てぃーもさんのレビュー一覧
レビュアー
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上中下の三部作かと思い込んでいたら、まだまだ続くんですね…。
黒曜から鋼鉄等級への昇級の対象となったゴブスレさん、しかしゴブリン討伐しかしておらず、パーティーも組んでいない彼の事を、討伐実績&貢献度だけで昇級させる事に疑義を持つ者もおり…。
審査を担当する事になったのは、都からやって来た棘鎖を操る隻眼の査察官。
その彼女と組む事になった仮の一党での経験は、姉、姉が語り聞かせた父の狩りの技、圃人の老爺、弧電の術士らとの経験と同様にゴブスレさんを形作るものになってるんですね…。
若い戦士、銀髪の武闘家の娘、犬人の魔術師先生、森人の僧侶、鉱人の斥候らの一党は、本編での登場にあまり覚えがないのですが...続きを読む -
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見えない本能は、時に恐ろしい…
高校生の頃は周囲から女王様と称されていた林恵、そんな彼女に好意も敵意も無いが嫌われて交友の無かった山本。そんな二人が大学進学で上京数ヶ月後に思わぬ形で再会し…。
DVというレビューを書くのに躊躇するテーマで、読むのも結構しんどい内容でしたが、本編後の二人に安息は訪れるのでしょうかね?
恵の元同棲相手・内海誠司は、警察が駆付ける直前に姿を眩まし、住居ももぬけの殻って、銀行員ってのは嘘で、DV以外も何か有るのではと邪推してしまいますし…。
笠原さん、入江さんらが、恵の力になる事があるかと思っていたら、それも無さそうで…。
恵の状態も精神疾患の疑いが濃厚に感じますし…。
山本は恵を匿っているだけの...続きを読む -
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太郎の勤めるつくし信用金庫も大手ではないとは言え金融機関、融資が焦げ付けば返済を迫る必要もある訳で…。
返せる当てがあるのに滞納する相手には筋を通して真っ直ぐ向き合える太郎だが、借り手の他界により負債を相続等で返したくても返せない相手には強く出る事が出来ず…。
一方、ガルシア、タイガー柴田、花形青児らの過去の因縁も読者には明かされ始め…。
そんな中、負債を相続し、且つ痴呆を発症し、資金回収が困難かと思われていた老人。太郎が様子を見に行くと大手銀行の支店長が…。
債務者本人が資産家の可能性を森崎に上げられた際、きれい事を言って森崎を切れさせてしまう太郎。
ボクシングで「相手を傷付けずに試合に勝...続きを読む -
夏休みの始まりまでだった前巻、てっきり秋の行事以降かと思っていましたが、高校生活最後の夏が描かれようとは。
「外では恋人として」が難しくなってくるのは、致し方なしでしょうね…。いつかは話さないと誤解を招きかねず、また行動制限では二人の関係性維持も根本的に…。
大学受験まで半年程なのに、将来の展望も、目指す学部も無く、大学名のブランド程度しか見えなくなっていた悠太。
小園さんへの嫉妬心含めて、自分のなりたい綾瀬紗季像から遠ざかっている事に、自己嫌悪の紗季。
藤波や読売先輩や小園さんやらあれこれ、色々とあって二人の将来について話せるって、高校生の頃の自分には出来なかったな~…。
生ハムの原...続きを読む -
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信用金庫での仕事は荒波に翻弄されつつも、乗り越える兆しを見せつつある太郎。
ボクシングでもといきたい処だったが、ガルシアに言われた「欠陥」の真意を図りかね、とうとう大阪の新世界ボクシングジムに赴く太郎。
ガルシアは言葉では伝える気は無いが、引き下がらないならスパーリングで身体で教えると言い…。
理解出来た欠陥、乗り越える方法は(利点を殺して)欠点を無理に補強する事では無く、既に覚醒し掛けているのか…。
ところで、太郎がボクサーである事実を、森崎以外のつく信職員にも知られてしまい、こちらも一波乱ありそうで… -
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大阪に来た太郎が街で偶々出会ったのは、知らない女性を連れた太郎の父。そして試合会場で遭遇したのは、初戦の相手ガルシア。太郎は覚えていなかったが、ガルシアにとって太郎は優しかった姉を殺した男の息子として、私怨を向けられていた。その呪怨は太郎の思考を迷走させ…。
どうにか試合には勝利したものの、信金職員として仕事は未だ拙い足取り。しかし周囲の思惑も重なり、太郎らは大きなうねりの中を行く事になりそうで、果して無事に乗り越えられるのか…。 -
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今巻はアニメ2期終盤のお話。
アニメでは心情描写が私にとっては足りなくて、理解出来ていない部分が多数あった事を改めて感じられた内容でした。
特に女神官の出来る事、出来ない事、自らに対する自己肯定感の低さ、役に立ちたい思いからの信仰心の揺らぎ、初体験の迷宮が『死の迷宮』であったり、その他様々あれど、皆から個々に諭され、且つ他者へ救済を与えられている事を識る事で、先に進む事が出来るのか…。
そして、自身の変化の自覚が怪しいゴブスレさんの今後はどうなっていくのか…。
ゴブリンをただ殺せば済む話しから、今後は他の色々な者たちとの連携が必要になっていったりするんだろうか…? -
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会長にすら知らせていなかった引退を掛けて上がったリング。
プロデビュー3戦目にして、1ラウンドで初KO、初勝利。
ボクサーとしても信金職員としても順風満帆…、などという事は起こり得るべくもなく。
しかし、チケットを無償で配った効果があったか、これまで話しを聞いても貰えなかった相手か声を掛けられる様になり…。
人脈作りは少しは前進出来ているかと感じつつも、足枷も増えていき…。
4戦目は会場が大阪との事、アクシデントにより前日入りも出来ず、試合翌日の土曜日も… -
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今巻はアニメ2期中盤の内容と同一かと思いきや、ゴブリンシャーマンとの対峙の部分は随分違った内容だったんですね。
女神官の真摯な祈りを今まで聞き届けてくれていた慈しみ深い地母神が、糸を断ち切る様にして天上との繋がりを消失させ、女神官の行いに厳しく険しい声を発せられるとは。聖職者としての在り方を全否定された様で、これまでの1年でPTSDを患っている事も確定的でしょうし…、16歳の少女には激辛ですね。
まぁ、地母神様に見限られた訳ではなく、最終章では天上の神々の手に包まれた女神官の魂が、大きな温かな掌に慈しむ様に包まれたんですから、きっと次巻以降も大丈夫なのでしょう…。
ところで、地母神様は天上で...続きを読む
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