あらすじ
長年、王女の近衛騎士を務める婚約者に後回しにされ続け様々な悪意ある噂に晒されてきた侯爵令嬢のヴィオラ。それでも相手の家とは友好的な関係を築いていたのだが、17歳の誕生日も婚約者は誕生パーティーを欠席し、王女の隣国訪問に護衛としてついていってしまった。その結果、さすがにもう無理だと婚約を破棄することに……。婚約破棄直後、親友の公爵令嬢がある男性をどうしても紹介したいと言い出し、ヴィオラは渋々会うことを了承する。そこで紹介されたのは、なんと大国の王子殿下! しかも彼は、過去に自分を助けてくれたヴィオラにどうしても結婚を申し込みたいのだと言い出して――!? ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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楽しかった
はじめは、題名通りのよくあるストーリーかな?なんて思いながら読んでいたら、最後の最後まで、油断出来ない感じで、惹きつけられ、楽しかったです。
他の方も買いていらっしったと思いますが、題名から受けるイメージと内容が乖離しているように思います。いかれた王女とその取り巻き。国を導くのに相応しくない王と王妃。そして腐った貴族連中のせいでヒロインは婚約者と婚約破棄します。そして、それをキッカケに、隠されてきた沢山の思惑が入り乱れヒロインは巻き込まれて行きます。途中で、あまりに危機管理能力のない王とその周辺の姿が描かれますが、正直言って、お前らがしっかりしてたらヒロインがこんなに苦しむなんていうことなかったのにと思います。そして今ヒロインの元婚約者。あまりに放ったらかしにして、直接会う手間を惜しむから、ヒロインや自身の家族とのすれ違いを産んだのだといいたいです。身から出たサビ。従者の所為ばかりではないと思います。
話の通じない相手が権力持ち……
こういう、本人は上手くいってると思っていたら回りの思惑で婚約者と仲違いしてしまっていた、という男性の特徴は【相手と直接連絡を取っていない】につきますね。なぜ会いに行かないのか?なぜ自分の目で手紙を読まないのか?信頼してる者に託したとしても自分の婚約者だろうが!ですね。
今回はとんでもない王女のせいで多くの人が巻き込まれだらしのない王家のせいでぐずぐずになり、便乗犯も多数いて、ヒロインと元婚約者がお互い連絡が取れていたとしても被害を受けていたかもしれないのはありえますね。最後まであの王女は本当に✕✕だのか、疑ってしまいました。
国ごとまとめて改革できてめでたしめでたしでした。
んむ
サイコなお姫様に異常者が大半を占める近衛って…
滅んだ方が良かったんじゃない、この国?
主人公達『は』他国で幸せみたいだから良っか♪
すごく自分勝手な王女。
どうやったら、こんな斜め上の思考の人間が育つんだろう!
それに振り回され、悪い事と思わず、人を傷つける、沢山の取り巻き達。
シュールな部分が、頭にこびり着いてしまいました。
ポンコツ王家
結局、自国のポンコツ王家の被害者はヒロインとヒロインの元婚約者(その他多数いますが)
そこまで被害が拡大するまで手を打たなかったポンコツ王と宰相、自分の子供が関わっているので目を瞑っていたら国際問題にまで発展してにっちもさっちもいかなくなりました。
タイトルとちょっと違う、恋愛物より複雑、その分面白い。
ヒーローお話しの75%くらいまで影薄かったです。
匿名
タイトルの印象とは随分違う
意外性のある展開は良いですが
捨てられた令息(令嬢の方じゃ無いです)のあまりの不憫さにかなり胸くそで
途中読み進めるのが辛くなりました。
ヒロインに求婚する隣国の王子が現れて
捨てられた令息の存在を他所に
タイトルからぱっと思いつく展開とは全然違う方向に話は進んでいきます。
婚約破棄後に現れた求婚者との出会いにかかる事件
求婚者に思慕を寄せる王女の暴走
狂信者のような取り巻きの悪行
国の立場も揺らぐ大事に発展します。
久しぶりの登場の段階では蟠りが解けてこそいるようでしたが
アルヴィンくんが、あまりに不憫。
何せ
国王主導で職務に長期間拘束され続け、家族や婚約者とほぼ隔離される
周りの全ての人に嵌められ、家族や婚約者のやり取りは全て捻じ曲げられる
ありもしない王女との浮気の噂を流される
噂からも遮断されて弁解どころか知る機会さえ奪われる
国王にまでその噂を意図的に放置される
何も知らないうちに自分有責で婚約破棄される
家族すら助けてくれない
職務上絶対的な守秘義務で事情説明出来ないのに「誠意が無い」と責められる
慰謝料を家ではなく全部自分で払うよう求められる
社会的立場を全て失いかける(もしかしたら失っているかも)
失意で退職しようとしたら、国側の勝手な事情で慰留させられる
仕える王家の立場がヤバい
後ろ盾皆無の令嬢と結婚(まあ不本意ではなさそうだが)
貞操や命の危機にまで晒されたヒロインよりはマシだとは言え
婚約者にはせっせと手紙を書き、贈り物をしつつも(全部握りつぶされ、捏造された返事を信じていたが)
近衛騎士として精勤し、義務を守り抜いた結果がこれでは
あまりに不憫だ。
いい迷惑
ホントにいい迷惑!ヒロインは何も悪くない。元婚約者ともどもとんだとばっちり。
元婚約者はヒロインのために近衛になったのに、抜擢されて張り切ってたんだろうな?忙しくなっちゃって、いろいろ従者に任せてたら、いいようにされてヒロインに婚約破棄されちゃう。従者の子も幼馴染で親友とよべる仲なら、ヒロイン兄とかに相談すべきだと思う。いくらなんでもやり過ぎ。
たなぼたなのは、ヒーロー。
これといった特徴がなく存在感の薄いヒロイン。
ヒロインを見初めた理由がちょっと弱いぞヒーロー。
天使の仮面をかぶった悪魔な王女。
元婚約者殿は完全にモブキャラ。
誰よりも生き生きとしたヒロイン要素ありまくりな親友のご令嬢。
キャラもエピソードも多く、場面転換もこんなに必要か?
疲れた。この一言に尽きる。
辛口御免!