【感想・ネタバレ】GIANT KILLING(51)のレビュー

『GIANT KILLING』は、東京の東のサッカークラブ、ETUが強豪クラブを相手に大番狂わせ(GIANT KILLING)を起こしていく物語です。
このマンガの魅力は、監督であり主人公である達海猛のプロデュース力とマネージメントスキル。と言いたいところですが、それだけではありません。
『GIANT KILLING』は様々な立場の人が描かれます。監督だけでなく、選手・コーチ・クラブの社長・広報・スカウト・スポンサー・スポーツ記者・サポーター・サポーターの家族。それら全員の注目が集まる場所が、サッカースタジアムであり、それら全員が同時に歓喜する瞬間が、ゴールが生まれる瞬間なのです。
「プロスポーツとしてのサッカー」の本質を捉えた数少ない、いや唯一といってもいいマンガかもしれません。
人々がサッカーに「熱狂」する理由が、きっとこの作品を読めば分かるはずです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年05月12日

サッカー監督と、若い椿を中心に、個々の成長と弱小チームを引っ張り上げる戦略。大人が読んでも熱くなるストーリーがきらめくマンガ。サッカーといえば、キャプテン翼など、エースを主人公にして物語が進んでいくが、ジャイキリは監督だけでなく、応援団、記者の目線、そして若いプレイヤーの目線まて織り込んでいるところ...続きを読むが特徴。
そろそろ自分もプレイヤーではなく、マネージャーだな、とか思う人に、働き方も含めて感じるところが大きい良作。

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Posted by ブクログ 2019年04月30日

0-1とリードされた日本代表。反撃の億班が始まります。
後半キックオフの円陣で桐生からかけられた言葉に、椿が代表内で信頼されてきてるということを教えてくれますね。
いやー、あの椿がここまでくるとはねぇ。

この感情はいつまで「GIANT KILLING」がどこまで続いたとしても、椿が現役を引退するま...続きを読むで覚え続ける感情だと思ういます。選手の成長を、ぐいぐい成長するのを共有できる経験って、スポーツ観戦おける醍醐味の一つ。
何度も言うけど、岡崎がそうでした。

後半早々おせおせの日本。それを凌がれてピンチになるってのも、よくある展開。ここでチームを救うのがエース、ということですが、まずは守護神が救ってくれます。PKストップ。
直後に窪田を投入して、攻勢を強める日本。
結実するのは、花森・椿・窪田のコンビネーションから。

招集時にブランが、持田の変わりはいないけど複数ならば、と言ったことが、ここで実現。
モチベーションを見失っていたエース。これからの代表を担っていくであろう若武者二人。
このトリオが生み出す化学反応が、代表の大きな武器になっていきますか。

と未来ばかり見てしまうけど、試合は1-1。まだ同点に追いついただけ。決着はまだ先です。

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Posted by ブクログ 2019年04月27日

スポーツに興味がない私としては、フットボールの戦略や戦術に触れられるというだけでも、凄く面白いんだけれども、各キャラクタの成長や思いなんてのもその上に乗っかって、控えめにいっても最高の漫画と言わざるを得ない。

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購入済み

2021年10月05日

花森さん…。最高にかっこいい。変な人ですがくぼたんも椿も懐いてるし、この3人めちゃくちゃ可愛い…。面白かった!

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ネタバレ購入済み

2020年07月07日

対UAE戦、前半終了して1点ビハインド。後半戦のスタートです。攻勢をかける日本代表ですが、UAEの守備に凌がれ、逆にPKを献上してしまいます。ここを星野が劇的セーブ。そして投入された窪田と椿と花森で同点ゴール。ここまでの試合の流れが、とってもスカッとします。決着は次巻に持ち越しですが、期待できる終わ...続きを読むり方です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年05月02日

 準々決勝・UAE戦の後半が描かれた51巻である。
 ビハインドの状況を余儀なくされた日本は後半、選手交代を駆使しながら逆転を企図し、攻撃的なスタイルで臨んでいる。
 その中心は花森とイスマイールのエース対決。前半はイスマイールに軍配が上がったが、この巻における両者は違った形で対照的な結果を残してい...続きを読むる。
 さらに、ここでようやくブランが会見で述べていた持田の穴を埋める二人をピッチに立たせ、花森と合わせて前線でのイメージの共有を実現させている。
 この「仲のいい選手同士での連携」というのは、なんとも日本らしいサッカーだと思う。

 意地と意地のぶつかり合う熱い展開だが、物語は後半途上でクローズしている。
 その合間の巻というニュアンスを踏まえて、ここでは星四つ半相当と評価した。次巻での結末に期待したい。

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