磯田道史のレビュー一覧
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聡明で知られた慶喜ですが、自らの出自には、とらわれていました。自分の母親が皇族である。つまり天皇の親戚だと言うことで、他の兄弟たちよりも高い位置にあると言う意識を持ちます
よく徳川慶喜は、徳川幕府15代将軍、最後の将軍と呼ばれていますが、実は私は、京都幕府の初代将軍と言うべきでだと思っています
民主...続きを読むPosted by ブクログ -
猪山家では収入の2倍もの借金があり、ほかの武家社会と比べて特別多いわけではなかった。
借金返済方法が参考になった。
頼母子講(たのもしこう)を初めて知った。一族の中でお金を積立て、借用したりしていた。利率が高いこともびっくりした。15%ぐらいもあった、そりゃ大変だわPosted by ブクログ -
古文書や歴史資料に記述される過去の災害の記録を歴史に重ね、被害状況や官民への影響を紐解く。秀吉時代の地震、江戸の津波と富士山噴火、土砂崩れや高潮、幕末史を変えた台風、津波。
災害大国日本を再認識。100年に一度、というのは、稀というより必至と捉えるべきだと知る。Posted by ブクログ -
磯田先生の頭の中を垣間見れる良い本。面白い。
ここまで知識があると、色んなことが色んな様に繋がるから、古文書読むの本当楽しいんだろうなぁ
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戦国から江戸時代を中心に、古文書に書いてあるエピソードを紹介した本。1つのテーマが3-5ページくらいで軽く読める。偉人や有名人の逸話から無名の人の話まで色々。特に江戸時代の教育や、結婚と離婚の日本史、貧乏神、蚊帳など、昔の風俗の話が面白かった。Posted by ブクログ
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幕末維新を4つの事件を著者独自の視点で分析した一冊。
慶喜の大政奉還、
勝海舟の無血開城、
和宮と天璋院の嘆願、
西郷の西南戦争。
NHKの「英雄たちの選択」という番組を本にまとめたものだが、彼らはそれぞれ他にどんな選択肢があったのかを検討して行くが、それぞれの事件に関して専門家の意見も交え...続きを読むPosted by ブクログ -
西郷隆盛って、実はよく知らない気がしてね。幕末の英雄というと坂本龍馬がすごい有名だし、小説やドラマでなじみがある。土方歳三も新撰組で印象が強い。でも、それらにたいてい大物の脇役として出てくる西郷隆盛って、なんでそこまで有名だったのか、というとイマイチよくわからない。それほど身分は高くなかったみたいだ...続きを読むPosted by ブクログ
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地名や神社の位置には先人の教えが表れている。歴史は繰り返す。だからこそ歴史に学ぶもいつの世も人間は変わらないことを今ほど痛感することはない。Posted by ブクログ
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司馬遼太郎の小説は、明治前後のものが多いが、本書を通して昭和という時代をどのように捉えていたかを知ることができる。青春時代を戦時中で育ったゆえに、原点は昭和にあるのかもしれない。Posted by ブクログ
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著名人や専門家によるコラムでページ稼ぎな気がする。しかし、職種毎の給料、蕎麦などの値段、長屋暮らしの家賃など生活に必要不可欠な値段を教えてくれる。
江戸時代にタイムスリップした場合に備えとして必須の知識だろう。笑
「東京都江戸東京博物館」の展示物やイラストで補足してくれており、時代小説を読む時には...続きを読むPosted by ブクログ -
当代随一の人気歴史家が、日本史の謎の数々に迫る。古文書の中から見えてくる、本当の歴史の面白さがここに!
というキャッチフレーズの本
まず「まえがき」に磯田先生のアツーイ思いが満載でなかなか唸らせる
【「まえがき」抜粋】
日本史の内幕知りたい
そう思うなら、古文書を読むしかない
歴史教科書は政府...続きを読むPosted by ブクログ -
江戸時代の武士、農民、町人、また、職業別の給料や物品の値段が今の貨幣に換算していくら位だったかを紹介し、そこから当時の暮らしや文化を解説していく。
「遠山の金さん」の年収は3億円以上、卵は1個315円、大工は年収800万円以上、伊勢参りの一行は250万円以上を散財したなど、興味深い事例が紹介されてい...続きを読むPosted by ブクログ -
司馬遼太郎の作品を読んだことはないが、どういう風に歴史を解釈して描いているのかよく分かった。
そして、その国民的歴史小説家を歴史学者・磯田道史が解説しているためより理解が深まった。
幕末の気運とか、どうやって滅んでいくのかとか、勉強になった。
歴史から学ぶことは多い。Posted by ブクログ -
・ナショナリズムとパトリオティズムの違いは、お家自慢のたとえで考えてみるとよくわかる
・ナショナリズムは、何ら自分の努力で手に入れたわけではないのに、家柄を自慢し、他の家をバカにする。
・パトリオティズムは、自分はたまたま名家に生まれついたのだから、一層きっちりして周りから尊敬される家にしよう。
・...続きを読むPosted by ブクログ