あらすじ
「生きていると大切なものが増えるのだな」
この世界では十二歳までに〈神の恩恵〉と呼ばれる特殊能力が人々に与えられる。
ポルカ村のルカは、自身がめずらしい〈恩恵〉を授かっていることを隠し、狩人として村で平凡に生きていくつもりだった。
しかし、弟・リヒトが稀少な〈恩恵・魔術使い〉であることが判明し、思いがけず「従者枠」として一緒に魔術学校に行くことに!
新しい魔術具を次々と作り、入学前から天才ぶりを発揮するリヒト。
そしてルカの名もまた、王都の「白い狩人」として広まっていく――。
弓の名手であり、ある特殊能力を持った兄と、天才的頭脳に恵まれた魔術使いの弟が織りなす冒険譚!
書き下ろしエピソード「魔術学校にて」も収録!
感情タグBEST3
楽しい、面白い
見た目が昔話に出てくる鬼子のようだと、村の中で災厄を呼ぶ子だと忌み嫌われていたので山にすむ狩人に育てられていた兄。知られていない特殊な恩恵を持ち弓矢の技術を磨き、単独で大物を狩り取れる。
兄を慕う弟。その姿を美しいと思い、強く優しい兄が特殊な恩恵を秘密にしていることも察している賢い弟。魔術師の恩恵を持ち、その能力で兄を護ることを選ぶ。その為通う学園で2人は知識と味方を得ていく。
これからのふたりの活躍が待ち遠しい。