磯田道史のレビュー一覧
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ネタバレ歴史を語るときに「司馬遼太郎の功罪」というのがあるようで、小説としては面白いようですが、歴史については史実をは違うことが結構書かれている、というもののようです。
確かに小説に出てくるのが実在の人物が中心で、司馬遼太郎はかなりの量の資料を読み込んで小説にしているそうですが、色々と彼の想像で作り込んでいる部分もあり、それが史実と必ずしも一致していないようです。
ただ、この本で言いたいのは、彼の書き込んでいるている細部ではなく「大局」を読むと、彼が歴史についてどう評価していたかがよく分かるということだと思う。
いつも歴史小説・時代小説、それを元にした大河ドラマは史実に基づいたフィクションだと思ってい -
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持っていかれるばかりで、日々貧しくなっていく宿場町。
それをどうにかせんと、立ち上がった人達。
自分のためではなく、子供達のため
ひいてはほかの人達のため。
必死になってお金をかき集め、どうにか生活の基盤を
立て直そうとする姿がすごいです。
一体何をどうそこまで駆り立たせるものがあるのか。
そもそもここまで頑張れるのか。
しかもその後、子孫がそれを利用しないように…まで
考えるのもすごいです。
そんな真実あった話が、後2話。
男性と女性、の話ですが、どこまでも澄みやかに
生きて行こうとする姿は、見習わねば、と思わせます。
とはいえ、ここまで他者を思いやり
悟って生きていくには、煩悩がありす -
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歴史ふむふむエッセイ。「江戸の備忘録](文春文庫)磯田道史。
「武士の家計簿」の作者として有名な、歴史学者さんです。
正直に言うと、軽く楽しめればいいや、というくらいの衝動買いだったのですが、かっちりと期待通りでした。
本当に軽いエッセイ集で、記憶に残ったところで言うと、
●江戸時代は、武家も庶民も離婚率が高かった。再婚率も。結婚の4割は離婚していた。
「離婚は恥、結婚は一度が当たり前」という価値観が当たり前になったのは、明治時代、修身教育以降であろう、という話。
●日本は地域によって貧富の差が激しかった。簡単に言うと西日本は、気候、風土的に、米と麦の二毛作ができた。
東北はできなかった -
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ネタバレ著者は、江戸期に生きた、世にあまり知られていない穀田屋十三郎、中根東里、大田垣蓮月という3人の生き方を、あまり残されていない史料を繋ぎ再現してくれた。
動機は、日本人ならではの清い生き方を、自らの子どもや、未来の人たちに伝えたいと思ったからだそうだ。
最初の穀田屋十三郎は、映画「殿、利息でござる」を観たので、ここを読むのは省略してしまった。本当は、原作と映画でそれぞれ味わってみるというのがよいとも思うのですが。
余談だが、著者もこの映画に出演しているとの事だが、それをあとから知ったので全く気がつかなかった。
二つ目の中根東里については、彼の清貧な生き方よりも、その師であった荻生徂徠の悪