ぷぷろーさんのレビュー一覧
レビュアー
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本当の幸せをゲットして
ざまぁを回避したいヒロイン・ソフィアの思惑で断罪の場が変わった。その時物語の流れを思い出した悪役令嬢ことクリスティーナ。二人の転生者の記憶に基づく穏便に幸せになるための行動で、物語の流れが変わっていく。
クリスティーナは本当の悪役令嬢とは言えない。ヒロインを害していたものを止めなかった、その行いは公爵令嬢としての矜持。そのプライドを捨てたかのような行動は、彼女自身の矜持。頭を下げることすら自身を護るためのもの。上っ面なペラペラなものではない。
彼女自身を見て、きちんと本質を見極めた人たちがいる。大丈夫、本当の幸せを手に入れられるはずだから。 -
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かわいいラブコメ
家族に愛され育った第二王子は見た目も素敵で、勿論妙齢の令嬢(ハイエナ)の格好の獲物扱い。恐れおののき、ちょっと女性不信になってた所に現れた快活な令嬢に一目惚れ(無自覚)。それ、令嬢じゃなくて姉王女の護衛騎士(平民)ですよ~。
可愛い末っ子王子の初恋に、両親兄姉一致団結!。姉王女の護衛から変更してあげるが、普段が少年のようだから気づかない。逆に段々気になりだし、2人の女性(ほんとは1人)の間で揺れ動く気持ち。
姉王女の結婚(隣国との政略)と、王女が大好きなエルダの一途すぎる行動も相まってドタバタ喜劇にお腹抱えて笑っちゃいます。みんな一生懸命だけどちょっとずれてるから、なかなかうまく行かない -
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ウーシアの啖呵がかっこいい~
自分本位なわがままな4人
嫁がいるのに、やりたいことしかやらない(稼ぎの悪い冒険者稼業)上に、よそでこどもをつくっても離婚したくないとごねる男。
虐げられ成長した挙げ句婚家でこどもが出来ないと追い出されたところ、優しくしてくれた男の子供を妊娠したので自分の幸せのため男の嫁と別れさせたい年上の女。
自分が産んだまだ生後三ヶ月の子供をほったらかして遊び歩く女。 叱られると夫とこどもを捨て逃げたのに、自分が男に捨てられると当たり前のように舞い戻り、自分を見捨てるなと言う。
自分の地位を盾に、お前の夫は自分と結婚した方が幸せだから別れろと言わんばかりに圧をかける女。
ウーシアとルーカス -
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心に強い信念を抱く。
8才で両親を亡くした侯爵家のマリッサが、侯爵家を親族に乗っ取られ虐待されつつも、挽回する18才の誕生日までカウントダウンしながら陰で準備を整えがんばるお話。
同い年の従妹に婚約者をとられるも、どうせ情も何も無い相手で、挽回後の報復相手になるだけ。
ヒーローである第3王子もちょっと訳アリだが、自分を重ねてマリッサを救う姿はちょいワルでかっこいい。
挽回するまで内外にトラブルメイカーがいて困りはするが、信頼できる使用人たちがいて支えてくれて何とかなった。彼らに感謝である。
結婚までがびっくりするぐらい速いが、まあ めでたしメデタシでいいっか(笑)。 -
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完結!と思ってましたすみません。
出来事は全て茶番。それが誰のためのもので、誰が関わっているかの違いだけ。
今回のオマージュは“赤鬼青鬼”と“眠り姫”。そしてエルフの国での茶番劇。畏れられ封印されていた王弟の婚約者が、格下の人間種だということへの侮蔑からくるもの。そんな奴らの思惑には乗ってやらない。でも糸を引いているのはエルフではなかった。
竜に成りかけているイヴェッタを救うため動いたのはギルとウィリアム殿下。イヴェッタの夢の中で学生時代を追体験する。
私の推しはフラウ・ノートルだったけど、終わってみるとギュっさんでよかった~ってなっちゃった。 -
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先生の作品はやはり面白いです
有能な薬師のジュゼ。なにやら魔法薬を飲まされて二日間倒れて眠っていたら、恋人に関することだけ記憶からすっかり消えていた。憧れの人の溺愛モードが信じられないのに二日後には結婚式!しちゃいました。本人にしてみればドタバタの中あれよあれよと事が進むが理解が追い付かない。
誰が 何のために どんな魔法薬を飲ませたか。憧れのグランジェークが「2年前から恋人で、もう一緒に住んでる」と言うが、彼が恋人だという事だけが記憶から抜け落ちてるので、気持ちも追い付かない。
謎が多い中、クールで大人なはずのグランジェークの甘々がいい感じに笑わせてくれる。普通ならきっとストーカー事案なくらいの溺愛がサラッと流され -
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リットは政治的文書の清書や招待状の宛名書き・代書などを担当する武官。平民出身だが第一王子のお気に入りで、職場では妬まれもするが気にしない。
事は全て“夢見る住人様の起こす事なり”
第二王子の婚約破棄騒動に悪女騒動、眠らされた姫を起こす策等を解明しつつ友の恋路の後押しもする。
文字を書きつつ謎も解明していくその様はスマートだが、サボりたいと口をつく言葉は笑わせてくれる。侍従とのやり取りも、逃げ出そうとするのを友人に取り押さえられるのも笑う。だから 所々にある生まれ持った事柄からくる悲壮感は、押さえられつつも胸にくる。 -
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全てはただの茶番劇
“婚約破棄”という茶番劇を見つつ、イヴェッタは冷静に考える。『どう対応するのが正解か?』そして『相手が言う通りにするのが流れだ』とそれに乗る。
繰り返される茶番の数々。
本人はしらないが、イヴェッタに嫌われたり不満を抱かれたりすると、神に見放されるというか怒りを買う。彼女の祈りを神々は我先にと叶える、過剰なほどに。
“神の切り花”=竜になる存在。
一見 のほほんとした存在だが、彼女の気分しだいで神の恩寵や怒りを買う。
王家の思惑はわかった。実家はどうだろう。イヴェッタの思う通り真実愛されてると思いたい。恋愛対象となりうる男が3人(今のところ)いるが、私の推しはフラウ・ノートル捜 -
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気づいたところでもう遅い
聖女で癒し手で心優しい姉娘を、父親は虐げ、婚約者の王太子は見た目だけで妹に乗り換え、妹は姉のものを何でも取り上げる。
心卑しい王子は、見た目醜い弟(辺境の公爵)の元へ姉を嫁がせるが、実はそれは呪いで聖女の祈りで麗しい見目を回復。妹の本性に気づいて姉を取り返そうとするが、今更言われてもこちらは幸せにやってます🎵嫌がらせにいろんな事を押し付けるが、二人力を合わせて周りも幸せにしていく。
結果、王子は改心し父親はやっつけられる。王子へのザマァはちょっと物足りないけどこれもありかなぁ~ -
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よくある“人の考えが読める能力でトラブル回避”なのかと思ってたら、なんか相手は他人を操るし、死んだはずの王子は出てくるしでした。
途中で飽きてしまいそうになりましたが最後まで読んでよかったです~。おもしろかった! -
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続きをお待ちしています
次はいつでしょうか?
最初の方は何度か読み返さないと設定がわかりづらかったけど、ファラーラと蝶子がお互いのことを夢で見ているというのはとても面白い。ファラーラ視点がほとんどですか、蝶子が読んだ物語という設定で自分を見直したり、蝶子のことをドラマを見ているように感情移入してみたりして成長しているのが微笑ましい。蝶子サイドも気になるので 続きを楽しみにしています。 -
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美味しい料理はみんなを救う
いやぁ~思わぬ展開でしたね。
いい意味で裏切られて面白かったです。
どうして彼女の料理がみんなを救うのか。どうして王妃様はあれほど露骨に第二王子を殺そうとするのか。誰が第二王子の能力を封印していたのか。他にも色々と「そうだったのか!」という展開があって、楽しかったです。
結果、大本の“悪”は征伐され、悪かった人は何が悪かったかきちんと反省し、みんな無事にハッピーエンドになって良かった~。 -
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もう少し先まで読みたかった
婚約者が最低男!思いやりもなくって人を傷つけることも平気。死にかけたときにはまともになったかと思ったのに、治療してもらったくせに思いどおりにならないと再び高圧的な態度に出る。そんな奴でも治療して良かったと思うヒロインは優しくてステキだ。
ヒーローにプロポーズされて、チャンチャン🎵って終わったのはちょっと物足りなかった。侯爵家嫡男の現子爵、騎士団副団長に勝てないだろう~って元婚約者がざまぁされるとこ、見たかったなぁ -
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獣人ハーフの重い愛で救われた
ヴァイス王子のスフィアへの狂おしいまでの愛が切ない。一度失ったから余計に執着してしまうが、スフィアの気持ちを一番にと行動する様が本当に切ない。
自分本位な登場人物が多い中、第三王子以外の王家の人々がまともで良かった。
どこまでも自分が一番と思ってる義妹(従姉妹)や、王子だから偉いと思ってる元婚約者や、婿入りしたから公爵家に入ったのに嫁も子どももずっと憎んでる父親も、娘が死んでその子どもへの責任も放棄した祖父も、(他にもいるけど)どうしようもないくらいあきれた人たちに囲まれていたが、今度はヴァイスがいるからきっとずっと幸せでいられる。良かった。 -
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重いお話でした
ルシアが何もしないのは諦めているから。幼い頃から悪い大人の策略にあい、救いを求めてもそれはなかったから。策略を食い止めたがルシアの求めていた救いではなかったから。
知らせない事が守ることだと思う大人。知らないから、知っていることの中で判断するしかなかった子ども。
相手にふさわしくなってから想いを告げるつもりも、何も言ってこないからそんな気持ちに気づかないので婚約を受け入れる。
すれ違い。届かない思いやり。誰が悪いの?悪い奴はもういないよ?
ともだちが、重い心を軽くしてくれる。わだかまりも解き放って、新たに自分たちの幸せをつかんでほしい。
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とりあえず一巻で完結してますが
人をかばって死んでしまった“私”は、神様から死ぬ運命ではなかった為輪廻の輪に戻れない事、別の世界で何故かループを繰り返している令嬢を助ける手助けをしてほしいと頼まれ承諾する。
その令嬢“アレクサンドラ”は、魅力を使う男爵令嬢に婚約者や回りの男性を引き込まれ、婚約破棄からの追放の最中で命を落とすという。婚約破棄の現場で入れ替わった“私”は婚約者始め悪い奴らをぶっ飛ばしたら、ループが始まり、アレクサンドラのまま五才に戻った。
異世界転移の経緯も、婚約破棄騒動の対応も、めちゃ面白かったのにそれは本当に序盤。本編は、(元のアレクサンドラは輪廻の輪に乗って別の転生をしたから)ループしてからの単独 -
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前世での経験は、まるで かのノーベルのよう。今世で贖罪の気持ちを持つも、重すぎないのが良い。ただひとつ、《お天道様の下を歩けない事は絶対にしない》という誓いがいさぎよい。
親友が巻き込まれた婚約破棄騒動はおかしな事ばかりで、王家に萎縮して何も言えない人々を尻目に、証拠を挙げて矛盾をつく。お天道様の下を歩けるよう正しいことをしているのに、クロエは追われる。
生活の場を変えたこともクロエにとって良かった。贖罪の気持ちでいつの間にか縛り付けていた心を、良いように解放し、生き直す機会になったのでは?
情勢はおかしいが、きっとオスカーがいてくれる。クロエの知識と技術をあわせて、普通に暮らせるよう -
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ふたりと一匹の旅。楽しんでね
第一王女で聖女なのに、継母の女王に能力を搾取・冷遇されていたプラティナ。女王不在時に義妹に追放され、ラッキーなことに状況が改善される。
能力を使いすぎていたことで倒れたことを、“聖女”の地位を横取りしたい義妹に利用されたが、押し付けられた同行者の呪いを解き、聖地巡礼をしつつ健康?になっていく。
純粋で優しい聖女だから、行く先々で人々を助け、ドラゴン?の幼獣に慕われ、同行者に守られ旅を続ける。
女王の企みや追手の元婚約者もいるが、彼女が神殿にいた頃からの行いで助けられ慕っているたくさんの人々もいる。完全な自由と健康を取り戻せるようがんばって。