磯田道史のレビュー一覧

  • 歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ

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    歴史を蘊蓄でなくエンタメとして身近に感じることができる。地震、津波を知る為に古文書を活用するとこんなにリアリティーがあるのか。
    古文書を操る歴史学者というと、研究室にこもった姿を想像しがちだか、磯田さんの古文書を社会を通じて今の社会に貢献する熱意に心を打たれる。文章はとても楽しい。新幹線から関ヶ原を観る作法は笑った!

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    2018年10月30日
  • 「司馬遼太郎」で学ぶ日本史

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    歴史の細かいところまでよくわかる良い本だった
    最後は共感力が大切とのこと
    正直が徳目
    別に金儲けのためにやっているのではない国を良くするためにやっている
    現代の日本人は総務が弱い
    お金儲けのためだけなっている

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    2018年10月21日
  • 武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新―

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    はしがき 「金沢藩士猪山家文書」の発見

    第一章 加賀百万石の算盤係
    わかっていない武士の暮らし/「会計のプロ」猪山家/加賀藩御算用者の系譜/算術から
    くずれた身分制度/御算用者としての猪山家/六代 猪山左内綏之/七代 猪山金蔵信之
    /赤門を建てて領地を賜る/江戸時代の武士にとって領地とは/なぜ明治維新は武士の領
    主権を廃止できたか/姫君様のソロバン役
    第二章 猪山家の経済状態
    江戸時代の武士の給禄制度/猪山家の年収/現在の価値になおすと/借金暮らし/借金整
    理の開始/評価された「不退転の決意」/百姓の年貢はどこに消えたか/衣服に金がつか
    えない/武士の身分費用/親戚づきあいに金がかかるわけ

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    2019年08月31日
  • 無私の日本人

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    実写映画化したタイトルは「殿、利息でござる!」って
    なんてひどいタイトルだと思っていた…
    小説のタイトルそのまま使えばいいのに。なんでかね
    キャッチーだったとでも思ったのかね。
    まぁいいけど。
    映画見たけど。
    映画面白かったけど。
    私は小説のほうがやっぱりいいなーと思ってしまった
    宮城県黒川郡大和町吉岡であった実話で
    著者は涙涙で古文書を読んだそうだ。
    こんな風に本や映画で取り上げられなかったら
    地元の人しか知らなかったんではないかと思ってしまう
    著者の磯田道史氏に、良く描いた!でかした!!!と言いたい。
    本は読んだ後スッキリするし
    映画は観た後スッキリする。

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    2018年08月31日
  • 素顔の西郷隆盛(新潮新書)

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    今や司馬遼太郎の後継者として引っ張りだこの著者であるが、本作も実に西郷を調べ尽くしている。西郷の周りでは多くの人間が死んでいくというのは言い得て妙である。司馬遼太郎の「翔ぶが如く」でも地元では西郷はあまりよく思われていないと書かれていたと思う、多分西郷は時代の破壊者として生まれてきたのであろう。ところで本作はひとつの論文としては面白いのだけれど、これを「翔ぶが如く」や「花神」のような歴史小説とするにはもっと筆力が入りそうだが、最近の史実を無視したトンデモ歴史小説を書くぐらいならやめたほうがよさそうに思う。

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    2019年04月09日
  • 素顔の西郷隆盛(新潮新書)

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    磯田氏のこの本と司馬遼太郎氏の翔ぶが如く読んだ。もちろん磯田氏は古文書から日本歴史家として歴史を忠実にかかれている。それに対し司馬氏はあくまでも小説家であるため、史実は忠実に再現され、それに創作部分をくわえられている。両書に描かれている共通部分が史実として私は捉えている。
    この歳になって、古文書から読み通すのは極めて困難なため、複数の本を読んで自分なりの西郷隆盛像を作り上げることしかできません。ただし、真実と創作の部分の見極めが出来ないといけませんがね。
    そのためにも、歴史家の磯田氏のこのような本が大変貴重です。

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    2018年07月09日
  • 素顔の西郷隆盛(新潮新書)

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    磯田氏の人気の秘密は、埋もれていた古文書を掘り出し、拾い集めて、ミクロの視点で歴史を解釈して見せることにあるでしょう。
    西郷隆盛という人間は体格も、人物スケールも大きい。
    いわばマクロの代表のような人です。
    それを、ミクロから解釈して見せるのですから、面白くないはずがない。
    この組み合わせですから、成功が約束されたようなものです。
    ミクロの視点は本を読んでもらうしかないのですが、例えば西郷の下男の証言がちょくちょく出てくる。
    この下男は西南の役の相当最後の部分まで西郷に付き従っていたようですが、ハイレベルな視点とは正反対だけれど、これほど身近に仕えていた人物ですから、人物をあぶりだすには格好の

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    2018年07月05日
  • 明治維新で変わらなかった日本の核心

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    ネタバレ

    やはり頭のいい人の対談は面白い。そしてメディア慣れしている人たちだから、面白い対談をしてくれる。歴史おもろー


     二宮金次郎の話が多かったけど、勉強になることが書かれていた。「譲」の精神は大事だ。
     経済をたらいの水だと喩えて、たらいの水を自分のほうへかき集めても、すぐに逆方向に逃げるように遠ざかって行ってしまう。でも、たらいの水を外に押し出せば、今度は自分のほうに波となって帰ってくる。お金の流れをこのように例えるの、非常に良いなぁと思った。


     あと、基本的に江戸時代のステレオタイプなイメージを払しょくするような話が色々出てきて興味深かった。貧しい農民と裕福な武士という固定観念を払しょく

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    2018年05月04日
  • 無私の日本人

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    邦画の原作として、主人公1人の人生譚を期待して読み始めました。ひとつつまづいた点は、歴史物に読み慣れておらず漢字は難しく感じました。しかし、大志を胸に仲間を作り駆け上がる桃太郎っぽい興奮で、分量はちょうど、半分くらいでしたが一気に読み切りました。評伝として注釈が丁寧なので、理解しやすいです。めでたしとなることが分かっていましたが、苦難に直面する場面ではぐっと胸が苦しくなりました。日本人として、多大な勇気が貰えます。作家の人間愛や知識が伝わる書きっぷりで、胸に深く熱く、奇跡と希望の伝説が刻まれます。残り2人の人生の物語も楽しみです。

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    2018年05月03日
  • 龍馬史

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    坂本龍馬の現存する百三十九通の自筆の手紙の中から十五点を選び、年代順に追っていき、龍馬とはどのような人間だったのかに迫る。

    一次資料の自筆手紙から龍馬の性格、思考、節目節目の行動、人間関係、幕末の政局にどのようにかかわったのかを読み解くわけだけど、龍馬って本当になんでも手紙に書いちゃうんだね。

    これ敵対している側に読まれたら不味いじゃんって内容もバンバン書いちゃってて、著者もいうように自分は死なないという根拠のない自信と奔放であけすけな性格が調書でもあるけど短所でもあり寿命を縮めたんだろうな。

    第三章は龍馬の暗殺について様々な説を手紙とその他の資料などを用いて分析し、結論を出している。

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    2018年04月06日
  • 歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ

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     歴史学者として自分に何が出来るかを考え、真摯に行動する姿勢に敬服する。
     ものっすごくわかりやすくて、おもしろい、歴史の愉しみがぎゅうぎゅう詰まった本。
     からみあったり上書きされまくったりしてる歴史に、誰もが親しめる味付けをして提供し、現代に必要な歴史の情報を伝えてくれてる。
     磯田さん、あなたの本、全部読みます。

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    2018年03月17日
  • 歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ

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    サブタイトルに忍者の文字があるけど、忍術合戦みたいなのを期待してはいけない。 
    忍者はどんな仕事をして、どこに住んでいたのか等を古文書から考察しているので地味といえば地味だけど、それが面白い。 そこから更に発展して当時の薬学知識にまで手を伸ばしたり。

    そんな著者は静ではなく動の人。
    何かに興味が湧くとまず関連する古文書があるのかを調べその古文書があると判るやそこへ赴き、その地の人に話を訊いて現地を歩いたりもしつつ古文書と向き合う。そんな古文書探索の過程も読んでるとワクワクする。

    興味の幅も広いうえに視点も独特なので面白い。 
    忍者だけでなく、妖怪の目撃情報に蓮華焼き。手塚治虫の祖先の話から

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    2018年03月17日
  • 江戸の備忘録

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    薄く、短い文章の中に歴史に埋もれがちな大切な話がたっぷりと書かれてある。有名人だけでなく、庶民がどうあったのかや、結婚や離婚はどうだったのか。ものすごく知って得する一冊。

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    2018年02月23日
  • 歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ

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    歴史は繋がっている。一つのことを知れば何かに繋がり、もっと知りたくなる。そうやって愉しめば歴史は愉しい。なぜ歴史学者が地震?とわからなかったが、地震も歴史の中にあることに気づく。古文書が楽にすらすらと読めたならと思ったものだ。

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    2018年01月30日
  • 龍馬史

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    坂本龍馬の手紙や、歴史資料を分析し、分析結果を説明し、幕末を理解させてくれた作品。

    「司馬遼太郎の龍馬がゆく」や「大河・長編ドラマ」のような情緒的な内容を全否定ではなく、フィクション部分を丁寧に補足・反論し、優しく説明してくれ、素晴らしい。

    最大の見どころは、安っぽい龍馬暗殺陰謀説への反論であろう。著者の学者としての矜持を感じる。

    調査研究の甘い視点を活字にするな!という著者の心意気を読めたのは、私だけでないはず。

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    2017年12月26日
  • 「昭和天皇実録」の謎を解く

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    掛けた歳月24年5カ月、総ページ数12,000ページ。87年に渡った昭和
    天皇 の生涯を綴った『昭和天皇実録』の編纂が終了し、今上陛下に
    奉呈された のが2014年9月。

    そして、今年3月から一般刊行が始まった。早々に予約をしたのは
    いいが、 全19巻を5年かけて刊行することを予約語に知って愕然とした。
    それまで 何があっても生きていなくちゃ。

    既に刊行された2巻は手元にあるのだが、未だ手を付けていない。
    読もうと思った矢先に、本書が出版されたからだ。昭和天皇の
    崩御後、関連の書籍が多く世に出たので時間のある限り読んだ
    のだが、それでも知らないことが多い。

    なので、『昭和天皇

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    2017年08月21日
  • 江戸の備忘録

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    様々な文化が花開いた江戸を中心に、その前後の歴史も交えて綴るエッセイ。興味深い話題がコンパクトにまとめられているのも道理、新聞連載を書籍化したものなのだ。『殿様の通信簿』『武士の家計簿』のプロットとなる話題があり、早速それらを読みたくなった。夏目漱石が出てきた時には、そう言えば漱石も幕末の生まれであり、その作品には江戸言葉が濃いことを思い出した。

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    2017年08月19日
  • 龍馬史

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    史料を丁寧に当たる著者だからこそ信頼できる、と思った。司馬遼太郎『竜馬がゆく』が現代人に坂本龍馬のイメージを与えた功罪は大きい。司馬氏が当該作品をフィクションであると公言しても、他に龍馬を伝える一般書が無かったことも大きい。その意味で、本書は龍馬の手紙や、幕末の情勢から、龍馬が志士として活躍するまでの経緯、そして暗殺の首謀者を断定するまでの筆致で、歴史学者としての所見を知ることができた。

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    2017年08月17日
  • 歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ

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    あぁ、もうこれはいけない。
    タイトルに『愉しみ方』とあるが、そんなレベルでなく面白い。
    歴史が嫌いな中学生や高校生がいたら、すぐさま渡してあげたい。

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    2016年11月09日
  • 「昭和天皇実録」の謎を解く

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    「実録」の編纂者の中に「エース」の存在を仮定し、その人物の思考を考慮しながら読み解いていく点に興味を持った。
    まだ手を付けていないが「実録」を読む楽しみが増えた。

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    2016年04月04日