あらすじ
かつて天才と呼ばれ、惜しまれつつ去ったETUの星。達海(たつみ)、まさかの現役復帰宣言。その足は再び、奇跡を見せるのか――? 浦和(うらわ)との戦いに敗れ、公式戦で3連敗を喫してしまったETU。達海は全く動こうとせず、だが静かに燃える眼差しでその敗戦を見守っていた――。翌日、選手たちの前でなされた重大発表。自身の「現役復帰」によって達海は新たなる問いを突きつける!
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『GIANT KILLING』は、東京の東のサッカークラブ、ETUが強豪クラブを相手に大番狂わせ(GIANT KILLING)を起こしていく物語です。
このマンガの魅力は、監督であり主人公である達海猛のプロデュース力とマネージメントスキル。と言いたいところですが、それだけではありません。
『GIANT KILLING』は様々な立場の人が描かれます。監督だけでなく、選手・コーチ・クラブの社長・広報・スカウト・スポンサー・スポーツ記者・サポーター・サポーターの家族。それら全員の注目が集まる場所が、サッカースタジアムであり、それら全員が同時に歓喜する瞬間が、ゴールが生まれる瞬間なのです。
「プロスポーツとしてのサッカー」の本質を捉えた数少ない、いや唯一といってもいいマンガかもしれません。
人々がサッカーに「熱狂」する理由が、きっとこの作品を読めば分かるはずです。
感情タグBEST3
最高の読みごたえ!!
個人的に達海さんのファンなので笑
達海さんのプレーが見たかった!!
そういった意味でも楽しめたし、それ以上に達海さんの覚悟に、悔しさや潔さ、選手への希望、期待…色々な気持ちがにじみ出ているのを感じられて、感情移入してぼろぼろ泣きながら夢中で読みました!!
最高の巻だったと思います!
Posted by ブクログ
高校サッカーの準決勝見ながらジャイキリ30巻。
公式戦3連敗で雰囲気最悪のETU。現役復帰を宣言して練習参加する達海監督。往年を彷彿させるプレーを見せるものの、やっぱり足は持たず、現役引退宣言。そして、選手に感じさせたかったことは、サッカーは選手のものだということ。それが響いた選手たち。さあ、どう変わるか。
泣ける
この30巻は何度読んでも同じ所で涙が出てくる。
表紙の達海がボールを蹴ってる絵からもう切ない。
文字通り身体を張って伝えた達海。
達海の言葉一つ一つが全て切ない。
踏ん張ってくれETU!とサポーター目線になってしまう。
「やっぱ楽しいよ プレーすんのは」
「これに勝る喜びを俺は未だに知らない」
・・・泣ける。今まで驚きとか喜びとかで感動したシーンは色々あったけど、
こんなに心鷲掴みにされて感動させられるのは、やっぱり達海の言動でした。
Posted by ブクログ
ロースコアながら浦和に快勝されてしまうETU。
公式戦3連敗は泥沼にはまってしまったしか言えない。
達海がまさかの現役復帰宣言という大きな決断を下す。
納得できない選手たちに対して、ミニゲームを通して本音でぶつかる達海。現役時代のようにはプレーできない自身の姿を選手たちに見せることでサッカー選手としてボールを蹴られる喜び、ゲームができる幸せ、自分の好きなことを追求して生活ができることがいかにすごいことなのか、その幸せな時間は永遠には続かないことを伝える達海。
「フットボールの文化の主役は選手であること」を身を呈して伝えた達海の姿を見た村越は次の者に託す覚悟を決める。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ泣いた(´;ω;`)
涙なしに読むことはできない
これはすべてのサッカー好きのためのバイブルだ。
サッカーだけじゃなくて私自身も
私の中でジャイアントキリングを起こしたいって思いました
ジーノが裏へ抜け出す動きなんて…!!
達海と王子っていいコンビだよね
Posted by ブクログ
30巻はすごいと聞いていたので…
少年漫画とか、選手が主人公だとこれは書けないし言えない。この漫画読んでてよかったって思う。ほんとサッカーの神さまがいるなら神さまひどい。
最初からわかってたジーノ、すごさを肌で感じて越えようとする椿、これからのチームを考えて引導を渡す村越、
何回読んでも有里ちゃんと一緒に泣く…。
Posted by ブクログ
すごい。ずっと面白い漫画ではあったけど、この30巻はちょっと物語を違う次元へと進めた巻だった。いわゆる"神回"的なものだろう。
読者である僕にもズカズカと突き刺さる達海の言葉。達海の覚悟に心が震え、涙なしには読めなかった。そして、新たなステージへの予感に心が震えた。
本当にスポーツ漫画に残る作品の歴史に残る巻。
達海の覚悟を初めから理解していたジーノと、誰よりも理解した椿。きっとこの後、椿のパスにジーノが走る瞬間が来るのかと思うと、もう気持ちが止まりません!
本当に素敵な作品だなぁ。
Posted by ブクログ
チーム崩壊から立ち直るために、達海が一手打つ回である。
十分のミニゲームをもって自身の入団テストにすると宣言した達海。それをそのまま、引退試合とした展開は非常にエモーショナルなところだった。
いつまでも現役でプレーしたいというのは、選手らに共通した気持ちだろう。ましてや、達海は十分それが可能なはずの年齢(のはず)であるし、その気持ちはひとしおのはずだ。そうした無念を伝える描き方は、非常に読ませるものだ。
そして、その気持ちを受け取った村越の決断で物語は閉じられている。
非常に良質な物語だった。浦和戦での敗戦で、選手らに詫びるサポーターなど、見るべきところが多い。星五つの評価が妥当だろう。
Posted by ブクログ
ヤバい
感動した。
ピッチに立てる喜び
さらなる飛躍をさせるためにメンタルを変える
普段はひょうひょうとした達海監督が、ぼろぼろになりながらも、自分を開くことで、気づきを与える
そう、プロ選手は沢山の人の思いが、バックにあるってことなんだよね
あと、やっぱりこのクラブのサポーターやばい
、負けた試合で次はもっと揃えてコールするよって… かっこよすぎる
Posted by ブクログ
現時点で出版されている単行本32冊を一気読み。
ETUは本拠地東京の弱小J1チーム。そのチームに監督してやってきたかつてのヒーロー、タッツミーとETUというチームの物語。
全部読んだけど、書影はタッツミーへの敬意をこめて、30巻で。
絵の上手なマンガ家さんだなと思います。極端な造形にせずに多数のキャラクターの描き分けとか、サッカーみたいな激しい動きをしている人体のバランスとか、スゴイなあと思います。
主人公はあくまでもタッツミーだけど、選手ひとりひとり、サポーターのひとりひとりにもいろんな思いがあって、それぞれの人生があって。そういうエピソードとサッカーのバランスもいいなあと思う。日本人選手は基本、生真面目でいろいろ悩んでいるけれど、読んでいる感触は重たくないしね。外国人選手はバラエティっぷりが楽しいし。
ボールを蹴る以上の喜びを、知らない。
選手でいられる時間はとても短い。
なんだか切なくなりますね。でも、スポーツ選手ってそういうものなんだろうな。
私も某スポーツの某チームのファンですが、スカルズを見習って、どんなときも「選手を悪く言わない」ようにしたいものだと思います。
思いますが・・・現実はなかなかそうもいきません(猛省)
サッカー・・・いや、フットボールというスポーツを観るのが楽しくなりますね。ワールドカップの前に読んだら、また違った気持ちで応援できたのかも、と思います。
これからのETUを力いっぱい応援します!
Posted by ブクログ
泣いた~っっ
これが泣かずにおれようか
サッカーのことを、サッカーを愛する人たちを、こよなく好きなタツミ
健やかにサッカーをプレイする選手たちを近くで見ながら、やっぱりくやしい気持ちを抱えていたんだろうと思うと切ない
そんなタツミに言いたいことを有里ちゃんが代弁してくれて泣いてくれた
ありがとう有里ちゃん
Posted by ブクログ
タツミが、果たせなかった想いを語ります。
その想いに手が届いてもおかしくない実力を証明した後だけに、泣ける。泣きました。
たぶん何回読んでも泣くと思います。
Posted by ブクログ
これに勝る喜びを俺は未だに知らないというタツミの思いが、今はもう主役ではなくなったタツミが、次の主役へ託した思い。タツミの全力を懸けて託した思いが選手たちを、ETUを次のステップへと歩みを進めさせる。
タツミはピッチを自由に駆け回れる選手たちが羨ましいのか、不甲斐ないプレーに苛立ちを覚えたのか、来るべき時が来たと冷静に考えるのか。
それは見て取ることはできないけれど、いつでも本気で全力であることを身をもって伝えることができるなんてすごすぎるよ。
Posted by ブクログ
今回は特に面白かった。選手としてもタッツミーすげー、って思ったけど、やっぱ無理を押してたんですね。手を変え品を変え、選手たちを上手く諭してきたけど、今回体を張ってのそれは、特に心に響く。これを受けて選手たちは、いかに奮起していくんでしょうか。
Posted by ブクログ
なんだか上手くいっていた今シーズンのETU。
勢いとか、選手の成長とか、いろんな要素が組み合わさっての結果。その経験が血となり骨となるのか。それとも一過性のメッキで終わるのか。
その岐路に立たされているETU。
大事な瞬間は、その瞬間にはわからないもの。そこに気づくことの出来た人間が、より高みに成長する道筋を見つけられるんでしょうね。
そのきっかけとしての達海のラストダンス。
自分のいる環境の贅沢さと、そこで持つべき覚悟と、使える時間の短さ。
教材とするには強烈すぎる光と影。
達海のプレーの輝きがまぶしいからこそ、現在の達海の残酷さが突き刺さります。
ケガさえなければ。
そう思う選手はたくさんいる。スポーツを見ている人間の数だけ存在します。実際、ケガからの復帰後は、なかなか以前と同じようにはいかないもの。それは、こちらの思い出補正もあるけどね。
そう考えたときに、ロナウドてすごいんだと再確認しますね。ブラジルの怪物の方です。
彼に関しては、ケガ前を知らないだけに、余計に感じます。ケガからの復帰戦で、切り返しで自爆しても、あの活躍。
それは「戦術はロナウドだ」なんて、いいたくもなりますよ。言った時は、皮肉返しなんだけど。
Posted by ブクログ
今、自分ができること。
それはみんな、「当たり前だ」とも感じない思い。
でも、それがすごく大事だと実感させられました。
何事にも全力で。それが、今、自分のできる精一杯なんだろう。そこで力の限りを尽くさなければ、いつか必ず後悔することになる。
でもそれに気づくときはもうすでに遅い。
――切ないです。
今回、王子がホントにカッコよすぎて!!!
改めて惚れ直しました///
Posted by ブクログ
プレイ中の達海の無邪気な笑顔とか
選手達に伝えた言葉とか
読んでて泣きそうになった。
何回読み返しても切ないし飽きない。
またジャイキリが好きになった‼
Posted by ブクログ
泣きそうになったよ。
ベタだよ。でも、ここにこの話持ってくるあたりがすごいと思う。
タツミ、マジ切ない。ほんと、こいつどんだけせつねーんだよー。
Posted by ブクログ
前巻で「終わりが近いのか?」と思ってしまったが、全然そんな事なさそう(笑)。今回は達海の言葉に泣かされた…他の方のレビューにもあったけど、サッカーだけに言える事ではないですね。
Posted by ブクログ
技術、人間性、洞察力……王子が全知全能絶対不可侵の強キャラすぎる。今すぐ監督できるやろこれ。
あと、ドリさんがいつの間にか黒幕みたいになっててわろた。
Posted by ブクログ
これは、泣く。
このマンガは、普段から考えさせられることが多くある。
自信をもつこと、全力で楽しんでやりきること、
プロサッカークラブに関わる人を中心とした、人の思い。
その中でもこの巻は、達海監督のことばが、思いが刺さる。
Posted by ブクログ
思ったよりも滅入ったけれど、凄くタッツミーのプレーと言葉が刺さった。この幸せが永遠じゃないんだ、これはサッカーだけでなく色んなことに言える。後半は涙無しでは見れなかったです…。
Posted by ブクログ
達海ーーーーー!!!
達海の最高の笑顔が写ってる。
節目の30巻。まさに転機になりそうな重要でグッとくる話。
憧れや期待を背負うということ。それを伝える達海の言葉と行動。
歩みに迷ったら読み返そう。
Posted by ブクログ
雨の中の浦和戦は1-0で負けた。浦和の快勝。これで公式戦3連敗。
サポーターの前で謝罪し、この借りは必ず返すと宣言する達海。
問題の本質に向き合わせようとしているとみる笠野さん。第2の変革期の幕開けとなるか。
練習日、現役復帰をほのめかす達海。急遽ミニゲームを開始する。
達海は、低迷するチームの気質を次のステージに引き上げるのは、自分たちしかいないことを身体を張って示す。
Posted by ブクログ
タッツミーかっこ良すぎる。体をボロボロにしてでも伝えたかったところがあって伝える流れには本当にうるうるさせられた。サッカー選手としてまだまだ蹴りたかったし全く未練がないかっていったら嘘になる。そんな中で羨んだり、いいなって思いながらETUがこれからどう強くなるのか。次巻が楽しみ。
Posted by ブクログ
好きなことを仕事にできている人は少ない。
夢叶ってプロサッカー選手になっても、そこは実力主義の世界。チームの勝利に貢献できなければ、解雇。不運な怪我で引退することもある。
高額な年俸をもらっても現役期間は短いし、リスクの高い仕事だと思う。
好きだから選んでいる仕事だと思います。仕事になると辛いことも多いので忘れてしまいがちですが。
達海の捨身な現役復帰?は選手に何を伝えたかったのか?
この意識改革がチームの勝利に繋がるはずです…。