磯田道史のレビュー一覧
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ネタバレ<目次>
①はじめにー家康はどうしたのか!
弱小大名が生き延びて天下をとった弱者の戦略
②第1章 「境目の土地」三河という運命
徳阿弥の素性を鑑みるに、家康も熊野比丘尼と
同様に情報・諜報を駆使する能力を有していた
③第2章 信長から学んだ「力の支配」とその限界
絶大な力なき自分を強くする「武威」を上手く
喧伝する諜報能力の高さが信長の弱さを見抜く
④第3章 最強の敵・信玄がもたらした「共進化」
信玄の強さの秘密「物見・透破・築城」を取り
入れ(滅亡後に家臣団採用)家康は強くなった
⑤第4章 二つの滅亡 長篠の合戦と本能寺の変
長篠は勝頼の猪突猛進じゃなくて戦略的に背後
を突いて、突進せざるを -
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「紙の新聞の時代は終わった、これからは偏向も忖度もしていないネットメディアの時代だ!」とかなんとか喧しい昨今ですが、読もうと思っていた情報以外にも目がいって引き込まれるのは新聞購読のよいところで、読売に連載されている「古今をちこち」はふと目にとまって以来大変面白く、今は掲載を楽しみにしている記事の一つです。
さて、本書はその連載をもとにまとめられた単行本ですが、通して読んでみると、著者の古文書に対する熱意とフットワークの軽さには改めて驚かされます。ここだな、と踏んであたってみると、あっと驚く新史料が歴史に新たな視点を与えてくれる。また、周りから特ダネが実によく舞い込んでくる。研究とは足で稼ぎ -
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この国に連綿と続く意識とは
明治維新によって、日本は欧米以外の国で唯一、近代化に成功した国である。それゆえに、長い日本の歴史の中で、近世(江戸時代)から近代(明治時代)への転換は革命ともいえる社会構造の大きな分岐的であったと多くの日本人が考えていると思う(学校で習う日本史もそういう文脈で明治維新を捉えていたような気がする。)。しかし、本書では、日本には古代から変わらない「国の核心」があるという。対談形式で「国の核心」に迫る本書を通じて、学生時代とは異なる視点で日本の歴史を学びなおすことができたと思う。
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ネタバレエマニュエル・トッド 新ヨーロッパ大全 速水先生の言葉を借りれば、この本は西側ヨーロッパ全域を構成する16カ国を483の地理的単位に分け、国境を取り払ったこの単位ごとに観察を行うことにより、一国内の差異を、ヨーロッパ内の特徴として捉えました
誰もが経済合理性に基づいて行動すると考えがちですが、そうではありません。速水先生はこう言っていました。磯田くん、インド行ってみたらわかるよ。人は、経済合理性には行動していない。伝統や習慣や宗教に基づいて生きていると
日本の場合、農奴は存在せず、独立自営の傾向の強い、小百姓の家族農業がおのずと盛んになり、経済社会が自発的に出来上がりました
鷹山は、これだけ手