磯田道史のレビュー一覧
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歴史のTerning Point。なぜ日本は戦争にのめりこんで、米国を相手に戦うようになってしまったのか。精神力で国力の差が12倍ある米国に勝つと本当に思っていたのか?Posted by ブクログ
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戦前は二大政党制が実現されていた。しかし党利党略にかたより軍部の進出を抑えることができなかった。その政党政治の源流をたどる。ここに現在の政党の性質の大元をみる。Posted by ブクログ
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武士がどのようにして権力を得ていったかをターニングポイントを中心に鎌倉幕府、室町幕府について解説。公家・天皇から武士の時代へ。Posted by ブクログ
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今年の大河ドラマの主人公の西郷隆盛。
そのドラマ『西郷どん』で時代考証を担当している磯田道史さんが、様々な文献から西郷隆盛の人物像を掘り下げる。
西郷は純粋すぎるからこれだと思ったらひたすらそれに向かって突き進む熱い男。
それゆえに人を惹きつけ魅了するが、事を成す為には手段を択ばないので周りには...続きを読むPosted by ブクログ -
現代の日本社会が江戸時代の武士組織に由来したものであることを論じたものだが、中世に地方が役を果たせば職業を保護するかたちの下で発展し、江戸時代になると、検地をしてもらうことでの百姓が土地の所有権を持ち、自立して市場経済が発展していったという流れもおもしろい。
騎馬民族征服説は今はほぼ否定されている...続きを読むPosted by ブクログ -
NHK「英雄たちの選択」の放送の中から、「江戸無血開城」に関連する4回分の放送とそれに著者が加筆し、再構成したものです。
主要な登場人物は、徳川慶喜、勝海舟、和宮、篤姫等です。そして最後は勝利者であったはずの西郷はなぜ非業の死を遂げたのか・・・というテーマで切り込んでいます。
幕末の時代に対して、...続きを読むPosted by ブクログ -
無知なもので、歴史学はてっきりもう「終わった」学問なのかと思っていた。先人たちによってほぼ研究され尽くし、たまに誰かの蔵で眠っていた書物から新事実が発見、なんてニュースが世間を賑わせることはあっても、それはよほどのレアケースなのだと。
ところが磯田さんのこの本を読むと、歴史にはまだまだ日の当たるのを...続きを読むPosted by ブクログ -
司馬遼太郎の「最後の将軍」を探していたら、この本がピックアップされていたので読んでみました。
稀有の歴史小説家、司馬遼太郎氏の著作を引用しながら、磯田氏の歴史記述を交え、日本史の動きと流れを著述してあります。
司馬氏の小説に現れる竜馬や西郷などの人物像の解釈を磯田氏の観点から行い、また大正1...続きを読むPosted by ブクログ -
西郷隆盛について、知らなかったエピソードがいっぱい。西郷隆盛が矛盾の塊でありながらも人気が高く、大久保利通がなぜ不人気なのか、の理由の一端がわかる。Posted by ブクログ
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毀誉褒貶の多い(「毀」「貶」の割合が勝ってるかな?)今年の大河ドラマ『西郷どん』。その時代考証を担当している磯田道史氏による「大西郷とは何者か?」論。
その生涯を軸とし、幕末の薩摩藩の状況、取り巻く人々、歴史の流れなど、史料を駆使してさまざまな視座から“西郷どん”の人となりを語り下ろす。
【以下、...続きを読むPosted by ブクログ -
初めての磯田さんでした。テレビで拝見するのと同じ歴史愛を感じました。常に古文書に当たり、それをもとに健全な想像力で楽しませて頂きました。 特に第4章「震災の歴史に学ぶ」には深く納得。今日の科学を以ってしても大地震の予測は困難。でも歴史は、「必ずこの日本には定期的に大震災が起きる」ことを明らかに示して...続きを読むPosted by ブクログ
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私自身が今までふれたことのある西郷隆盛像とは一線を引く、聖人君子ではない描かれ方に興味を惹かれました。
緩慢な自殺としての、人生。
死の影。
偉人であることには変わりなく、影の部分にも魅力を感じることのできる姿がそこにありました。
当時の考え方についても具体的に紹介されており、背景と合わせて人物...続きを読むPosted by ブクログ -
司馬遼太郎が膨大な資料と緻密な調査を基に小説を書いているが、それはあくまで歴史小説であり史伝文学ではないという事を念頭に置いたうえで、司馬遼太郎の作品群から彼の思想を読み解き、戦国時代から昭和初期までの日本の歴史を俯瞰し、今日の日本人の歴史観に与えた影響を考察する。
てな感じの本。
未だ司馬遼太...続きを読むPosted by ブクログ -
司馬遼太郎が作家になった経緯の戦車の話、本書を読む前からいつも頭に残っている。◆国盗り物語、花神、坂の上の雲か…◆◆歴史的英雄ばかり書いていると思っていたが、脇役の目を必ず入れていたのかねぇ。◆◆南北朝時代をあまり書いていないのは、戦争への道に行った原因とは思っていなかったのか。◆◆やっぱり花神だよ...続きを読むPosted by ブクログ