磯田道史のレビュー一覧

  • 日本史の探偵手帳

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    磯田道史氏の著作は初体験。

    第1章に記載ある、ノーベル経済学賞受賞者ダグラス・ノースの『経路依存』の考え方がまず面白かった。曰く、「経済制度は、前の制度の道筋にとらわれながらしか発展できない」という考え方で、経済のみならず社会全般に当て嵌まるよう。武士の時代千年の後、未だ明治維新後150年ちょっと。
    ローカルの話をする際には、県よりも藩の区分の方がしっくりくるし、現代人も歴史の延長線上で生きている、ということなのだろう。

    雑誌連載が初出らしく、カバー範囲が多岐に渡って飽きの来ない内容。

    出色は、戦後大きく評価を落としたものの、明治維新の精神的基盤に寄与した「頼山陽」に関する文章。世界観、

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    2024年03月20日
  • 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊

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    家康について5章から検証している。まず幕藩体制を作ったのから始まり、家康が作った仕組を後世が崩して行った経由、近代日本への転換、と興味深かった。特に慶喜から明治に至る場面、初めて知った事が多く勉強になった。

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    2024年03月08日
  • 日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで

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    丹念に古文書を掘り起こす著者が自ら発見した歴史上の真実や逸話。

    大上段に構えた書名のわりに小ネタが多く読みやすい。

    古文書は散逸しやすく、一旦なくなると二度と日の目を見ない可能性が高い。作者が言うように公的機関がきちんと蒐集、保管すべきだろう。

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    2024年02月26日
  • 日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで

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    なんとなく手に取った本だったが、武士の家計簿を書いた人の著作だった。新聞に連載されていたコラムを集めたもので、一つあたり4ページで歴史に関する小話を知ることができる。
    おもしろいのはおもしろいのだが、それ以上の感想もない可もなく不可もなくという感じ。
    ただこの著者古文書をスラスラ読めるというのは素直にすごいなと感心した。

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    2024年02月19日
  • 徳川家康 弱者の戦略

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    徳川家康が弱国大名からいかに天下人までなりえたのかを堅苦しい史実資料だけでなく、わかりやすく説明されていた。
    なかなかおもしろかった。

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    2024年02月17日
  • 磯田道史と日本史を語ろう

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    <目次>
    阿川佐和子
    半藤一利
    篠田謙一
    堺屋太一・小和田哲男・本郷和人
    酒井シヅ
    徳川家広
    浅田次郎

    中村彰彦
    養老孟司
    出口治明
    半藤一利

    <内容>
    大変多くの人との対談。けっこう新しい情報も入ってくるが、浅田次郎と中村彰彦と、いずれも坂本龍馬暗殺の話が出てくるが、2人が違う下手人をあげる中、話を合わせすぎかな…。半藤さんはもちろん、出口さんや養老さんとの対談は面白い。

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    2024年02月06日
  • 日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで

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    古文書を解読することでわかる日本史の裏話。
    庶民が残した日記や記録など、価値が無さそうな古文書でも、著者のような研究者が解読することで、貴重な資料になる。

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    2024年01月20日
  • 日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで

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    NHKのBSで放送されている「英雄たちの選択」を定例的に視聴している者だが、出演者の著者と各回のゲスト解説者との議論が興味深い、現代の事例にも活きる歴史の教訓から得られ論ぜられる学びの視点も参考になっている。この番組見ているような感覚でこの本を読んだ。
    広島名物のもみじ饅頭を頂くことがあるが、これから食べる時は女たらし?の伊藤博文を思い浮かべて食べることになりそうである。

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    2024年01月03日
  • 日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで

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    教科書にない情報 磯田先生の歴史愛を感じる。個人的には歴史上の人物の実像みたいなパートが好きなので、前半の方が面白かったけれど、わかりやすいし、教科書にも出ていないような話がいろいろ読めて興味深い。先生の他の本も読みたくなった。

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    2026年01月12日
  • 素顔の西郷隆盛(新潮新書)

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    西郷の生涯とその時代をかなり平易に解説されている書。

    西郷の思想原点の一つは、奄美大島。中世で取り残されたこの地では「ヒザ」という奴隷身分が存在した。平等思想を信望していた西郷はこれを「奴隷解放」した94

    新政府軍として江戸城に入った西郷には、唯一欲しいものがあった。それは二宮尊徳の農書。これを天下に刊行したいと思っていたという168

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    2023年12月24日
  • 徳川家康 弱者の戦略

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    ネタバレ

    中曽根康弘の言葉、
    国内の事情で外交をやってはならない
    お家の事情のために、相手の状況や力関係、外部環境を無視した外交や戦争を行ってしまうミスは、実際の歴史にあることなのです

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    2023年12月21日
  • 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊

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    なぜ江戸幕府が崩壊したのか。
    これまでの流説を覆して、磯田さんの視点で解説されていて楽しめる内容だ。
    倒幕した理由は幕末にスポットが当たるけど、それよりもっと前から崩れるきっかけがあるんだよ、と教えてくれてます。
    物事を多角的に見るのは大事なことですね。

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    2023年12月13日
  • 日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで

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    読売新聞に連載したものがベースになっているとのことで、新聞をめくっていった時にさらっと見る感じで読みやすかった。重要な古文書って、意外と街の古書店から何気に出てくるもんなんだなぁと思った。

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    2023年12月03日
  • 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊

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    天皇の封じ込め方が面白いですね。
    久能山から日光に家康の遺体を移し、中心に富士を結ぶ。不死の山から、太陽神に置き換わる。東照大権現という名前で、こっそり天照をもじり、神格化させる戦略。時間をかけてゆっくりと天皇から神の座を奪うとは。こわいね

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    2023年11月14日
  • 日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで

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    日本史の裏側を書いた本らしい。確かに信長の遺体のナゾや感染症の防ぎ方など知る術はないからよかった。でも半分は耳慣れない方のお話だったしサラッと流しちゃうとこもあった。

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    2023年11月05日
  • 日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで

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    往々にして歴史モノは推測や想像で語られることが多いが、本書は古文書などの史料をベースにしてる点が良い。さすがは学者だ。ちなみに著者は「新聞と同じ速度で古文書を読める」そうだ。

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    2023年11月02日
  • 徳川家康 弱者の戦略

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    雨宿りのために入った書店でたまたま購入。
    今年は家康イヤーだが、僕は昔から信長・秀吉・家康だったら家康に興味がある。ビートルズだったらポール派で、キャンディーズだったらミキちゃんがいい(関係ないか)。

    とにかく、生きていくうえで何かヒントがあるのではないかと思っている。

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    2023年07月15日
  • 日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで

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    タイトルは大上段に構えすぎの感あり。これだけ見て読み始めると、タダのエッセイの寄せ集めでガッカリするような。でも、いくつかのエピソードや考察はなるほどと思わせるものがあった。

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    2023年06月11日
  • 徳川家康 弱者の戦略

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    ポップな伝記物としての側面があって、読みやすかった。
    武士として貫く矜持と時代に合わせて生き抜く器用さのバランスは見習いたいと思った。
    個人的に幼少期-青年期くらいの話が良かったが、後半なかなか読み進められなくなってきた。

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    2023年06月10日
  • 武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新―

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    幕末、加賀藩の猪山家は家計簿をつけていました。
    その家は代々、加賀藩の「御算用者」
    いわゆる経理を勤めており
    仕事柄というか性格というか
    私用の家計簿も実に細かい!
    ところが当時の生活を調べるのに
    これほど適した資料は他にありません。
    武家社会の出と入りの実態もさることながら、
    この家計簿と猪山家の歴史を通して
    幕末から明治において
    武家から士族へどうやって変わっていったのか
    までがわかるのです。

    というようなことを原本から読み解き
    平易な言葉で伝えてくれる本。
    この古書にめぐりあったとき
    著者はすごく興奮したみたいですが、
    そのワクワク感そのままに書いているので
    おもしろいですよ。

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    2023年05月23日