磯田道史のレビュー一覧

  • 殿様の通信簿(新潮文庫)

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    「土芥寇讎記(どかいこうしゅうき)」という、元禄時代の大名の評価などが書かれた資料などをもとに、殿様たちの実像にせまる。とりあげられた人物は7人と少ないが、単純に資料に書かれた内容だけでなく、当時の時代背景や様々なエピソードも交えて実像を考察している。どの人物にも興味がわいた。戦国を知る世代から、戦を知らない世代へと移った時代。今と重なる部分もある。読みやすくて面白かった。

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    2020年08月16日
  • 武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新―

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    武士だって生活がある。おカネのやり繰りをしないといけない。そんな当たり前の事を生々しく教えてくれる。

    でも、この本の本質はそれではないのかも。。。

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    2020年08月08日
  • NHK英雄たちの選択 江戸無血開城の深層

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    歴史書でここまで面白いものはなかなか無いと思う。
    江戸の無血開城、西南戦争、篤姫。。。
    なんとなく日本史で見たなぁというキーワードを、史実と沢山の資料を読み解くことで鮮やかに、生々しく描く磯田先輩は、凄い!

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    2020年07月20日
  • 日本史の探偵手帳

    購入済み

    日本史の探偵手帳

    作者の知性、教養、好奇心、研究研鑽の蓄積が溢れている好書で興味深く知的刺激に満ちている。一般公式歴史書には出てこないこれらの貴重な歴史事実は古文書を無数に発掘して読みこなす作者でなければ得られない情報の宝庫で一般読者がこれを容易に読めるのは大変に幸運なことだ。

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    2020年06月03日
  • 歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ

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    この本でまた一つ歴史の愉しみ方を教わった。中学高校時代は歴史が大嫌いだったのだが、磯田氏のおかげで一変した。
    日本人は昔からメモ魔が多くていろんな記録が残っていることが奇跡のようだし、未だに新たな歴史上の発見があることも驚きだ。

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    2020年05月11日
  • 天災から日本史を読みなおす 先人に学ぶ防災

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    最近は毎年災害が発生しています。
    しかし昔の自然災害による被害は現代とは比べ
    ものにならなかったでしょう。

    そしてそれらは、その後の歴史に大きく影響を
    与えたと推測されます。

    一方で被災に遭った先人たちはその教訓を後世
    に伝えようともしたはずです。

    東日本大震災では震災遺構を残すべきか、それ
    とも「真っさら」にして「無かったこと」に
    してしまうかの議論はニュース等で見た方も
    多いと思います。

    この本は私的な悲しみを乗り越え、公的な使命
    を全うした先人に防災を学ぶ一冊です。

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    2020年05月07日
  • 日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで

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    磯田道史さんは、巨人の菅野智之投手にそっくりだ。ぜひ、写真を見比べてほしい。ひょっとして二人は親戚ではないかと思ったりする。実は秘密の兄弟、親子だったりして。ずっと以前からこのことが気になって仕方がなかった。磯田さん自身は、春風亭昇太に似ていると言われたらしいが、どうかなあ。
    さて、本の方は全くもって素晴らしいというしかない。小学生のころから古文書を読み始めたというだけあって、あちらこちらに出没しては、古文書を発掘し、新しい歴史の一幕を解読してくれる。そこ知的興奮たるや半端ではない。磯田さんは古文書の巨人だ。私が付箋を付けたところは非常にたくさんあるのだが、一部を書いておく。
    ・三方ヶ原の戦い

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    2020年04月05日
  • 日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで

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    一つひとつが短いエッセイスタイルで
    読みやすい。その短い文章の中に筆者の古文書に関する
    経験と歴史の知識と新しい事実発見の喜びが凝縮している。続編がほしい。

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    2020年03月20日
  • 日本史の探偵手帳

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    【単に江戸は歴史の中のものだけでなく、私たちが生きる現代にも脈々と流れている点も考えねばなるまい】(文中より引用)

    現代を代表する歴史の語り手である磯田道史が、日本史の面白さや巷間には知られていない小話について紹介する作品。日本のアイデンティティから江戸の街中に落ちた隕石の話まで、多様な分野の多様な話を収めています。

    どっしり構えて対面する歴史ではなく、ちょこっと脇に控えて手に取りたくなるような歴史の面白さを教えてくれる一冊。一次資料をかき分けた著者でなければわからない好奇心をくすぐるエピソードが満載で、日本史熱に日を付けてくれる嬉しい体験ができるかと。

    磯田氏が出演しているNHKの『英

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    2020年02月10日
  • 殿様の通信簿(新潮文庫)

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    大河ドラマ「葵、三代」を見て、秀忠の娘、珠姫が加賀の前田家に嫁ぐシーン、涙なくしては見れなかった方は多いのではなかろうか。輿入れはわずか3歳。その珠姫の行く末をこの本で知るとは思っていなかった。珠姫の夫は前田利常。前だけ3代目であり、前田利家の孫。彼がどんなかはともかく、夫婦仲は睦まじかった。2人が話をすると笑いが耐えなかったという。16歳で初産その後8人も子をなしたというと仲が良くてよかった、とほっと胸をなでおろしたくなるが、そうは問屋がおろさない。珠姫は徳川の仮想敵たる前田家に嫁いたのだから実は従者は徳川のスパイといっていい。珠姫だってそんな役割を期待されているのに敵(利常)と仲良くするも

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    2020年01月12日
  • オランダ商館長が見た 江戸の災害

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    江戸時代というのは、戦乱のようなことが無かったことから、様々な社会制度や経済活動が色々と進歩して種々の文化が花開いた平和な時代であったが、その他方で地震や洪水や火山噴火、更に年が壊滅的被害を受ける大規模火災というような災害が相次いだ時代という一面も在った。
    地震や火山噴火や大規模火災というような出来事の衝撃、被害状況の伝聞、現場や近くに居合わせた場合の経験というようなことに関しては種々の記録も伝えられていて、それが現在も研究されている。そういう種々の記録の中に、少し異色かもしれないが、非常に興味深いモノが在る。「欧州の人達が綴ったモノ」である。
    江戸時代を通じて、「欧州の人達」と言えば、公に滞

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    2020年01月07日
  • 戦乱と民衆

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    面白く興味深くバラエティ豊か! 民衆はつねにか弱いのだろうか? 戦乱の一方的な犠牲者だったのだろうか? 名だたる戦乱の遠景として扱われてきた、名も無き当事者としての「民衆」の別の姿を、時代ごとに語り明かしていく。応仁の乱の前後に頻発した土一揆が、乱の期間中にぱったりと無くなっていたのは何故なのか。明治時代に入った時点で、京都市街の六割は焼失した状態だった。この視点を持って、もう一度同時代のあれこれを読み直したい、と考えさせてくれる好著。

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    2019年10月29日
  • 「司馬遼太郎」で学ぶ日本史

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    司馬遼太郎の功罪について歴史学者の磯田道史が分析した一冊。

    プロの歴史学者が司馬遼太郎を分析することはないので、それだけでも価値のある一冊。
    また、俗に司馬史観と呼ばれるものの功と罪の部分をしっかり描いており、非常に勉強になった。

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    2019年09月13日
  • 無私の日本人

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    あっぱれな人がたくさん登場します。慈愛に満ちているのか、それともただの怖いもの知らずかは定かではありますが、大変素晴らしい人々です。映画館には思わず何度も足を運びました。本が苦手な方はぜひそちらからでも観賞していただければと思います。

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    2019年07月23日
  • 武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新―

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    時代は幕末。新しい時代を築くべく行動を起こした若きリーダー達(坂本龍馬や高杉晋作など)ではなく、歴史上無名の一介の士族・猪山家がこの激動の時代をどう生き抜いたかが家計簿と手紙のやり取りから手に取るように見える。
    "歴史とは過去と現在のキャッチボールである” 
    テクノロジーによって日々目まぐるしく進化する今の世の中をどう生き抜けば良いのかという問いを持って本書を読んだ時、過去から返ってきたボールに学びを得た。幕末という激動の時代に生きた士族の運命は、世襲によって得た肩書や特権の上にあぐらをかいていた者と、”既存の組織の外に出ても、必要とされる技術や能力をもっている”者で大きく分かれた。

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    2019年06月20日
  • 素顔の西郷隆盛(新潮新書)

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    ネタバレ

    勉強熱心な長州藩では、とかく抽象的な議論がまかり通るため、しまいには成否に関係なく討ち死にしても良いと言う話になりがちでした
    斉彬の考え方は、大雑把に言えば、アジアは西洋から辱めを受けてはならない、日本は一つとなって西洋列強に立ち向かわなければならない、と言うものでした
    西郷はせっかちな人に多い、味の濃い、塩辛いものが好きでした
    西郷の目的は、最初から朝鮮を攻めとろうと言うのではなく、朝鮮も共に近代化しよう言うことにあったと思います
    古文書を読むとき、どういう目的でその資料が作られたか、きちんと見る必要があります
    要するに、結局は人であり、人間が世の中を動かしている。制度や法律の類ではなく、人

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    2019年06月11日
  • 歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ

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    2019/3/10
    引き続き磯田道史さんの日本史の本を読んでみました。天災〜の本の内容とかぶる内容もあったけれど、こっちの方が出版された年が早かった。とりあえず細かいことは気にせずに読んでみたけれども、やはり古文書通の磯田さんの解読と考察はすごく面白い。
    歴史から学んでいくということはまさに磯田さんが実践していることなんだろうなと改めて実感させられました。
    古文書というとものすごく古い紙に書かれたなんだかよく分からない字がたくさん書いてあって全然読めるわけがないと思いがちかもしれないが、昔の内容が書かれているものは全て古文書であり、それには時代が経過している、していないは関係ないのだと思った。

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    2019年03月11日
  • 無私の日本人

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    話はもちろんとても感動でき、公のためにこれほど尽くせる人が昔の日本にいたことをとても誇らしく思えた。
    また、江戸時代の価値観(磯田さんは先祖、子孫を最も尊ぶ一種の宗教と呼んだ)も知ることができ勉強になった。

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    2019年03月06日
  • 天災から日本史を読みなおす 先人に学ぶ防災

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    過去日本に起きた天災、災害について古文書から読み解き、昔の人の経験や教訓をこれからの自分たちに生かして行こうという筆者の思いが前面に詰まった一冊。
    歴史というと、小中学校では覚えることがたくさんあって、よく分からない政治のことやら人物やらできごとやらを一生懸命覚えてテストして…これに歴史を学ぶ意義を見出して一生懸命取り組めって到底無理な話だなぁと思いながらとりあえず授業は受けてたけど、磯田さんのこの本を読んで、歴史を学ぶことというのはこういうことなんじゃないかなと思わされました。
    当時の人々の生き様、そこにあった苦労や経験の結晶として古文書が現代にも多く残されているのであり、一次史料からそうし

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    2019年03月02日
  • 日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで

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    2019/02/17
    普段テレビでよく見かける歴史研究家の磯田さんのこの本がずーっと自分の家に置いてあって、多分親が読んでいたんだろうと思っていたけど、そんなに興味が湧かずスルーしてました。でも、ある時、部分的にたまたま手にとって読んでみたらすごく深い内容でこれは面白いぞと読み進めているうちにあっという間に読み終わってしまった感じです。
    この本のすごいところはとにかく磯田さんの徹底的な研究姿勢と古文書に関する半端ない知識、古文書という一次資料から読み取ったことを現実と照らし合わせて的確に検証していることだと思います。
    歴史は繰り返すってよく聞くけど、昔の人の記録をじっくりと読むことで現代の生活

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    2019年02月17日