『GIANT KILLING』は、東京の東のサッカークラブ、ETUが強豪クラブを相手に大番狂わせ(GIANT KILLING)を起こしていく物語です。
このマンガの魅力は、監督であり主人公である達海猛のプロデュース力とマネージメントスキル。と言いたいところですが、それだけではありません。
『GIANT KILLING』は様々な立場の人が描かれます。監督だけでなく、選手・コーチ・クラブの社長・広報・スカウト・スポンサー・スポーツ記者・サポーター・サポーターの家族。それら全員の注目が集まる場所が、サッカースタジアムであり、それら全員が同時に歓喜する瞬間が、ゴールが生まれる瞬間なのです。
「プロスポーツとしてのサッカー」の本質を捉えた数少ない、いや唯一といってもいいマンガかもしれません。
人々がサッカーに「熱狂」する理由が、きっとこの作品を読めば分かるはずです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2019年04月15日
決勝トーナメントの相手はUAE。アジア最強の座を日本から、アジア№1プレイヤーの座を花森から奪おうと牙を研いでいるイスマイール擁する開催国との戦いとなりました。
互いのエースを封じて自分たちの展開に持ち込みたい両チーム。ペースを握るきっかっけを探りながらつぶしながらの前半。こういう時は往々にして、...続きを読むセットプレーが動かすもの。その通り、先制したのはUAEの未来を担うイスマイールの直接FKでした。
そして、前半終了。
反撃の後半が始まる、といったところで51巻へ続く。
UAEの未来を担うのがイスマイールなら、日本の未来を担うのは椿。
さらなる成長を遂げ、スターへと駆け上がるためには、後半の活躍が何よりの経験。
岡崎の時はそうやって見ていたなぁ。わくわくしてました。
北川は消化不良だったなぁ。もやもやしてました。
南野と合ってなかったんだよなぁ。タテにしろヨコにしろ。大迫とのコンビなら、違ったとは思うのだけど。とはいえ、序列でいえばFWは大迫、トップ下は南野だったアジアカップ2019。どちらでも上位を脅かす活躍を残せなかった、という事実が残るわけでして。素質はあるのは確かなのだから、チャンスをモノにするかしないか、なんですよねぇ。トルクメニスタン戦の前半で、南野がパスさばいてくれたら。4回ぐらい決めきれないならさぁ。と思うものの、あそこで自分で行くのが持ち味であるから仕方ないとも思う。
エスパルスファンとしての愚痴になってしまいました。永田嬢が夏木を出せよ、って騒いでるのとおんなじ感覚です。ついついひいき目にみちゃうよねぇ。
アジアカップ決勝トーナメント初戦は開催国のUAE。スタジアムは完全アウェー。椿はスタメン出場。いよいよ椿の活躍かと思いきや、この巻はUAEの選手、組織力、戦術などに焦点が当てられている。中でもアジアNo.1プレーヤーの座を狙うイスマイールが花森を意識して、モチベーション高くプレーし、FKを決めてしま...続きを読むう。前半を折り返して日本は0-1の1点ビハインド。後半戦は次巻へ続く。
Posted by ブクログ 2019年02月08日
50巻ではアジアカップグループリーグ最終戦にケリをつけ、いよいよ決勝トーナメントへと突入している。
準々決勝のお相手は開催国UAE。折り返しまでが描かれた中で、日本代表のエース花森にライバル意識を持つイスマイールがFKからの得点を挙げて先制。0-1のビハインドで物語は終えている。
育成年代では...続きを読む結果を出しながらトップチームで結果を出せず、アジアへと監督業の場を移したマチューUAE代表監督もまた、同国出身のブラン日本代表監督へとライバル意識を燃やす描写が挟まれている。
アジアという舞台であればこそ、強国とされる日本へと闘志を燃やすチームとの対決が描かれるアジアカップは物語の温度が高め。緊迫感のある試合が展開されている。
現実のアジアカップは終了したが、こちらのアジアカップは温度高く展開されている。
まだまだ試合は序盤で、そのために星四つ半相当と評価しているが、これからの展開に期待したい。
ただ、次のアジアカップまでにはリーグ戦に戻ってくれるといいのだけど。(笑)