ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
熱の舌しびれるように人を恋う ぬけがらの私が妻という演技 男の嘘に敏感なふしあわせ 妻ですという美しき怒り見し こちらあなたの夫と死ぬる女です ~本文より~ いまだかつて、これほど烈しい恋の句集があっただろうか? 有夫恋(夫ある女の恋)。狂おしい生命の叫びを五七五に鋭く切り取り、一大センセーションを巻き起こした、珠玉の川柳句集。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
時実新子さんの川柳(5・7・7の歌の事)が大好きです! と、のっけっから告白してますが。 皆さんは時実新子さんの川柳を読まれた事はありますか? 私は彼女の川柳を初めて読んだ時、「川柳というものは、こんなにも鮮烈なものなのか!」と新鮮な驚きを感じた事を覚えています。 それまで国語の教科書にあるよう...続きを読むなものしか読んだ事が無く(いや、それも好きですけれども)、まったりとしたイメージしか持っていなかったのです。 しかし、時実さんの作られる川柳は、まるで血で書かれたかのように生々しくリアルな「情」というものを感じさせる作品でした。 「有夫恋」というセンセーショナルなタイトルの単行本を出されており、話題になったそうですので(当時はまだ知りませんでした)覚えておられる方も多いと思います。 時実さんの川柳は、特に女性に「これは私!?」と錯覚を覚えさせるほど身近に感じられるのではないでしょうか。 正直男性には分かりにくい世界かもしれません。 とても深いドラマを感じさせてくれるのです。 たとえば、 嫁ぎ来て十年恋はまだ知らず 箸重ねて洗う縁(えにし)をふと思う 永遠の愛誓わせて何になる 人は言う簡単に言う邪恋の名 覚めている人を想うて覚めている など。 どうかしたらクールなのに、青く見えても温度の高い炎のような烈しさを彼女の歌に感じます。 まだ秀句がたくさんあるので、是非一読をお勧めします。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
有夫恋
新刊情報をお知らせします。
時実新子
フォロー機能について
「角川文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
言葉をください 新子の川柳エッセイ
じんとくる手紙(小学館文庫)
父さんごめんね 母さんごめんね
P+D BOOKS 小説 新子
「時実新子」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲有夫恋 ページトップヘ