磯田道史のレビュー一覧

  • 素顔の西郷隆盛(新潮新書)

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    西郷隆盛について、知らなかったエピソードがいっぱい。西郷隆盛が矛盾の塊でありながらも人気が高く、大久保利通がなぜ不人気なのか、の理由の一端がわかる。

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    2018年05月22日
  • 素顔の西郷隆盛(新潮新書)

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    ネタバレ

    毀誉褒貶の多い(「毀」「貶」の割合が勝ってるかな?)今年の大河ドラマ『西郷どん』。その時代考証を担当している磯田道史氏による「大西郷とは何者か?」論。
    その生涯を軸とし、幕末の薩摩藩の状況、取り巻く人々、歴史の流れなど、史料を駆使してさまざまな視座から“西郷どん”の人となりを語り下ろす。

    【以下、ネタバレあり】





    やはり西郷さんは「純」そのものの人だったんだな。と言うのが率直な感想。ただ、「純」という言葉にもいろんな意味があるわけで、まさにつかみどころがない。文中にもあるとおり「面倒くさいヤツ」だったのだろう。
    けっこう躁うつ気質だったみたいだけど、そのあたりを中野信子先生にも解き明

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    2018年05月21日
  • 歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ

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    初めての磯田さんでした。テレビで拝見するのと同じ歴史愛を感じました。常に古文書に当たり、それをもとに健全な想像力で楽しませて頂きました。 特に第4章「震災の歴史に学ぶ」には深く納得。今日の科学を以ってしても大地震の予測は困難。でも歴史は、「必ずこの日本には定期的に大震災が起きる」ことを明らかに示している。その大きさまで。科学的探求は勿論必要だが、素直に歴史の力を借りることは極めて重要だと感じました。

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    2018年05月06日
  • NHKさかのぼり日本史(6)江戸 “天下泰平”の礎

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    綱吉の治世や寛政の改革は批判的に扱われがちだが、今の日本人の道徳観を形作った、素晴らしい面があることを知れた。

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    2018年05月01日
  • 素顔の西郷隆盛(新潮新書)

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    私自身が今までふれたことのある西郷隆盛像とは一線を引く、聖人君子ではない描かれ方に興味を惹かれました。

    緩慢な自殺としての、人生。
    死の影。

    偉人であることには変わりなく、影の部分にも魅力を感じることのできる姿がそこにありました。
    当時の考え方についても具体的に紹介されており、背景と合わせて人物のあり方が描かれているのもいいなと思いました。

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    2018年04月23日
  • 龍馬史

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     龍馬の生涯を語れば、幕末史の生きた教科書となる。龍馬を巡る謎に歴史家が挑む。

     若かりし頃、小説の影響で熱烈な龍馬ファンになって以来、最近は、やはりあれは所詮小説だからと少し冷めてきたいたので、この作品を読んで、改めて龍馬の魅力を感じることができました。

     龍馬の手紙を始め、数々の史料をもとに語っていく龍馬像は、小説とは違った冷静な視点で龍馬に迫ることができました。

     龍馬暗殺の真犯人説も説得力があり、自分もこの著者の考え方に納得しました。

     自分の中で龍馬の存在がまた少し大きくなりました。

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    2018年02月19日
  • 「司馬遼太郎」で学ぶ日本史

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    司馬遼太郎が作家になった経緯の戦車の話、本書を読む前からいつも頭に残っている。◆国盗り物語、花神、坂の上の雲か…◆◆歴史的英雄ばかり書いていると思っていたが、脇役の目を必ず入れていたのかねぇ。◆◆南北朝時代をあまり書いていないのは、戦争への道に行った原因とは思っていなかったのか。◆◆やっぱり花神だよね。倅にDVDみせよう。

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    2020年07月27日
  • 日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで

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    ネタバレ

    帯には「小説や教科書ではわからない魅力」とある。
    著者ご本人も、まえがきで「教科書的な、表向きの歴史理解にとどまって、歴史常識を維持したい方は、読まれないほうが良い本かもしれない」と述べている。

    自分はどちらかというと、「歴史は暗記」というイメージを持ち続けていた。これは学生時代の教師が良くなかったのだと、本書を読んでやっとわかった。小学校や中学校の先生が、著者のような先生だったら、きっと歴史の授業は楽しくて仕方がなかっただろう。

    著者は、古文書を読める。ダイレクトにその時代と接点を持つ。誰かから聞いた間接的な情報ではなく、自分の目で直接真実を追求し、そこから見えてくるものをさらに深堀して

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    2021年02月12日
  • 明治維新で変わらなかった日本の核心

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    ハンコは、江戸時代の農民もみんな持っていて、読み書きはもちろん、企業家であり、農地の所有権も移動も自由にできた。なんか時代劇のイメージなのか悪代官の圧政に苦しめられていたように思っていたので、新鮮だった。磯田道史の本をしばらく追いかけてみたい。

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    2018年01月12日
  • 歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ

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    秀作。
    歴史学者として地震の研究をする為、静岡県に移り住む熱意に感服する。
    歴史は繰り返す。特に震災は。

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    2017年12月13日
  • 歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ

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    古文書を読めるのって良いなぁと、羨ましく思った歴史エッセイ。
    歴史考察探偵というべきか、
    興味を持ったらとことん古文書を読み解いていく著者の姿。
    大変・・・だけど、愉しそう(#^.^#)
    文章も読みやすいので、読んでいる私までも興味を持ってしまう。
    忍者、殿様のお世話マニュアル・・・そして、江戸時代の大災害まで。
    TVの歴史番組で司会をしている著者の姿を思い浮かべながら、読むのも一興。
    それにしても、日本史に関する知識の深さには驚嘆します。

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    2017年10月14日
  • 江戸の備忘録

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    歴史に関する短い随筆がずら~りと。索引付きの親切仕様。
    ぱらぱらとめくって、ぽちぽち読むのが楽しい。
    だが、短いながらも興味をそそる内容、多し。
    江戸時代の左利き、早起きと朝寝坊、長かった披露宴、識字率、
    江戸庶民と名字・・・目から鱗の話が多く、愉しかったです。

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    2017年10月14日
  • 歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ

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    面白いのだが、終わった後に記憶に残らない軽い本。あとから知ったのだがエッセイをまとめたもので、テーマはバラバラ、忍者、家計簿、津波と多岐に渡り、各テーマのは数ページ単位のため、読みやすい反面、消化不足なまま次のテーマに映ることもある。歴史ラノベといった感じ(ノベルではないが)。とはいえ、裏付けは古文書からとっているようで、いい加減な感じはない。歴史ファンが気楽に楽しむ本としてオススメ。

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    2017年04月18日
  • 歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ

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    戦国時代の武士は血みどろになって頭の毛を抜き、ちょんまげを結っていた。頭頂の毛を抜くのは兜をかぶったとき蒸れないためとされる

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    2020年12月11日
  • 龍馬史

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    ネタバレ

    アメリカのフェリーが日本に開国を求めたのは、捕鯨船などの寄港地や補給地を確保するのが当面の目的でしたが、イギリスは日本の生糸やお茶といった、当時のヨーロッパで要望されていた交易品を安定して入手することを望んでいました
    会津藩は近代型エリート教育、薩摩藩は戦国時代がフリーズドライされて残っていた教育と言っていいでしょう

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    2017年01月21日
  • 龍馬史

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    磯田さんは、客観的に素人でも分かるように記載してくれる解説と、情景が目に浮かぶような御本人の解釈をセットで書いてくれる。しかも比較的短文で連ねてくれるので読みやすいといったところがとても気に入っている。

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    2016年12月26日
  • 江戸の備忘録

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    実は今でも九州は全国平均より子だくさんであり、過去300年日本人に流れる「九州人の血」はどんどん濃くなっているのです 結局信長は他の能力が優れているのに人を信用せず人に信用される能力がなかったため、天下を取れなかったのではないか 家康最大の異才は何が一番大切なのかことなのか物事の優先順位を看破できたことである 政治は国民へのまなざしが大切。政治家が傷をいたわるように国民を見る国そんな国は必ず栄える。逆に政治家が国民をゴミのように無視する国。そんな国は必ず滅ぶ 寺田寅彦は漱石から2つのことを教わったと書いている。自然の美しさを自分の目で発見すること。人間の心の中の真なるものと偽なるものを見分け、

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    2016年07月12日
  • 江戸の備忘録

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    朝日新聞の土曜版に連載したものを書籍化したもので、60編のものが纏められている。全て短編なので、要領よく纏められており、読みやすい。
    「日本人の識字率」では、日本人の読み書き能力が高いのは「江戸時代の遺産」であると教えられてきたが、どうもそれは怪しいとの事。江戸時代の識字調査はないが、明治の初めに長野県のある地域で行われた調査では、
    ・数字も名前も書けない:35%
    ・出納帳がつけられる:15%
    ・手紙や証書が書ける:4%
    ・公文書に差支えない:2%
    ・新聞論説を理解できる:2%
    つまり、
    自分の名前が書ける程度の識字率は65%
    新聞を読んで政治論説が理解できる人は2%
    ということで、一般の日本

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    2016年01月25日
  • 無私の日本人

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    吉岡宿の話は凄いの一言に尽きる。◆江戸期の庶民の無邪気さに惚れ惚れする。◆ああいう無私の日本人になりたい。◆◆中根東里の話も初めて知る。◆ ◆「壁書」◆◆一 父母をいとをしみ、兄弟にむつまじきは、身を修むる本なり。本かたければ末しげし。◆ 一 老を敬ひ、幼をいつくしみ、有?を貴び、無能をあはれむ。◆一 忠臣は國あることを知りて、家あることを知らず。孝子は親あることを知りて、己れあることを知らず。◆一 祖先の祭を愼み、子孫の?を忽にせず。◆一 辭はゆるくして、誠ならむことを願ひ、行は敏くして、厚からんことを

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    2020年07月27日
  • 「昭和天皇実録」の謎を解く

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    立憲君主制下の君主として、ごく数回の例外を除いて明治憲法で定められた「あるべき君主像」を自らに課し、そしてそれが故に、軍部の独走を抑えられず、却って国土の荒廃と数百万の国民を犠牲においやってしまったナイーブでインテリな君主。戦争を実力で止めなかったが故に法的な責任を逃れえたが、一方で同じ理由で道徳的・精神的な咎に、一生苛まれていたに違いない。本書では、昭和天皇の人間的な姿を、はしばしに見つけることができる。一方で、実録を編纂した宮内庁の恣意的な情報公開と秘匿が、この第一級の資料に与えたインパクトについては評価が分かれるかな。

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    2015年08月29日