磯田道史のレビュー一覧
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第六波の最中に読んだので、この本が書かれていた頃に比べワクチン接種が一巡したり内服薬が開発されたり状況は変わってはいるものの、歴史から学ぶことは多いなと感じる一冊。
歴史の中の感染症も面白いのだけど、患者史として一人ひとりの日記から掘り下げる感染の歴史がとても興味深かった!
スペイン風邪は言っても100年前なのでたくさんの文献が残っていて、大正天皇、志賀直哉、原敬など誰もが知ってる人々だけではなく一般人の日記からも当時の状況をリアリティーを持って読み解けるのが良い。
個人的には最後の章の磯田さんが師と仰いだ速水先生に学んだ歴史人口学のところがとてもおもしろかった。
新型コロナもそうだけど、 -
Posted by ブクログ
著者である歴史学者の磯田道史氏が大量の古文書を読み込んで日本の災害の歴史を研究(磯田氏は新聞と同じスピードで古文書を読めるということ)。江戸時代は識字率が高かったこともあり、様々な記録が残されている。本書はそれをマンガという形にして、若者でも受けられられやすいようにまとめたもののようで、ところどころ漢字にルビがふられている。
しかしマンガだからといってあなどるなかれ。文章量も多く、なかなか読みごたえがある。日本は本当に災害大国だ。記録を丹念に見ていくと、同じ場所で何度も同じような災害が起きているのがわかる。果たして現代人は、この教訓は生かせているだろうか…? -
Posted by ブクログ
<目次>
はじめに 歴史は「ミカタ」だ
第1章 歴史が動く時
第2章 歴史は繰り返されるか
第3章 歴史の表と裏
第4章 日本史の特徴
第5章 時代で変わる英雄像
<内容>
井上章一さんの「ミカタ」三部作の第三弾。第1弾は『日本史のミカタ』(本郷和人さんと)、第2弾は『世界史のミカタ』(佐藤賢一さんと)。2作目は読んでないが、井上さんのちょっとずれた「ミカタ」がこの本でも随所に出ている。今回の磯田さんは、井上さんの職場の部下(京都の日文研)。ちょっとやりにくそうだが、史料にまっすぐ向き合っている磯田さんなりの、歴史のミカタが随所に現れ、なかなか面白い。最後のほうに書かれ