ハルモト紺の作品一覧
「ハルモト紺」の「恋をするならひれ伏して」「神さま、どうか手をとって」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
〝一生…奥まで全部いっぱいにしてよ。早く(早瀬)〟
Eros度★★★★★
おやおや。恋人になった二人の甘さに頬が緩む一方、頼りたいのに意地を張る姿には胸がきゅっとなりました。営業成績を競う同期、御曹司の攻め・時藤と、地方出身で負けず嫌いの受け・早瀬。2巻は両想いの先で、互いの弱さをどう受け止めるかを描きます。
余裕ある時藤が羨むのは、早瀬の仕事や目標、家族が詰まった日々。その輪の中に入りたい願いには、甘やかす恋人の顔に隠れた寂しさがにじみます。一方の早瀬も「…好きなヤツには頼りにされたい」と願うのに、自分の悩みは隠してしまう。謝りたい気持ちと意地がせめぎ合う苦しさが、実に切ないです。過去の恋や家族の問題が、この甘え下手な二人の距離を問い直す構成にも惹かれました。
早瀬が動揺する場面での「俺はお前のライバルだぞ。」がたまらない。競い合ってきた時間が、相手を支える力になるのです。そして「俺が大人になるとこ見てて」という時藤の願いには、隣にいてほしい切実さが詰まっています。
誕生日に苺を分ける場面は、胸いっぱいの幸福感。濡れ場でも甘やかす側と甘える側が入れ替わり、強気な二人が相手にだけ素顔を差し出す親密さに萌えました。意地の鎧をほどく手が、互いの居場所になっていきます。
現代のオフィスBL、同期ライバル、御曹司攻めと強気受け、両想い後の成長や相互に甘やかす関係を好む方におすすめです。