磯田道史のレビュー一覧

  • マンガでわかる 災害の日本史(池田書店)

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    すごい力作で、色々な人に読んでほしい。

    ただ、ちょっと読み解きにくいと思う。

    日本史上の災害から、事実を描写することと、当時の生活や倫理が被害を大きくしたこととが混ぜて描かれているため。

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    2026年06月14日
  • 豊臣兄弟 天下を獲った処世術

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     本能寺の変の後の、秀吉軍団の「中国大返し」その成功の裏には、秀吉がいくつもの検問所、情報を集める所を設けており、情報が大事だったということがよく分かった。

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    2026年05月30日
  • 素顔の西郷隆盛(新潮新書)

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    コテンラジオの西郷編を聞く前に予習!
    と思って読み始めた。

    タイトル通り、素顔の西郷さんがよくわかる。
    思っていたより、湿っぽいし、細やかだし、何を考えているのか分からない。
    そして思っていた通り、カリスマ性があって、愛情深くて、犬が好き。

    理解出来ない人、という感じではなかった。
    日本が変わるために命をかけて日本をかき混ぜてくれた人。
    って感じがする。

    読み終わって、コテンラジオを聴いたら、この本の引用が多々あって、「これ本で読んだやつ!」と、進研ゼミみたいな反応になった。

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    2026年05月30日
  • 豊臣兄弟 天下を獲った処世術

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    磯田さんの語り口が、そのまま文章になっており読みやすかった。豊臣兄弟の出自が領地支配に影響している。土木工事を利用した集団戦に変化しつつあったことなど、戦国末の織田家に登用されたことが彼らの運命に大きな影響を与えたことがよくわかった。

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    2026年05月25日
  • 感染症の日本史

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    2020年9月のまさにコロナ禍真っ只中に発行された本ですが、大正期のスペイン風邪との比較分析してあり(具体的な医療記述はちょっと?だけど)、「武士の家計簿」に見る数字で歴史を読み解く磯田道史らしい分析本で、大変興味深く読みました。

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    2026年05月08日
  • 歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ

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    ネタバレ

    <目次>
    第1章  忍者の実像を探る
    第2章  歴史と出会う
    第3章  先人に驚く
    第4章  震災の歴史に学ぶ
    第5章  戦国の声を聞く

    <内容>
    古文書読みの達人、磯田先生の本。震災の後、2012年の刊であるが、古びていない。読売新聞ほかさまざまな雑誌などへの寄稿が中心だが、歴史の幹の部分はもちろん、江戸前期までは月代は毛を抜いていたなど、古文書から新鮮な当時の情報が導き出されて、読んでいる方がつい口笛を吹きたくなる。

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    2026年04月22日
  • 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊

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    磯田氏の著作の中でも可成り出来が良い。

    1.討幕における主演・助演・脇役。
    2.家斉(11代目)に置いて何と57人も居る事が分かる。
    3.P137の解り易さ。
    4.改易制度の緩和。
    4.家康における誤算。

    以上の点。

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    2026年04月16日
  • 豊臣兄弟 天下を獲った処世術

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    ◾️P43にある秀吉の身体的特徴の話は知らなかった。秀吉は身体のハンディキャップをバネにした男なのか。
    ◾️P52にあるが、秀吉は事務もできた。
    ◾️P64秀吉は臆面もなきごますりが得意。
    ◾️P89豊臣兄弟の経済センス
    ◾️P100秀長は逃げない
    ◾️P105三木合戦で軍事土木技術、情報ハイウェイ、移動能力を獲得
    ◾️P157自尊心をくすぐる天才
    ◾️P165第二次長久手の戦いがあったら
    ◾️P201最後の1行がやはりそうか、となる

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    2026年04月12日
  • 日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで

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    新聞掲載の記事から抜粋&加筆修正されたものであるとのことで、1つ1つのテーマが短く読みやすい。
    磯田先生の個人的な話もちらほら混じえつつ、歴史のこぼれ話や裏話、庶民の暮らしを暴いていく。

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    2026年04月10日
  • 無私の日本人

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    本書では私心や私欲のない無私な人3人が紹介されています。古文書研究で名高い著者がこのまま歴史に埋もれさせては勿体ないと小説化。今のご時世では滅多にお目にかかれない無私な人3人の生き様は、私の心のダムを見事に決壊させました。

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    2026年04月08日
  • 「司馬遼太郎」で学ぶ日本史

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    私は司馬遼太郎の本をマトモに読んだ事がありません。街道を行くシリーズの興味があるところだけをつまみ読みしたのと幾つかのエッセイぐらいかな。ところが世間では氏の著作に関する情報が沢山あってNHKの歴史ドラマの原作であったりで、何となく内容を知っていたりする。歴史上の人物のイメージが司馬遼太郎描くところだあったりするのである。
    磯田先生は司馬遼太郎を、歴史を、つくる歴史家とする。確かに一般人(?)の歴史認識が所謂司馬史観の影響であったりするように思う。坂本龍馬なども司馬史観で造られた人物であるようだ。
    ということで、本書で私たちが知っていると思っている歴史認識で司馬史観に基づくものがどれぐらいある

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    2026年03月25日
  • 武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新―

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    江戸時代は身分制が敷かれており、かつては、士農工商と呼ばれた。とりわけそのトップに立つ武士は、派手な暮らしぶりに見える。が、同時に武士としての体裁を保つために相当な出費を強いられていたことがわかった。武士としてのしきたり、年中行事、冠婚葬祭など、武家の財政は圧迫されているというところに意外さを感じると同時によくよく考えれば納得したものだ。       

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    2026年03月13日
  • 豊臣兄弟 天下を獲った処世術

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    いままで秀長は何をやってどう生きてきたのかよくわからなかったが秀吉にとって有能な弟であることがよく分かった。兄弟でセロから1を作り出した人物、黒田官兵衛のような世上をする人が活躍した、無駄を省き形式を捨て速度と効率を重んじたとき組織は勃興する、兄弟そろってこその豊臣政権成立と興味深い本であった。

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    2026年03月08日
  • 豊臣兄弟 天下を獲った処世術

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    大河ドラマで注目、豊臣兄弟の実像を一次資料から洗い出す。
    筆者のほかの作品と同様、一次資料を丹念に検証し、豊臣兄弟の栄達の秘訣を探るもの。
    資料の少ない弟豊臣秀長。生年から意見が分かれる。
    講談などで太閤の出世譚として誇張される面も多いが、この兄弟、実力を兼ね備えた存在であったことは間違いない。

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    2026年02月22日
  • 龍馬史

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    史学者の視点から坂本龍馬を見つめ直す。「竜馬がゆく」など小説、映画のイメージを
    超えた、書簡などの基礎資料に基づき龍馬の実像に迫る。
    書簡からうかがえるおおらかな性格、才谷屋の血、商人の発想など。決して劇中のイメージを否定するものでなく、むしろ上書きしている。
    歴史ミステリーの一つとしれる龍馬暗殺の実行犯についても筆者は謎はないとして、回答を出している。
    特に「竜馬がゆく」読者には楽しめる一冊であろう。

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    2026年02月20日
  • 豊臣兄弟 天下を獲った処世術

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    感じたテーマ:昔も今も世の中は人の気持ちで成り立っている。
    秀吉と秀長、百性を経験しているからこそ分かる、持っていない人の気持ちと持っている人の影響力が、多くの人の気持ちを変える原動力になったのだと思う。また、秀長がいたからこそ、秀吉の分身として秀吉2人分の影響を示せたのだと理解できた。さらに、そこに情報共有、物理的移動の最速さも当時では、よりその分身の効果性を強めたのだと思う。

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    2026年02月19日
  • 磯田道史と日本史を語ろう

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    養老孟司さんとの対話が印象に残った。
    日本という小さな島国の環境で、均質化されてきた日本人。歴史上の外圧への反応も、生物学的な見地から捉えてくれると面白い。
    都会人はみんな田舎に参勤交代すべしとの言説、支持したい。人工物ではない自然なものをきちんと見て、触れて、たしかめる機会がないと、人間はすぐに忘れてしまう。一方で、自然の偉大さも恐ろしさも、えてして忘れがちなもの。
    関東大震災が人々にもたらしたPTSD、それから戦争へ続いていく流れも、なるほどなと。

    子供はこれから田舎や野山に連れて行こうっと。

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    2026年02月16日
  • 無私の日本人

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    歴史関係の本は偉人を描いていることがほとんどだと思ってた。が、今回は違った。
    この本では偉人としての認知度は低いものの、自らの地位や財産を投げ打って、世のため人のために全てを捧げた3人の生涯が綴られている。教科書に出てくる偉人と何ら引けを取らない。心が洗われるし、自分には何ができるかを考えずにはいられなくなるような刺激的な本だった。

    どの話も素敵だったが、中でも大田垣蓮月の話が一番心揺さぶられた感じがする。どんな卑しい者にも分け隔てなく、持っているものを分け与える。うまくいかない時も、周りに責任を求めるのではなく、自分自身が未だ何かに執着しているからだと悟る。絶対に並大抵の精神力じゃこれだけ

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    2026年02月15日
  • 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊

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    各テーマ短くまとめられているため、1つ1つをそこまで深掘りされているわけではないが、論旨や引用事例が明快でわかりやすい。

    徳川政権の成立と存続のカラクリ、天皇家の生殖管理とか東照宮によるじわじわ神格化とか、えげつない。
    狸とか言われるのは司馬遼太郎作品から植え付けられたイメージもあるとは思うが、こういう仕掛けの細やかさ、周到さに関しては本当に性悪だと思う。

    崩壊の序章(?)の1つとして触れられていたが、阿部正弘の開明的な施策は、転じて徳川幕府の崩壊の一押しと裏表だと。優れた人材登用や教育への注力も、日本全体のためには良いことであったはずであり、従来の門閥主義ではなく能力主義で人を活かすと聞

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    2026年02月13日
  • 豊臣兄弟 天下を獲った処世術

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    今年の大河ドラマに関連した書籍が書店でもたくさん並んでいて、その中で私には珍しく新書を選んでみた。秀長の誠実さ、兄弟揃ってこその豊臣政権、歴史って奥が深くて面白い。ドラマも毎週より楽しみになった。

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    2026年02月04日