『GIANT KILLING』は、東京の東のサッカークラブ、ETUが強豪クラブを相手に大番狂わせ(GIANT KILLING)を起こしていく物語です。
このマンガの魅力は、監督であり主人公である達海猛のプロデュース力とマネージメントスキル。と言いたいところですが、それだけではありません。
『GIANT KILLING』は様々な立場の人が描かれます。監督だけでなく、選手・コーチ・クラブの社長・広報・スカウト・スポンサー・スポーツ記者・サポーター・サポーターの家族。それら全員の注目が集まる場所が、サッカースタジアムであり、それら全員が同時に歓喜する瞬間が、ゴールが生まれる瞬間なのです。
「プロスポーツとしてのサッカー」の本質を捉えた数少ない、いや唯一といってもいいマンガかもしれません。
人々がサッカーに「熱狂」する理由が、きっとこの作品を読めば分かるはずです。
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Posted by ブクログ 2019年04月01日
2点差で迎えた後半。逆転へ向けて伏兵・石上、小兵・世良の追撃弾で追いつきます。どちらの得点も、それまでの流れが素晴らしいけど、何よりサポーターとの一体感よ!一つ一つのプレーに称賛・批判としっかり反応してくれる声援。これが選手の力になる応援というものだと思います。
いつぞやの赤いチームのように、90分...続きを読むただただブーイングするだけ、といやがらせが力になるなんてカンチガイしているのとは違いますな。それも随分昔の出来事だけども。
3-3の同点として、振り出しに戻った東京ダービー。決着の時は近いか。
Posted by ブクログ 2017年09月17日
ジャイアントキリングももう44巻。
この巻の見所は持田。
天才と言われながらも怪我に悩まされいつまでも大舞台での活躍をできないままでいる男の「常にラストチャンスだと思って挑んでる」という言葉が印象的。
周りから色々言われても「黙ってろ」と言い切ることのできる実力の持ち主は飄々としているようでやはりプ...続きを読むレッシャーとの闘いも半端ないんだなと思った。
かつて怪我に悩まされ同じく大舞台での活躍ができなかった達海も思うところはあるのだろうか。
そう考えると期待されて期待通りに活躍した清宮はすごいなと思ったし、本田も香川もスターはいつだって期待以上の活躍をしてきたからこそスターなんだなと思った。
Posted by ブクログ 2017年08月02日
東京ダービーの後半頭から半ばまでが描かれた44巻である。
この巻はただひたすら、サッカーが楽しめる一巻である。ダービーでガツガツと行く両チームに、一つの展開がすぐさま点へと繋がるギリギリの展開、ダービーに賭ける思いなど、本当にサッカーしてるなあと感嘆するような思いである。
二点リードで守備と攻...続きを読む撃の意識面での分離が目立った東京ヴィクトリーも意識統一を行って反撃に出始めたところで物語はクローズし、意味深なセリフが描かれた予告が次巻への期待を煽っている。
間の巻としては理想的な一巻だろう。星五つで評価している。
2点ビハインドで迎えた後半戦。達海監督が選手のモチベーションを上げたり、サポーターを煽ったりします。すごくカッコイイです。ETUを構成する全てで東京ヴィクトリーに挑みます。