磯田道史のレビュー一覧

  • 磯田道史と日本史を語ろう

    Posted by ブクログ

    磯田さんが様々な分野の人と対話し、多岐に渡る話を展開されている。半藤一利さんとのリーダー論、篠田謙一さん・斎藤成也さんとの日本人のルーツ、酒井シヅさんとの戦国武将の養成訓など、鋭い視点、思わぬ方向性の話、また色々な人に触れ、対話本の面白さを知った。

    0
    2024年06月24日
  • 日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで

    Posted by ブクログ

    歴史エッセイ集。戦国の怪物たち、江戸の殿様・庶民・猫、幕末維新の光と影、疫病と災害の歴史に学ぶ、の四部構成で、それぞれに古文書研究をベースとした小話が散りばめられている。

    なによりも良かったのは一話、3-4ページ。すぐに完結するので、通勤その他の隙間時間の教養本として極めて優秀で内容も面白い。この時代、まだまだこれだけの古文書が古本屋から出てくることにびっくり。個人的には江戸の庶民の名物好き嫌いや、風俗遊びの書付けが往時の人の息遣いが聞こえて来るようで最も楽しかった。

    歴史を深く学ぶというよりも、いろんな時代、いろんなジャンルの雑学をちょこちょこ得られて持ち運びも容易な200ページ強のお手

    0
    2024年06月09日
  • 磯田道史と日本史を語ろう

    Posted by ブクログ

    歴史学者の磯田道史さんと各界著名人の対談集。12の対談がおさめられているが、雑誌掲載の古いものは2008年。最新のものは2023年。堺屋太一や半藤一利といった故人となった人との対談は、今となっては貴重。
    2013年掲載の『日本人の起源』についての遺伝学者たちとの対談は、その後の技術革新のスピードがとてつもなく速く、脚注で最新情報が付されているのがありがたい。
    掲載雑誌の持つカラーや対談相手の選定、対談テーマの設定なども様々なので、内容は玉石混交。相手の立場•立ち位置もあるだろうし。
    どれも面白かったが、半藤一利はやはり別格。双方の言説が本当に深い。女優の杏はこの時24歳。歴史好き•読書好きらし

    0
    2024年06月01日
  • 徳川家康 弱者の戦略

    Posted by ブクログ

    著者の大胆な仮説がダイナミックにわかりやすく描かれていて面白かった。
    織田徳川同盟が棲み分けを本質とすることや、信玄との戦いではいざという時に戦うリーダーであることを示す決断をしたこと、武田勝頼との戦いで、強者の得意パターンを敢えて現出させて誘い出しつつ鉄砲と高性能な弾薬と柵による横一線の防御陣地という罠を設けたこと、武田の家臣団や軍制を積極的に取り入れることで強力になったことなど、家康の戦略の勘所がよく伝わってきた。
    長篠後の武田の諜報と調略が信康殺害や、本能寺まで誘発した可能性(武田と繋がっていた光秀が天目山の後に織田に従属した穴山梅雪から信長に情報が漏れることを警戒して潰される前に謀反を

    0
    2024年05月19日
  • 磯田道史と日本史を語ろう

    Posted by ブクログ

    私一人ではわからない日本史のその奥へ
    堺屋太一:信長は銭で集めた流れ者の集団をひきいて、信行陣営に戦いを仕掛けていくのです
    浅田次郎:結局新選組と言うのは、コンプレックスの塊なんですよ
    養老孟司:都会の人間は、全員、田舎に参勤交代しろと主張しています

    0
    2024年05月19日
  • 日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで

    Posted by ブクログ

    磯田氏の著作はいつ読んでも面白い。今回は小噺集のような短いものの寄せ集めだが、それに似合う猫の話が一番面白かった。文献を読み解いた情報なので精度が高く誠に興味深い。政治や権威の話より経済や市井の話の方が数倍面白い。疾病の話も面白かったので「感染症の日本史」も読んでみたい。

    0
    2024年04月19日
  • 日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで

    Posted by ブクログ

    著書の磯田氏は、武士の家計簿から一躍歴史家として名を上げたが、無類の古文書好きと人柄がわかる内容となっている。

    0
    2024年04月14日
  • 感染症の日本史

    Posted by ブクログ

    日本の歴史において感染症がどのような影響をもたらしたのか、考えたことなかったことに気づき、何らかの気づきを得ることを期待して、本書を手にした。

    本書では、江戸時代以降(特にスペイン風邪)が日本社会に与えた影響を、統計的な観点と患者史の観点から、探る。

    「感染症の歴史」と聞くと、感染症がどのように当地に至り、流行し、収束したかという一点のみが取り出されてしまう場合が多い。だが、感染症が流行していても、当時の人々の生活、政治はその期間も続いていること。そして、感染症の流行そのもののみならず、感染症が世の中を大きく動かす原動力になり、為政者が成す感染症対策もそれらに大きな影響を受けていること。以

    0
    2024年04月09日
  • 磯田道史と日本史を語ろう

    Posted by ブクログ

    日本史を語らせたら今は、この人!目からウロコの歴史談議。阿川佐和子さんとの語り、堺屋太一さん、本郷和人さんとの信長論等もイイが、やはり、半藤一利氏とのからみが一番。勉強になりました。

    0
    2024年04月04日
  • 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    良い。
    知らなかった幕末の事、江戸時代の事がわかった。
    家康の築いた事を続けていたら、もっと徳川幕府は続いていただろう。日本にとって良いこととは限らないが。

    0
    2024年03月30日
  • 無私の日本人

    Posted by ブクログ

    自分の利益のためではなく、純粋に人のために人生を生きた江戸時代の三人のお話。

    伝わった古文書や資料を探し紐解き、こうして伝えてくださる磯田さんに感謝。
    おかげで三人の立派な生き方を知ることができました。

    穀田屋十三朗さんのご子孫は今でも「先祖が偉いことをしたなどというてはならぬと言われてきた」とおっしゃり、その心を受け継いでおられ、そのことにもとても心打たれます。
    宮城県の吉岡宿に行ってみたい。

    日本の歴史の中にはこうした無私の日本人がきっとたくさんいて、今の日本が作られているのだろうな。
    そしてきっと今もいる立派な無私の日本人たちが次の日本を作っていくことでしょう。

    0
    2024年03月10日
  • 日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで

    Posted by ブクログ

    「古文書には不思議な力がある。人の美しい思想が、そこに宿っていると、古文書に現世の人間が動かされ、操られるように、何かが起きる。だから、私は、この仕事がやめられない。」

    私には古文書を発見する力も、読み解く力もないから、こうして磯田さんが発見してくださったことを読めることをとても楽しみにしています。
    磯田さんの歴史愛あふれる文章も楽しい。
    古い日記や記録から読み取れる人間味あふれるエピソード、忍者子孫たちとの交流、映画「殿、利息でござる!」の裏話などあらゆる角度から「へえ〜!」と思えることがいっぱい。

    古文書から読み解ける現代にも続く教えや文化的財産。そして未来へ役立てること。
    やっぱり歴

    0
    2024年03月10日
  • 日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで

    Posted by ブクログ

    磯田先生はハズさない!
    学者で古文書を読み込んで引用しているから、作家のフィクションは入らないから…正に暴くだ!

    ネタのチョイスが時流に沿ってるのが磯田先生の魅力なんだろなと思う

    この本で得た事は、公家の価値かもしれない
    これまで、謎というか奇妙な存在だったけど
    多くの日記を残してくれたから、今、当時の出来事を推しはかる事が出来る

    古本屋の怪しさ と 磯田先生の逆説を唱える人はいないのか?はたまに思うけど

    0
    2024年03月04日
  • 磯田道史と日本史を語ろう

    Posted by ブクログ

    歴史がテーマの対談集 歴史をテーマにした対談集。サクサク読める。過去に雑誌に掲載されたものを集めたようだ。

    0
    2026年01月01日
  • 歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ

    Posted by ブクログ

    磯田さんの読売新聞に連載しているコラムをまとめた本ですが、どういうわけか続刊、第3巻のほうを先に読んで最初に出版されたこれが一番最後になりました。そんな順番で読んだせいか、磯田先生も昔は若かったんやねぇというのが最初の感想だったり。最近のコラムよりも青年将校のような血気を文章から感じます。
    それにしても正論で奥様を泣かしてしまったあたりは映像が浮かんできて磯田先生らしいなと笑ってしまいました。

    0
    2024年02月28日
  • 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊

    Posted by ブクログ

    家康、興味深い人物です。
    あんまり好きじゃないけれど。
    お勉強大好きで、歴史からもしっかり学んで、なおかつ信長や秀吉のこともしっかり観察してて…。
    面白みのない優等生?
    なおかつ、今の日本人の考え方は江戸時代にけっこう構築されているんですよね。
    と、悪口ばかりですが、悪口言えるほどしっかり家康さんのことを私は観ています!

    0
    2024年02月03日
  • 日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで

    Posted by ブクログ

    日本史の教科書にはあまり出てこないようなマニアックな話が中心。

    だが古文書の解読から精巧な考察がなされており、面白い。文章も読みやすい。

    0
    2024年02月03日
  • 天災から日本史を読みなおす 先人に学ぶ防災

    Posted by ブクログ

    日本史に関わってくる天災についての本。当たり前の話だが、日本が地震大国と言うのは大昔からなのだと改めて実感する。その時々の経験や知恵が生かされ、また別の分野にも影響を与え次の代へと繋いでゆく。それらが後の天災への対応に役立った例も多々ある。つくづく歴史というものは馬鹿にできない。
    それを残すために必要なものは何か、地縁なのである。今回の金沢地震で強制移住の話が議論されてきた時期があったが、そんな事をしてしまえは過去からの繋がりをみすみす絶ってしまい取り返しのつかないことになる可能性もある。
    歴史とは何か、歴史について考えるとはどういうことか、机上で唸るだけでなくフィールドワークも大事であると実

    0
    2024年01月27日
  • 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊

    Posted by ブクログ

    徳川の世がなぜ滅んだかがよくわかる名著。筆者の言う自分が大事とする軸をもつこと、歴史を考える上で「未来の子どもたちの幸せ」に価値を置く観点が大切という考え方に大変共感できる。家康が作った良い方の遺産、正直さや勤勉さ、礼儀正しさ、好奇心の強さ、学びへの熱意、遊ぶ才能など江戸人の持っていた美徳を失わないほうが未来にとって大切である。

    0
    2024年01月06日
  • 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊

    Posted by ブクログ

    歴史学者として活躍する著者が、江戸幕府で作り上げた平和の仕組みがどのように崩壊していったかを紹介した一冊。
    前著「徳川家康 弱者の戦略」の続編として位置付けられているものです。
    戦国時代を終わらせ、平和な時代を築くために徳川家康公は様々な仕組みを作りました。それが時代の変化に対応できず、どのように崩壊していったかが非常に分かりやすく描かれています。一方で、この平和の時代が長く続いたことで、近代になってからも、国民に影響を与えたことも多くあります。
    これらを学ぶことで、多くのことを今後に活かすことができます。これこそが歴史を学ぶ醍醐味であると改めて認識することができました。

    ▼歴史と我々が地続

    0
    2024年01月01日