『GIANT KILLING』は、東京の東のサッカークラブ、ETUが強豪クラブを相手に大番狂わせ(GIANT KILLING)を起こしていく物語です。
このマンガの魅力は、監督であり主人公である達海猛のプロデュース力とマネージメントスキル。と言いたいところですが、それだけではありません。
『GIANT KILLING』は様々な立場の人が描かれます。監督だけでなく、選手・コーチ・クラブの社長・広報・スカウト・スポンサー・スポーツ記者・サポーター・サポーターの家族。それら全員の注目が集まる場所が、サッカースタジアムであり、それら全員が同時に歓喜する瞬間が、ゴールが生まれる瞬間なのです。
「プロスポーツとしてのサッカー」の本質を捉えた数少ない、いや唯一といってもいいマンガかもしれません。
人々がサッカーに「熱狂」する理由が、きっとこの作品を読めば分かるはずです。
感情タグBEST3
タツミとツバキの物語も佳境に入る前の前巻から比較すると試合のない一見すると物足りない巻になりそうですが、ツバキの決意などとても熱い展開が続きます。タツミの来季以後の去就については相変わらずケムに巻く感じですが、優勝を置き土産に去っていくのか気になるところです。なんにしても我々読者は次巻からの鹿島戦を...続きを読む楽しみに待ちましょう。
ETU VS 鹿島。
いざ決戦の地へ!
やっぱりモデルがあるとクスリと笑えて面白い。
そして椿がやっぱり良い子で胸が熱くなる!
さぁいざ熱戦へ!
Posted by ブクログ 2022年08月05日
いよいよ決戦が迫る61巻である。
一巻丸々、鹿島との対決を前にした両チームの様子を描いた前段に割いていて、両チームの対照的な姿勢、特に監督の違いがよく描かれている。
それ以外にも「椿の代理人問題」や「アイルトン(明らかにジーコがモチーフ)と代表監督のブランの仲違い」といった小ネタも挟まってい...続きを読むる。
ただ、基本的には前準備の巻と言っていいだろう。
その意味でこの巻は星四つ以上には評価しがたい巻である。
ただ、こうした練習が試合に繋がっていく以上、物語においては外しがたい大事な一巻だったも事実だろう。
決戦への期待を煽りながら、次巻へと続く一巻である。