『GIANT KILLING』は、東京の東のサッカークラブ、ETUが強豪クラブを相手に大番狂わせ(GIANT KILLING)を起こしていく物語です。
このマンガの魅力は、監督であり主人公である達海猛のプロデュース力とマネージメントスキル。と言いたいところですが、それだけではありません。
『GIANT KILLING』は様々な立場の人が描かれます。監督だけでなく、選手・コーチ・クラブの社長・広報・スカウト・スポンサー・スポーツ記者・サポーター・サポーターの家族。それら全員の注目が集まる場所が、サッカースタジアムであり、それら全員が同時に歓喜する瞬間が、ゴールが生まれる瞬間なのです。
「プロスポーツとしてのサッカー」の本質を捉えた数少ない、いや唯一といってもいいマンガかもしれません。
人々がサッカーに「熱狂」する理由が、きっとこの作品を読めば分かるはずです。
感情タグBEST3
アジアカップを通して、花森の心情描写や表情が多いです。持田と一緒に代表試合に出たかったのでしょう。
それの対比として椿、窪田が輝いているのを強調しています。辛い。
Posted by ブクログ 2019年02月06日
実際のサッカーは、ワールドカップでさえ見ないんだけど、これを読んでると、見たら見たで盛り上がるんだろうな、って思える。ワクワクする。普段より試合展開が早いのも、こういう場面においては良い感じ。
Posted by ブクログ 2019年01月02日
椿、A代表でもブレイクか⁈
アジア大会予選リーグ。
危ういところもありつつも、圧勝で突破。予選で調整、決勝にピークを持っていく、そんな強豪国みたいなことができるなんて。
ブランの代表育成プランは順調のようです。
Posted by ブクログ 2018年11月18日
アジアカップグループステージの第二戦ヨルダン戦と第三戦中国船が描かれた49巻である。
ここでは非常に対比的に代表の活躍ぶりが描かれいてるのが印象的だ。今の中心世代にスポットを当てたヨルダン戦後半と、大幅なローテを行って若手に(つまりはあの二人に)スポットを当てた中国戦は対比がよく効いている。
...続きを読む我々読者としては、ETU贔屓から中国戦における椿の躍進が大変喜ばしいが、彼の活躍ぶりへとスムーズに繋げたヨルダン戦の展開なども素晴らしい。
交代選手を利用した活性化策は実にサッカー的な一幕で、良い形でサッカーを描いてくれているなと感じる次第だ。
鮮烈なドラマではないけれど、コンパクトに二試合(正確には一試合半)が詰まった良質な巻であった。星五つで評価したい。
アジアカップのグループステージ第2、3戦が収録されています。ブランの目論見に花森のもうワンランク上の覚醒があると思うんだけど、まだ全容は把握できない。グループステージはコンパクトにまとめられていて読みやすいです。
Posted by ブクログ 2019年04月15日
アジアカップ・グループリーグも最終戦の中国。ここまでクウェート・ヨルダンと撃破して決勝トーナメント進出を決めている日本代表です。ここで椿スタメン出場。
田沼親子の気持ちがよくわかる。そしてコータがイラつく気持ちもよくわかる。ゴローさん、結果知ってる人はニヤニヤしちゃだめ。ネタバレと同じくらいご法度で...続きを読むすよ。
中国戦で躍動する椿と窪田の若武者たち。彼らにかつての自分と持田を重ねる花森は何を思うのか。
といったところで、花森の登場。花森と椿&窪田がそろい踏みするのか、これはどんなサッカーを見せるのか、と期待させておいてダイジェストはずっりぃ。
スポーツ全般に興味はないが、この漫画だけは読んでいて面白い。
監督や選手の想っていることがストーリーにしっかり絡んでいること、サブキャラの設定がしっかりしていてストーリーに立体感を出していること、など。