あらすじ
国中から聖なる力を持つ少女が集められ、聖女が選ばれる――その選定期間中、同じ聖女候補に毒を盛ったとして罪に問われたメアリー。父親に叱責された瞬間に前世の記憶を思い出した彼女は、この世界が好きだった乙女ゲームの世界だと気づく。そして自らが、必ず死ぬ運命の悪女であるということにも。このままでは、自分はゲームの攻略対象に殺される……そのことを悟ったメアリーは、生き残るため、攻略対象である聖騎士たちを懐柔しようと決意した。そのためにメアリーが選んだ手段は、いかにもな悪女だった己の姿を改め、清楚な聖女風に装うことで……たとえぶりっ子と言われても、利用できるもの全て利用する!? 媚び売り上等、したたかな「悪女」の大逆転ストーリー! ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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逆ハーはこうして作られる
見事な逆ハーエンド(本人望んでないw)
生き残る為清楚系あざと美少女でした。
よくある逆ハーエンド狙いのヒドインは、気持ち悪いけど、このタイプは応援したくなりました。
みんな楽しければすべて良し
メアリー頑張ったね~(笑)
清楚系美少女の儚さを演じて見せて、悪女な自分は親の期待に応えるべく演じてたんですって、ハハハ…転生前の記憶が戻って変わったんですがね(笑)。それを皮切りに色んな事を解決して、気がつけばみんな幸せ(?)になってめでたしめでたし。
あざとさMAX!
ヒロインもすなるブリッコといふものを、悪役令嬢もしてみむとてするなり。
前世の記憶が蘇ったのが断罪の前日、そこから自分の美貌と前世知識、劣悪な環境を逆手に取っての大逆転劇。 ゲームヒロインがちょっと突拍子ないけど良い子で良かった。まぁ恋愛脳でストーリーの60%位まで出て来ませんが。常々逆ハー、後どうすんだ?と思ってましたが、こうするのですね! 仕込みが大事、ラノベ名物浮気の常套句妹の様な‼️で止めとく!(グレーゾーン)そして本人は恋しない!冷静さとバランス感覚がコツです。腹黒王子との腹黒勝負にも最後は勝った模様。あざとく、生かさず殺さず攻略対象達を転がしながら(一名ゲームヒロインごと転がす高等技術!)世のため人のため聖女業をまっとうする新しく逞しい悪役令嬢でした。 (あっ!爺転がしもしてたわ!)
清楚系美女(笑)
清楚(系)なんですよね、この人(^_^;)
立派に小悪魔的美女をやっておられます。
結果的に皆さん良い人になってるから、ヨシ?
但し両親(と騙っていた奴ら)、テメーらは駄目だ!!
なんていうか 深い
気付いたのは、無実の罪で断罪されるはずの前日だった。
もう一人の聖女候補に対して、意地悪な悪口や、イジメをしてたのは事実だけど、毒殺しようなんて考えたこともない。
高慢な悪役令嬢だった服装やメイクを清楚系にして、可憐で庇護欲を持たれるような態度にすることで、生き延びようとしているヒロイン。その内心が以前よりもずっと悪役っぽくなっていると自己分析するあたりが、深いと感じました。
転生悪女だけど
悪役令嬢に転生する小説は今、本当に多いですよね。悪役だけど悪役になれない主人公がいつのまにかヒーローに溺愛されて、幸せになれる小説が多い中、この小説ではもうすでに悪役になってしまって、死刑になりそうな中、記憶を思い出してしまってなんとか自分を儚げ美人に作り上げ、ヒーローに媚びを売りながら生き残ろうと足掻く主人公が面白いです。
Posted by ブクログ
最後まで面白く読めた。本編では登場人物の誰ともくっつかないけど、アルファポリスで全員とのエンドが用意されてるのが、「乙女ゲーム」ぽくて良いと思う(笑)
清楚系ぶりっ子で危機を乗り越える話だけど、悪女と言いつつ、割と本気でいい人なのがよい。
初めの頃(試し読み部分)はコメディ要素が強くて、それが購入した動機だった。だんだん派手なコメディ要素は少なくなっていっていたけど、かなり上手く話ができているので、飽きずに一気に読めた。
ヒーローそれぞれ魅力的なので、アルファポリスの各エンドまで含めての作品と思う。
このままでは断罪されてしまう!
メアリーは、いきなり、清楚な美女に。
王太子は、ちょっと腹黒だけど、メアリーには、ピッタリな気がするんだけどなぁ。
お話自体は面白かったです。
ライバル?のはずの聖女様も良かったし、色々伏線があって二転三転しておもしろかったし。
ただラストであれー?と思ってしまって…続くのであれば誰かと…ということもあるでしょうが、
事件はきれいに片付いているのでこれで完結した方がいいですね。