あらすじ
国一番の名家である公爵令嬢として生まれ育ったヴァレリアは、未来の王妃を決める『王妃選定』の数日前に、ピアノが生き甲斐だった前世の記憶を思い出す。同時に前世の知識や価値観も戻った結果、今回の王妃選定が出来レースであるとも気づいてしまった。それならそれで公爵家の名に瑕がつかない程度に手を抜いて、空いた時間でピアノに没頭しようと思っていたヴァレリアだったが、王妃選定の公平性を真っ向から否定するような王子達の熱愛ぶりと、ヴァレリアを悪役扱いし日常生活すら邪魔する人間達に、徹底抗戦を決意して…… ※電子版は単行本をもとに編集しています。
...続きを読む感情タグBEST3
この先がもっと読みたいです
こういうカッコいい主人公大好きです。
誰か彼女を助ける的なヒーローが出てこない中、悪意(彼女をワガママで恋路を邪魔する悪女と思ってる)に満ちた状況下でも、前世今世併せた自身の知識と技能で“正しさ”を通す。お花畑フィルターが外れていく人々の変わりようも面白い。
“選ぶのは俺様だ”と思ってる王子様、あなたも“選ばれるかどうか側”だと気づいてショックでしょうが、客観的に物事を見るきっかけになって良かったね~。
「私は令嬢の特別にはなれないのか?」
「なりません」。カッコいい~!恋愛方面はダメダメだけど、ギャップもいいね!
お話は 王妃選定も終わり、ヴァレリアが“呪われた公爵”に嫁ぎ新たな活躍を始めるところでひとまず終わっていますが、この先が読みたいです~。ステキな旦那様と初めての恋愛にカワイくなるヴァレリアを待っています。
もしかして、続くのでしょうか?
ヒロインは、最初から、王太子の婚約者になりたくない。
でも、転生前の自分を思い出して、思わずやらかして、王子に好意を抱かれてしまう。
ニセヒロインは、王子妃になれたけど、大丈夫なのかしら?
求心力は、王子と王子妃より、ヒロインの方が上だし。
これからも、ガンガン、2人をあっと言わせて欲しい。