磯田道史のレビュー一覧

  • 磯田道史と日本史を語ろう

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    日本史を語らせたら今は、この人!目からウロコの歴史談議。阿川佐和子さんとの語り、堺屋太一さん、本郷和人さんとの信長論等もイイが、やはり、半藤一利氏とのからみが一番。勉強になりました。

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    2024年04月04日
  • 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊

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    ネタバレ

    良い。
    知らなかった幕末の事、江戸時代の事がわかった。
    家康の築いた事を続けていたら、もっと徳川幕府は続いていただろう。日本にとって良いこととは限らないが。

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    2024年03月30日
  • 無私の日本人

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    自分の利益のためではなく、純粋に人のために人生を生きた江戸時代の三人のお話。

    伝わった古文書や資料を探し紐解き、こうして伝えてくださる磯田さんに感謝。
    おかげで三人の立派な生き方を知ることができました。

    穀田屋十三朗さんのご子孫は今でも「先祖が偉いことをしたなどというてはならぬと言われてきた」とおっしゃり、その心を受け継いでおられ、そのことにもとても心打たれます。
    宮城県の吉岡宿に行ってみたい。

    日本の歴史の中にはこうした無私の日本人がきっとたくさんいて、今の日本が作られているのだろうな。
    そしてきっと今もいる立派な無私の日本人たちが次の日本を作っていくことでしょう。

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    2024年03月10日
  • 日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで

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    「古文書には不思議な力がある。人の美しい思想が、そこに宿っていると、古文書に現世の人間が動かされ、操られるように、何かが起きる。だから、私は、この仕事がやめられない。」

    私には古文書を発見する力も、読み解く力もないから、こうして磯田さんが発見してくださったことを読めることをとても楽しみにしています。
    磯田さんの歴史愛あふれる文章も楽しい。
    古い日記や記録から読み取れる人間味あふれるエピソード、忍者子孫たちとの交流、映画「殿、利息でござる!」の裏話などあらゆる角度から「へえ〜!」と思えることがいっぱい。

    古文書から読み解ける現代にも続く教えや文化的財産。そして未来へ役立てること。
    やっぱり歴

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    2024年03月10日
  • 日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで

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    磯田先生はハズさない!
    学者で古文書を読み込んで引用しているから、作家のフィクションは入らないから…正に暴くだ!

    ネタのチョイスが時流に沿ってるのが磯田先生の魅力なんだろなと思う

    この本で得た事は、公家の価値かもしれない
    これまで、謎というか奇妙な存在だったけど
    多くの日記を残してくれたから、今、当時の出来事を推しはかる事が出来る

    古本屋の怪しさ と 磯田先生の逆説を唱える人はいないのか?はたまに思うけど

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    2024年03月04日
  • 歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ

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    磯田さんの読売新聞に連載しているコラムをまとめた本ですが、どういうわけか続刊、第3巻のほうを先に読んで最初に出版されたこれが一番最後になりました。そんな順番で読んだせいか、磯田先生も昔は若かったんやねぇというのが最初の感想だったり。最近のコラムよりも青年将校のような血気を文章から感じます。
    それにしても正論で奥様を泣かしてしまったあたりは映像が浮かんできて磯田先生らしいなと笑ってしまいました。

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    2024年02月28日
  • 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊

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    家康、興味深い人物です。
    あんまり好きじゃないけれど。
    お勉強大好きで、歴史からもしっかり学んで、なおかつ信長や秀吉のこともしっかり観察してて…。
    面白みのない優等生?
    なおかつ、今の日本人の考え方は江戸時代にけっこう構築されているんですよね。
    と、悪口ばかりですが、悪口言えるほどしっかり家康さんのことを私は観ています!

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    2024年02月03日
  • 日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで

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    日本史の教科書にはあまり出てこないようなマニアックな話が中心。

    だが古文書の解読から精巧な考察がなされており、面白い。文章も読みやすい。

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    2024年02月03日
  • 天災から日本史を読みなおす 先人に学ぶ防災

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    日本史に関わってくる天災についての本。当たり前の話だが、日本が地震大国と言うのは大昔からなのだと改めて実感する。その時々の経験や知恵が生かされ、また別の分野にも影響を与え次の代へと繋いでゆく。それらが後の天災への対応に役立った例も多々ある。つくづく歴史というものは馬鹿にできない。
    それを残すために必要なものは何か、地縁なのである。今回の金沢地震で強制移住の話が議論されてきた時期があったが、そんな事をしてしまえは過去からの繋がりをみすみす絶ってしまい取り返しのつかないことになる可能性もある。
    歴史とは何か、歴史について考えるとはどういうことか、机上で唸るだけでなくフィールドワークも大事であると実

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    2024年01月27日
  • 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊

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    徳川の世がなぜ滅んだかがよくわかる名著。筆者の言う自分が大事とする軸をもつこと、歴史を考える上で「未来の子どもたちの幸せ」に価値を置く観点が大切という考え方に大変共感できる。家康が作った良い方の遺産、正直さや勤勉さ、礼儀正しさ、好奇心の強さ、学びへの熱意、遊ぶ才能など江戸人の持っていた美徳を失わないほうが未来にとって大切である。

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    2024年01月06日
  • 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊

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    歴史学者として活躍する著者が、江戸幕府で作り上げた平和の仕組みがどのように崩壊していったかを紹介した一冊。
    前著「徳川家康 弱者の戦略」の続編として位置付けられているものです。
    戦国時代を終わらせ、平和な時代を築くために徳川家康公は様々な仕組みを作りました。それが時代の変化に対応できず、どのように崩壊していったかが非常に分かりやすく描かれています。一方で、この平和の時代が長く続いたことで、近代になってからも、国民に影響を与えたことも多くあります。
    これらを学ぶことで、多くのことを今後に活かすことができます。これこそが歴史を学ぶ醍醐味であると改めて認識することができました。

    ▼歴史と我々が地続

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    2024年01月01日
  • 日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで

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     エッセイ風に、実際の古文書研究から得た知識を端緒に、各章ごとに説明してくれているのでとても分かりやすく読むことができました。
     史学に留まらず、他学問の様々な見地から古文書を読み解くことで現代に活かせる知恵を得ることができることを知り、古文書に触れてみたくもなりました。
     ただ、専門的用語も著書には出てくるので、若干理解しながら読むには時間を要しました。

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    2023年12月18日
  • 徳川家康 弱者の戦略

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    ネタバレ

    <目次>
    ①はじめにー家康はどうしたのか!
    弱小大名が生き延びて天下をとった弱者の戦略
    ②第1章 「境目の土地」三河という運命
    徳阿弥の素性を鑑みるに、家康も熊野比丘尼と
    同様に情報・諜報を駆使する能力を有していた
    ③第2章 信長から学んだ「力の支配」とその限界
    絶大な力なき自分を強くする「武威」を上手く
    喧伝する諜報能力の高さが信長の弱さを見抜く
    ④第3章 最強の敵・信玄がもたらした「共進化」
    信玄の強さの秘密「物見・透破・築城」を取り
    入れ(滅亡後に家臣団採用)家康は強くなった
    ⑤第4章 二つの滅亡 長篠の合戦と本能寺の変
    長篠は勝頼の猪突猛進じゃなくて戦略的に背後
    を突いて、突進せざるを

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    2023年12月17日
  • 徳川家康 弱者の戦略

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    一部重複する記載が多いのが気になるが
    家康がどのように天下人になったのか
    武威を示す大切さ

    だが家康が天下人になれたのは運がかなり大きいのでは?と思う

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    2023年12月12日
  • 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊

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    いつもながら磯田氏の上梓作は読みやすいのに内容が深い。原資料にあたっているので説得力もある。今回は四章までは目新しさはそこまでないが、五章の『家康から考える「日本人というもの」』は面白い考察だった。

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    2023年12月04日
  • 武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新―

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    この古文書の発見は確かに画期的で、近世武士の生活が解り、その後の時代物文学やドラマに影響を与えたのだろう

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    2023年11月22日
  • 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊

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    さすが磯田さん。わかりやすく読みやすい。家康が築き上げた江戸幕府は内部変革や社会変化により崩れやすくなってしまったのがよくわかりました。我々が学ぶべきことも多いと感じました。また、現代社会の中に残る世襲などの感覚がこの頃から続いていたとは。関ケ原合戦直前における島津家の対応を誤らなければ、薩摩による倒幕はなかったかも?

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    2023年11月20日
  • 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊

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    やっぱり面白い磯田先生の本

    参考図書が文中にびっしり
    組み込まれており
    読み込んで読み込んでの
    データー出力文書で
    素人でも分かりやすく
    イメージしやすくなってるのが
    流石だなぁと思う

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    2023年11月18日
  • 日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで

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    古文書オタクの著書が、骨董屋から掘り出した古文書からニッチな情報を掘り起こし、歴史のリアルを伝えてくれる。
    こういうものの積み重ねも、学術的に重要だと改めて感じさせる。

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    2023年10月29日
  • 徳川家康 弱者の戦略

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    ネタバレ

    良書。
    磯田道史さんに外れはない、期待通り。史実、史実じゃない、疑わしいけど参考になる、区別して説明。
    家康、信玄、信長の分析が素晴らしい。

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    2023年09月23日