磯田道史のレビュー一覧

  • 武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新―

    Posted by ブクログ

    映画「武士の家計簿」の原作本。
    主役は猪山家という加賀藩の武士。猪山家は身分の高いで家系ではなかったが、、菊池家という藩士に代々つかえることにより、武士にはめずらしく読み書きソロバンができる家系であった。そろばんという武士らしからぬ技術を持っっていたことにより、前田家直参の家来となり、出世街道を走ることとなった。
    当時、武士は身分制と世襲制を重んじられるなかで、唯一ソロバン関係の職種だけは比較的身分にとらわなれい人材登用がされており、猪山家はそのルートにうまくのったのである。

    しかし、当時、武士はその身分の体裁を守るため、多額の負債をかかえていることが多く、猪山家も年収の約2倍の借金をかかえ

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    2019年01月16日