磯田道史のレビュー一覧

  • 江戸の備忘録

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    実は今でも九州は全国平均より子だくさんであり、過去300年日本人に流れる「九州人の血」はどんどん濃くなっているのです 結局信長は他の能力が優れているのに人を信用せず人に信用される能力がなかったため、天下を取れなかったのではないか 家康最大の異才は何が一番大切なのかことなのか物事の優先順位を看破できたことである 政治は国民へのまなざしが大切。政治家が傷をいたわるように国民を見る国そんな国は必ず栄える。逆に政治家が国民をゴミのように無視する国。そんな国は必ず滅ぶ 寺田寅彦は漱石から2つのことを教わったと書いている。自然の美しさを自分の目で発見すること。人間の心の中の真なるものと偽なるものを見分け、

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    2016年07月12日
  • 江戸の備忘録

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    朝日新聞の土曜版に連載したものを書籍化したもので、60編のものが纏められている。全て短編なので、要領よく纏められており、読みやすい。
    「日本人の識字率」では、日本人の読み書き能力が高いのは「江戸時代の遺産」であると教えられてきたが、どうもそれは怪しいとの事。江戸時代の識字調査はないが、明治の初めに長野県のある地域で行われた調査では、
    ・数字も名前も書けない:35%
    ・出納帳がつけられる:15%
    ・手紙や証書が書ける:4%
    ・公文書に差支えない:2%
    ・新聞論説を理解できる:2%
    つまり、
    自分の名前が書ける程度の識字率は65%
    新聞を読んで政治論説が理解できる人は2%
    ということで、一般の日本

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    2016年01月25日
  • 無私の日本人

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    吉岡宿の話は凄いの一言に尽きる。◆江戸期の庶民の無邪気さに惚れ惚れする。◆ああいう無私の日本人になりたい。◆◆中根東里の話も初めて知る。◆ ◆「壁書」◆◆一 父母をいとをしみ、兄弟にむつまじきは、身を修むる本なり。本かたければ末しげし。◆ 一 老を敬ひ、幼をいつくしみ、有?を貴び、無能をあはれむ。◆一 忠臣は國あることを知りて、家あることを知らず。孝子は親あることを知りて、己れあることを知らず。◆一 祖先の祭を愼み、子孫の?を忽にせず。◆一 辭はゆるくして、誠ならむことを願ひ、行は敏くして、厚からんことを

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    2020年07月27日
  • 「昭和天皇実録」の謎を解く

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    立憲君主制下の君主として、ごく数回の例外を除いて明治憲法で定められた「あるべき君主像」を自らに課し、そしてそれが故に、軍部の独走を抑えられず、却って国土の荒廃と数百万の国民を犠牲においやってしまったナイーブでインテリな君主。戦争を実力で止めなかったが故に法的な責任を逃れえたが、一方で同じ理由で道徳的・精神的な咎に、一生苛まれていたに違いない。本書では、昭和天皇の人間的な姿を、はしばしに見つけることができる。一方で、実録を編纂した宮内庁の恣意的な情報公開と秘匿が、この第一級の資料に与えたインパクトについては評価が分かれるかな。

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    2015年08月29日
  • 「昭和天皇実録」の謎を解く

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    半藤一利氏、保阪正康氏、御厨貴氏、磯田道史氏4名が『昭和天皇実録』を読んでの感想を諸々述べている本。4氏の話の中から垣間見られる『実録』の内容からはとくに「新発見」の類はないようだが、新たな史料の存在も示唆されているようで興味深い(ただし、原本の公開は難しいのかも)。

    最後に保阪氏が「「昭和天皇は生きている」との感がしてならなかった」と述べている。自分も「昭和生まれ」のひとりとして『実録』から漏れ聞こえてくる昭和天皇の息づかいに触れてみたいと思う。

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    2015年08月18日
  • 江戸の備忘録

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    江戸の歴史にまつわる短文集。

    江戸時代の識字率が高かったという話を無条件に信用すべきでない、という「日本人の識字率」は印象的だった。
    たしかに、いわれてみると何をもって「識字」する状態だとみなすかは問題だ。
    自分の名前や数字くらい読めたという人は6割を超えても、それが書ける人は約四割と下がり、出納帳がつけられる人となると十五パーセントくらいだとのこと。
    当時の他国の状況との比較は具体的にされていなかったけれど、これまで「江戸時代の識字率は高かった」と無条件に信じてきたから、ショッキングな話だった。

    江戸時代の左利きの割合はどれくらいか。
    天皇、将軍、大名は何時くらいに起きていたのか。
    こん

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    2015年08月17日
  • 「昭和天皇実録」の謎を解く

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    ネタバレ

    本当なら、全61巻、12000ページあるという「実録」そのものを読みたいところではありますが、さすがに躊躇してしまうので、とりあえず昭和史の研究家の何人かが語っているこの本で概略をつかんでおこうと思いました。

    ・そもそも「実録」を残すというのは、古代中国の皇帝が亡くなった時に編纂する伝統が生まれ、その後朝鮮やベトナムにも広がったものだそうで、それでも平安時代には世界中で途絶え、復活したのは「孝明天皇紀」。その後「明治天皇紀」が編纂され、今や日本にしか残っていない伝統とのこと。

    ・特に昭和天皇は、世界を相手に戦争を行った昭和という時代の帝であるということから、その時天皇はどう判断し、どう行動

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    2015年05月30日
  • 「昭和天皇実録」の謎を解く

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    「昭和天皇実録」の第1巻、第2巻が書店に並んだとき、思い切って買ってみようかとかなり悩んだ。でも、今後刊行される分を含めてすべてを読み通すことは難しいし、読んでも十分理解できないと思い、この種の解説本を待つことにした。
    本書で取り上げられた部分は、大方の日本人が関心を持つ部分であり、既に知られている資料との異同も含めて触れられているので、一人で実録を読むよりよほど意味があった。できれば、新書一冊というボリュームでは取り上げ切れなかった他のテーマについても、また解説してほしいと思った。

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    2015年05月24日
  • 「昭和天皇実録」の謎を解く

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    2014年に刊行された昭和天皇実録についての対談集。少年時代の遊びや叱られたこと、乃木希典への敬慕。欧州遊学。摂政として国の舵取り。熱河作戦の阻止失敗。2.26事件への対応と石原莞爾への不信。三国同盟と松岡洋右。開戦への気持ちの変化と軍部への不信。嘘の上奏ばかりで短波放送を聞いて情報を得る。終戦工作と陸軍への説得。大元帥と天皇と大天皇。マッカーサーとの信頼。沖縄基地問題。A級戦犯の靖国合祀問題。実録は後世への歴史責任を果たす為、かなり中立に抑制的に書いてある。また天皇の生の感情も抑制的に書いてある。六国史に連なる国紀が書かれていることの重要性。24年掛けた大作に感謝。

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    2015年04月28日
  • 天災から日本史を読みなおす 先人に学ぶ防災

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    山内一豊の妻が湘南宗化を育てた話。◆森繁久彌の昭和南海地震の津波の話。◆鍋島閑叟のこと。◆◆昔は忠を重んじ、災害で死んでしまったことなど。◆柏原氏災難の話は泣ける。◆

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    2020年07月27日
  • 江戸の備忘録

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    現代社会との比較を意識して書かれている一冊のような気がして、たいへんわかりやすかった。逆に、現代社会は過酷だなあと思う。

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    2013年11月24日
  • 龍馬史

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    『武士の家計簿』の著者:磯田道史氏による、坂本龍馬の実像、暗殺の真相について論考した一冊。龍馬が残した多くの手紙を基にしており、説得力のある展開。暗殺命令を下したのは、〇〇というのが結論。

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    2013年08月03日
  • 龍馬史

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    龍馬の死の真相、そして幕末の動乱を、龍馬が残した手紙や、様々な証言から、解き明かして行く歴史書。暗殺の黒幕を消去法的に炙り出していく様は、非常に説得力があり、読み応えがあった。

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    2013年06月24日
  • NHKさかのぼり日本史(6)江戸 “天下泰平”の礎

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    ネタバレ

    鎖国はロシア船打ち払い時に作られた「祖法」で、鎖国を選んだ幕府は民命を重んじ、結果的に江戸後期の文化繁栄をもたらした。

    民を重んじる意識は天明の飢饉時の治安の荒廃に一端があり、これをきっかけとして幕府の施策が収奪式から、税金を得た分民にも施しを与える民富論に転換していった。

    江戸時代の安定した農業社会は、東日本大震災並の、宝永の大地震がきっかけであり、バブル的な新田開発から環境配慮の農村社会へと成熟させていった。

    そもそも、江戸が平和な時代になったのは島原の乱における住民大量虐殺、それによる支配階級の困窮があったためで、「平和な江戸時代」は、生類憐みの令によって完成される。

    わかりやす

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    2012年05月27日
  • 武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新―

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    映画『武士の家計簿』を見る前に読もうと思い手に取った。

    幕末の金沢藩士がつけた家計簿から、当時の武士の暮らしや実情を読み解いた本。
    出版当時ベストセラーになったとか。知らなかった!

    武士は出世してもお給料より支出が増えて、家計が苦しくなるとか、
    商家との関係とか、知らなかった武士の姿が見えて面白かった。

    映画では、ホームドラマとして描かれているので、全然別物だけれど、
    新書にしては読みやすくて、楽しめた。

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    2019年01月16日
  • 武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新―

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    「金沢藩士猪山家文書」には、まだまだこの作品に描かれていないことがたくさんあるはず。今後もっと深く示していただくことを期待したい。続編を待望する!

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    2019年01月16日
  • 武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新―

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    今いる組織の外に出ても、必要とされる技術や能力を持っているか、が社会変動の時代には人の死活をわける。

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    2019年01月16日
  • 武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新―

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    幕末、明治維新にかけて生き残っていく武士の姿が家計簿から見えてきて面白かった。今の不況の時代に見習うべきものがあると思う。映画も楽しみです。

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    2019年01月16日
  • 歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ

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    忍者についてちょっと調べようと思い、こちらが読みやすそうだったので手に取ってみました。
    忍者に関することは第一章だけでしたが、その後の章も興味深くマニアックで楽しめました。でももう少し深掘りしてくれたらなと思いました。

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    2026年02月23日
  • 無私の日本人

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    「穀田屋十三郎」寂れる宿場町を立て直そうと村人・百姓・庄屋が立ち上がり資金を集め、金貸業を計画。貸付先は金策で難儀している藩・武士でいくつもの難儀を乗り越えていく村人の勇姿を映し出す史実の物語だ。現代風では道理にない発想から国民が固い頭の国を動かし、敷いては国に承認させ、国の仕組みを変えさせる、と言う筋書きとなる。「逆転の発想」的な嘆願書で国を納得させるのだ。国は国民から多くの税金を搾取し、政治家らが思いのある事業へ、企業への分配で税金を使う。一旦政治の腐敗、もしくは独走が起きても国民は選挙でしか合否ができない仕組みは不都合だ。政治家等の特権、不当な行動、振る舞いなどを監視しする第3者的存在、

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    2026年02月10日