磯田道史のレビュー一覧

  • 武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新―

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    加賀藩の御算用者、猪山家の家計簿を発見した磯田先生がその時代の武士の暮らしや習わし、生き方を分析する歴史探検ができる本。

    武士の身分故に交際費が高くついて実はめちゃくちゃ貧乏なのに、自分より懐のあったかい草履取りより偉そうにしていなければならないなど、身分と裕福さには関連性がないという事実が面白い。

    家計簿は数字の羅列ではあるけれど、少ない情報の中から意味を見出し、その時代や背景を推察する能力。磯田先生の真骨頂という感じです。
    そのテクニックは、仕事でも必要なことだなぁと思います。

    猪山家は実直で真面目な方が多く、人間として魅力のある方々です。

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    2022年03月24日
  • 天災から日本史を読みなおす 先人に学ぶ防災

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     地震、津波、台風、高潮、がけ崩れ等々、日本は自然災害が多い国であるが、その歴史が過去の古文書にたくさん残されている。本書は磯田氏がそれらを広く収集し研究したものをまとめたものである。新聞の連載記事を集めた部分があり、同じ内容の繰り返しなど、一冊の本としてのまとまりに欠ける箇所はあるが、そのことが気にならないほど過去の災害体験者たちが残した文書や口伝の迫力は強かった。
     このような災害国に住んでいながら、過去の記録に無頓着に土地を開発して家を建てて住んだりしている自分たちに警鐘をならしてくれる研究の価値を再認識した。

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    2022年03月21日
  • 天災から日本史を読みなおす 先人に学ぶ防災

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    日本は災害多発地帯であり、予測、防災が困難である以上歴史に学ぶことが大切で、それが歴史学者としての使命とされているようだ。集められた津波関係の古文書、証言は涙を誘う。それだけでなく、実地に繰り出し過去の津波の波高をいろいろな手段を用いて推測する様子に感銘を受けた。興味深いのは、伏見地震によって家康が命拾いし、天下が手中に転がり込むようになったとの見立てだ。災害は日本史の重要局面も左右している。

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    2022年03月14日
  • 日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで

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    磯田先生の本は古文書から過去をひもときその歴史の中から未来を見ようとする姿勢が、どの本でも読み取ることができます。本編もそのような一冊です。内容は多岐にわたり、昔の人も同じようなこと考えていたことがわかります。先人はその時に起きた教訓を未来に生かそうと思い色々と足跡を残してくれたのだと思いますが、残念ながら今の日本ではそれを生かして生かしきれているのかというとちょっと疑問に思ってしまいます。

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    2022年03月04日
  • 感染症の日本史

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    ネタバレ

    スペイン・インフルエンザの世界的流行が、戦争=軍隊の移動に起因するものだ、という歴史的事実は、つい100年前のことだし記録もたくさん残っているのだから、少なくとも国の政治を司るひとたちの間では、当然のことと周知されていて然るべきではないのか。それなのに、何故アメリカ軍からの感染の染み出しを許してしまったのだろう。現在ウクライナ侵攻の真っただ中、どのように終結することになるか見当もつかないけれど、これによってまたCovid-19パンデミックが広がってしまうのでないかと懸念する。(2022-02-12L)

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    2022年03月07日
  • 歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ

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    岡山の歴史もふれて楽しく面白く読めました。最後の 「小早川はひきょう」では笑う。古文書は面白いです。

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    2022年02月06日
  • 感染症の日本史

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    第六波の最中に読んだので、この本が書かれていた頃に比べワクチン接種が一巡したり内服薬が開発されたり状況は変わってはいるものの、歴史から学ぶことは多いなと感じる一冊。

    歴史の中の感染症も面白いのだけど、患者史として一人ひとりの日記から掘り下げる感染の歴史がとても興味深かった!
    スペイン風邪は言っても100年前なのでたくさんの文献が残っていて、大正天皇、志賀直哉、原敬など誰もが知ってる人々だけではなく一般人の日記からも当時の状況をリアリティーを持って読み解けるのが良い。

    個人的には最後の章の磯田さんが師と仰いだ速水先生に学んだ歴史人口学のところがとてもおもしろかった。
    新型コロナもそうだけど、

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    2022年01月10日
  • 歴史のミカタ

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    井上章一さんと磯田道史さんの対談なら面白いに決まっている、と思って買ってきたのですが、双方とも若干遠慮が入ってますかね?無茶苦茶面白いというわけではないです。内容的にも司馬史観で止まっている人や最近文庫になった訂正の多い日本通史を読む人には目新しいのかな?とも思いますが、歴史を勉強している人であれば、このくらいの視野の広さは必須だろうという気もします。
    と言いつつそれなりに面白いので、この二人の対談、次回はぜひ英雄たちの選択スペシャルとしてBSPで4時間くらいやって欲しいです。

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    2021年12月28日
  • 「司馬遼太郎」で学ぶ日本史

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    司馬史観と史実の擦り合わせ。氏によって再評価された竜馬とか、日本人の歴史感への影響力は大。磯田さん的には”花神”がベスト、とのこと。

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    2021年12月09日
  • 武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新―

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    あっさーり書いているけど
    これ膨大な資料を読み、集計しないと書けないやつだな
    新書って玉石混合で
    思いつきを水増しして全く内容のないやつからこういうずっと残る本物まで

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    2021年11月14日
  • 武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新―

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    幕末士族の懐事情を通して明治維新が日本に与えた影響の一面を感じることができました。また、猪山家の盛況から改めて学問や技術というのが身を救うのだとも思いました。世の中は移ろっても、しっかりと勉強や努力は続けたい。大好き度❤️❤️

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    2021年11月08日
  • マンガでわかる 災害の日本史(池田書店)

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    著者である歴史学者の磯田道史氏が大量の古文書を読み込んで日本の災害の歴史を研究(磯田氏は新聞と同じスピードで古文書を読めるということ)。江戸時代は識字率が高かったこともあり、様々な記録が残されている。本書はそれをマンガという形にして、若者でも受けられられやすいようにまとめたもののようで、ところどころ漢字にルビがふられている。

    しかしマンガだからといってあなどるなかれ。文章量も多く、なかなか読みごたえがある。日本は本当に災害大国だ。記録を丹念に見ていくと、同じ場所で何度も同じような災害が起きているのがわかる。果たして現代人は、この教訓は生かせているだろうか…?

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    2021年10月17日
  • 江戸の備忘録

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    ネタバレ

    <目次>


    <内容>
    朝日新聞土曜版に連載の記事をまとめた本の文庫化(原本は2008年刊)。磯田さんは古文書をきちんと読めこめる稀有な人。江戸時代あたりが専門だが、現代的なテーマとつないで解読することができる。なので、この本の内容も現代的なところでは古いが、歴史的な古びていないので信憑性が高い。文庫版のあとがきに書かれている、取り上げたテーマの解説がいい。

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    2021年10月12日
  • マンガでわかる 災害の日本史(池田書店)

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    歴史から学び現代の生活に活かすことが出来るのだなと実感した。

    昔の人と同じ過ちを繰り返さないために、身を守る行動をする。

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    2021年09月25日
  • 天災から日本史を読みなおす 先人に学ぶ防災

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    古文書から読み解く防災史。
    データ主体では無く、伝承される体験史料を元に考察しています。
    そこから、今後の温暖化による自然災害や新たな感染症の危険性までピタリと予測する。
    語り継がれる歴史の大切さを思い直しました。

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    2021年09月20日
  • 歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ

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    ネタバレ

    古文書マスターである著者が、各地で発掘した古文書を持って歴史の本当の姿を明らかにする過程は実に興味深い。漫画好きの私が興味を持ったのは、蘭方医だった手塚治虫氏のご先祖の活躍の話。また、新幹線に乗るたびに歴史の思いを馳せながら関ヶ原に至るまでの車窓を集中して観察する作法を述べている章も面白い。東京から乗るときは徳川家康目線で、そして新大阪から乗り込むときは石田三成になったつもりで見るのだという。

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    2021年08月29日
  • 無私の日本人

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    いい話。金ばかり追い求める今の生活が間違ってると思えてくる。あとがきまで感動する。
    普通、歴史小説は後世の創作だろうとか穿った見方をどうしてもしてしまうが、磯田先生の小説の信頼感はすごい。

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    2021年08月22日
  • 無私の日本人

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    本気で何かを成し遂げようとする強い意志、不可能と思われる事を可能に変えるための考え抜く力。

    学ばせていただきました。

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    2021年08月17日
  • 歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ

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    面白い。ついていけないくらいオタク度の高い内容もあるが、エッセイに近い感じで楽しめる。

    新幹線に乗るとき、家康や三成の気持ちで窓の景色を楽しみ、関ヶ原で興奮する磯田先生、面白すぎる‼︎

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    2021年08月14日
  • 歴史のミカタ

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    対談形式の為か、非常に読みやすい。
    対話の中に、貴重なヒントが散りばめられていて面白かった。

    学ぶこと、考えることの楽しみについて語られた本でもあると思う。

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    2021年08月14日