『GIANT KILLING』は、東京の東のサッカークラブ、ETUが強豪クラブを相手に大番狂わせ(GIANT KILLING)を起こしていく物語です。
このマンガの魅力は、監督であり主人公である達海猛のプロデュース力とマネージメントスキル。と言いたいところですが、それだけではありません。
『GIANT KILLING』は様々な立場の人が描かれます。監督だけでなく、選手・コーチ・クラブの社長・広報・スカウト・スポンサー・スポーツ記者・サポーター・サポーターの家族。それら全員の注目が集まる場所が、サッカースタジアムであり、それら全員が同時に歓喜する瞬間が、ゴールが生まれる瞬間なのです。
「プロスポーツとしてのサッカー」の本質を捉えた数少ない、いや唯一といってもいいマンガかもしれません。
人々がサッカーに「熱狂」する理由が、きっとこの作品を読めば分かるはずです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2021年10月10日
トリプレックス大分戦に終止符を打ち、いよいよ残り3試合で迎えたジャベリン磐田戦。
その軸になる物語は、やはり代表での失態から回復し、覚醒していく椿の姿だろう。
中間で描かれた、窪田から送られてきた三つの動画もキーポイント。
代表の先輩である花森、同じアジア人として先に欧州で成功している趙宗...続きを読む旻。
そして、同世代ですでにレアルマドリーの中軸となっているウルグアイ代表のアルバロ。
彼らの活躍ぶりが椿のエンジンにガソリンを送り込み、続く磐田戦においても効果を発揮しているのが印象的だ。
代表で共に戦い、あるいは対決し、あるいはすれ違った選手たち。
そんな関係の人々の活躍が刺激になる様は、きっと現実にもあることなのだろうと想像させるところがある。
また、倉茂監督率いるジャベリン磐田も良い戦いぶりを見せていて興味深い。
ビエルサのビルバオを思い出すようなフルコートマンツーマン戦術の効果と、試合時間が20分を過ぎたあたりから潮目が変わるリアリティ。
そして一発の展開からゲームが動く様。
ガッツリサッカーをやっていて、読んでいて非常に楽しい試合になっている。
内容的には間の巻であり、その意味では一巻としての読み応えはやや半端である。
それでも、サッカーファンとしては感じるところの多い一巻であり、星五つで評価したい巻であった。
一筋縄ではいかないだろう磐田戦がどう展開していくか、次巻以降も楽しみにしたいところである。
期待通りの面白さです!前回はさらっと終わった磐田戦、倉茂監督のたぬきジジイっぷりが掘り下げられていき見応えがあります。
Posted by ブクログ 2022年12月19日
2022/12/19
ジャベリン磐田戦。老兵戦術家。強強ジジイキャラに生意気な口聞く若者主人公の図。
湯沢さんうまい。
ああいう狡賢さも一つ。
8:40
椿復活。
失敗をしっかりと活かして成長する、そしてそれを導く達海。良い漫画です。
でも個人的には夏木が好き。磐田戦でもゴール決めて8戦連発を期待してます。