンスンの1775編の詩のなかから、73編を選んで、7つのジャンルに分けて構成した。ディキンスンを愛してやまない詩人で翻訳家の内藤里永子氏が、「ディキンスンの詩に親しみをもってもらえるように」との願いを込めた渾身の訳。内藤氏は『まぶしい庭へ』(ディキンスンの詩にターシャ・テューダーがイラストをつけた絵本)を訳し、好評を博した。7つのジャンル分けは以下のとおり。 1、わたしは名前がない。あなたはだれ? (日々の暮らしを宇宙のものとともに) 2、ほんとうに目が見えなくなってしまう前に (心の目で見て、心の耳で聴く) 3、魂には逃亡を企てる時がある (舞い踊る衝動、噴火を秘めたエネルギー) 4、自分自身を信じるの! 神秘を信じるの! (詩人の姿のあらわれ) 5、朝がドアを叩いた、別れのとき。どちらももう強くはなかった (いのちの真紅の多量のしたたり) 6、あのような方も死ぬ、ということが わたしの死を穏やかにする (死の眠りと別れ) 7、「希望」は背中に翼をつけている (癒しのことば)
  • わたしはわたし
    -
    1巻275円 (税込)
    いろんなところで掲載してきた散文詩に、数点の新作と書下ろしエッセイ2編を加え、一冊の本としてまとめました。 悲しい気持ち、愛しい気持ち、淋しい気持ち、小さな決意。 すぐそこにある日常をことばにしています。 収録散文詩タイトル抜粋 ・雨のにおいのするベランダで ・すぐには言えないこと ・その程度にはじゅうぶん大人 ・覚えている ・そこにあるなにか ・ほんとはポケットに ・なぜだろうとてつもなく虚しいのだ ・またひとりぼっち ・たくさんの時間 ・お元気ですか ・我が道をゆく 収録エッセイ ・消化できない気持ち ・華麗なる変身 ・失うと得る 【散文詩41編・エッセイ3編】約文字19,000字
  • わたろかなもどろかな―徳丸邦子詩集 (子ども 詩のポケット)
    値引きあり
    -
    わたろかな もどろかな ふゆがせなかを ちょっとおした はるはおずおず わたったよ あたまにちょっぴり ゆきのせて (「わたろかな もどろかな」より)
  • 和の思想 日本人の創造力
    4.0
    和服,和装,和食……,私たちになじみ深い「和」の一字だが,これは一体何を意味しているのだろうか.歴史をさかのぼってこの国の生活や文化を一望すると,海を越えてもたらされる文化を受容・選択し,さらに変容させた力が見えてくる.日本の詩歌もまたその創造力によって育まれた.俳句の実作者が和の核心を読み解く快著.

    試し読み

    フォロー
  • 侘人無常
    -
    1巻1,287円 (税込)
    願わくは命を仕舞うその時を知りたく思う月に問いかけ──縁者や友人に先立たれ、今は「引き籠り生活者」を自称する著者。人生の黄昏時、静かに流れる時間の中で、孤独に苛まれながらも季節の移ろいを感じ、日々十七文字、三十一文字を紡ぐ。暮らしの中で些末な景色に目を留め、そこに趣を見出して生み出した歌をまとめた、人生の重みを感じる一冊。
  • わらい
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 教科書で出会う詩人・金子みすゞの作品を、英語と日本語で楽しめる絵本。「わらい」「わたしと小鳥とすずと」含む8編収録。みすゞのメッセージを世界の人々と口ずさんでください。

    試し読み

    フォロー
  • 笑いあり、しみじみあり シルバー川柳
    2.5
    仙台圏の高齢者向け月刊フリーペーパーで16年。地元シニアから毎月一八〇通あまりの熱い投稿が今も集まり続ける『みやぎシルバーネット』の大人気連載「シルバー川柳」。孫、物忘れ、家族、病院通い、茶飲み友達、そして恋心…。クスっと笑って時にしみじみ。シルバーの日々の暮らしの断片を、素朴に詠んだ傑作選。
  • 笑いとペーソスを誘う…… 川柳万画+(プラス)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 川柳のさわやかな風をお届けいたします。 川柳の笑いが四コマ万画になりました。さらに「川柳」を「遊書体」で揮毫し「切り絵万画」もプラス。世界初のコラボです。笑ってスッキリ。楽しく読んで、作句のヒントに役立つ味わい深い1冊。著者26年目の意欲作。
  • 介護員生活日詩 笑いなきにあらず
    -
    1巻550円 (税込)
    施設で働くたくさんの介護員を主人公にした、フィクション生活日詩。老人保健施設長の著者が見つめる介護員の日常と現実を、心が軽くなる「運気上昇コメント」とともに紹介。
  • 笑いの日本史
    -
    1巻2,860円 (税込)
    目 次  第一章    神楽 神も笑い人も笑う     第二章    言の葉  言霊の幸はふ国     第三章    物語 異界からの来訪者     第四章    仮名 日本語の成立     第五章    国風 日本人の美意識     第六章    今様 「日本第一の大天狗」の秘密    第七章    誑惑 だましだまされる     第八章    戯画 宗教画として見る     第九章    凡俗 「達人」と「くらき人」      第十章    御伽噺  浦島説話の変遷     第十一章   禅画 瓢箪ナマズの禅問答     第十二章   同朋衆   笑いを生む社交の場     第十三章   頓智 風狂と栄衒の大喧嘩     第十四章   狂言 救済劇として観る     第十五章   俳諧 連歌から生まれる笑いの文藝   第十六章   寓話 動物に仮託した人間の性(さが)     第十七章   笑話 笑いで教化する     第十八章   浮世 虚の笑いと実の笑い     第十九章   軽口 落語家の三人の祖     第二十章   気質 「気質(かたぎ)」と「気質(きしつ)     第二十一章  遊里 誰もが知りたい「手練手管」  第二十二章  非常 中国笑話の流行     第二十三章  川柳 笑いのシステム化     第二十四章  遊戯 パロディとしての狂詩・狂歌   第二十五章  諷刺 自嘲の笑いが諷するもの     第二十六章  俳画 画俳両道の人     第二十七章  論争 尊大のおや玉vs浮浪士(のらもの)     第二十八章  半可通  色男、金あり、力なし     第二十九章  化物 虚を虚として楽しむ     第三十章   捷才 笑いのない笑い     第三十一章  滑稽 卑俗コンビの人気     第三十二章  漫画 「笑門来福」の教え     第三十三章  日本の笑い

最近チェックした作品からのおすすめ