磯田道史のレビュー一覧
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今年から始まる大河ドラマ「豊臣兄弟」に向けての関連本。
磯田先生なら間違いなし。参考文献を紹介しながら秀長に関する史実を紐解いていく。
政治や会社経営において、歴史から学べることは限りなくある。歴史を知ることに人生を捧げた磯田氏だからこそ言える言葉がある。
・日本しゃかいが高い価値を置く、丁寧さ、精巧さ、正確さも、もちろん重要なのですが、とらわれすぎると衰退の原因になります。日本で組織が古くなると形式主義・完璧主義・責任回避主義が始まります。無駄を省き、形式を捨て速度と効率を重んじたとき、日本の組織は勃興するのです。
‥豊臣兄弟はまさに速度と効率を重んじて戦略を立てた武将だった‥と。
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磯田道史の歴史小説集『無私の日本人』を読みました。
磯田道史の作品を読むのは初めてですね。
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貧しい宿場町の行く末を心底から憂う商人・穀田屋十三郎が同志と出会い、心願成就のためには自らの破産も一家離散も辞さない決意を固めた時、奇跡への道は開かれた―無名の、ふつうの江戸人に宿っていた深い哲学と、中根東里、大田垣蓮月ら三人の生きざまを通して「日本人の幸福」を発見した感動の傑作評伝。
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2012年(平成24年)に刊行された作品で、以下の3篇が収録されています。
■穀田屋十三郎
■中根東里
■大田垣蓮 -
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坂本龍馬は幕末に活躍した志士の代表格であり、薩長同盟を実現して船中八策や大政奉還の原案を出した人というイメージがある。果たして、現代に流布されている坂本龍馬の功績はどこまでが本当で、どこまでが司馬遼太郎などのフィクションによって作られたものなのだろうか。そして、誰がなぜ龍馬を暗殺したのか。
気鋭の歴史学者によって、龍馬の手紙など実存する資料を丹念に調査した結果、シンプルな龍馬像が浮かび上がってくる。そもそも、龍馬は姉などに宛てた手紙が数多く残っている。筆まめかつ、自身の考えや恋愛までも開けっ広げに書いている。だからこそ後世の人々は龍馬を扱いやすいし、様々な創作が生まれる余地がある。
一方で -
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戦国時代の三英傑の1人、徳川家康。彼の功績を弱者という立場から解説していく新書。著者の磯田さんは歴史研究の中でも分かりやすく解説してくれるので読みやすかった。実際に家康は家柄が良くとも幼い頃から人質として今川家に仕えていたためいつ殺されるか分からない状況でもあったため弱者といえるだろう。その後も家柄を守るため強者の信長や信玄、秀吉たちと上手く立ち回り最終的に天下をとる。これを読むと家康はバランスがよく強弱の使い分けが上手かったように思う。また家臣との関係性をこれも上手く使いこなしていたように思う。興味深かったのは酒井忠次をナンバー2とする書き方。実際に有能な武将であっただろうがあまり細かい書き
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youtubeで紹介されていたので読んでみました。
日本史の小ネタをかなり詳細に紹介されている本です。
家康、信長、光秀、坂本龍馬や歴代天皇陛下など、有名人の話も出てきますが、日記などから著者が発掘した、昔の時代を生きたなんでもない庶民の「生の姿」が見えてくるのも面白い。
ちょんまげのやめ方や江戸時代の感染隔離の話、果ては女遊び事情まで。
著者の方は歴史オタクの古文書マニアで忍者マニア。
文章からそれらに対する情熱が伝わってきます。
公的な文化財ではないけれど歴史的な価値のある建物が消されようとしており一念発起、偉い人に連絡をとってそれを阻止したという話、正に日本人の鑑じゃないですか?
観光 -
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江戸時代中期の人々の生活について、
年収や収支、物価等から読み解き、分かり易く解説する。
浮世絵やイラスト、写真等のカラー画像有り。
・まえがき ・本書における江戸のお金の計算方法
第1章 江戸時代の収入①武士篇
第2章 江戸時代の収入②農民・町人篇
第3章 江戸時代の物価①食品篇
第4章 江戸時代の物価②料理・嗜好品・雑貨篇
第5章 江戸の文化と経済
特別インタビュー、特集、コラム有り。
・あとがきにかえて ・主要参考文献一覧
江戸に住む人々の生活を金銭感覚から学ぶ入門書。
武士と農民・町民の収支。
日常生活での、米や麦、調味料、魚介類、鳥(種類多し)や卵、
野菜や漬物の価格など。ファスト