はりやまさんのレビュー一覧

回想のメインディッシュ

個人的に、待っていたメインディッシュの登場です。
監禁中の浅野先生に何があったのか…凌辱の限りを尽くされた(紹介文いわく)かはわかりませんが、だいぶハードな展開です。
酷いエロシーン大好きなので燃えました。すみません。

緊迫感がハンパない

現実と記憶とのビジョンが交差する瞬間のシーンは、思わず身震いしちゃうほどの緊迫感でした。
強烈な印象を植え付けてガッツリ取り込んでからの「では順を追って…」
これってもしかして浅野先生に仕掛けられてるんでしょうか？だとしたら逃げられる気がしません(笑)

海外ドラマ風

アメリカのクライムサスペンスのドラマみたいな構成で、引き込まれます。
自分のイメージよりだいぶ線が太かった、浅野先生。
作者さんの思う魔性の男の姿なのだと受け入れて楽しませて頂いてます。

シュールです

タイトルを、ツッコミ調に声に出して読んだトコを家人に聞かれてしまったのですが、ウケてました。うん、確かに良いタイトルですね。

絵柄と内容とのズレがじわりじわりと効いてきます。はっきりギャグしてるんですけどシュールさもあって、ふしぎな感じ。

バリタチ(自称)くんのかわいさ

リバものなのかな？そうだとして、今まで避け気味なジャンルでしたが良かったです。
美人で俺様でチョロくてエロい。瀧がものすごく可愛いんじゃないでしょうか！？

プラマイゼロなかんじ

前半のパートはなかなか楽しく読みました。
アウトローな感じの攻めと、親切心がアダになって喰われてしまうイイコちゃんと。
ただ、攻め君の奔放さとか威圧的な性分がクレイジーなように描かれてますが、イイコちゃんの方がオカシイですって。
イイコちゃんが姉の言葉を盲信しているにしても、本能として恐怖心が湧かないのって…ある意味ネジがトンじゃってる気がします。

後半のラブラブモードに移行してゆく辺りからは何というか…ご都合展開が鼻についてあまり楽しめませんでした。残念です。

未知のジャンル

ショタ攻めの漢受け、お初です。未だに何で買おうと思ったのか思い出せません。が。
すごく面白かった！です。非力さや体の未熟さを魔法が補うとこも、なるほど納得です。

こんな男前の受けに惚れ込まれたら、将来どんなイカした攻めに育つことやら…
ショタ攻め君もとても可愛かったのですが、やはり受けの漢っぷりが最高にカッコえろかったです。

「任侠＝愛」の妄想を納得できた

この世界観のお話は期待を裏切られることが多いのですが、凄く良かったです。
健気受けの究極版みたいな韮沢の言動に説得力があって、ネジが外れたかのような狂愛にも感情移入できました。
後書きやらおまけのエピソードやら色々含めて楽しめます！

個人的にポイント高かったのは組長の奥さんです。BLの女性キャラとしてのご都合モブではなく、きちんと機能してます。アネさん、カコイイ。

表題作がオススメ

「ハードなエッチがコンセプト」という紹介文に耐えるお話は表題作の一本だけかと。あとのお話は、ちょっと変わった馴れ初めの、普通のラブストーリーでした。

その表題作ですが、凄く良かったです。
短編ならではのギュッと濃縮されたエピソード、主要2人の性分、終わり方。お手本みたいにキレイにまとまっていて、萌え＆燃えました。

ドムサブの良作

良い。良いです。とてもシンプルなアプローチでドムサブの面白さが伝わるお話。(1)となってるので続きがあるのでしょうか？続巻があるなら是非追いたいです。

一本筋の通った健気受け

ゲイビ業界ものということで濡れ場はてんこ盛りです。
煌(受男優)が活躍する、その裏にある諸々の事情や心情が切なくて引き込まれます。

ヤンキー君が屋上で嵌められるシーンは結構良かったですが…ソコ以外は常に違和感が付き纏って集中できなかった、かな。

色々気になる中で一番はヤンキー君の振る舞いでしょうか。期待した恋愛関係が成立しなかったからといって、あそこまでくず折れて忍び泣くとか、乙女か？最初ギャグかと思いましたが、マジでした。こういう展開のお話はよくありますが、演出が不自然というか極端で、置いてかれてしまいました。

獣人のお話はとても良かったです。売れ残りの生意気君が可愛くてエロくて、無自覚だろうけど健気で。獣人が絆されるのも納得です。見受けされた後の日常＋エロをもっと見たいと思えました。…こちらをメインにした方...続きを読むが良かったのでは…

執着愛

「秘処」「ライド・ガイ・ライド」からこちらを拝読しました。
コンパクトで、静かな執着愛という印象です。
監禁も調教もガッツリしますが、相手の全てを塗り替えようと言う程の傲慢さは無い、というかズレてる。
ちょこっとヘタレ？な攻めの動機と、それに乱される受けの変化が中々興味深いです。

若者の柔軟な心が何かを見つけるお話…かな？

ヒロインは佐伯さん？

上下巻通して一番哀しかったので、ヒロインは佐伯さんかもしれないなぁと。
主役2人の周りに「犠牲者」は数多居るので、演出に絆されただけかもしれませんが。
(八敷と佐伯の詳細は上巻に描かれています。)

結果って、ここまでギリギリな世界に限らず紙一重の天秤ですよね。
自由とか夢とか、言い方は色々ありますが、何かへの執着が一線を分けるのだなーと、凡庸な自分なりに刻みました。

BL的な感想としては、八敷はレイプが似合う！
合意なシーンは全然萌えないのに、焼き入れされてるとこはめちゃ燃えました。

どうこう言えないキモチ

贅沢できずとものほほんと暮らせる身として沈黙するしかない、な世界のお話です。

絵柄が好みとは大分合わない気がして、気になりつつもしばらく様子見してましたが、興味が続いたので購入しました。
うん…やっぱり絵柄は苦手です。特に八敷(受)の表情の描写に違和感？が消えませんが、些細なことでした。

物語は黒い激流のようで、でもソコの住人にとっては日常で。
フィクションの体を装って、もっと怖いものを見せられているような気がしました。

甘すぎて虫歯になるかも

ヤバそげな文句が並んでいますが、設定はハードな筈なのに甘々なだけでした。しかもかなりご都合的な。
受けくんの受難とは、先がわからない不安の中でスパダリ兄弟に上げ膳据え膳された挙句の「プリティーウーマン」な転身でした。

せめて商品としてデビューしての屈辱とか、ヤクザの事務所での相当な蹂躙とか、もうちょっとハードなイベントを超えて欲しかったです。

優雅でインモラル

プロローグのショタ虐待的なのはちょっと苦手でした。
が、それありきでのその後の屈折した物語は凄く引き込まれました。

血縁の呪い…？で大大円という奇跡。
そしてとってもエロかった。満喫しました。

耽美

閉鎖的な僻地の淫習、という定石テーマで、これまで読んだ同種のお話の中ではとても楽しめました。
表紙の構図がなんか凄いことになってますが(笑)、大体そんな感じです。
耽美で淫靡。寄り合いでのモブ姦がよかったです。

モブ姦…では無い

では無い(厳密には)けれど、物凄かったです。もちろん誉めてます！
人間は最高のツールですね。どんな卑猥な性具より有用なんだと改めて納得しました。

余談ながら、脳内のビジュアルはシリーズ通してジ○ジ○系なんですが、双子の容姿が彷徨いっばなしで困っています。

濃い

倦怠期(笑)からの、初心に戻るどころじゃないすんごい征服劇。
エロい、の上は何て表現すればいいのでしょうか？？？

このお話が一番好きかもしれない…もちろん全部大好きですけど！

ダグラス最強

身体の素質があったが為に、精神がとことん堕とされてゆく…堪能しました。
ダグラスもパトリックが生涯随一の獲物だという自覚があり、執着がエスカレートしてゆく様子も良かったです。
かなりハードな行為が満載でしたが、快楽が焦点になっているので、とてつもなく萌え＆燃えました。

一番ハードな章かな~

今回が一番ハードな展開かなぁと思います。
初読はヒエェ！って感じでしたが、今ではキタ！キタ！と。ボーダーラインをずらされてしまいました(笑)
パトリック…どこまでもあらがいながらも、どこまでも堕とされてゆきます。ダグラス圧倒的過ぎる。
いやもう、どっち目線で読んでも常人には得られない境地で、よく分からんけど羨ましい気持ちが湧いてきます。

陰謀

本来の目的であろう、ダグラスの陰謀が動き始めます。全般的にはもちろんハードで、どエロいので大丈夫？です。
あと、どうしようもなくなってる時のパトリックが「はい」って言うの、ものすごく萌えました。

裸にチャプス…エロの定番！

雑魚モブのトニーが、読み手目線の実況してくれてます。
凌辱の現場にビビりながらもパトリックに魅せられて、その場に飲み込まれてゆく小物感。良いキャラですね！
強かで残酷なダグラスが相変わらず最高でした。

本格的に始まります

パトリックの屈辱&絶望の臨場感が凄いです。ダグラスの容赦の無さが、最高。
凌辱の包囲網がまた一段上がります。
ちゃんとした？性具ではなく、彼等が日常で使いこなしてる仕事道具が流用されているのがハードさを強調して凄く良いです。

これは、ヤバそう

「秘処」を先に読んで、作者さん買いでこちらに来ました。
これは…凄そう…！と期待して読了しました。凄かったです。
蹂躙されても精神は堕ち切れない、というわりと酷いお話が大好きな方にお勧めです。
今回は、地獄の入り口で門番？に気に入られちゃいました！的なプロローグ(ハード)です。

幕間のごちそう

本編の後だと軽食に感じますが、こちらがシリーズ初だったら結構、いやかなり濃いと思います。描写がハンパないので。
ちょこっとだけ「？」とおもったのは、最後の有吾のセリフです。
社長の命令がそうだったからとしても、こんな言い方をするかな？と。
高圧的な社長にどうしようもなく従ってしまう有吾にゾクゾクしました。

凄すぎます

レビュー書こ！っと思って内容をサクッと見直すつもりだっのに…結局全部ガッツリ読んでしまいました。
ただただ圧倒されます。
とにかく一読をお勧めします。

調教は前戯という認識

「もう、私は待たない」………待ってたんだ、社長。いやわかるけど、わかるけど…！

メスイキの体感を微に入り細に入りトレース実況の如く伝えていただいてもう、幸せです。
理屈や仕組みはググれば解説されていても、その体感は性別ゆえに永遠の謎です。
なのでその未知への飢え？が知覚的には満たされました。正解かどうか、個人差云々は置いておいて、これが！と思える納得感を頂きました。

有吾って、だいぶタフだと思う

オスの権化に執着されて蹂躙されて、それでも日常をそつなく？こなしている有吾って、だいぶ凄いんじゃ無いでしょうか…男子なら皆耐えられるのかなぁ…？

ともあれ、どんどん作り替えられてゆく身体と、それに引き摺られるようにして変化してゆく心に戸惑う有吾に萌えます。

毎回言わずにいられません、最高です。

長い長い週末の終わり。

ここまでたったの一週末なんて…濃い、濃いです。堪能しまくりました。
そして彼等の秘め事は更にヒートアップしてゆきます。
何周目かのこの章あたりで、毎度のめり込み過ぎる自分をなだめようとして、時系列のフローチャート作ってました。
今回ももちろん最高です。

更に社長がねちっこくなる

クールビューティー代表みたいな有吾を乱しに乱す作者さんに惚れます。
オスの権化みたいに有吾を支配する、でもちょっとかわいい社長に惚れます。
最高です。

お貴族さまと、奴隷

エロ満載で、語彙てんこ盛りで読み応えあります。小説でエロ読んだ！って感じです。
自覚なしに平民から奴隷になっていたと知った受け君がジタバタと頑張ります、色んな意味で。
生まれついてのお貴族様たるふたりの価値観はなかなかに不愉快ですが、受け君当人が受け入れるようなので、外野は黙って楽しませていただきました。

センセーがヤバい

前作よりはターゲットに集中していて良かったです。
所々でむず痒いやっつけ感が気になりますが、容赦なく教え子を堕とすセンセイは中々良いキャラじゃないでしょうか。
楽しかったです。

色々とファンタジーなお話

BL！陵辱！だけどハッピーエンド！というお話でした。
受け君の堕ちる覚悟を促す為に、家族やフィアンセを巻き込むあたりの描写は、あまり萌えとか燃えには繋がらない嫌な感じだったかな…と。
特にフィアンセの使い方がさすがに可哀想で不愉快で。なのに物語としては、浅い。
凌辱されるシーンなどのエロパートは楽しめました。

必死な2人

シリーズもののスピンオフ？との事ですが、他のお話は未読です。
受け君は正直好みとは違うタイプでしたが、攻め君のビジュアルが良い。ちょっと踏み外してる危うさも良い。そして掛け違いながらもお互いがそれぞれに必死なのは伝わってきました。

生まれつき？欠けていた、もしくは病んでいた攻め君が「ふつう」に向かうあたりがちょっと簡単過ぎる気はしますが、…まだこの先でつまずきがあるのかもしれないし、とりあえずキレイに収まったお話でした。

誤解の暴走の果ては

ここまでの思い入れゆえの暴走、かわいい…。
お互いのすれ違いで決裂！？と思わせるあたりまではかなりハラハラしましたが、雨降って…のノリで和解できて良かったです。
酷いのとかバッドなのとか好きですが、今回は素直にホッとしました。
多少の影響は残ってるようですが(笑)、そこは攻めくんが頑張ってほしいところです。

センパイが素晴らし過ぎる

いやもう爆笑しつつ何度も読んでます。最高です。

オタクくん(攻)の設定はあまりにもファンタジーでぶっ飛んでますが、健気さの空回りが可愛いです。
その暴走を何だかんだで受け止めるセンパイ(受)の、男前を失わないエロかわいさも最高でした。

ひと昔前的な。

2014発行ということで、当時流行ってた絵柄なのでしょうか…？
シチュはなかなか面白いお話があったのですが、惜しい感じでした。
最初の「拘束」と、後の方の「目覚めるように愛したい」の2話が良かったです。

これは…ハマる

SMを、単純な暴力的行為や強制的な支配、一方的なゲームとしてでなく、真摯に扱っているなと感じました。
自分はそこの住人ではないので、どれほど正解なのか、とかはわかりませんが。

シリアスな展開に混じる、ゆるくて笑えるシーンもキャラの魅力全開で夢中になって読みました。
当て馬くんが余りにヘボくて、かつアニメ脳？な誤認をバッサリ叩きのめすトコ、サイコーにカコイイです。

迷ってるなら読んだが吉です。好み云々は置いといて読む価値ありますよ！

侍陵辱、最高…！

表題作もかなり良かったですが、ラストのお話に持っていかれました。
侍、着物(ハンパに着たまま)、拘束、陵辱。好物がズラーっと並んでて、堪能しました。

狐につままれたのか？

どこかのレビューに「どうしてこうなった！？」と有りましたが、まさにその言葉がふさわしいお話です。
大事なことなのでもう一回。
「どうしてこうなった！？」
もう一回。
「どうしてこうなった！？」

心臓痛くなる

中世ヨーロッパ的な世界観の残酷さと、切ないオメガバースの掛け合わせ。
感情が揺さぶられ過ぎて辛かったですが、主人公サイドの皆さんがそれぞれの未来を進むたくましさに救われました。

切なさ爆弾ですね…

主要2人の関係が、過去から未来に向けて変わってゆく過程がたまらなく痛くて切なくて、しかもめちゃエロい…堪能しました。
いわゆるセクサロイド的な存在は言ってみれば良くある設定なのですが、そのSF設定をここまで活かすなんて。やっぱり座裏屋さんて凄い。

完結かー！

意外だっのは、臣人が悪知恵に長けた大人を「してやろう」という冷静さと知能があったこと。まんまと騙されたのかな？自分も(笑)

自己への卑下が過ぎてケモノには美味しそうすぎる獲物の永愛くんと、食べたいけど守りたい狂気的な臣人の愛と。いつか相殺されてイーブンになる日が来るかもしれませんね。幸せになってほしいとか、柄にもなく思ったりしてしまいました。

鬼畜スキーなので…

ファイルにあった永愛の被虐を、臣人に報告する前の確認シーンとかで見せて欲しかったです。すみません。
もう調教されてます的な永愛の従順な様から、エグい事されまくったんだろな～とは思うんですケド、見たかったなー。

物語的にはそろそろ佳境かな？ってとこです。さらに追い詰められる若者の逆転なるか。的な。
永愛くんの加虐心煽るような儚さがよいですねぇ…

嗜虐心を煽られる…

臣人(攻)にシンクロしてしまう。
永愛(受)の、根拠のよくわからない拒絶。彼への思い入れが強すぎる臣人が感じた怒りが伝わってきました。
(やってる事は監禁＆レイプなんだけど)本気で気持ちぶつけてるのに、酔ったポエマーみたいなこと言われてもね…

壊れた日常が最高に狂ってる今作、燃えます。
物語は進みつつも拗れるふたりの関係がゾクゾクします。

食物連鎖的な萌え

この後が気になっていて、合本版で読み終えました。
攻めくんのタガが外れるトコまでってのが、読者煽りまくりですね！みごと煽られました(笑)

キラキラした受けくんとそれを支えてきた攻めくんの顛末、色んなバランスが崩れた先までちゃんと描かれてますので、興味持った方は是非追ってみてください。

初読では「痴漢されてる彼を偶然…」に夢中になってしまって、そればっかり読み返してました。少し落ち着いてから改めて読んでみて、の感想です。

「やじるし」「ひきずる音」「歪みはじめ」が好きです。
どれも鬱屈してねじれてしまった感情が、ただの(？)エロ行為にいろんな負の効果を上乗せしていてゾクゾクしました。

けれども自分の好みとしては「痴漢されてる…」が相変わらず最高です。
後日の彼等(痴漢含む)がどうなるのか、もうちょっとだけ続編があったらホントに嬉しいのに…！

ドロドロですね…！

凄い…
本来範疇外の「近親相姦」モノではありますが、義兄とないえとてつもなく背徳感を感じました。読み返すのがためらわれるほどに。

想いを果たせば果たすほど閉じてゆく未来がこちらまで息苦しくさせます。いやほんと、苦しい…。
家族を巻き込んでの葛藤が行き着いた先の選択は必然とも思えましたが、それで全ての因果を断ち切れたわけではない、というひねり？に粋な残酷さを感じました。人の業って…。