あらすじ
乙女ゲームの悪役令嬢に転生したアドリアーナ。王太子に婚約破棄された後、あらぬ罪で幽閉される――というのは全て想定内なので、しっかり準備をして断罪後もまるっと全て思い通りに! 幽閉先は辺境だけど快適な離宮で、望んでいた何不自由ないセカンドライフをスタート。シナリオと妃教育から解放され、のんびりと田舎暮らしを大満喫する。しかも、前世の知識と機転を利かせて領地改革に取り組むと領民からも引っ張りだこに! アドリアーナが領民に愛され活躍する一方で、彼女を失った元婚約者は窮地に立たされ、連れ戻そうと追いかけてきて…!?
...続きを読む感情タグBEST3
作者買いです。
面白かった。
婚約破棄ものとしては、ちょっと捻りがあって、良かった。
転生者のおバカさんは、ゲームと同じ内容だとしても、そこにいる人は、実際に、その世界で、生活してるって事を考えられたら違ったかも。
そして、トップに立つということは、権力がある分、責任もあるって分かってれば、違ったんだろうなあ。
所謂ざまぁのお話なのですが、今回はあまりにヒロイン役の男爵令嬢が残念で、そんな令嬢を愛する王太子もなかなか残念な。いろいろあって優雅な幽閉生活を手に入れた悪役令嬢。そんな時ある事件が起こって、というお話で、学校の中だけでなく領地の問題も絡めて話が展開するのは面白かったですね。一冊でちゃんとまとまっているのも好感度高いです。
本当に残念なヒロインでした
ゲームの強制力かと思うくらいの断罪劇でしたが、ヒロインが転生者で記憶をなぞってただけ。最後は突っ込みどころを揺さぶったらグタグタ。
幽閉という名の離宮滞在は、王家の詫びで快適なもの。幼馴染みからの愛の告白もあり、のびのびと過ごす。滞在先で見つけた不正を正しながら、ついで?みたいに王太子の精神教育も実地で研修し、最後はアホなヒロインも自滅。
悪いやつはいなくなり、主人公は大好きな幼馴染みと結婚、王太子も成長して行く先は安心。みんなが幸せになるための障害としての役割しかなかったヒロインでしたね。