村山早紀のレビュー一覧

  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

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    久し振りの村山早紀さん。
    大好きなシリーズの2作目『星をつなぐ手』を手に取った。

    『桜風堂ものがたり』の魅力は何といっても絵本や童話のようなピュアな世界観。
    作中の桜野町の穏やかな空気感と、そこを吹き抜ける優しいあたたかな風に包まれたような心地よさが心を解きほぐしてくれる。

    昨今、大型書店の出店、電子書籍の普及で町の本屋が消えつつある。それは本好きにとって、とても悲しい現実。
    この物語は一人の書店員の想いが本を通じて
    書店員、作家、出版社、読者のあたたかい手で繋がっていく。そして「人と本」「人と人」本の輪が広がり大きな輪になり奇跡が起こる。
    読んでいると不思議とあたたかな涙が頬をつたる。

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    2026年01月03日
  • 桜風堂ものがたり

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    本屋さんもの、シリーズになっている模様。
    泣きながら読んでたら家族の視線が痛かった。
    …年齢を重ねるとともに涙腺が弱くなるんですよ…

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    2026年01月02日
  • 風の港 再会の空

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    空港をテーマにした連作短篇集の第2弾。今回は「十二月の奇跡」、「雪うさぎの夜」、「竜が飛ぶ空」、「屋上の神様」、「夢路より」の5話を収録している。
    最初の2話は還暦を過ぎた身には痛い話だった。人生を振り返り臍を噛む主人公に訪れた癒やしとは……。順調に読み進め、(今回は猫が出てこないなあ)と思っていたら、最後の「夢路より」で登場した。やっぱりこうでなくちゃね。
    いつもどおりの村山さんで安心して読める。ただ、1話を除いてファンタジー要素がメインなので、読み手を選ぶかもしれない。ぼくはそれこそが村山さんだと思っているから、まったく気にならなかった。

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    2026年01月02日
  • 桜風堂ものがたり

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    景色の描写も心理描写も、すべての描写が洗練された美しいものだった。
    人の優しさと暖かい繋がりにじんわりくる。
    1人の人を応援したいっていうだけのために、大勢の人が総力をあげて動くところが本当に素敵だと思った

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    2025年12月28日
  • 桜風堂ものがたり(下)(PHP文芸文庫)

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    桜風堂ものがたり 下巻

    桜野町に到着し、入院中の桜風堂店主に対面。
    ブロ友である星のカケスが、銀河堂書店に出かけて、
    店長はじめいろんな人たちが「四月の魚(ポワゾンダブリル)」を
    売るために動き出した事を知る。

    春の事件で店を去った書店員が売ろうとしてた本を
    残った書店員たちが引き継いでいる・・・
    そんな噂が囁かれ、他書店の書店員たちも動き出す。

    一整の思いが、色んな人達の思いを繋げ、1冊の本を、
    在庫がなくなるほどに売りつくさせた。
    思いの連鎖はドミノのように続く。

    本を愛するすべての人に読んでほしい物語です!
    移動中に読む時は涙と鼻水対策を忘れずに。

    「百貨の魔法」の番外編は読ん

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    2025年12月27日
  • 桜風堂ものがたり(上)(PHP文芸文庫)

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    桜風堂ものがたり 上巻

    この物語の舞台も、風早の街ものがたり。
    銀河堂書店に勤める文庫担当の月原一整。
    万引き犯を追いかけた結果、ある事件に発展。
    店と従業員を守るために、店を辞したのだが、

    宝探しの月原が売ろうとして、その手で売ることが
    出来なかった本「四月の魚(ポワゾンダブリル)」をめぐる
    一整をとりまく書店関係者や知り合いたちの優しさが沁みる。

    書店と本と物語を愛する人たちに読んで欲しい物語。

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    2025年12月27日
  • 不思議カフェ NEKOMIMI

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    あとがきにあるように、巷の不思議なカフェで問題解決、のような物語とは違った。物や植物もすねたりするし、日常で思いがけない幸せなことやラッキーに出会うことも多い。それは空のどなたかが魔法をかけてくれているのかも。そう考えるとこの物語はファンタジーではない。未来のためにも過去のためにも平和な世の中であって欲しいと願います。

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    2025年12月14日
  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

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    私がもし今現在、元気いっぱいな状態だったならば、きっと星3つだったと思う。
    ささくれだっている今はとにかく優しさに満たされた小説を欲しており、そして見事に満たしてくれたので星4つです。
    後書きにもある通り、優しすぎてもはやファンタジーの域に達しておりますが、時にはこんな小説が必要な精神状態の日もある訳です。

    欲を言えば来未ちゃんと苑絵ちゃんが対面した時のリアクションも見たかったな。
    苑絵ちゃんの影響からいずれ来未ちゃんの画力が上がり、風猫さんがそれを編集し…と繋がっていくのだろうと想像が膨らみます。
    伏線と思しき描写はあちこちに点在しているので、想像もあちこちで広がる訳ですが、一応はこれにて

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    2025年12月13日
  • コンビニたそがれ堂 空の童話

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     コンビニたそがれ堂の第4弾。
    今回は、本にまつわる話だった。
     私も子どもの頃に読んだ忘れられない本に想いを馳せてしばらく感傷に浸ってしまった。

     缶コーヒーのCMのシュワちゃんさながらの宇宙人が出てきたり、悪の秘密結社の小鳥遊さんも登場していたり、風早の街に村山早紀さんの世界が広がっているようだった。
     「ほんとうに大切な願い事は、言葉にしなければいけない。そうでないと叶わない願い事もある」

     ファンタジーの世界観の中にも現実を見つめる描写があり、私自身励まされた気持ちにもなった。

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    2025年12月12日
  • 春の旅人(立東舎)

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    短編と詩の2部構成?からなる本
    といってもどれもすごい短い上に、挿絵もふんだんですぐ読めました!

    なんとなくほの暗いというか、完全ハッピーエンドではなくて、どこか不完全燃焼?みたいな感じはあるものの、前向きに考えられそう?というか?考えさせられる?みたいな?(´・ω・`)?←はてなしかないな

    文だけなら、後暗く考えてたかもだけど、絵がとっても綺麗で、繊細なタッチを感じるから、それがなんか、あるがままを感じさせてくれてるような気がしている←

    そして詩は、可愛いし色が綺麗やしで、暖かみも感じて……見てるだけでも美しかー(´இωஇ`)
    ぜひ読んでみてっちょฅ(*‎´꒳`*ฅ‪)ꪆ‬

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    2025年12月11日
  • 桜風堂夢ものがたり

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    桜風堂のスピンオフ物語集でファンタジー感の強いものでした。3冊を続けて読み、作者は宮沢賢治や遠野物語を愛していると感じました。かくゆう私も岩手在住ではありませんが、岩手愛が強いので年に何度か訪れて癒されています。もう一冊あるようなので是非読みたいです。

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    2025年12月09日
  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

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    桜楓堂書店第二弾楽しく読ませていただきました。街の本屋さんはまさに壊滅状態です。ネットで買うことも増えましたが、なるべく本屋さんにも足繁く通いたいです。でも町の図書室の蔵書を検索して借りることが出来るのは助かります。この本もまさにそうして手にした本でした。初めての作家の本が手に取れるのも移動図書で持ってきてもらう限定した本のなから選ぶからですね。今回も良い本に出会えました。本屋さんが街から無くなり、本を読む人が減っを日々憂いています。本には癒し効果がある事をもっと皆さんに知って欲しいです。私は疲れた心を読書で癒してもらいました。

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    2025年12月08日
  • さやかに星はきらめき

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    クリスマスの物語を集めた本を作ろうとする、今より遠い未来の月に住む、猫から進化した「ネコビト」が主人公のSF物語。
    大筋の話の中に登場人物が語る話が短編集のような扱いになっていて、いろいろな話が楽しめておトク感がある。
    SFなのに、どこかノスタルジックで、全体の雰囲気がとても優しい。中でも「星からきた魔女」はSFであり、ファンタジーであり、日本の歴史も垣間見えて余韻が続く。
    本の装丁も可愛いし、クリスマスのプレゼントにもピッタリな一冊

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    2025年12月08日
  • 桜風堂ものがたり

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    ネタバレ

    自分が感動した本を、1人でも多くの人に読んで欲しい。
    その熱い想いで仕事をしている書店員達の優しさや、繋がりに心が温かくなるお話だった。

    主人公の月原一整が銀河堂書店を辞めた後に、職場の仲間が、彼の売りたかった本を売ろうと力を尽くす様子を見ていると、辞める前にもっと彼の為に動けたのでは?と思いもしたが。
    それでも、一整が見つけた素晴らしい本を届けたいとの動きが、どんどん広がっていく様子は、一整を思う人々の、熱意や悔しさや優しさが感じ取れて感動した。

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    2025年12月07日
  • 魔女たちは眠りを守る

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    登場人物たち(人物だけではないけれど)がみんな一生懸命に生きていて素敵。大人向けの童話と感想を書かれていた方がいて惹かれて読みましたが、本当にその通りだと思います。
    ただ人間はあっというまに、さくっと亡くなってしまいます。だからこそ魔女の長寿、強さ、それゆえの孤独や辛さが際立っているように感じました。
    私はそれでも魔女になりたいけど、なれないから、せめてあのおばあちゃんのように素敵に歳を重ねたいな。

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    2025年12月05日
  • 桜風堂ものがたり

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    同時進行で読んでいる別の本が余りにも辛く過酷な状況が続く為、息抜きになる本を一つ読もうと手に取りました。
    期待通りのあたたかさで、何なら何度か泣きました。「でも悲しい涙ではありません」でした。
    誰かと一緒に居ても孤独なのは、本当に孤独で辛かったと思います。それはいっそ1人でいる孤独の方がまだマシかも知れません。
    その状況を小学1年生で経験させられ、その傷の深さはいかほどかと。
    周りの善人たちがどれだけ善人なのかに気付けないのも仕方ないでしょう。
    けれど、要所要所でその優しさが繋がり、それは大きなうねりとなって大きな花を開かせ……本当に気持ちの良い展開でした。

    幸せな物語を読みたかったところに

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    2025年12月05日
  • 魔女たちは眠りを守る

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    魔女はすぐ隣にいるかもしれない…彼女たちは長い時間を生き、名もなき市井の人々に時として手を差し伸べ、傍らに立ち、その儚い命を見つめてきた(=゚ω゚=)
    桜のシーズンに始まり、お盆には魂が帰ってきて、そしてクリスマスに奇跡が起きる…7つの優しいエピソード

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    2025年12月01日
  • コンビニたそがれ堂 星に願いを

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     コンビニたそがれ堂の第3弾。
    今回は、前作にも増して胸がぎゅっと切なくなる話だった。
     「喫茶店コスモス」のマスター宗一郎さんと奥さんの鳩子さんの夫婦愛が素敵で、ラストは涙がこぼれてしまった。
     見過ごしてしまいがちな日常のなにげない幸せを噛みしめることができた。

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    2025年11月28日
  • 桜風堂ものがたり(下)(PHP文芸文庫)

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     桜風堂を訪れ、入院中の店主に代わって店を任されることになった月原一整。
     一整の生い立ちや、桜風堂の店主の人生に切なくなったが、温かい町の人たちに支えられ一整自身、自分の居場所を見つけられたことに胸が熱くなった。

     作家さんと編集者が二人三脚で渾身の思いを連ねた言葉が、装画、装丁を経て出版社へ継がれ、書店へ。
     その思いは書店員さんたちの思いと重なり、読者へと運ばれる。

     本屋巡りが一層楽しみになる作品だった。
     またこの続編や星野百貨店を題材とした作品も出ているようなので探しに行きたい。
     村山早紀さんが影響を受けた伊達雅彦さんの「傷だらけの店長」も読んでみよう。

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    2025年11月24日
  • さやかに星はきらめき

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    切なく、そして遠い未来の話なのに懐かしい気持ちを覚えるやさしい物語。
    クリスマスにちなんだ話なので今の時期のちょうど良かった。
    物語は主人公のストーリー→物語の順で展開される。

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    2025年11月15日