磯田道史のレビュー一覧
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実写映画化したタイトルは「殿、利息でござる!」って
なんてひどいタイトルだと思っていた…
小説のタイトルそのまま使えばいいのに。なんでかね
キャッチーだったとでも思ったのかね。
まぁいいけど。
映画見たけど。
映画面白かったけど。
私は小説のほうがやっぱりいいなーと思ってしまった
宮城県黒川郡大和町吉岡であった実話で
著者は涙涙で古文書を読んだそうだ。
こんな風に本や映画で取り上げられなかったら
地元の人しか知らなかったんではないかと思ってしまう
著者の磯田道史氏に、良く描いた!でかした!!!と言いたい。
本は読んだ後スッキリするし
映画は観た後スッキリする。 -
Posted by ブクログ
磯田氏の人気の秘密は、埋もれていた古文書を掘り出し、拾い集めて、ミクロの視点で歴史を解釈して見せることにあるでしょう。
西郷隆盛という人間は体格も、人物スケールも大きい。
いわばマクロの代表のような人です。
それを、ミクロから解釈して見せるのですから、面白くないはずがない。
この組み合わせですから、成功が約束されたようなものです。
ミクロの視点は本を読んでもらうしかないのですが、例えば西郷の下男の証言がちょくちょく出てくる。
この下男は西南の役の相当最後の部分まで西郷に付き従っていたようですが、ハイレベルな視点とは正反対だけれど、これほど身近に仕えていた人物ですから、人物をあぶりだすには格好の -
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ネタバレやはり頭のいい人の対談は面白い。そしてメディア慣れしている人たちだから、面白い対談をしてくれる。歴史おもろー
二宮金次郎の話が多かったけど、勉強になることが書かれていた。「譲」の精神は大事だ。
経済をたらいの水だと喩えて、たらいの水を自分のほうへかき集めても、すぐに逆方向に逃げるように遠ざかって行ってしまう。でも、たらいの水を外に押し出せば、今度は自分のほうに波となって帰ってくる。お金の流れをこのように例えるの、非常に良いなぁと思った。
あと、基本的に江戸時代のステレオタイプなイメージを払しょくするような話が色々出てきて興味深かった。貧しい農民と裕福な武士という固定観念を払しょく -
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坂本龍馬の現存する百三十九通の自筆の手紙の中から十五点を選び、年代順に追っていき、龍馬とはどのような人間だったのかに迫る。
一次資料の自筆手紙から龍馬の性格、思考、節目節目の行動、人間関係、幕末の政局にどのようにかかわったのかを読み解くわけだけど、龍馬って本当になんでも手紙に書いちゃうんだね。
これ敵対している側に読まれたら不味いじゃんって内容もバンバン書いちゃってて、著者もいうように自分は死なないという根拠のない自信と奔放であけすけな性格が調書でもあるけど短所でもあり寿命を縮めたんだろうな。
第三章は龍馬の暗殺について様々な説を手紙とその他の資料などを用いて分析し、結論を出している。
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サブタイトルに忍者の文字があるけど、忍術合戦みたいなのを期待してはいけない。
忍者はどんな仕事をして、どこに住んでいたのか等を古文書から考察しているので地味といえば地味だけど、それが面白い。 そこから更に発展して当時の薬学知識にまで手を伸ばしたり。
そんな著者は静ではなく動の人。
何かに興味が湧くとまず関連する古文書があるのかを調べその古文書があると判るやそこへ赴き、その地の人に話を訊いて現地を歩いたりもしつつ古文書と向き合う。そんな古文書探索の過程も読んでるとワクワクする。
興味の幅も広いうえに視点も独特なので面白い。
忍者だけでなく、妖怪の目撃情報に蓮華焼き。手塚治虫の祖先の話から -
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掛けた歳月24年5カ月、総ページ数12,000ページ。87年に渡った昭和
天皇 の生涯を綴った『昭和天皇実録』の編纂が終了し、今上陛下に
奉呈された のが2014年9月。
そして、今年3月から一般刊行が始まった。早々に予約をしたのは
いいが、 全19巻を5年かけて刊行することを予約語に知って愕然とした。
それまで 何があっても生きていなくちゃ。
既に刊行された2巻は手元にあるのだが、未だ手を付けていない。
読もうと思った矢先に、本書が出版されたからだ。昭和天皇の
崩御後、関連の書籍が多く世に出たので時間のある限り読んだ
のだが、それでも知らないことが多い。
なので、『昭和天皇 -