磯田道史のレビュー一覧

  • カラー版 江戸の家計簿

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    <目次>
    第1章  江戸時代の収入①武士篇
    第2章  江戸時代の収入②農民・町人篇
    第3章  江戸時代の物価①食品篇
    第4章  江戸時代の物価②料理・嗜好品・雑貨篇
    第5章  江戸時代の文化と経済

    <内容>
    2017年に宝島新書から出た『江戸の家計簿』を加筆、修正の上、全面カラー化したもの。分かりやすいし、授業などでいろいろな話をするときの参考になる。磯田先生の本なので、信頼できるし…。

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    2020年02月26日
  • 日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで

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    古文書を入口に、歴史の面白さに綴られたエッセイ本。

    古文書を読むことの面白さ、歴史の面白さをいかに次世代へとつなげるのか、そして、磯田道史さんの幅広い人脈などを、本書で知ることが出来ます。

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    2020年02月23日
  • 無私の日本人

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    中編「穀田屋十三郎」「中根東里」「大田垣蓮月」の3作品所収

    「穀田屋十三郎」は最近、映画「殿、利息でござる!」になっている

    この中編も感動したけれども、「中根東里」に強く惹かれた

    中根東里
    天才詩人と言われていても(当時、江戸時代は漢詩であるが)後世に名を知られず
    作品がほとんど遺されていず、生涯もあまりわかっていない人らしい

    作者の磯田さん「じゃあ、どうやって調べて、書くのか?」
    という疑問がわくが、文学研究者で社会経済史的な史料を読みこなす術にたけた方

    『武士の家計簿 「加賀藩御算用者」の幕末維新』
    と、これも映画でブレイク「武士の家計簿」の原作者でもあり

    司馬遼太郎さんの

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    2020年02月14日
  • 「司馬遼太郎」で学ぶ日本史

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    発売当初、書評欄で紹介されてから気になっていた本で、書店でいったい何回手に取っては棚に戻すを繰り返したことか。
    日本史を題材にした小説を読みたいと思い、司馬遼太郎作品は、「竜馬が行く!」のほかは挫折の連続。小説の途中で、司馬氏の説明、独演が挟み込まれるのに抵抗有り。本当に魅力的な作品を知りたくて、尚且つ、司馬歴史観満載の日本史をひも解く作品として読むならば、という心構えを教えてくれる本として手にとった。

    結果、読みたい本として挙がってきたのは、「花神」「峠」。

    こうやって誰かに解説を加えてもらうと興味が勢いづいて、本を読もうという気持ちが倍増するから不思議。

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    2020年02月11日
  • 江戸の備忘録

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    タイトルで想像していた江戸時代に起こったエピソードを記したもの、とはちょっと違った。
    必ずしも江戸時代に限らない。
    何しろ夏目漱石の奥さんのことまで書いてあるのだから。

    でも今の日本は、敗戦で劇的に姿を変えた部分と、それでも変わることのなかった部分があり、この本を読んでいると日本人に生まれたことがむふむふと嬉しくなる。

    昔から、そして世界で一番へその緒を大事にする日本人なんて書かれた暁には、ご先祖様とも子孫たちともへそで繋がっている気がしてきます。(今の私のへそは人工物ですが)

    徳川将軍家の起床時間は朝6時、大名は7~8時、天皇は8時ころに起床していたらしい。
    現在の重役出勤なんてのとは

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    2020年01月08日
  • 武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新―

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    幕末〜明治維新の士族の経済状況と、急激な変化に翻弄させる姿が家計簿を通じて明らかにされた良書。
    変化に対応し、生き抜いていく為には、どの時代も家柄や地位でなく、自身の能力特徴を如何に磨き、尖らせていくかが大切かと学んだ。

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    2020年01月05日
  • 天災から日本史を読みなおす 先人に学ぶ防災

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    学校で習った日本史とは別の視点から、歴史を見ることができ、とても興味深かった。

    日本人はずっと昔から災害と一緒に生きてきた。災害に負けず、自然と共存してきたということを改めて考えさせられた。

    災害時にひとりでも多くの人の命を救うために、地元の災害史を学びなおす必要を感じた。

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    2020年01月02日
  • 武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新―

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    江戸時代というと遥か昔のように思うが、そんなに昔ではなく、歴史的にも断裂しているわけではもちろんない。
    会計という側面はあるが、武士の一家がどう幕末明治を迎えたかがわかるような良書だった。

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    2019年10月19日
  • 武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新―

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    面白かった。経済関連の話はあまり得意ではなく、というのもお金って増やして商品増やして消費を増やして、その先のビジョンって何なの?って思っててそれがなんかよくわからないからなんだけど、

    経済状況をこうやって、家計簿っていうふうに残すことで、その当時の暮らしや思想や価値観を丸ごと残すことが出来るんだ、と思って、それは経済の特筆すべきところだなあと思った。

    出費と収入をおさえれば、どんな仕事をしていたのか=その社会の産業 も、何の浪費をしていたのか=その当時の流行やサービス もわかるし、出産グッズやちょっとした買い物で家族の歴史が追える。特にこの本では丁寧な解説もあって、当時の人がどんなことを考

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    2020年05月16日
  • 無私の日本人

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    穀田屋の末裔を探す番組を見て興味を持った。現代まで「何も驕らず、高ぶらず、地道に暮らせ」を守った末裔は、本当に素晴らしいなと。
    本を読んで、そのひたむきな姿に心を打たれた。映画も見てみたい。

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    2019年09月09日
  • 江戸の備忘録

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    相変わらず磯田さんはすごい!
    古文書の翻訳家、それも興味深いものばかりを厳選している。どれだけの古文書を読み尽くせばここまで行けるのか、感心させられる。
    相場の格言
    思い入れ違いの節は早速手仕舞、40-50日は休むべし!売りならし、買いならしは厳禁!
    まず、損失の見積もりをすべし!

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    2019年08月31日
  • 戦乱と民衆

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    戦史というと記録に残りがちな武将や貴族の物語であることが普通だが、ここでのテーマのように民衆をフィーチャーしたものは珍しい。昨今歴史ブームと言われて久しいが、ブームのおかげでこういう広がりが出てくるから目が離せない。

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    2019年06月18日
  • 日本史の探偵手帳

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    執筆のほかTVなどでも活躍する著者。第1章はけっこう学術的な書きぶり。第2章からだんだん柔らかくなっていく。特に第3章は三面記事を読んでいる感じ。それはそれで面白い。文章がどことなく司馬遼太郎や池波正太郎に似ている気がして、TVで見る著者とは違う印象を受ける。それも悪くはない。

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    2019年06月09日
  • 日本史の探偵手帳

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    著者は最近はマスコミに売れに売れ、毎週どこかのテレビ局に出演している影響で堕落したのか、出版される本は、新聞の連載で書き散らしたものを集めた雑文が読き、同じ歴史学者の本郷和人の方がじっくりと読ませるような感じがしていた。
    しかしこの本は、最近としてはやっとまともな姿に戻った感じがした。

    面白かったのは、「江戸から読み解く日本の構造」で、中国の科挙と日本の世襲(宗族と小家族)との比較でその弊害を見ると、どっちもどっちという感じがした。
    日本では1000年も続いた武士の時代の後に、最後の300年で世襲制が完成された。このシステムを著者は、信長・秀吉・家康が完成させた「濃尾システム」と呼んでいる。

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    2019年05月19日
  • 天災から日本史を読みなおす 先人に学ぶ防災

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    過去の古文書や言い伝えから、日頃の天災に対する備えの重要さを説く。

    時が経つとどうしても忘れがちになるが、備えを怠ってはいけない。

    本の中身については、一つ一つのエピソードというか事例について、もっと深く記述してほしい。できれば、いろんな学者で、一つの事例を掘り下げ、その災害の全貌を描くようなものがあると面白い。

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    2019年05月18日
  • 素顔の西郷隆盛(新潮新書)

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    西郷隆盛についてはいろいろな見方がある。この本はその理解しにくい西郷の人物像がわかりやすく書かれており読んでよかった。

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    2019年05月12日
  • 龍馬史

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    坂本龍馬の生涯を追いながら、幕末の社会、経済、政治を解説した1冊。最近、テレビなどでもよく見る著者だが、史実を丁寧に押さえつつ歴史を解説してくれるので納得がいく。また、史実を踏まえたうえで、時には大胆にご自身の考え方を述べるのもとても分かりやすい。
    本書でも、龍馬を美化しすぎず、淡々と史実にのっとって、彼の行動やその業績を評価している。龍馬暗殺についても、黒幕なしと断言するその分析に、納得感がある。

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    2019年05月12日
  • 素顔の西郷隆盛(新潮新書)

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    ★★★2019年5月★★★


    『武士の家計簿』などの著作で知られる、磯田氏による西郷論。西郷こと吉之助少年は、周囲から「ややこしい奴」だと思われていたらしい。自らの高い志のため、妥協する事がなかったからだろうか。


    君主斉彬の死、自らの入水自殺未遂、弟吉二郎の死、多くの出来事が西郷に影響を与えた。命知らずの西郷はこうして形成されてゆく。


    西郷は征韓論者であったかという議論については、西郷は積極的な征韓論者ではなかったと筆者は述べる。


    岩倉らが欧州視察に赴いた際の留守政府が非常に優秀だったという考えは、井沢氏の意見と一致。そもそも「留守」政府という言い方自体がおかしいという考えには僕

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    2019年05月06日
  • 天災から日本史を読みなおす 先人に学ぶ防災

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    天災は忘れた頃にやってくる、昔の人の言い伝えは言いえて妙ですね。私に関するものでは、1995年の阪神大震災、それを忘れた頃に実際に18階の勤務先で体験した、2011年の東日本大震災です。

    この本では天災という視点から、磯田氏が日本史を解説してくれています。日本史という一つの流れを色々な切り口で眺めてみると、また違った面白さを発見することが出来ます。

    以下は気になったポイントです。

    ・江戸時代の大名時計の目盛りは、一刻(約120分)を10分の1に刻んだものが多い、聖職者が鐘をついて時刻を下々の者に知らせる時間知識のエリートの地位を失った時こそが、近代社会の到来である(p3、4)

    ・天正地

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    2019年05月06日
  • 無私の日本人

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    かつて実際した日本人で私利私欲を捨てて、ひたすら人のために活動した人達の物語。

    3人紹介されてますが、一番有名なのは穀田屋十三郎のエピソードだと思います。

    私は観てませんが「殿、利息でござる!」というタイトルで映画化されています。

    予告編だとひたすらテンション高めの音楽で楽しげな雰囲気を醸し出してますが、原作は悲壮感漂ってます。

    仙台藩の吉岡宿はこれと言った特産もなく、米作と宿街の収益によって細々と生活していた。
    時代は江戸時代。
    参勤交代の莫大な費用負担によって農民の生活は苦しく、さらに夫役によって疲弊していた。
    仙台藩は救済のため公的補助的なものを出したが、吉岡宿は家老に与えたれた

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    2019年03月31日